テキスト ファイルをインポートまたはエクスポートする

Microsoft Office Excel を使用してテキスト ファイルからデータをインポートする方法には、Excel でテキスト ファイルを開く方法と、テキスト ファイルを外部データ範囲としてインポートする方法の 2 つがあります。Excel からテキスト ファイルにデータをエクスポートするには、[名前を付けて保存] コマンドを使用します。

よく使用されるテキスト ファイル形式には、次の 2 つがあります。

  • 区切り文字付きテキスト ファイル (.txt)。通常、テキストの各フィールドはタブ文字 (ASCII 文字コード 009) によって区切られます。

  • コンマ区切りテキスト ファイル (.csv)。通常、テキストの各フィールドはコンマ文字 (,) によって区切られます。

区切り文字付きテキスト ファイルおよびコンマ区切りテキスト ファイルの両方で、使用する区切り文字を変更できます。これは、インポート操作またはエクスポート操作が意図したとおりに機能するために必要な場合があります。

注記  

目的に合ったトピックをクリックしてください

Excel でテキスト ファイルを開いてインポートする

テキスト ファイルに接続してインポートする

データを保存してテキスト ファイルにエクスポートする

テキスト ファイルで使用される区切り文字を変更する

すべての .csv テキスト ファイルの区切り文字を変更する

Excel でテキスト ファイルを開いてインポートする

[開く] コマンドを使用すると、別のプログラムで作成したテキスト ファイルを Excel ブックとして開くことができます。Excel でテキスト ファイルを開いても、そのファイルの形式は変更されません。Excel のタイトル バーで、テキスト ファイル名の拡張子 (.txt、.csv など) が変更されていないことを確認できます。

  1. Office ボタンのイメージ(Microsoft Office ボタン) をクリックし、[開く] をクリックします。

    [ファイルを開く] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. Windows Vista を実行しているコンピュータの場合    

    • 一覧で、[テキスト ファイル] をクリックします。

      Microsoft Windows XP を実行しているコンピュータの場合    

    • [ファイルの種類] ボックスの一覧で、[テキスト ファイル] をクリックします。

  3. Windows Vista を実行しているコンピュータの場合    

    • アドレス バーで、目的のテキスト ファイルを見つけてダブルクリックします。

      Microsoft Windows XP を実行しているコンピュータの場合    

    • [ファイルの場所] ボックスの一覧で、目的のテキスト ファイルを見つけてダブルクリックします。

    • ファイルがテキスト ファイル (.txt) の場合、テキスト ファイル ウィザードが開始されます。

      テキスト ファイル ウィザードの手順に従います。テキスト ファイル ウィザードの使用法については、 ボタンの画像 (ヘルプ) をクリックするか、「テキスト ファイル ウィザード」を参照してください。ウィザードの手順が完了したら、[完了] をクリックして、インポート操作を終了します。

    • ファイルが .csv ファイルの場合、Excel によって自動的にテキスト ファイルが開かれ、新しいブックにデータが表示されます。

        Excel で .csv ファイルを開くと、データの各列をインポートする方法を解釈するために、現在の既定のデータ書式が使用されます。列を異なるデータ書式に変換するときに、さらに柔軟な処理を行う場合は、テキスト ファイル ウィザードを使用します。たとえば、.csv ファイルの列のデータ書式が MDY で、Excel の既定のデータ書式が YMD の場合や、先頭にゼロがある数値の列をテキストに変換して、先頭のゼロを維持する場合などです。テキスト ファイル ウィザードを実行するには、ファイルを開く前にファイル名の拡張子を .csv から .txt に変更するか、テキスト ファイルに接続してインポートします

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テキスト ファイルに接続してインポートする

テキスト ファイルのデータを外部データ範囲として既存のワークシートにインポートするには、次の操作を行います。

  1. テキスト ファイルからのデータを配置するセルをクリックします。

  2. [データ] タブの [外部データの取り込み] で [テキスト ファイル] をクリックします。

    [データ] タブの [外部データの取り込み]

