2015年09月28日

満員御礼!弁天島ライブ



9月26日、浜松市弁天島「コニーキャッツ」で行われたChika-Tetsu ライブ。
もう、め~~っちゃめちゃ、楽しかった!!



まずこのお店の雰囲気が最高だった。ロックンロールテイスト溢れる店内。
壁には知る人ぞ知る、「クリームソーダ」と「ティミーちゃん」のフラッグ。
若き日の俺が、本気でロックンローラー目指して、東京・原宿まで買い物
に行ったお店・・・・・それが「クリームソーダ」。

17の頃、チーム作って名古屋の栄でツイスト踊ってたもんなぁ。懐かしい・・・。





エディーコクラン、そして・・・おお~っ!ストレイキャッツのポスター!
若き日のブライアン・セッツァー様、カッコいい!・・・・・今は太っちゃったけど。



ステージからの眺め。う~ん、いいカンジだ。しかしキャパ数、多いな。
はたしてどれだけお客さんが来てくれることか・・・・。



しかしっ!!フタを開けてみたら・・・・・満員御礼っ!!70人以上来てくれたっ!!



さらにこの日は、出来立てホヤホヤのCDも販売。どれくらい出来立てかっていうと、
なんと!前日の夜中にマスタリングが終わって、当日の朝プレスが終わって、当日
の昼にジャケットの印刷が終わって、ライブの1時間前に箱詰めした、という・・・・・
それくらい出来ててだったのだ!いや~本気でアセったけど、何とか間に合った。
そして、いっぱい売れた。良かった~~~苦労が報われたよ~~。(涙)





ライブ中はとにかく始めっから終わりまで、ノリノリでございました。







サザン、懐メロ、ブルース、ロックンロール、そして今回はオリジナルも数曲披露。
オープニングアクトの「かぜや姫」さんにも盛り上げていただき、あっという間に
時間が過ぎてゆく・・・・。



急遽、曲目を変更してラストにやった「ジョニーBグッド」。やっぱ最後はロックン
ロールでしょ。しかし浜松の衆はなんでこんなにノリがよい??みんな踊る踊る。
見よ!この祭り好き浜松人の「沸点の低さ」(笑)。サイリウム振っちゃってるもん。



豊橋と渥美の海仲間たちも、わざわざ小道具作って来てくれた。・・・「近鉄」の旗。
いや、漢字で書いたらイカンて。電車になっちゃうから。しかも浜松は「近」、じゃ
なくて「遠鉄」だから。



アンコールの時、友人の林正道を引っぱり出してやった。で、「島人ぬ宝」をいっしょ
に歌う。ラジオのリスナー、仕事仲間、そして古くからの友人たち。

オーラスの「プレシャスデイズ」の時、林は泣いてたなぁ・・・。歌あり、ひろしの超絶
ギタープレイあり、そして・・・・・笑いあり、涙あり。

やった俺たちにとっても、本当に心に残るライブでした。来てくれたみなさん、本当に
ありがとう。そしてこれからもChika-Tetsuは、いいライブをお見せできるよう頑張っ
ていくので、ぜひぜひ、応援してねっ!!

  


Posted by mikihito at 23:14Comments(0)

2015年09月24日

明後日、Chika-Tetsu Live ですよっ!



いよいよ明後日です!Chika-Tetsu Live!

9月26日(土曜) 18:00オープン19:00スタート
料金:¥3,000 1ドリンク付き

浜松市西区 舞阪町弁天島3285-15 
コニーキャッツにて (JR弁天島駅 徒歩2分)

お問い合わせ・ご予約は・・・・・

(電話)  090-4795-8419 または 053-489-3923
(メール) live.event.info@gmail.com

当日券もありますからね。

「9月末は忙しいから無理だわ。あれ?でも急にこの日空いたっ!」
・・・・・なーんて方、是非是非、お待ちしておりまーす!
  


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2015年09月22日

おつかれさまでした

SBSラジオ「らぶらじ」が始まって8年半。番組開始時からず~っと
コンビを組んできた相方、小沼みのりが今日、番組を卒業した。



「てっちゃんとみのりんのらぶらじ、最高!」「めちゃめちゃオモロいっす!」

そんな声をもらうことができたのも、素晴らしい番組スタッフ、素晴らしい
リスナー、そして何より、いつも、彼女が横にいてくれたから。

アナウンサーとしての技術はもちろん、筋の通ったポリシー、笑いに対する
感性とカンの良さ、そして女子アナらしからぬ歯に衣着せぬその物言いが、
多くのリスナーの心をつかんできた。・・・・・その彼女が、番組から去る。



最後の放送で、俺への恩返しとして作ってくれたパスタ。具も調味料も
いろいろ入りすぎてて、もう何パスタだかよくわからん食べ物だった。

写真だとちょっと美味しそうに見えるかもしれんが、実際はもっとピンク色
で、ヘドロみたいなアンチョビソースがかかってて・・・見た目を例えるなら、
アメリカザリガニ剥いたカンジ、っていうか・・・缶入りのドッグフード開けた
カンジ、っていうか・・・・・まぁそんなカンジ。

ひとくち食べた時は「意外に美味いかも!?」って思ったけど、案の定、しばらく
してから物凄い胃もたれ感が襲ってきた。これは立派な「フード・テロ」である。
でもそれもすべて含めて「個性」で済ませられる所が、彼女のスゴさだ。



