ブラックバス:無許可飼育、釣りガイド会社経営者を逮捕
毎日新聞 2015年09月29日 20時54分
特定外来生物に指定されている魚、ブラックバスとブルーギルを無許可で飼育したとして、滋賀県警大津署などは29日、京都市下京区の釣りガイド会社経営、浅野大和容疑者(41)を特定外来生物被害防止法違反容疑で逮捕した。「誰が育てていたのか知らない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は29日、大津市下阪本1のホテル内の屋外プールで、ブラックバス18匹とブルーギル8匹を無許可で飼育したとしている。
大津署やホテルによると、プールは縦15メートル、幅10メートルで深さは50〜150センチ。現在は夏も含め遊泳用には使用せず、防火用に水をためていた。外部から自由に出入りできる状態で、近隣住民などからの通報で発覚したが、ホテル側は「外来魚がいるとは知らなかった」と話している。
大津署によると、浅野容疑者は琵琶湖などでバス釣りのガイドをしており、客に釣らせるために飼育していた可能性があるとみて調べている。浅野容疑者は釣ったブラックバスの再放流禁止に反対する活動でも知られている。【田中将隆】