自動車辛口批評 時々 世の中批評

デザインを中心に色々自分目線で批評 時々世相も斬る
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2013年02月09日17:55
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セダン
やっと担当から電話が入り納車が決定した。注文時、約3ヶ月で納車(オーダーでは最速のはず)と言われていたが、4ヵ月半かかった。

その割に「待ちに待ったぁ~」というワクワク感があまりない…なぜかというと最近C200になじんで、あまり他の車乗らなくなってきたからだ。やっぱり使いやすさと機動力を兼ね備えた車にどうしても運転が偏ってきてしまう。あと当然乗り心地もね。
以前640iグランクーペを試乗した印象では、今のC200より乗り心地が良かった印象が皆無なのだ。やっぱりまだまだランフラットタイヤの悪影響が残るのかな…

BMWの先進技術を取り入れようとするこの10年ほどの取り組みは非常に評価する。アクティブステアリングの完成度は初期に比べたらもう熟成どころではないぐらいの完成度を極めている。巷では不評の「電気シェーバー型ATセレクター」も私は正直あんなに使いやすいものはないと思ったぐらい使い勝手がいいと感じる。デザインにおいてもチューブ式LEDの前後ライトも今になって急激に他車で採用され始めている。ディーゼルターボもプレミアムブランドとしては各グレードに設定するなど積極的である(先見といえばEクラスのほうが先か…)。それゆえに、もう本当に残念でならないのが「ランフラットタイヤ」をいまだに履きこなせていないというころ。これはBMWにだけ責任があるわけではないが…。

都内でもまだまだ数少ないグランクーペ。さてさてどれぐらいの割合でグランクーペに乗ることになるのだろうか。

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2013年02月03日22:09
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SUV
この車の評価は難しい。まずカイエンSにレクサスRXのようなお手軽セダンライクなものは求められないし、ベンツMLのような超カッチリセダンライクなものを求められると違うし、BMWX6のように電制満載で強引に曲がるけど、乗り心地は「はぁ?」という車でもない。なんなんだろうか。やっぱりポルシェの立ち位置ってちゃんとあるんだ。ポルシェワールドってあるんだなと思う。正直、キレッキレにコーナーが得意のX6より全然曲がりません。はっきり言ってRXより運転しにくいです。しいていうなら、1980年代のベンツとBMWを足して2で割ったような感じかな~と思う。決してその2社のいいところだけをとったわけではない。懐深く、軽快感も持ち合わせ、矢のような走りを見せて高速を得意とする。街中走行は他のSUV車の平均ぐらいだけど、あの時代のベンツみたいにもっさりはしていない。表現が難しいけど、カイエンS は圧倒的に高速走行を得意とする車である。

約1年で8000km走って、1つ言えることは、「手放す気がしない」ということ。この車を手放すなら次はマイチェン後のカイエンターボか、フルチェン後のパナメーラGTSだな。すっかりポルシェ教の信者になってしまった。元祖ポルシェ派からは『911を省くなんてポルシェ信者じゃない』と言われそうだが、それで結構。甘んじて受けます。そして私は私で今後発売されるカイエンJr.を「あんなのポルシェじゃない」って批判するだろう。そうして世の中ってグルグル回っていくのだろう。でも時代の流れには逆らえない。

さて、かといってカイエンはパーフェクトな車かといえば上記のごとく全然そうではない。他には

・メカニカルノイズ満載で静かじゃない、振動も伝わる。
・「四駆だな~」というのが伝わりすぎるハンドリング。その点でBMWのSAV群とは相当差をつけられている。
・日本のインフラでは少々持て余すサイズ。でも思ったより小回りは利く。BMW以上ベンツ以下。
・ヘッポコの内装。
・ヴィッツレベルのダルなATセレクターレバーのタッチ感。(これが一番納得いかない点)
などなど欠点もあるが、