8年半という歳月、ラジオのパートナーという、他のメディア以上の親密度。
ケンカもしたし、衝突もあった。でも何より、いつも笑いあってた。

「何かメッセージを」って言われても、いろいろありすぎて、まとめることができない。
今はまだ、残念すぎる思いと、喪失感がスゴすぎて、逆に実感がわかない。

それに番組は来週からもしっかり続くので、今はまだ懐かしい思いにふけるワケに
もいかない。もう少し時が流れたら、いろんなこと思い出して、電車の中なんかで
ニヤニヤしちゃうんだろうな、きっと。

けど今、間違いなくひとつだけ言えることは、「最高の相方だった」ってこと。

限りなくたくさんの人と出会い、別れていくのが、この業界の常。
でもそんな中で、本当に相性が良くていい仕事を生み出せるパートナーに出会え
ることなんて、実はめったにないことなのだ。だから・・・・・・・本当に感謝してます。

8年半、ありがとう。俺はわかってるよ。あなたがどれだけ多忙な仕事かかえて
突っ走ってきたかを。よく頑張ったと思う。本当におつかれさまでした。

最後にもう一度だけ言います。・・・・・「最高の相方だった。」

  


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2015年09月16日

修善寺川の自然

SBSテレビで好評放映中、「静岡発そこ知り・源流シリーズ」。
今回の川は、修善寺川



温泉街に沿って流れる修善寺川。ここを訪れた観光客は必ず目にしているはず。



もうちょっと上流まで行ってみると・・・・・おっ!?かなり楽しそうな場所があった。



どデカいタカハヤ捕まえた。口が完全にキツネ口になってる。



そしてなんとっ!タモ網使ったガサガサでアマゴをゲット!こんなのめったに捕れない。



さらに上流部へ行ってみる。



魚用のタモ網でオニヤンマ捕まえたぜっ!



「綺麗な目をしてたんだね~♪」・・・・・BY J-WALK。



静岡県東部のサワガニは青い。房総半島のヤツも青い。・・・・・なんでかわからん。



そして今回、いちばん会いたかった生きものがコレ。ハコネサンショウウオだ。

地元の人ですら、「今はもういないよ。」つってたのに・・・・・いた。奇跡かも。
全国的に見て、ハコネサンショウウオもヒダサンショウウオもクロサンショウウオも
カスミサンショウウオもトウキョウサンショウウオもすべて、激減している。

けれども・・・・・いた。それだけこの辺りの自然が健全に残っている証拠だ。
確かにめっちゃいいトコだった。修善寺の良さは温泉だけじゃない。
豊かな自然も、修善寺の大切な財産のひとつなのだ。

あ、静岡のみなさん。ご覧いただきありがとうございました。数字、よかったっす。(笑)

  


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2015年09月10日

夏の終わりの船釣り

ひっさしぶりに船に乗って釣りに行ってきた。



今回お世話になったのが、知多半島・師崎の釣り船屋、昭徳丸さん。
昔からおつき合いさせていただいてる所だが、ずいぶん久しぶりにお邪魔した。



天気予報は雨だったけど・・・・・朝からめっちゃ晴天!



まずはサビキでイサキ狙い。初夏が旬の魚だから、やや時期外れではあるけど・・・
それでも結構型のいいイサキが釣れた!



ポイントとエサを変えたら今度はタチウオが入れ食い状態!



さらにでっかいイシモチも食ってきた!



今回ロケに同行してくれたのが、釣りビジョン「こちら東海です」に出演中の
中条友莉(なかじょうゆり)さん。 http://www.fishing-v.jp/toukai/

めっちゃ綺麗な女性だったわ。笑顔も可愛くて。・・・・・しかもさすが釣りがうまい!
今回ノーハンデでガチで勝負して、辛くも勝利。(今まで釣りで女の子とノーハンデ
で勝負したことなんてないからね。)・・・つうか、もしかして勝たせてくれたのかも??



この日はアジもいっぱい釣れたし、



かなりいいサイズのグレも上がった。サビキでグレ釣ったのは人生初だ。



キラッキラのタチウオもこ~んなに釣れたしさ。もう大満足。



この日の釣果がコレ。2人でこんだけ釣れたらOKでしょ。





で、あと感心しちゃったのがこのイサキの刺身。上が俺で、下が友莉ちゃん。
もう完全に捌き方、俺の負け。魚を上手に捌けることも、釣りガールの条件なのだ。
釣りも、調理もうまい。・・・・・・・も~~惚れてまうやろ~~!!

あ、すんません。・・・・・愛知・大山沖の五目釣り。
この模様はスターキャットテレビで10月からOAされまーす。是非観てちょーだい。

  


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2015年09月05日

カラスアゲハの美しさ

こないだ、久しぶりにカラスアゲハに出会った。



どーすか?この美しさ!



道路に降りてきて水たまりで吸水してる時に出会ったんだけど・・・



この青にしばらく見とれちゃった。飛んでる時は黒っぽくしか見えないのにね。



チョウトンボもそうだが、光の当たり具合によって色が変わって見える。
これがチョウの魅力だと思う。

・・・・・で、話はカラスアゲハからガラッと変わるけど・・・・・・・



近づいてまいりました。再度、ライブのお知らせですっ!(こっちが本題。)

Chika-Tetsu Live
9月26日(土曜) 18:00オープン19:00スタート
料金:¥3,000 1ドリンク付き

浜松市西区 舞阪町弁天島3285-15 
コニーキャッツにて (JR弁天島駅 徒歩2分)

お問い合わせ・ご予約は・・・・・

(電話)  090-4795-8419 または 053-489-3923
(メール) live.event.info@gmail.com

来てくれる方はとりあえず、予約の連絡お願いします。(当日券も値段は同じです。)

日程変更しちゃって申し訳なかったですが・・・・・ご来場、お待ちしてま~す!!

