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DAIWA T3
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ダイワ T3
DAIWA T3
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SV 6.3R-TW
1016H
オールラウンダーとして、高い完成度を誇るリール。それがT3。
守備エリアにおいて淡水・海水を選ばないT3が持つメリットは、バス・ソルトに共通する次の4点が挙げられる。

■ピンポイントキャストがしやすい
■飛距離が伸びる
■ルアーの落下が速い
■バックラッシュが少ない

ピンポイントキャスト・飛距離に関してはだれもが望むメリットだろう。更に、ルアーの落下が速いということは軽いルアーの使用が可能になるということであり、バスの目の前にゆっくりとリグを落とすことでバイトチャンスが増えるメリットともなる。またバックラッシュを軽減する点もベイトアングラー共通のメリットだろう。T3に搭載されたTWS(Tウィングシステム)はこの点においても非常に効果的に働く。TWSの根幹を成すTシェイプレベルワインドは、キャスト時の抵抗が極めて小さい。従来のベイトリールのレベルワインドでは、スプール回転数が上がった時に狭い穴にラインが集中してバックラッシュが起こった。T3では、従来だとバックラッシュしていたようなスプールの高回転域でもラインをスムーズに放出するのでバックラッシュを大幅に減少させることができる。結果、よりマグダイヤルを下げ、ブレーキを落としていけるので飛距離の伸びを引き出せるのである。

T3はアングラーに対してもオールラウンダーである。ベイトキャスティングリールの扱いに慣れていない方から、プロアングラーまでを対象とする懐の広さを持っている。この中核となるものは、マグフォース3Dとスプールの関係性だ。マグフォース3DはT3に使用されているスプールとの関係で、よりブレーキのメリハリがきく設計になっている。すなわち慣れていない方でも、バックラッシュを怖がらずにベイトキャスティングリールを使うことができる。かと言って、上級者には物足りないリールかというと決してそうではない。マグフォース3Dの効力は大きく、状況に合わせて60通りものセッティングから最適なものを選んでいくという、いかにも玄人好みの楽しみをもたらしてくれるのである。

T3は、タックルを複数持っていくことの難しい陸っぱりで特に一度使っていただきたい。まさにオールラウンダーでなければ対応できない状況で、このリールにどれほどの対応能力が秘められているかを体感して頂けるものと思う。
ベイトキャスティングリールに「ブレーキ」だけでなく、「アクセル」の概念を取り入れたT3
画像T3のメリットの1つとして挙げた「飛距離が伸びる」とは何を意味するのか。これまでその目的を達成するために我々が日々情熱を注いできたのがブレーキシステムであることはご存知だろう。マグフォース3Dの持つ幅広いセッティングは、オールラウンドな34φスプールの効果と相まって、よりブレーキのメリハリが効く設計となったのは前項で解説した通り。しかし、そもそもブレーキシステムという存在自体はネガティブな機構である。アングラーがバックラッシュというトラブルに遭遇するのを避けるため、スプールの高回転を適宜ブレーキで抑える。もうひと伸びの可能性をあえて制御することで安全性を求めて来たのも事実である。

そこでDAIWAが新たに求めたのは、これまでにない”アクセル”という発想だった。例えるなら、100%の性能を引き出すために95%の飛距離を稼げる時点でブレーキをかけるような安全マージンを求めた機構ではなく、100%の性能を維持しながらもスロットルを全開にして飛距離を110%にも120%にも伸ばしていく機構。スプール回転数はレッドゾーンに突入してもトラブルはなく、なおかつ飛距離のリミッター(=出力制限)は存在していない。最高出力を存分に体感できるマシンに着地点を求めたのである。

