自動車辛口批評 時々 世の中批評

デザインを中心に色々自分目線で批評 時々世相も斬る
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2011年10月14日23:38
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試乗記
BMW X6 3.5。

要塞のような車。前顔はちょっと尖った顔だが、後ろ姿は完全にバランスが崩れている。ヒップが高い。人間のヒップが高いのは褒め言葉だが、車のヒップ高は不安定さを示すと思う。横の姿は非常に特徴的。まあカッコ悪くはない。

車に乗り込む。もっと低いかと思ったら、普通のSUV並みのヨッコラショ状態で乗りこむ。ちなみにドア超重厚。閉めたら「ボォムッ」となる。ドライビングの姿勢はとりやすい。ルームミラーから後を見るも覗き穴程度の視界。ディーラーのお兄ちゃんが「オーライオーライ」とバックで公道まで誘導してくれたが、どうやって公道にたどりついたか記憶がない。ぶっちゃけ恐怖しかなかった。

エンジン全開。そこそこの加速。これぞ「可もなく不可もなく」の典型。エンジン音はまあまあ聴かせてくれる。ただし昔の直6に比べれば散々たるものだ。今でも私はE34の535DOHCバージョンがBMW史上最高の音色と思っている。
この車の真骨頂は雑誌にも載っているようにコーナーリングだ。とにかくアンダーが出ない(もちろん超素人の私レベルでの話)。コーナーリングを楽しむのに一番なのは高速道路本線にたどり着くまでのカーブ。結構Rがきついカーブも、ゆわkm/hでカーブに突入してもまっったく動じず、もちろんノーズダイブのかけらも見られず。ちょっと不自然なぐらいだ。まあそのかわり人間が傾きまくったが。
高速直進安定性はまあまあ。いつも書くが、私の定義は以下だ。

「以前は高速道路の直進安定性はベンツの圧勝。CクラスとBMW7シリーズでもCクラスに軍配を上げていた。でも最近はいい勝負。それはベンツが明らかに落ちたから。BMWが上がってきたわけではない。でもこれはメーカーの特徴の違いで優劣ではない。技術が進歩した今でも高速安定性とハンドリングの軽快さは共存できないと思っている。」

BMWもアクティブステアリングにしてさらに高速安定性が落ちた印象もある。

内装は可もなく不可もなく。クオリティーは低くないが最新のBMWの内装からは1歩後退している。まあ当たり前か。内装でよかったのは「シートベンチレーションシステム」。要はイスのクーラー。あれいいわ!ほんとにお尻が全然蒸れない。あれいくら?10万ならいいけど、20万以上ならちょっと考えるかな。

結論:でかいわ!!
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2011年10月09日21:21
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セダン
展示車を見てきた。いつも書くがこういうのはパッと見た第1印象が大事。で・・・

「たれぱんだ+大門刑事のサングラス」

というのが一瞬よぎったのでこれが私の第1印象。そう正直全然カッコイイとは思わんかった。はっきり言おう「ブス」だ。全体的には初代のシルエットを踏襲していると思うが、全幅が広がり過ぎて、かたまり感がない。よくいえば初代のスパルタンさが消えて柔和な顔つきとも言えるが・・・。なんしか目(ヘッドライト部分)大きすぎ!また後ろの顔は「これポロですか?」というぐらいの近似値さ。

内装は無表情のかたまり。なんか1つアクセントが欲しいわな~。まあ内装はこのクラスは望んではいけない。

結論:アウディに抜かれるよ。

初代(先代)1シリーズは私はてっきり成功作と思っていたがさにあらず。世界レベルでは失敗作だったとBMW自身も認めているらしい。その理由として「サイズの小ささ、デザインのスパルタンさ、BMWらしくない運転のしにくさ」らしい。サイズの小ささなんて1シリーズなんだからあたりまえじゃんといいたいところだが、アメリカではサイズの小ささから発売されていなかったんじゃなかったっけか。まあしかし反省してつくりだしたのがこれじゃあな~って感じ。