  


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2015年09月01日

2015富士登山

今年の夏も登ってきました。・・・・・富士山!



五合目からエントリー。



登り始めた時はあいにくの天候だったけど・・・・・



あっという間に晴れてきた!



そしてあっという間に雲海の上に。



さらにあっという間に暗くなってきて・・・・・



九合目・万年雪山荘に到着~。



高山病が心配だったけど(登山中は大丈夫でも山小屋で寝ると呼吸が浅くなって
かかりやすくなっちゃうんだよね。)・・・・・でも今年は酒飲まなかったから大丈夫。



9時半就寝、2時半起床。・・・・・で、起きて間もなくまた登り始める。しかし思った
以上に多いんだよ、こんな暗いうちから登る人が。みなさんご来光に合わせてる
からね。こんな時間なのにスゴい登山渋滞ができててビックリした。



なんとか夜明け前に頂上に到着!



そしていよいよ・・・・・・・・



ご来光~~~~!!



これを拝むためにみんながんばって登って来たんだよな~。



苦労して登った人だけの特典がもうひとつ。それがこの「影富士」。



朝日の反対側に富士山のシルエットが映ってるワケだけど、これは感動の光景。



そして頂上にはさらなる感動が・・・・・。アサギマダラがいたのだ!

ご存じ、渡りをするチョウだが、まさか3776mの富士山頂で出会うとは・・・・・。
力尽きたのか、残念ながら死んではいたが、それにしてもこんな小さな体で富士
を越えようとしたなんて・・・・・命は不思議だ。そして命は力強い。



帰りは御殿場ルートを降りる。無事下山するまでが登山。



SBS・ふじさん部。去年に引き続き、今年も富士山に登ってまいりました。
お父さんもお母さんも、そして子供たちも、みんながんばりました。

正直言って「登山」と考えると、森林限界を越える標高の富士山は、な~んも
楽しくはない。黙々と頂上を目指す姿は、登山というより「苦行・修行」に近い。

でもだからこそ、富士山に登頂した後はなんとも言えない達成感があるのだ。
よし!来年も富士山に・・・・・やっぱもう登りたくないかも・・・・・(笑)

  


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2015年08月26日

板取川のカジカガエル

岐阜県にはきれいな川がたくさんあるけど、中でもその美しさでは
1、2を争う川。それが、板取川(いたどりがわ)だ。





青く透き通った水。ここはアユ釣りでも有名な川。



潜ってみると・・・そのきれいなこと!
ただ水温がめっちゃ低いので、とても長くは入っていられない。



この日同行してくれたのが、「清流の国ぎふ」マスコットキャラクターの「ミナモ」。
キラキラした川の水面(みなも)に住んでいる妖精なんだけど、これがなかなか
アクティブなことやってのけてくれるのだ。

川にジャブジャブ入っちゃったり、ラフティングなんかもしちゃう。
あのガチャピンも顔負けのアクティブキャラ、ミナモをみなさんも応援よろしくね!



さすが清流・板取川、アマゴも泳いでた。



そしてとっても可愛らしい生きものも発見。カジカガエルのオタマだ。



漢字で書くと「河鹿蛙」。まるでシカのような声で鳴くことから名づけられた。
鈴の音にも聞こえるその美しい鳴き声は、渓流の夏の風物詩。
きれいな水にしか生息せず、他のカエルに比べて吸盤が大きいのが特徴。
またオタマジャクシの頃も、急流に流されないよう、口が吸盤状になっている。



おっ、足も手も生えてきた。まさに「大人の階段登る~♪」状態。



そしてこれが大人だ。瞳が大きく、田んぼのカエルの何倍も泳ぎがうまい。
何より清流にしかすんでないから、出会えた時の嬉しさもひとしお。

アマゴやカジカガエルが暮らす美しい板取川。
海とはまた違う感動がある川遊びも、この夏の良き思い出のひとつになった。

  


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2015年08月22日

九頭竜川のアユカケ

福井県を代表する川、九頭竜川



地元の元漁師さんの船に乗せてもらって、しばし遊覧航行。



空を見上げると、ぐるりと太陽を取り囲むように虹ができていた。
こんなの初めて見たよ。



元漁師さんにごちそうしてもらったモクズガニ。美味しかった~!
そしてこの日十数年ぶりに、九頭竜川に生息する、ある魚に出会うことができた。



それがこの「アユカケ」だ。カマキリ、ともいう。福井では「アラレガコ」と呼ぶ。



秋に川を下り、あられが降るような寒い冬の時期に沿岸部で産卵することから
この名前がつけられた。以前は九頭竜川で普通に見られた魚だが、今や希少種。
船に乗せてくれた漁師さんも、昔はこれを捕って生活してたということだ。



正面から見ると何ともふてぶてしく、それでいてちょっとマヌケな可愛い顔してる。
そして何よりスゴいのは、こうして氷の上に5時間以上置いといても、その後水に
戻すと、フツーに泳ぎだすのだ。ウナギと同じく、体を包む粘液が呼吸を助けてる
んだろう。・・・・・それにしてもスゴい生命力だ。



生命力の強い魚は栄養豊富でうまい!・・・・ってことで、アユカケ料理をいただく。
まずは唐揚げ。もっともオーソドックスな食べ方。



続いては甘露煮。川魚はこの食べ方が合うものが多い。



最後はやっぱり、塩焼き。アユカケ本来の味を楽しむにはこの食べ方が一番だ。
俺は淡水魚の中で最も美味いのは、このアユカケだと思っている。

アユカケはカサゴ目・カジカ科の魚。刺身で食べると確かにカサゴの味に近い。
川魚でこんな味のものはいない。ホントに美味しい魚なんである。



それともうひとつ、アユカケの名前の由来がこのトゲ。エラの横にあるこのトゲで
アユを引っ掛けて食べるという。実際に見たことはないけど。



アユを食べる肉食魚・アユカケは美味しい魚。だけど・・・高いんだ。お値段が・・・・。
この日いただいたアユカケ、一匹なんと・・・・・3000円!

養殖に手間もかかり、流通量も少ない。だから高いのは仕方ないんだが・・・・。
けれどもこの魚、昔はフツーにこの川で泳いでて、水揚げ量も多かったのだ。

それがなぜ激減してしまったのか。ひとつは排水による水質の悪化。
そしてもうひとつ、減ってしまった大きな原因が、堰堤やダムによるものである。



アユなどの遡上を助ける魚道。けれど遊泳力の弱いアユカケは、この魚道が登れ
ない。さらに川をせき止めることで川底が平坦になり、稚魚が生息しやすい環境が
損なわれたことも大きな原因となっている。

治水や利水のために必要な堰堤。魚道なんかも整え、生きものに配慮はしていても、
それでも減ってしまうものがいる。人の営みと生態系保護の両立がいかに難しいか、
アユカケは問いかけている。

ウナギもそうだが、天然のアユカケが昔のようにたくさん獲れ、養殖も進み、食卓に
普通に並ぶ日は、はたして来るんだろうか?

  


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2015年08月16日

今年の夏の昆虫採集

今年の夏の自然満喫体験、続いては「森」編。楽しい楽しい昆虫観察。



まずはギンヤンマ。なかなか捕まえるの難しいよ。



激減してしまったナツアカネ・アキアカネに代わって目立つのが、温暖化に強い
このウスバキトンボ。童謡「赤トンボ」の世界はもう見られなくなってしまった・・・。



ニイニイゼミ。このセミも乾燥化やヒートアイランドに弱いのだが、最近、明らかに
数が回復してきたと思う。暑さと乾きに対する耐性を身につけ始めたのか?・・・



出た~!樹液に集まるカナブン&シロテンハナムグリの群れ!
真ん中にいるのはゴマダラチョウ。虫好きにとってはうれしくなっちゃう光景だ。



ただし樹液にはスズメバチも集まって来るから注意。
でも刺激しなければ刺さないからね。必要以上に怖がることはないのだ。



久しぶりに出会った、コムラサキ。このチョウも樹液にやって来る。



さぁ~夜になりました。・・・・・まず見つかったのが、コクワガタ



続いてミヤマカミキリ。やっぱ昆虫観察は夜の方がおもしろい。



そして・・・カブトムシを発見!!この日、最もテンションが上がった瞬間。
カブトムシのスゴい所は、見つけた時のテンションが、少年時代もおっさん
になってからも、何ら変わらない、という点だ。



その隣では、メスのカブトが樹液をちゅうちゅう。



偶然アブラゼミの羽化も見ることができた。いや~いろんな昆虫に出会えた一日、
暑かったけど、めっちゃ楽しかった。これって夏しかできない自然遊びだもんね。



けれど、秋はすぐそこまで近づいてた。ほら、マテバシイのドングリがこんなに大きく・・・。

  


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2015年08月12日

2015、福井の海

今年の夏も、山・森・川・海・・・・・すべて満喫しております。
今年も行ってきました。福井の海!



水が綺麗な福井市・鷹巣海岸



夏の日本海は波も穏やか。そしてこの透き通った水!



いろんな可愛らしい貝殻集めてみました。(少女かっ!)



ただ、残念ながらここはゴミも多い。日本海側は中国やハングル語の
ゴミも多く見つかってちょっとおもしろいんだけどね。



続いて訪れたのが、鮎川園地キャンプ場の海岸。鷹巣海岸のような
砂浜もいいけど、やっぱ福井の魅力は何といってもこんなカンジの磯!



最初は釣りしてたんだけどガマンできなくなり、シュノーケルつけて飛び込んじゃった。



グレ(メジナ)の稚魚の群れ。見ておくれ、この綺麗な海の中を!



アオウミウシを発見。イワシやアオリイカの群れも泳いでた。





もうなんつうか・・・・・いつまでも見ていたい、いつまでも浸っていたい海なのだ。



夕陽が沈む頃、今日の海遊びは終了。この後、釣った魚を美味しくいただいた。
今年も楽しめた、美しい福井の海。・・・・・ダメだ。一日じゃとても足りない。
きっともう一度訪れることになるかもかもしれない。・・・・それくらい、素敵なところ。

  


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2015年08月10日

Chika-Tetsu 弁天島ライブ

この度はライブ日程の変更、ホントにすいませんでした。
でも・・・・・・新しい日程、決まりました!



