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【引退会見一問一答】涙の阪神・関本、代打の切り札に「恐怖心。出番こないのが一番いい」

【引退会見一問一答】

涙の阪神・関本、代打の切り札に「恐怖心。出番こないのが一番いい」

引退会見で涙ぐむ阪神・関本=球団事務所(撮影・白鳥恵)

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 --バットを短く持ったり、工夫が多かった

 「入団するときには、2000本(安打)打ちたいとか、本塁打王を取りたいという夢も抱きましたけど、入ったら通用しなくて、方向転換しないとって気がつけたから19年間できたと思います」

 --最近は代打の切り札として活躍していた

 「本心を言うと『すんなり試合が終わってくれたらいいのに』と思っていたのが本心です。自分で試合を決めて勝つことも醍醐味だけど、恐怖心もあって。出番がこないのが一番いいなと思っていました」

 --その恐怖心をどうやって乗り越えていた

 「瞬間的にスイッチが入って、ネクストにいるときから声援が聞こえないくらい集中していたし、それが力になっていました。そういう場面で打つと、一塁ベースを踏んだ後くらいに歓声が聞こえてきて、毎回、鳥肌の立つような声援をもらいました」

 --打席に立つと関本コールで迎えられる

 「ここ数年…。(言葉をつまらせて涙をこらえて)ここ数年、引退を考えるようになってからは…。ファンの声援がなくなったら辞めようと思っていたけど。最後まで大きな声援をいただいて、本当に感謝しています」

 --後輩たちへのメッセージは

 「ここ何年かは、優勝争いをして優勝できないという流れになっているので。優勝争いをしたら必ず優勝するような強いチームになってほしいです」

 --野球が好きなのは変わらないか

 「大好きです!」

 --19年間という数字は

 「自分のポテンシャルからしたら、よくやったなと褒めてあげたいです」

 --印象に残っているプレーやシーンは

 「初打席で、奈良県の先輩の三浦さん(当時・横浜)から三振したことかな。(2軍で)下積みが長くて、ある程度は自信を持って1軍に上がったんだけど、一線級の投手の球を見て、また力の差を感じさせられたことが、印象に残っています」

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