[ベルリン 29日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>は29日、違法な排ガス制御ソフトウェアを搭載したディーゼル車について、最大1100万台を修理する計画を明らかにし、「VW」ブランドの立て直しを目指す方針を表明した。
ミュラー新最高経営責任者(CEO)は、数日中に対象となる顧客に通知するとしている。
アナリストによると、修理コストは65億ドルを超える可能性がある。
この問題を受け、米議員らはVWに対し、不正ソフトの開発に関する記録など関連文書の提出を求めた。
VWは米国での排ガス規制試験における不正を認めており、ドイツの運輸相は同社が欧州でも同様の不正操作を行ったとしている。
同社は、修理によってどのように対象車を規制に準拠させるのかや対象車の性能への影響について明らかにしていないが、独連邦自動車庁(KBA)に来月、詳細を提出するという。
KBAは計画の提出期限を10月7日に設定している。
ドイツのガブリエル経済相は29日、VWが迅速かつ徹底的に排ガス不正操作問題に対処すれば、ドイツ経済に悪影響をもたらすことはないとの見解を示した。
ミュラーCEOは、コスト高と利益率低迷に苦しむ中核事業「VW」部門について、高級車ブランドの「アウディ」や「ポルシェ」のように独立性を高める方針を示した。
欧州委員会は29日、VWの排ガス不正問題に絡み、欧州における新型車認証制度を見直す素案に関して年内にまとめると明らかにした。
FOLLOW US