新型7シリーズからはじまったBMWの崩壊はもう食い止められない。6シリーズ、5シリーズと立て続けに失敗。とにかく車のキモである前顔のデザインがさっぱりなのだ。ベンツやアウディにくらべ保守的すぎる。全て前モデルが革新的すぎたせいもあるがギャップが激しすぎるのだ。幸い現行3シリーズは比較的保守的なデザインなので次期モデルもおそらく大コケすることはないと思うが、これで3シリーズがもし失敗したら、ミニ部門をタタに売却しないといけないかも・・・。

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2011年10月08日23:10
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SUV
カイエンはこれですべてのグレードの試乗を終えた。簡単に・・・

カイエン:ポルシェを名乗るには少々疑問なぐらいの遅さ(というか普通の車)。
カイエンSハイブリッド:いざとなったら若干速い程度。ブレーキはポルシェからすると欠陥品。
カイエンS:これがポルシェカイエンのスタンダードだと思う(かなり速い)。
カイエンターボ:ポルシェの真髄という車だが車重を考えると速すぎて怖い。

こんな感じだった。素のカイエンは少ししか運転していないが、あれならマークXのほうが速いと思うわ・・・。よってポルシェブランドとして「カイエン」はカイエンS以上のことを指すと定義したいぐらい。

さてカイエンS。分かり易い出力。400PS、トルク50。低速から豊かなトルクでグイグイ引っ張ってくれる。フケアガリもスムーズ。カイエンターボの恐怖すら感じられるような人工的な加速ではない。街中は2000rpm以下で十分事足りる。アクセルは重くもなく軽くもなく踏んだ分だけ反応してくれる。これぞノンターボ大排気量の醍醐味。車両感覚は四隅が掴みやすく運転にストレスはないが、サイドミラーをデザイン性に振ったので見える範囲が少々狭い。

乗り心地は、コイルサス(標準)の18インチ径のホイールとタイヤ(純正標準)での感想だが・・・いい!単純にいい!多少の硬さはあるが、BMWのようにゴツゴツせず、ベンツのように一枚ゴムが噛んだような感じでもない。さすがだ。外観の見栄えはパッとしないけど18インチ標準タイヤがいいんだよきっと。最近へたしたら22インチ径とか見栄え重視のタイヤが流行ってるけど、やっぱりメーカーがこれって決めた純正サイズが一番なんだな。正直エアサスのカイエンターボとまったく差が分からんかった。ま、私クラスの人間なので玄人が乗れば違うんだろうが・・・。
高速走行でもまったく変わらずいい乗り心地。ベンツMLの高速走行を少ししか味わったことがないけれど、BMWのSAV群に比べたら直進安定感ははっきりと「カイエンの方がいい」と言える。よく「80km/hぐらいだと思ったら130km/h出ていた」という表現をドイツ車で使われるがまさにそれ。ただ二世代程前のベンツのように指一本で一直線というようにはいかない。SUVだからしょうがないか。

ブレーキはポルシェらしいソリッドな感じだがもう少し効き味感が欲しい。もちろんフルブレーキしていないので最大ポテンシャルは分からないけれど。ハンドリングはサーボトロニックがついていたが、結構重い。低速域などではえ?ホントに付いてるの?って感じだけれど、担当に聞いたら通常のはもっと重いそう。しかも駐車時に忙しくハンドルを回すとアシストがついていってない感じ。かといってハイブリッド車に標準のサーボトロニックはスカスカ。4WDとは思えないぐらいの軽さだった。あれはあれで現代っぽくてよかった。

内装は前も書いたがATシフトレバーは古臭いのでなんとかすべき。ベンツのジグザグゲートの硬質感やBMWの潔い電子化に比べたら節度感がなくアナログ感満載。シートのポジショニングは全く問題なくとれた。

