韓国に建設された発電所の総発電容量は80 GW(ギガワット)水準だが、中国は毎年新たに建設する発電所の発電容量だけで60-70GWに達する。全世界で発表される有機ELに関する論文の著者は大半が中国系で、中国から発表される論文の件数も韓国の10倍以上だ。
李正東(イ・ジョンドン)教授(産業工学)は「産業先進国が100年かけて積み上げた技術を、中国は10年で10倍多くの研究を進めるやり方で猛追している。すでに海洋プラント、自動車、家電、携帯電話などほぼ全ての産業分野で中国が世界初のモデルを提示する段階に達している」と説明した。
また、イ・ジョンホ教授(電気情報工学)は「韓国の半導体産業は、早ければ7-8年後に中国(の技術向上)により危機に直面する」と予測し、イ・チャンヒ教授(同)は「すでにテレビ分野では中国が脅威になっており、パネル分野も5年以内に追いつかれるかもしれない」と警告した。中国が独自に作成した設計図を基に韓国が製品を作り、再び中国に納品するような状況が、遠からず現実のものになる可能性があるということだ。
ソウル大工学部のイ・ゴンウ学長は「韓国は先進国が確立した中核技術をすばやく模倣・改良して生産するのは得意だが、概念を新たにつくり最初の設計図を描くスキルは非常に不足している」と指摘。「長年の経験を持つ先進国、巨大な内需市場を舞台に短期間で経験を積み他国を追い上げる中国と張り合うには、企業・政府・大学がベンチマーキングを脱却し、創造的な経験と知識を積むためのシステムと風潮をつくっていく必要がある」と指摘した。