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 安全保障関連法の成立をめぐる議論が高まる中、絵本画家・いわさきちひろの作品を通じて平和を考えようという講演会「ちひろとベトナム戦争」が27日、南区のホールで開かれた。

 ベトナム独立70周年などを記念して、創立から60年を迎える民間団体「日本ベトナム友好協会」の京都支部が主催した。講師は、ちひろさんの長男で美術評論家の松本猛さん。約180人が耳を傾けた。

 1974年に亡くなったちひろさんは、代表作「戦火のなかの子どもたち」(73年)で、ベトナム戦争下の子どもたちを、第2次大戦での自らの空襲体験に重ね合わせて描いた。