  3. Windows Vista を実行しているコンピュータの場合    

    • アドレス バーで、インポートするテキスト ファイルを見つけてダブルクリックします。

      Microsoft Windows XP を実行しているコンピュータの場合    

    • [ファイルの場所] ボックスの一覧で、インポートするテキスト ファイルを見つけてダブルクリックします。

      テキスト ファイル ウィザードの手順に従います。テキスト ファイル ウィザードの使用法については、 ボタンの画像 (ヘルプ) をクリックするか、「テキスト ファイル ウィザード」を参照してください。ウィザードの手順が完了したら、[完了] をクリックして、インポート操作を終了します。

  4. [データのインポート] ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。

    • 必要に応じて [プロパティ] をクリックして、インポートしたデータの更新、書式設定、およびレイアウトのオプション設定を行います。

    • [データを返す先を選択してください。] で、次のいずれかの操作を行います。

      • 選択した場所にデータを返すには、[既存のワークシート] をクリックします。

      • 新しいワークシートの左上隅にデータを返すには、[新規ワークシート] をクリックします。

  5. [OK] をクリックします。

    指定した場所に外部データ範囲が配置されます。

データ列が期待どおりの形式に変換されない場合は、インポート後にデータを変換できます。詳細については、次のヘルプ トピックを参照してください。

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データを保存してテキスト ファイルにエクスポートする

[名前を付けて保存] コマンドを使用すると、Excel ワークシートをテキスト ファイルに変換できます。

  1. Office ボタンのイメージ(Microsoft Office ボタン) をクリックし、[名前を付けて保存] をクリックします。

    [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [ファイルの種類] ボックスの一覧で、このワークシートに対してテキスト ファイル形式を選択します。

    たとえば、[テキスト (タブ区切り) (*.txt)] または [CSV (カンマ区切り) (*.csv)] をクリックします。

      ファイル形式が異なると、サポートされる機能セットも異なります。それぞれのテキスト ファイル形式でサポートされる機能セットの詳細については、「他のファイル形式では保存されない Excel の書式と機能」を参照してください。

  3. Windows Vista を実行しているコンピュータの場合    

    • アドレス バーで、新しいテキスト ファイルを保存する場所を参照し、[保存] をクリックします。

      Microsoft Windows XP を実行しているコンピュータの場合    

    • [保存先] ボックスで、新しいテキスト ファイルを保存する場所を参照し、[保存] をクリックします。

  4. ダイアログ ボックスが表示され、現在のワークシートだけが新しいファイルに保存されることを示すメッセージが表示されます。現在のワークシートがテキスト ファイルとして保存するワークシートであることを確認し、[OK] をクリックします。各ワークシートで同じ操作を繰り返すことにより、他のワークシートを別々のテキスト ファイルとして保存できます。

  5. 別のダイアログ ボックスが表示され、現在のワークシートにはテキスト ファイル形式でサポートされない機能が含まれている可能性があることを示すメッセージが表示されます。ワークシート データを新しいテキスト ファイルに保存することだけが目的であれば、[はい] をクリックします。テキスト ファイル形式でサポートされない Excel の機能について詳しく知る必要がある場合は、[ヘルプ] をクリックして詳細を確認します。

他の形式でファイルを保存する方法の詳細については、「他のファイル形式でブックを保存する」を参照してください。

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テキスト ファイルで使用される区切り文字を変更する

テキスト ファイル ウィザードを使用してテキスト ファイルをインポートする場合、テキスト ファイル ウィザードの手順 2. で、区切り文字付きテキスト ファイルで使用する区切り文字をタブ文字から別の文字に変更できます。この手順では、引用符が連続する場合など、連続した区切り文字の処理方法も変更できます。

テキスト ファイル ウィザードの使用方法の詳細については、「テキスト ファイルを開いてインポートする」または「テキスト ファイル ウィザード」を参照してください。

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すべての .csv テキスト ファイルの区切り文字を変更する

  1. Microsoft Windows で、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。

  2. [地域と言語のオプション] ダイアログ ボックスを開きます。

  3. 次のいずれかを実行します。

    • Windows Vista では、[形式] タブをクリックし、[この形式のカスタマイズ] をクリックします。

    • Windows XP では、[地域オプション] タブをクリックし、[カスタマイズ] をクリックします。

  4. [区切り記号] ボックスに新しい区切り文字を入力します。

  5. [OK] を 2 回クリックします。

  コンピュータの区切り記号を変更した後は、すべてのプログラムで新しい文字が区切り記号として使用されます。同じ操作を行って、変更した文字を既定の文字に戻すことができます。

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適用対象: Excel 2007



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