元活動家の男性を監禁したなどの疑いで、警視庁公安部は過激派・中核派活動家の男2人を逮捕した。
逮捕されたのは、中核派活動家の古郡 陸(ふるこおり・ひとし)容疑者(32)と、石田真弓容疑者(28)で、2015年5月、中核派の拠点「前進社(ぜんしんしゃ)」で、元活動家の男性(20代)を監禁し、屋上付近から転落させた監禁致傷の疑いが持たれている。
男性は、組織の情報を警察などに漏らしたと疑われ、車で連れ去られ、5日間監禁されたうえ、自己批判を迫られていたということで、5階の屋上から、雨どいを伝って逃げようとした際、誤って転落し、一時意識不明の重体になっていた。
公安部は、ほかにも監禁に関与した人物がいるとみて調べている。