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世界初4Kディスプレイ搭載「Xperia Z5 Premium SO-03H」

 NTTドコモの「Xperia Z5 Premium SO-03H」は、世界初という4K(3840×2160ドット)で5.5インチの液晶ディスプレイを搭載するAndroidスマートフォン。11月下旬に発売される予定。ボディカラーはChrome、Blackの2色。

「Xperia Z5 Premium SO-03H」

 「Xperia Z5 Premium SO-03H」は、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン。9月2日に海外で発表されていたモデルで、ドコモ向けにはChrome、Blackの2色が投入される。デザイン面では鏡面仕上が特徴で、Blackはピアノのような、Chromeは鏡のような仕上げになっている。左側面のフレームに「XPERIA」のロゴが刻印されるのも特徴。新たに右側面の電源ボタンが指紋認証に対応している。

 5.5インチで3840×2160ドットという4K液晶ディスプレイを搭載。「dTV」(一部コンテンツが新たに4Kに対応)などをそのまま表示できるほか、YouTubeなどはアップスケーリング処理で表示できる。

 搭載するカメラで撮影した4K映像をそのまま再生・表示可能。4K動画から800万画素の写真を切り出す撮り逃し機能も搭載する。

 「Xperia Z5」シリーズ共通の機能として、メインカメラは新開発の2300万画素CMOSセンサーを採用。従来モデル(Xperia Z4)から1mm広角になった、24mmの広角レンズ(35mm判換算)を搭載する。オートフォーカスはコントラスト検出と位相差検出を組み合わせた方式を採用し、世界最速を謳う最速0.03秒を実現する。

 メインカメラの超解像ズームは従来モデルの3倍から5倍に対応、「プレミアムおまかせオート」は明るさと色合いを任意に調整できる機能が追加されている。手ぶれ補正では、自転車やドローンに装着した際の動きにも対応した。

 ハイレゾオーディオの再生に対応。ソニー製のイヤホン「MDR-NC750」を装着すれば、ハイレゾ再生とデジタルノイズキャンセリング機能を両立させて利用できる。従来同様に、ノイズキャンセリングイヤホンに搭載された左右のマイクでバイノーラル録音も行える。

 側面の電源ボタンは、ボタンの周囲を凹形状とすることで指先を誘導しやすいデザイン。指紋認証では最大5パターンまでの指紋を登録できる。

 従来モデル同様にディスプレイは水滴がついても誤作動が起こりにくい仕様で、USB端子はキャップレス防水。文字が大きく操作のしやすさに配慮したホーム画面も搭載する。日本語入力のPOBoxは6種類の日本語フォントを設定できる。

「Xperia Z5 Premium SO-03H」 Chrome
Black

主な仕様

 液晶ディスプレイは5.5インチ、3840×2160ドットのトリルミナスディスプレイ。チップセットは「MSM8994」で、2GHzのクアッドコアと1.5GHzのクアッドコアからなるオクタコア。メモリー(RAM)は3GB、ストレージは32GB。メインカメラは2300万画素、インカメラは510万画素。Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/acで、GPS、Bluetooth 4.1に対応する。最大200GBまでのmicroSDXCカードに対応する。

 通信速度はPremium 4Gとして、理論値で下り最大225Mbps、上り50Mbpsに対応。LTEはドコモの5バンド(2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz/700MHz)に、3Gは3バンド(2GHz/800MHz/新800MHz)に対応する。国際ローミングはLTE、3G、GSM、TD-LTEをサポートする。

 VoLTE(海外対応)、指紋認証、防水・防塵、おサイフケータイ/NFCをサポート。パッケージ同梱のアンテナでワンセグ・フルセグ、NOTTVを視聴できる。フロントにデュアルスピーカーを搭載する。

 OSはAndroid 5.1。バッテリー容量は3430mAhで、取り外しはできない。ドコモの「ACアダプタ 05」などによる急速充電に対応。大きさは154×76×7.8mmで、重さは181g。ボディカラーはChrome、Blackの2色で、海外市場向けに発表されているGoldはラインナップされない。

(太田 亮三)