開発の大きな転機となったのは、意外にも25年もの以前に存在していた『ファントム』の存在だった。クラッチOFFと同時にレベルワインドが左右に開放して、ライン抵抗を無に近づける”ゼロフリクション”という機構を持つ名機である。このマシンは我々が最高飛距離という目的に向かってブレーキシステムの開発ばかりに注力してきた中で、視線をレベルワインドへと大きな方向転換を促すことになった。かつての機構はライン放出にこそ優れていたが、複雑な構造がゆえに耐久性に難があったため、惜しまれつつも消えて行ったという歴史がある。ならば、現代の最新技術で大幅なブラッシュアップを遂げよう。しかし、コンセプトこそ受け継いでも、単なるリメイクで終わらせてはならない。我々は新たにレベルワインドのイノベーションを目指したのである。
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新発想のレベルワインド「TWS(Tウイングシステム)」
ウイングが可変して、キャスト性能・グリップ性能・放出性能が大幅に向上。よく飛び、よく落ち、狙った場所をピンポイントで直撃する。
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リトリーブ時
キャスト時
画像レベルワインドの役割とは、スプールに糸を均一に巻き取ることであるのは周知の事実ではある。その一方で、キャスト時にライン放出時の抵抗になる宿命を持っている。糸の抵抗にならないこと。DAIWAはこれまでも放出抵抗にならない形状を試行錯誤し、事実ラインの放出性能を向上させることには成功してきた。しかし、目指すものは放出抵抗ゼロ。ここへの挑戦を絶えず行ってきた。そして、現時点においてDAIWAが導き出した答え。それがTWS(Tウイングシステム)である。

TWSはレベルワインドに求められる性能を一つの部分でまかなうのではなく、レベルワインドに二つの領域を設け、それぞれがキャスティング・リトリーブにおいて必要とされる仕事をするというものである。
その結果、以下のような利点が生まれた。

■リトリーブ時はラインとレベルワインドがほとんど離れないため、糸巻状態が安定する
■キャスト時は放出口が大きいため、糸の出方が安定するうえ、糸の放出抵抗が小さく糸が出ていきやすい

従来比で5.3%の飛距離アップ。12.0%のライン放出性能向上。この数字はもとより、アキュラシー性能の向上などTWSによって生み出される恩恵は計り知れない。

またレベルワインド単体の進化にとどまらず、ボディとの連携を図ったがゆえに、更なるロープロ化が図れるという利点を生むにまで至ったのである。

DAIWAがこだわり抜いた新形状Tシェイプレベルワインドを、是非体感して頂きたい。

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【キャスティングポジション】

ウイングを開いた状態にすることにより、レベルワインドの抵抗が激減、キャスタビリティが格段にアップする。

【リトリーブポジション】

ウイングを閉じて巻き取り領域を狭めることで、ラインが整然と巻き上がり、次のキャストにおいてライン抵抗を極めて少なくする。

PICKUP FUNCTION
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画像DAIWAが開発してきたマグネットブレーキの集大成とも言えるブレーキシステム・マグフォース3D。状況に応じてブレーキ力をコントロールする3つのモードと磁界の強さを制御する20段階のマグダイヤル。 サイドプレートを開けることなく瞬時に調整できる、いわば "マニュアル60段変則ギア" は刻々と変化するフィールドの状況と使うルアーに応じたベストなセッティングをアングラー自身が適宜に選択できる。 スモールクランクからビッグベイトまで…一台で様々なルアー、状況を制すのはオートマチック操作では足りない。 アングラー自身が"乗りこなす"事が新たなキャストの扉を開く。
画像「1台でどんな状況にも対応し、その状況下でベストの飛距離を生み出す」ために、スプールに装着されたインダクトローターの位置を変えずに、マグネット側の位置を3つのモードで可変することで、磁界の強さを調整可能にしたのだ。インダクトローターが磁界の中に少し入っている状態の“ALL ROUND”を中心に、より深く入り込んだ“MAX BRAKE”、完全に磁界から離れた“LONG CAST”の3つのモードを、レバー1つで容易に変えることを可能にした。言わば、DAIWAの積み重ねてきたマグネットブレーキシステムである、マグフォース、マグフォースV&Z・マグフォースZロングディスタンスチューンを1台に収めた“3次元:3dimension”のブレーキシステムである。