Chika-Tetsu Live
9月26日(土曜) 18:00オープン19:00スタート
料金:¥3,000 1ドリンク付き

浜松市西区 舞阪町弁天島3285-15 
コニーキャッツにて (JR弁天島駅 徒歩2分)

お問い合わせ・ご予約は・・・・・

(電話)  090-4795-8419 または 053-489-3923
(メール) live.event.info@gmail.com  までお願いいたします。



(人数把握のため、来てくれる方は上の電話まで一本、ご連絡
 いただけると助かります。)

日程変更、ホントにホントにごめんなさい。その分がんばりますっ!!
みなさんのご来場、心よりお待ちしておりますっ!!

  


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2015年08月01日

豊橋のマッコウクジラ

7月19日、愛知県豊橋市高塚町の海岸にマッコウクジラの死骸があがった。


(写真はすべて友人提供)

この日はちょうど渥美・豊橋方面の海仲間たちとの飲み会があって、
たまたまこの海岸のすぐ近くに宿泊していたのだ。
ただ宿に到着したのが夜だったため、残念ながら実物を見に行くことはできず。



体長13.6メートル、オスのマッコウクジラ。近くで見るとかなりの迫力だろうな。
この後専門家が調査し、砂浜に埋められた。1、2年後に掘り起こして骨格標本
を作製するらしい。そうか・・・・・標本作るのに1、2年もかかるのか・・・・・。



スナメリなど、小型の鯨類が愛知の海岸にストランディングすることはよくある。
けれども13メートルもあるような大型のクジラが打ち上げられるのは極めて珍しい
ことなのだ。・・・・・合掌。  


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2015年07月28日

山崎川生きもの調査2015

7月25日。今年も行われた、山崎川グリーンマップさん主催の生きもの調査。



近くの小・中学生など約80名が集まり、俺も講師として参加してきた。



山崎川は名古屋市内に源を発し、名古屋港に注ぐ、名古屋を代表する川。
都会を流れるこの川に、いったいどんな生きものが生息してるんだろう?



山崎川と名古屋港を行き来する魚、ゴクラクハゼ



食べごろサイズのテナガエビもいっぱい。



定置網に入ったニホンイシガメに・・・・・



クサガメに・・・・・



どでかいスッポン



子供たちも恐る恐る触ってみる。



この日捕れた生きものデータ。

イシガメ・メス2、クサガメ・メス2 オス4、スッポン・メス2 
テナガエビ36、ヌマエビ60、モクズガニ2
ギンブナ16、コイ稚魚5、ヌマチチブ1、ゴクラクハゼ4、ボラ2
ウキゴリ1、スミウキゴリ34、ドジョウ12
ハイイロゲンゴロウ2、シジミ1

数も種類も多かった。ちなみに外来種は・・・・・
アカミミ・メス3、ザリガニ5、ブルーギル3、カダヤシ40

都市河川としてこれは、かなり少ない数である。
グリーンマップさんを中心に、日ごろから駆除に力を入れている結果だ。

ただひとつ気になるのは、今年も捕らえたカメのメスの割合が非常に多いこと。
カメなど爬虫類の多くは、卵が埋まる地中の温度が上がり過ぎるとメス化して
しまう。やはり名古屋市のヒートアイランド化が、カメたちの生態に影響を与えて
るんだろうか?

それでも都会の川で、懸命に生きる命たち。そして今年、我々を喜ばせてくれる
魚が今回の調査で見つかった。ほぼ5年ぶりに・・・・・。



アユ!そう。この日、名古屋市瑞穂区でアユが捕れたのだ!
め~~っちゃ久しぶりの、山崎川のアユ。いや~~ホントうれしかった!

子供たちに魚捕りを教えてる時、1人、何も捕まえられない女の子が・・・。
何とかその子に捕らせてあげようと、2人で協力してガサガサ、ってやってみたら
・・・・・・・入ったのだ。その子のタモ網に、アユが。
(さっそく中日新聞さんが取材に来てくれました。ありがとう!)

アユはやっぱり「清流のシンボル」。山崎川は、今はまだ清流とは呼べないけど、
その可能性は失われてないってことを、この日集まってくれた子供たちとこのアユ
が教えてくれた・・・・・そんな夏の一日だった。

  


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2015年07月24日

夏の青

2015年、夏の青。



6月のオオルリ。今年2回目の撮影だ。
でも曇りだったから、せっかくのオオルリの青がぜんぜん綺麗じゃないね・・・。



ヒナに運ぶエサをくわえてる。1枚目の写真をよく見ると、これはヘビトンボの
幼虫だ。・・・そうか。オオルリって、川に潜ってエサを捕ったりもするんだね。
だから頭も、自慢の青い背中も、びしょびしょに濡れてるワケだ・・・・・。



地味~な色のメスも、エサをくわえてる。でもくわえたまま、なかなか動かない。
よほどヒナの待つ巣に戻ることを警戒してるんだろう。お父さんもお母さんも
大変だね。



続いては、クロスジギンヤンマ



この美しい瞳を見て!



自然が作り出した、美しい青。・・・でももっと綺麗な目をしたトンボがいる。
それが、マルタンヤンマだ。まだ写真は撮れてない。いつか出会いたいと思ってる。



そしてこの夏は、こんな美しい青にも出会った。



岐阜市にある、名和昆虫博物館



ここに展示されてるモルフォチョウの数々。



それはそれは、息を飲むほどの美しさ・・・・・。











もともと死んだ標本なんかにあんまり興味はなかったけど、このチョウは南米に
生息しているため、残念ながら日本の自然界で見ることはできない。
でもなんつうかなぁ・・・・・死してなお美しいのだ。このチョウは。



最後はこの1枚。以前このブログにも載せたけど、日本でいちばん美しいトンボ、
チョウトンボ。見る角度によって変わる羽の色。コイツは野生でも見つけられるぞ!

