
photo by ERIO
最近は、ガラケーのことをフィーチャーフォンとか言うらしいですね。
先日、妻のガラケーが壊れてしまったので、代わりのものを買いに行きました。
私は、
MNPを薦めたのですが、キャリアのメールアドレスが変わるのが嫌ということで、引き続き
auを使うしかないということになりました。
機種代が分割で月々いくらという表示になっているんてすが、月800円でもが24ヶ月はらうとなると、合計するとおよそ2万円くらい。
これまで、新機種じゃなければ機種代はただという感覚だったので、これは高すぎる…
しょうがなく、中古の携帯を探すことにしたのですが、これがなかなか数が少ないんです。
事前にネットでも調べた上で
秋葉原に買いに行ったんですけど、
秋葉原でも中古の
ガラケーを取り扱っている店はかなり少ないです。
しかも、実際に店舗に行ってみると、店頭に置いてあるのはほとんど
スマホです。
唯一、
ガラケーの在庫が充実しているなと思ったのが、R-mobileというお店でした。ここは、どのキャリア、メーカーのものでもそれなりに品数がそろってる感じでした。
それでも過去の全機種あるというわけではないので、メーカー、機種の色、状態などから、一番希望に合致するもので妥協するという感じでした。
無事に、
東芝製の3,000円弱の端末を購入して、
auで機種変の手続きを済ませました。
家に帰ってから、
ガラケーの市場ってどんな感じになってるのか調べてみたんですが、
やっぱり、統計データを見てみると、
ガラケーの契約数は減る一方ですね。
2011年頃まで圧倒的に
ガラケー優勢だったのが、契約者数もついに
スマホと半々になってしまってますね。
2011年というと、
iPhone4sの発売された年ですね。確かに、このころから
スマホに変える人が増えたような気がします。
このころ、「スマケー」という謎の
スマホまで登場しました。
これは私の憶測ですが、携帯キャリアがこれほどまでに
スマホをプッシュしたのは、
ガラケーと
スマホの使用料金の違いが大きいと思います。
こちらもMN総研のデータですが、
スマホ利用者の平均月額利用料金は6,500円程度なのに対して、
ガラケーは3,000円弱で、倍以上の差となっています。
スマホも
ガラケーも、いったん通信設備を作ってしまえば、キャリア側が負担するコストは契約者が増えようとあまり変わらないので、当然単価の高い方が増えた方が得をします。
契約者数が同じだとしても、
スマホの割合が高ければ高いほどキャリアの利益は大きくなるというわけです。
ほとんどの日本人に携帯が行き渡った今、契約数を増やすのには限界がありますので、売上を伸ばすためには、一人当たりの利用料金が増やす必要がありますからね。
ガラケーじゃなければ嫌だ、という方も一定程度存在しますし、
ガラケーのほうが圧倒的にお財布にやさしいので、これから先、
スマホから
ガラケーに戻す人もかなり出てくるんじゃないかと思います。
最近、SIMフリー
ガラケーというのが、販売されて即完売だったそうで、こういうのも、今後いろんなメーカーから発売されそうですね。
また、2014年には
スマートフォンの出荷台数が減少した一方で、
ガラケーの出荷台数が増加したというデータもあります。
そうなると、2014年を境に、
ガラケーから
スマホへのシフトの動きはストップして、というか、今後は
ガラケー回帰やMVNOへの移行の動きが強くなってきそうな気がします。
そうなると、苦しいのは通信キャリアですね。契約者数が変動しなくても、単価の高い
スマホユーザーの割合が減って、単価の低い
ガラケーユーザの割合が増えると、全体の売上は減少してしまいますからね。
今後は、国内の通信
事業だけで売上を伸ばすのは難しくなりそうです。
softbankがSprintを買収したように、ドコモや
KDDIも海外進出や他業種への参入を始めたりするんじゃないでしょうか。