ニュース詳細
欧州への難民・移民50万人に 去年1年間の2倍超9月29日 22時31分
中東などからヨーロッパへ流入した難民や移民は、ことし、これまでに50万人を超え、去年1年間の2倍を上回ったことが、IOM=国際移住機関のまとめで分かりました。
スイスのジュネーブに本部を置くIOMの発表によりますと、中東やアフリカから、地中海やエーゲ海を渡ってヨーロッパに流入した難民や移民の数は、ことし、これまでに52万人余りになりました。これは、去年1年間の2倍を超えています。
難民や移民が最初に到着したヨーロッパの国を見ますと、ギリシャが38万人余り、イタリアが13万人余りと、この2か国で大半を占めています。
また、船が転覆するなどして命を落とした人は2892人に上っていて、ここ数週間では、トルコからエーゲ海を渡ってギリシャの島に向かう途中に命を落とすケースが急増しているということです。
内戦が続くシリアから避難してくる人たちは後を絶たず、IOMでは、冬が来る前にシリアの周辺国にある難民キャンプにとどまるより、ヨーロッパを目指そうという難民がさらに増え、海で死亡する事故が相次ぐおそれもあると懸念しています。
難民や移民が最初に到着したヨーロッパの国を見ますと、ギリシャが38万人余り、イタリアが13万人余りと、この2か国で大半を占めています。
また、船が転覆するなどして命を落とした人は2892人に上っていて、ここ数週間では、トルコからエーゲ海を渡ってギリシャの島に向かう途中に命を落とすケースが急増しているということです。
内戦が続くシリアから避難してくる人たちは後を絶たず、IOMでは、冬が来る前にシリアの周辺国にある難民キャンプにとどまるより、ヨーロッパを目指そうという難民がさらに増え、海で死亡する事故が相次ぐおそれもあると懸念しています。