バングラデシュでイタリア人殺害 ＩＳの犯行か

9月29日 22時34分

バングラデシュで２８日、ジョギング中のイタリア人の男性が銃で撃たれて死亡し、過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートの支部を名乗る組織が、男性を殺害したと主張する声明を出しました。日本や欧米などの大使館では、現地に滞在する自国民に注意を呼びかけています。

バングラデシュの首都ダッカの中心部で、２８日夕方、ジョギング中のイタリア人の男性が、何者かに銃で撃たれて死亡しました。
現場では、複数の人物が男性を背後から銃撃したあと、オートバイで走り去るのが目撃され、地元の警察が行方を追っています。
この事件について、過激派組織ＩＳのバングラデシュ支部を名乗る組織がインターネット上に声明を出し、イタリア人の男性を殺害したと主張するとともに、ＩＳと戦う有志連合の国民に対してイスラム教徒の国で安全は保証されないと警告しました。
バングラデシュでＩＳを名乗る組織がこうした事件への関与を主張するのは初めてで、日本やアメリカ、イギリスなど各国の大使館は、現地に滞在する自国民に外出の際は十分に注意するよう呼びかけています。