で、カイエンに色々乗ったがお薦めのオプションを挙げたい。欲を言うときりがないのがポルシェ。より簡潔に・・・
オートマチックテールゲート(手動は閉める時結構勢いつけないと半ドアになる)
キーレスエントリー(ドアハンドル握るだけで解錠する便利さに慣れると戻れない)
サーボトロニック(ポルシェといえど肩の力抜いて運転しましょ)
レザーインテリア(高いので余裕があれば・・・2ランク上の車に見える)
スポーツエグゾーストシステム(ポルシェはこれ付けんと始まらんでしょう)

特にスポーツエグゾーストシステムは40万円以上するオプションだが超お薦め。反則なぐらい野太いサウンドが一応純正で手に入る。レザーインテリアはポルシェの弱点である内装をグッとエレガントにしてくれる。走り系のPASMやPDCC・PCCBなんてあればいいのだろうが乗り比べなければ分からない。知らなくていいんじゃないかな?エアサスとコイルサスの明確な違いは素人の私で分からんかったがコイルサスでなんら不満を感じない。PTVプラスなんてそのシステムでその値段取るの?って感じだ。とにかく走り系のオプションは高い!
で・・・オプションの付け具合だが、つけられない方が大多数とのこと。もちろん販売比率は素のカイエン(3600cc)が80%以上とのことだった。最近ようやくカイエンSハイブリッドが売れ出したらしい。

カイエンのベストバイは間違いなくこの「カイエンS」。素のカイエン買うならベンツMクラスをお薦めしたい(もうニューモデル出るみたいだが)。


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2011年09月30日23:42
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世相批評
緊急地震速報が入ったのでNHKBSにチャンネルを合わせた。
ヤクルト阪神戦がやっていた。信じられない光景。優勝を久しぶりに争っている球団とは思えないスタンド。がらがら。娯楽の多様性というのもあろうがな~。

パ・リーグは球団が各地に散らばり地元に根付き人気が回復した。セ・リーグももうそうしなきゃいけない時期にさしかかっているのかな。なんといっても関東に3球団はもういらない。横浜も身売りするなら四国か北陸、いっそのこと沖縄に行くべき。四国なら高松ぐらい、北陸なら金沢か新潟。

不公平感もある。疲労度は在京チームと広島カープではそうとう異なるはず。例えば巨人は3分の2ぐらいは自宅から通えるけど、広島はぴったり半分しか自宅から通えない。半分はホテルで過ごすことになる。

また、よくサッカーみたいに野球も日本代表をつくり試合をすべきという意見もあるが、これは反対かな。日本代表をつくり毎年試合すると、肝心なプロ野球の魅力が減り、より高等な代表試合しか見なくなっちゃう。目が肥え過ぎてしまうのだ。WBCなんて3~4年に1回で十分だ。サッカーもそうじゃないの?最近はテレビつけたら予選のサッカー日本代表試合が流れている。あれ見た後Jリーグ見れんよ。

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2011年09月25日22:06
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その他
車をつくるにあたり小技がはやることがある。例えばドイツ3大メーカーの最近の小技・・・

ベンツ:ドアミラー内のターンシグナル・ATシフトのブーツ
BMW:イカリング・キセノンライト・トランクリッドのモッコリデザイン・ナビのジョグダイアル
アウディ:LEDライト

などがある。上記はBMWのイカリング以外一気に広まった。特にBMWのキセノンライトは多大な功績だろう。またここで一番マイナーなのもBMWのイカリング。欧米ではあのイカリングだけを点灯させることは走行中はほとんどないはずなのだが、日本は違う。イカリングだけ点灯する機会が多いはず。あの姿がなんとも無様な印象がある。思うことは同じなのだろうか?はたまたあれを真似(追従)するのは気が引けるのだろうか?世界どこのメーカーもあれを採用していなかった。
ところがアメ車のムスタングかカマロだっけかが採用した。また最近市販のアフターパーツが発売されたのか色々な車であのイカリングが見受けられるようになってきた。次にあれを採用するメーカーはどこだろうか。日本ではトヨタや日産ではなく軽自動車ぐらいが採用する可能性があると思う。しかもやんちゃ系のグレードで・・・。
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