2015年、夏の青。・・・・・人工的には作り出せない美しさが、自然の中にはある。

  


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2015年07月16日

この夏の出会いと別れ

この夏の、出会いと別れ・・・・・。



安城市の川で出会ったクサガメ。(ニホンイシガメとの交雑体だった。)
名前は「カメジロウ」。
しばらくうちで飼ってたのだが、泊まりの仕事が多く、まめに水換えしてやることが
できない。・・・ちなみに我が家では嫁はもちろんのこと、子供たちさえ、カメの面倒
みてくれない。
だから久しぶりにうちに帰ると、ま~~水槽が臭いこと臭いこと。
「クサガメ=臭ガメ」だから仕方ないんだけどね。



なのでやむなく、元いた川に返すことにしたのだ。・・・可愛いヤツだった・・・。
さらば、カメジロウ。(涙)



そしてもう一種。今年の7月1日に羽化した、カブトムシ。
7月1日って・・・。予想よりずいぶん羽化が早かった。



オスしかいないように見えるが、メスは土の中に潜ってるのだ。
その数、衣装ケース2つ分。なんと70匹。哀川翔さんレベル。



ホントは幼虫時代に放す予定だったのだが、イノシシに食われるのを回避するため、
成虫になってから放すことにした。コイツらはみんな第2世代。血が濃くなっちゃうの
でこれ以上交尾させられない。
だから仕方なく、知り合いが管理してる森へ逃がしに行ってきた。

でもやっぱり名残惜しくて・・・・・。幼虫時代の栄養価の高い昆虫マット、ずいぶん金
かかったなぁ・・・・・。めちゃめちゃいっぱいしたフンを、取り除くの大変だったぁ・・・・・。

そんな記憶が蘇り、後ろ髪引かれる思いで帰ってきたら・・・・・



足をマダニに噛まれとったっ!!小指と爪の間!!取る時めっちゃ痛かったわ。
・・・・・・・お前はいらんっ!!飼う気もないわっ!!

  


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2015年07月06日

梅雨を楽しむ陸貝特集

毎日毎日、雨ばっかですなぁ。アウトドア好きにとっては憂鬱な季節。
でもそんな梅雨のこの時期を楽しむために・・・・・今回は「陸貝特集」。



「陸貝」というとまず思い浮かべるのが・・・・・カタツムリ。そう、陸に生息する貝の
代表。でもこのカタツムリっていう呼び名は広い意味での通称であって、本名では
ない。
陸貝の仲間で、殻のないものを「ナメクジ」、殻を持つものを「カタツムリ」や「デンデン
ムシ」などと呼んでいるワケだが、日本で一般にカタツムリ、と呼ばれるものとしては、
オナジマイマイ科やニッポンマイマイ科の種類を指す。

ちなみに写真のカタツムリの殻は、「イセノナミマイマイ」。伊勢湾を囲む地域を中心
に生息しているので、東海地方に住む我々が普段目にするカタツムリは、コレ。



そんな陸貝の仲間を探しに、今回行ってきたのが豊橋市にある、石巻山
この山は石灰岩でできているため、陸貝は殻を作るのに必要なカルシウムを得ること
ができる。だからこの山は、陸貝のメッカなのだ。



陸貝の宝庫であるとともに、この山は「パワースポット」としても有名だ。



蛇穴」と呼ばれる洞窟。これも石灰岩質の山ならでは。



民話に出てくる「ダイダラボッチ」の足跡。こんな興味深いものが至る所で見られる。



この山に足を踏み入れると・・・それはそれは神秘的な雰囲気を感じてしまうのだ。



話を陸貝に戻そう。これはさっきみたいにマイマイとは呼ばない、ヤマタニシ
タニシって田んぼだけじゃないんだね。



蜂の子に似たキセルガイの仲間、ハチノコギセル



ちょっと写真がボケてるけど・・・イシマキシロマイマイ。石巻山の固有種。



その名の通りサイズがでかい、オオギセル



細長い、クビナガギセル。しかしこの「キセルガイ」っていう名前はうまいことつけた
もんだと思う。うちのじーちゃんも吸ってたけど、形がキセルにそっくりだよね。



そーかと思えばこれは、キセルガイモドキ。・・・・・出た。モドキ。
似てるけどキセルガイ、じゃなくてモドキ。これが生物の世界のやっかいなトコ。



そしてこれが、オオケマイマイ。確かに殻に毛が生えてる。
でもよく考えてみると、殻を脱ぎ捨てて行動しやすい道を選んだのがナメクジ。
殻を来てディフェンス型の生き方を選んだのがマイマイ。・・・・・なのに・・・・・!?

