「なんで、自分はこんなにも記憶力がないんだろう…。記憶力のある人がうらやましい…」
「あんなに頑張って勉強したのに、いざ試験になると頭から全部抜けてしまう…」
「もう試験まで時間がない!?! どうしよう!??」
こんな経験、誰でも一度はありますよね。
こういう時って、「某人気漫画の暗記パンがあれば、一夜漬けでも楽々テストを乗り切れるのに」なんて考えてしまうものです。
しかし残念ですが、21世紀にはまだ四次元ポケットを操る猫型ロボットは生まれておらず、秘密道具は来世に期待するしかありません。
でも、今世を諦めるのはまだ早い。
実はちょっとした3ステップで、ごく普通のパンを暗記パンにする事ができるんです。
今日は、そんな話をしていきます。
photo credit: Alex
目次
用意するもの
By: TheCulinaryGeek
①食パン
②暗記したいもの(単語帳・教科書etc…)
③ストップウォッチ
これだけ。
暗記パンを作るコツ
By: liz west
暗記パンをつくるには、3つのレシピを全てこなす必要があります。
1つでも欠けると上手く行かなくなるおそれがあるので、気を付けましょう!
レシピ①:1つの覚えたい単語や事項を、一言にまとめる
まずは、覚えたい単語や事項を一言にまとめます。
例えば、「remember:~を思い出す。~を覚えている」という英単語を覚えたい時は
「remember思い出す覚えてる」
としてまとめます。
感覚としては「リメンバーオモイダスオボエテル」という1つの長い単語だと思って下さい。
解の公式を覚えたい時は
「煮え分マイなすびプラマイルートB次女引くよA氏」
「1639年の鎖国開始(清、オランダとのみ長崎で貿易)」を覚えたい時は
「オラしんのすけ、鎖国登録サンキュー!!」
(オラ=オランダ。しん=清。とうろくさんきゅう=1639)
としてまとめます。要するに、ごろ合わせですね。
検索すればごろ合わせは沢山出てくるので、自分が覚えたい事を付け加えて一言にまとめてみましょう!
レシピ②:まとめた一言を33秒間、できるだけ速く何度も唱える
By: Steve Snodgrass
ここ、すっっっごい重要です。
先ほど一言にまとめた言葉(例:リメンバーオモイダスオボエテル)を、
目を閉じながら、キチンと発音しつつも出来るだけ速く何度も唱えます。
もっっのすごく速くです。もう単語を限界まで圧縮する感じ。
始めの「リ」から最後の「ル」まで1秒以内に唱えられるようにするのを最終目標にしてください。
「煮え分マイなすびプラマイルートB次女引くよA氏」のように長い言葉の場合は、
2秒が最終目標です。
早すぎて綺麗に発音できていないようでは意味がないので、
慣れていない内は3秒以内に唱えるのを目標にし、徐々に唱えるのを早くしていきましょう。
ストップウォッチを使って33秒間、これをひたすら何度も唱え続けます。
33秒の理由は「耳(33)にタコができる」から来ています。
感覚的にもこれくらいが一番いい感じです。絶対に33秒間、絶えず唱え続けてください。
※外でやると周りから変な人だと思われるので、家の中でやってくださいね。
レシピ③:食パンを美味しく頂く
パンうめえ
よく噛みしめながら、3噛みにつき1回くらいのペースで先ほど圧縮した単語を頭の中で唱えましょう。
リズムをとりながら唱えると、うまくいきます。
まとめ
By: Donnie Ray Jones
この暗記法を初めてやる時はパンがあった方が上手く行きやすいので、絶対にパンを使ってください。
「噛む」という行為が脳を刺激するため、とっても重要なんです。
実際、高2まで地歴では赤点の常習犯だったボクでも、この方法を編み出してからは、80点・90点以上が当たり前になっていました。
絶望的に苦手な暗記科目や英語を克服できたおかげで、高3の時には全国模試で東大・京大A判定を出せるまでに。
この方法を編み出せなかったら、きっと第一志望の大学にも行けなかったと思います。
覚えたい事を一言にまとめて圧縮し、目を閉じながら33秒間ひたすら唱え続ける。
次は、頭の中で唱えながら、ひたすらパンを噛む。
この作業が、驚くほど暗記に有効です。
さぁ、試験までもう時間はありません。
「ホントに?」と思う前に、ぜひ一度試してみてください。
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