【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は28日午後(日本時間29日未明)、国連本部で開かれた平和維持活動(PKO)に関するハイレベル会合で演説した。国連の平和活動の強化に向けた国際社会の努力に積極的に参加する意向を示した上で、「韓国は紛争地域の再建や人道的活動を支援するため、工兵部隊を追加派遣する」と述べた。
同会合は潘基文(パン・ギムン)国連事務総長とオバマ米大統領が共同主催したもので、約50カ国の首脳が集まり、急変する国際安保環境でのPKO活動をはじめとする国連の平和活動の強化策を協議した。
朴大統領はレバノン、ハイチ、南スーダンなどで展開している韓国の国連平和維持軍の活動に言及し、「国際的に評価を受けており、今後もこうした努力を続けていく」と話した。また、国連の紛争予防と平和構築活動に対する財政的支援を拡大していくと強調。国連の平和活動の企画と対応力は大幅に強化されるべきだと訴えた。
会合にはオバマ大統領や習近平・中国国家主席、安倍晋三首相など主要国の首脳が出席した。