コイツは殻をまとい、更に毛まで生やしてる!?いや、そこまで防御せんでもええやん?
って思うんだが・・・。ちなみにこの毛の理由は、学者の間でもよくわかってないらしい。



手のひらに乗ってる小さなもの。まるでゴマ粒みたいだけど・・・・・



イシマキゴマガイ、って名前のれっきとした陸貝なのだ。



これまたちっちゃ。ホントにちっちゃ。



これはベニゴマオカタニシ。ちっちゃくてきれいで、とっても可愛い貝だ。
貝の仲間って、タイラギみたいにでかいヤツもいれば、こんなちっちゃいヤツもいる。
深い海の底にもいて、高い山の上にもすんでる。う~ん。かなり奥深いぞ、貝の世界は。



一瞬、貝から離れます。ラミーカミキリがいたので写真撮っといた。
この面白い模様、何に見える?・・・・・俺は「一流ホテルのドアマン」に見えるんだけど。



またまた貝に戻します。この日、いちばん出会いたかった貝がコレだ。
オモイガケナマイマイ。・・・・・もう一度言います。オモイガケナマイマイ



なんて名だっ!!この名前がついた理由、それは発見した人が、
「あれ??もっと違うトコにいると思ったのに、まさかこんなトコで見つかるとは・・・・・」
「いや~、思いがけないトコにおったわ~」・・・・・ってなったかららしい。

いや・・・・・他になかったんかい名前の候補。オモイガケナマイマイて・・・・・。

まぁそれはいいとして実はこの貝、国でも愛知県でも、絶滅危惧Ⅰ類に指定されてる、
チョー希少種なのである。だからこの日出会えたのは奇跡。まさに「思いがけない」
出会いだったのだ。



陸貝は、雨が降ってる時の方がいっぱい出てきて探しやすい。だから梅雨のこの時期
こそ楽しめるアウトドア遊びなのだ。
陸貝って地味なイメージだし、興味のある人も少ないと思う。でも、動きが遅いゆえの
その地域独自の進化の面白さ、そして思った以上にいろんな種類がいることの驚き。
・・・・・貝って、意外に面白い世界かもしれない。

登り始めた時に降ってた雨も、頂上に到着した時にはすっかりやんでいた。
頂上から見る景色、これが素晴らしい。陸貝の宝庫でもあり、パワースポットでもある
神秘的な山、石巻山。・・・・・梅雨時のアウトドアを楽しむには最適っすよ!

  


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2015年06月30日

水清き町のハリヨ



岐阜県海津市南濃町の津屋川。ここに「ハリヨ」という魚が生息している。



養老山脈で生まれる湧水。水温20度以下の冷たい湧水でしか暮らせないハリヨが
生息するこの場所は、世界の生息南限地。つまり、地球上でここより南にハリヨは
いないのだ。



南濃町から北へ。大垣駅から数百メートルの所にある川。市街地とは思えないほど
水は綺麗で、水草がいっぱい繁茂している。大垣市が「水の都」と呼ばれる理由、
それは駅前を少し歩いただけでよくわかる。



大手・いこ井の泉。町の人はここへおいしい水を汲みに来る。町のど真ん中、駅から
数百メートルの場所で美味しい水が湧いている・・・そんな町はなかなかないよね。



大垣市内にある加賀野八幡神社。ここにも豊かな湧水がそそぐ池がある。



別にどってこたない小さな池なのだが・・・・・



水の中はこんなに透き通っているのだ。そしてこの池にも、ハリヨが暮らしている。



お待たせしました。やっと写真、見せます。これがハリヨ。

トゲウオ科の魚で、背中に3本、腹に2本、しりびれの前に1本トゲがある。
環境省の絶滅危惧種ⅠA類、岐阜県の天然記念物、さらに大垣の市の魚にも指定
されている。希少種であるこの魚を、大人も子供も、大垣市民あげて守っているのだ。



きれいな婚姻色が出たオス。ハリヨは巣作りをする魚としても有名で、春、オスは水草
や木の枝などを集めて水底に巣を作り、メスを招き入れる。そして産卵後は一生懸命
子育てをする・・・・・いわば淡水魚界の「育メン」なのだ。



ここは大垣市内の住宅地。家があって道路があって、側溝がある。普通の光景。
ところが・・・・・



側溝の水の中をのぞいてみると・・・・・こんな光景が広がっているのだ。
なんて透き通ったきれいな水!側溝だよ?普通はドブ、だよね?でも湧水が流れ
込む道路脇の水は、こんなにも美しいのだ。そして、ここにも、ハリヨが生息している。

コレってスゴいことじゃないか?トップクラスの絶滅危惧種が、家のすぐ横にいるなんて。



側溝に咲く、バイカモの花。



清く、冷たい水にしか生育できないバイカモ。
けれどこの花も、住宅街の道路脇に、当たり前のように咲いていた。

昔からよく言われる言葉に、「水辺は心を表す」というのがある。その通りだと思う。
水清き町に生息するハリヨ。それはきっと、そこに住む人々の心を表す魚でもあるのだ。

  


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2015年06月22日

アメリカ、トランス脂肪酸全面禁止

「アメリカ・食品医薬品局(FDA)は16日、食用油などに含まれ、肥満や心臓病との
関連が指摘されるトランス脂肪酸を、2018年6月までに食品添加物から全廃すると
発表した。食品業界は3年間で代わりの添加物を使うなどの対応が求められる。」

俺がSBSラジオ「らぶらじ」でトランス脂肪酸の危険性について話をしたのが6月15日。
まさにその翌日、こんな衝撃的なニュースが飛び込んできた。
これはかなり思い切った決断をしたと思う。アメリカという国は、よその国には様々な
基準値の緩和を迫るクセに、自国の安全基準には異常に厳しい。ま、当然だけど。

トランス脂肪酸とは何か。まずはそこからいこう。
食用の油には「植物性」と「動物性」の2種類がある。本来、植物性の油は液体であり、
ヒトの体にも優しいものだが、この植物油を高熱処理したり、水素を加えて固形化し、
硬化油」に加工する過程で生成されるものが・・・・・トランス脂肪酸である。