さらに、20段階マグダイヤルも搭載。3モード×20段階の60段階の細かな調整が可能となっている。といっても、60段階の中から細かく設定を決めるのではなく、基本はモード“ALL ROUND”で、20段階の中からベストの調整を決める。そのあとは、風の状況などに合わせて、“MAX BRAKE”、“LONG CAST”とレバー操作で切り替えるだけで良い。半オートマチック、半マニュアルで、操作でリールを使いこなす楽しみ、まさにキャスティングプレジャーに酔いしれるためのブレーキシステムと言える、ベイトリールの未来基準である。

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■カーボン新素材「ザイオン(ZAION)」

DAIWAが世界で初めて(スポーツ・釣具関連で世界初)開発した新素材「ザイオン」。端的に言うならば、それは「軽くて強く、しかも腐食しない」性質を有する高密度のカーボン樹脂である。

ザイオンの最大の特色は、軽さと強度。汎用樹脂が樹脂にガラスを混ぜて作るのに対し、ザイオンでは強度をさらに上げるための素材としてカーボン繊維が使われていることによる。しかもその密度は一般のカーボン樹脂と比べて圧倒的に濃い。これに金属ボディ同様のフルマシンカットを施すことにより、金属と同等の強度と精度を持ち、しかも軽量のリールボディが誕生した。樹脂としてのイメージは、このカーボン新素材・ザイオンに限っては一掃するべきだろう。新感覚をもたらす理想の素材。それがDAIWAが開発したザイオンの姿だ。

そのポテンシャルの高さは剛性に定評のあるジギングや磯の最高峰リールで実証済み。金属と異なり、塩分による腐食がなくボディやクラッチ部の耐久性に優れていること、高剛性でパワフルな巻取りが可能であること、しかも軽量であること。これらの特長は全てのリールに最適の素材であると言える。

ZAIONの更に詳しい説明はここをクリック▼

搭載機能
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【クラッチ連動上部ウイング】

TWS(Tウイングシステム)のレベルワインドに続く特徴的なパーツで、クラッチOFF時に上部に展開する。クラッチON時は上部のラバー素材がリール保持のグリップ力の向上に貢献する。

【解放サイドプレート構造】

パーミング時、手に干渉しない上部を大きく解放。これまでにないフォルムと軽量化を実現。
マグフォース3Dのダイヤルが視認できるようになったことにより、操作感が向上した。また、解放部に滑りにくいシボをつけることでグリップ性の向上も図っている。

【ワンタッチサイドプレート着脱】

ボタンを押しながらサイドプレートを下方向に回転させると解放。取り付け時は逆に操作するだけ。スクリュー方式と比べ、スプール交換速度が向上。

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【高耐久性クラッチ構造】

塩分固着に強いクラッチ構造。金属同士が作動時に接触することによって起こる「電蝕」を防ぐため、樹脂パーツで絶縁する構造を採用。

【高精度ハウジング】

高剛性素材「ZAION」をハウジング(スプールを取り囲む、ボディ構造の中心部)に使用することで、回転軸のブレ・ゆがみを極力抑えることに成功。
結果として回転性能のアップ、そして巻上性能の向上をもたらした。

【軽量スタードラグ】

作動クリック付きの軽量スタードラグを採用。形状も新規に設計。

T3インプレッション
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【並木敏成】

ブレーキは「しっかり、且つ強く」効く。他のリールと同じ感覚で使うと、飛距離が伸びるので、ボートポジションを下げることができるようになった。特に後半の飛距離が伸びている。それと、ZAIONは軽くていい素材だね。マシンガンキャストしやすいよ。

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【赤羽修弥】

自分としては、誰にでも安心して勧められるセーフティーなブレーキシステムだと言える。風向きの変化にも、マグフォース3Dで即座に対応できる。テストのキャスト時に誤ってクラッチ連動のパーミングプレートに触って、クラッチがかえってしまうトラブルを経験したが、慣れれば問題はない。逆にパーミングプレートでクラッチを戻す癖がつくと、他が使えなくなるかもと思わせるほど便利なのには驚いた。

