【コラム】韓国企業が経済危機の勝者になるには

 それから7年が過ぎた。確かに、韓国はいくつかの「勲章」を手に入れた。大幅に増えた外貨準備高、上昇した格付け、最小限にとどまった資産市場バブル…。しかし、それでも残念だ。「危機説」というわなにもがき苦しみ、本当の危機に陥りそうになった。外国の経済をまねようといった「経済モデル」論争が日常化するなか、企業は萎縮し、投資の代わりに安全な道を選び、新たな戦略産業を探し出せないまま青年失業率の上昇や二極化を招いた。

 米国は先日、利上げを見送った。これは、米国だけ景気が良くても世界経済の回復は難しいという点を認めたということ、そして中国の成長率鈍化の波紋が小さくないことを示している。米国が利上げに踏み切れば投資資金が新興国から米国に流れ込み、複数の国に通貨危機が訪れるという「危機説」のシナリオはやや先送りされたが、逆に世界経済がこの先、経験したことのない局面を迎えるというシグナルでもある。そしてやはり新たな局面で勝者が誕生するだろう。

 先行きの見えない状況に注意しろという言葉もあるだろう。だが、今から危機説に萎縮していてはいけない。積極的に投資し、チャレンジしなければ、新たなチャンスをつかむこともできない。危機は来るかもしれない。だが、チャンスと一緒に来るだろう。そのときには、韓国も勝者になろう。この局面を過ぎた後に誰かが書くコラムには「残念だ」という言葉が入らなければいいと思う。

チェ・フプ朝鮮経済iウィビ経営研究所長
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