酸化しにくく持ちがいい硬化油は重宝されてはきたが、数年前から「健康問題」が
取り上げられるようになった。トランス脂肪酸の問題点、それは冒頭のニュース記事
にもあったように、「過剰摂取すると心臓疾患やアレルギー疾患のリスクを高め、
肥満になりやすい」という点だ。

ゆえにWHOは「総エネルギー摂取量の1パーセント未満にする」ことを推奨している。
2006年、アメリカFDAはトランス脂肪酸の表示を義務化。欧米各国も100gあたり
2g以上のトランス脂肪酸を含む油脂の国内流通を禁止。
カナダ、アルゼンチン、ブラジル、韓国、台湾、そしてあの中国までもが、表示を義務
づけているというのに我が国日本は・・・・・依然として表示義務がないのである

ちなみにこのトランス脂肪酸が多く含まれる食品とは・・・マーガリン、フライ用の油、
そして何といっても第一位は「ショートニング」である。
これを使うとサクサク感が出て食感が良くなるため、パンやクッキーやお菓子などには
盛んに使われている。100gあたりの含有量で言うと、マーガリンは平均7g、そして
ショートニングは・・・なんと13.6gも入っているのだ。


(写真は本文とは関係ありません・・・・・ってことにしておこう)

ではなぜ、パン・クッキー・ビスケット・アイスクリーム・コーヒーフレッシュ・レトルトカレー
即席めん・マヨネーズ・ファストフード店のフライドポテト・ドーナツ・唐揚げ・・・・・
ありとあらゆる食品にトランス脂肪酸が使われているにもかかわらず、日本にはその
表示義務がないのか・・・・・。

2011年に食品安全委員会が出した答えはこうだ。
「確かにリスクはある。しかし欧米に比べ、日本人が摂取するトランス脂肪酸の量は
少なく、通常の食生活をしていれば健康への影響はないため、規制は必要ない。」

とのこと。確かに「すべてのショートニングやマーガリンを排除すべし!」といった考え
は危険であり、フードファディズムに結びつく。表示はないにせよ、一部のメーカーは
トランス脂肪酸の減量に取り組むようにもなった。
なにより、小学校6年間、今と違って毎日パンを食べさせられ、マーガリンも多く摂取
してきたこの俺自身が、とりあえず今、健康な生活を送ることができている。

つまり問題は、「過剰摂取」なのだ。ショートニングも、マーガリンも、フライドポテトも、
ポテチも。これはトランス脂肪酸だけでなく、どんな成分も同じ。何でも摂り過ぎは
よくないに決まってる。

しかし一番の問題は、先ほども書いたように、「表示義務がないこと」である。

国は「偏った食事の人は気をつけましょう」という。ならば、数値を示すべきである。
「少しなら大丈夫」という。けれど、悪い物質なんぞ少しも食べたくない人もいる。
しかしどの食品に、どれくらいトランス脂肪酸が含まれているのかの表示がなければ
避けて通ることができない。

禁止しないのなら、せめて表示は義務化すること。これは絶対だ。

そしてもうひとつの問題。それは・・・普段、これがニュースにならないこと、である。

放送局がニュースにしづらいのはなぜか。食品メーカーは大事なスポンサーだからだ。
これはネオニコチノイド系農薬の残留基準値の緩和も同じ理由である。
世の中はやはり、安心や安全よりも、「経済」を中心に回っているのだ。

ただ、食や農業の問題は、メーカーや生産者だけにあるわけではない。
我々消費者が今後も、「きれいで形がそろってて安い野菜」ばかりを求めるなら、永遠
に農薬はなくならない。それと同じく、
「サクサク食感がよくて安いお菓子」を求める以上、トランス脂肪酸も減らない。

長々と書いてきたが、要は「イヤなら買わなきゃいい。食わなきゃいい」のだ。
だ・か・らっ!! そのためにも表示義務は絶対必要だっつってんだよっ!!
その方が企業も努力するし、「脱・トランス脂肪酸」的な商品は逆に売れるでしょーが!
ちがうか?そーだろ??
そして世のお母さんたち。もっと食の安全について考えましょう。・・・子供の未来のために。
  


Posted by mikihito at 23:13Comments(1)

2015年06月17日

岡崎城のアオバズク

5月の終わりに岡崎城公園に行ってきた。





ネコ、熟睡。



ネコ、爆睡。



ネコ、起きた。



いやいや、今回の目的はネコじゃなくてこっち。・・・・・アオバズクだ。

アオバズクはフクロウの仲間で、初夏に日本に渡ってくる夏鳥。
数が少ない鳥ゆえ保護が必要だが、岡崎城のは有名なので・・・まぁブログに
載っけても大丈夫だろう。遊歩道のすぐ近くの木に止まってるので、スマホで
撮影してる人もいたくらいだ。もちろんバズーカみたいなレンズつけた野鳥カメラ
マンたちにも人気で、連日大盛況。

でもさ・・・この写真、後ろ向きなんだよね・・・・・。フクロウ類の後ろ向きの写真
なんて・・・・・せっかくの可愛らしい顔が全然見えないじゃないかっ!!



ギリ、この写真かな?でもこれも、顔をこっち向けてるだけなんだよね。
アオバズクって、クリクリの瞳がチョー可愛いのに・・・これじゃ魅力半減だ・・・。
しかもめっちゃ眠そうだし。

ネコといいアオバズクといい、岡崎城は眠気を誘う場所なのかも。よし、次回
もう一度リベンジに来よう。今度こそ、お目目パッチリの写真、撮ってきます!!

  


Posted by mikihito at 22:46Comments(0)