FIFA会長選出馬の鄭夢準氏 非常対策機構の設立を提案

【ソウル聯合ニュース】国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選に出馬するFIFA元副会長の鄭夢準(チョン・モンジュン)氏は29日に報道資料を出し、FIFA非常対策機構の設立を検討する必要があるとの見解を示した。

 鄭氏はFIFAのジェローム・バルク事務総長が職務停止状態で、背任と横領の疑いが持たれているブラッター会長もまもなく司法機関やFIFA自らの調査により職務停止になると報道されていることを挙げ、「FIFAは現在、崩壊状態に直面している」と主張。「現在の緊迫した状況を考慮すればFIFAや各大陸の連盟は臨時執行委員会と臨時総会を開催し、非常対策機構の設立を議論する必要がある」と強調した。

 また、「ブラッター会長がスイス検察の捜査を受け、プラティニ欧州サッカー連盟(UEFA)会長までかかわっているという事実に衝撃と共に悲しみを感じる」とした上で、「FIFAの執行委員として仕事をし、ブラッター会長やアベランジェ前会長の不透明で違法なFIFA運営に対し、警告して是正しようと努力してきたが、FIFAの腐敗を防ぐことができなかったことに哀痛を禁じ得ない」とした。

 来年2月の次期会長選には、鄭氏のほか、プラティニ氏やヨルダンのアリ王子らが立候補の意向を表明している。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース