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日歯連 前会長らを逮捕 政治資金規正法違反の疑い
9月30日 11時49分

日歯連 前会長らを逮捕 政治資金規正法違反の疑い
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日歯連=日本歯科医師連盟の政治資金を巡る事件で、東京地検特捜部は日歯連の前会長らが参議院議員の後援活動を行う政治団体に寄付した際、法律の上限を超えないかたちを装って収支報告書にうその記載をしたとして、政治資金規正法違反の疑いで前会長や前の会計責任者ら3人を逮捕しました。
逮捕されたのは日歯連の前会長の高木幹正容疑者(70)と元会長の堤直文容疑者(73)、それに当時の会計責任者だった村田憙信容疑者(70)の合わせて3人です。
東京地検特捜部の調べによりますと、日歯連は5年前とおととし、民主党の西村まさみ参議院議員と、自民党の石井みどり参議院議員の後援活動を行う日歯連関連の政治団体にそれぞれ寄付していましたが、高木前会長らはその際、法律の上限を超えないかたちを装って、収支報告書にうその記載をしたとして、政治資金規正法違反の疑いが持たれています。
関係者によりますと、日歯連は5年前、西村議員を後援する団体に1億円をおととし、石井議員を後援する団体に9500万円をそれぞれ寄付していましたが、高木前会長らは政治団体間の寄付の上限が法律で年間5000万円と定められているため、寄付の一部について別の政治団体や政党支部を経由して寄付したように装っていた疑いがあるということです。
特捜部は、ことし4月に日歯連の本部を捜索するなどして捜査を進めてきました。高木前会長はこれまでの記者会見などで「それぞれの団体は独立した政治団体で法律の制限の範囲内にある合法的な処理で形式的にも実質的にも合法だ」と説明するなど、関係者によりますと、3人はいずれも任意の事情聴取に対し、容疑を否認しているということです。
特捜部は今回の資金の流れを調べるとともに、これらの資金は選挙に立候補する議員の支援に使われたということで、使途などについて解明を進めるものとみられます。
日歯連を巡っては11年前にも政治資金を巡る不正が明らかになり、当時の会長らが有罪判決を受けました。

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