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【川口直人】

自然に飛ぶからアキュラシーが向上した。ブレーキはバックラッシュの怖さがないから、これは初心者にもすすめやすいかも。形状もいい感じ。グリップしやすく、力を入れられるから今までよりもよりよく飛ばせる。だからキャストが決まると思う。パーミングプレートでクラッチが戻せるので、通常よりクラッチを早く返せる。バズベイトなどの立ち上がりの良さがうれしいね。

SV=Stress Free Versatile(ストレスフリーバーサタイル)

■ストレスフリーバーサタイルという新提案

SV(ストレスフリーバーサタイル)。これまでの”バーサタイル”とは一線を画すコンセプト。
現在、バーサタイル、つまり対応幅が広くオールマイティに使えるモデルとして世に出ているモデルは数多いが、その実、本当に対応幅が広くトラブルなく、どんなシチュエーションでも効果を発揮するものは少ない。
SVの開発において、従来よりDAIWAが持つマグネットブレーキシステムを土台としながら、ベイトフィネスにおけるF1マシンとも言えるT3AIRで培ったエアブレーキシステムの技術を応用し、非常に対応幅の広いブレーキレンジを確保することに成功した。エアブレーキシステムのスプールは非常に軽量に造られているものの十分な強度を保ち、非常にメリハリの利いたブレーキを実現する。対応幅が広いということは、様々なキャストに対し余力を持った対応ができるということ。真の意味で対応幅の広いブレーキシステムを得た時、アングラーはトラブルから解放されることとなる。
DAIWAは、”バーサタイル”を”ストレスフリーバーサタイル”へと昇華することに成功した。

リール・ロッド・ライン・ルアーなど総合プロデュースできるDAIWAだからこそ実現可能な『SV』は、あなたのバスフィッシングをさらに変えていくと確信する。

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画像川村光大郎
究極を目指したオカッパリバーサタイル・ベイトです

このリールを初めて手にして使ってみた時、正直、驚きました。決して大げさではなく、ベイトキャスティングリールの革命といえると思います。
ひとことでいうと……ってとてもひとことじゃ言えないんですが、何でも出来ちゃう。使える幅の広さが半端じゃないんです。
ベイトキャスティングリールというものは現状、釣り方に応じて使い分けられています。例えばオールマイティの『スティーズ』、遠投したければ『T3』、軽めのリグに対応しているのが『ピクシー』、そしてベイトフィネスの極致には『T3AIR』などですね。
ですけどこの『T3 SV』はなんでもできちゃう。重めのリグはもちろん、軽いリグに関してもピクシーを跳び越えて『T3AIR』の領域にまで踏み込んでいる印象を持ちました。
1.8gシンカーのネコリグまで平気な顔で投げることができます。そうかと思うと、ラインキャパもあるのでペンシルベイトを思いっきり投げることもできる……僕が驚いたのもわかるでしょう。だから釣り方でリールを替える必要がなくなった。これは革命ですよ。
携行本数が限られるオカッパリには絶大なアドバンテージです。一台でほとんどの釣りをカバーできますからね。僕の好きな『ブラックレーベルPF701MFB』あたりと組み合わせれば、最強のオカッパリバーサタイルシステムが出来上がりますよ。
とにかく不可能を可能にした、とんでもないリールだと思います。

DAIWA T3
アイテム巻取り長さ
(cm/ハンドル1回転)
ギヤー比標準
自重
(g)
標準糸巻量
(ナイロン/lb‐m)
ハンドル
長さ
(mm)
ベアリング
(ボール/ローラー)
最大
ドラグ力
(Kg)
メーカー
希望
本体価格(円)
1016H676.318012-135
16-100
808/15.539,000
1016HL676.318012-135
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808/15.539,000
1016SH757.118012-135
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808/1539,000
1016SHL757.118012-135
16-100
808/1539,000
SV 6.3R-TW676.318012-40~80
14-35~70
808/15.544,000
SV 6.3L-TW676.318012-40~80
14-35~70
808/15.544,000
SV 8.1R-TW868.119012-40~80
14-35~70
908/1544,000
SV 8.1L-TW868.119012-40~80
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908/1544,000
※巻糸量のlb-m表示はTDライン(ナイロン)、PE号-m表示はベイジギングセンサー+Siを使用。
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