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モナリザのモデルの遺骨か、伊研究チームがフィレンツェ修道院跡で発掘

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モナリザのモデルの遺骨か、伊研究チームがフィレンツェ修道院跡で発掘

名画「モナリザ」のモデルとされる女性のものの可能性がある遺骨が見つかった発掘現場=24日、イタリア・フィレンツェ(AP=共同)

 イタリアの研究チームは、同国中部フィレンツェで過去に発見した人骨の一部が巨匠レオナルド・ダビンチ(1452~1519年)の名画「モナリザ」のモデルとされるリザ・デル・ジョコンドの遺骨の可能性があると発表した。ANSA通信などが25日までに報じた。

 ただ、骨の損傷が激しいためDNA鑑定による最終確認は困難とみられ、専門家の間では「証明が難しく、断定はできない」と信ぴょう性を疑う声もある。

 研究チームはリザの遺骨がフィレンツェの修道院だった建物の地下に埋葬されていると結論付け、2011年に発掘を開始。これまでにリザの可能性があるものを含め、数体の人骨を発見した。

 放射性炭素による年代測定の技術を用いて分析した結果、一部はモナリザが描かれた時代のものと判明したため、チームはリザにほぼ間違いないとしている。(共同)

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