・エンジン音、排気音(スポーツエキゾーストシステム)などこれだけで買う価値あり。
・もう出てこないんじゃないかと思われる大排気量NAエンジン。小排気量ターボエンジンよりもトルク感満載。
・高速巡航が非常に安定しているし、アイポイントが高いので安心感がある。
・静かじゃないし、ノイズもあるけれど疲れない。
・日本製に割り切ったナビ。デザイン性は落ちるが、これでいい。
など魅力満載。


で…カイエンへの提言。

・アクティブステアリングを採用すべき。あれに慣れたら非装着車の切り返しがうざくてしょうがない。
・ATに硬質感が欲しい。
・ブラック樹脂モールはもうやめよう。ボディー同色を標準としたらいいじゃん。
・マセラティ・フェラーリまでもが小排気量ターボ化に踏み切った。大排気量N.A.の牙城は守ってほしい。そうしないとポルシェ栄光の「ターボ」グレードが消滅するよ。
・受注が少ないもっさい色はさっさと人気色に変えなさい。

あと・・・エンジンバリエーションについて一言。次期型は以下がいいと思う。
たしかトヨタとハイブリッド計画立ててたよね。ということで

2500cc直4ハイブリッド(クラウン用):カイエンハイブリッド 1000万(ええ、ぼったくりですよ)
5000ccV8:カイエン 
5000ccV8ターボ:カイエンターボ

もうハイブリッドはエコに徹しよう。結局今のカイエンハイブリッドは、パワーも燃費もそこそこという「どっちつかず」で売れてないでしょ。そして廉価なV6カイエンを廃止し(今後発売予定のカイエンJr.を受け皿にする)、カイエンSを通常の「カイエン」にする。

あとデザインに言及しなければいけないが…
前顔はまあ無難な顔。マイチェンでまたちょっとイカツイ顔になるんだろうな…
後ろはもう少しデザインに工夫が欲しかったな。多分マイチェンでは結構テコ入れがされるはず。
全体的には初代よりさらにスポーティーには見えるが、あと一歩SUV色を消してほしいな。イヴォーグを見ると余計にそう思う。

さて総括として…カイエンSを所有して一番に言えることは「この車のエンジンが好き!」これに尽きる。

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2013年02月02日23:30
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その他
今月号のカーアンドドライバーでデトロイト・ショーの特集をしていたので一言…

レクサスIS:顔は予想通りのレクサス顔。後ろがちょっと攻撃的になったじゃん。実物見て判断しよう。あと、トランスミッションが6ATと8ATとTHSの3種類あるらしい。なぜ8ATとTHSじゃだめなの?2500ccだけなぜ6ATなの?そこで差をつけるからレクサスはプレミアムメーカーじゃないんだよ。ケチっちゃダメ!あと全幅1810㎜。1800㎜にしときなよ~。

スカイライン:印象が薄いデザインだな。ここ2~3代続いた前衛的デザインも見慣れてきたのだろうか?あと、エンジン選択肢の幅が狭い。3700ccと3500cc+ハイブリッドだと、2車間にパワー差があまりない。日本では2500ccバージョンが出るらしいのだが、いっそ世界的に2500ccと3500ccハイブリットだけでいい。

アキュラNSX:本当に発売されるの?今回はミドシップ+4WDという構図。FRとかFFとかの駆動方法はどう表現するの?M4?これじゃあBMWのM4と勘違いの可能性あり。MR4とかMR+Fとかかな?前輪の駆動力はモーターのみが請け負うらしい。ってかこれ日本で発売されるの?オールアルミでこの複雑さからすると1500万円ぐらいになるのか?

ベンツCLA:何この車?Aクラスの4ドアセダン版らしい。そんなのいる?サイズ的にCクラスと競合するんですけど…と思った矢先にそう書いてあった。そう思うよね~。写真見る限りかっこいいけど当然ながらAクラス流用だからFF。ニッチ商品なのか、はたまたアメリカでのカムリ競合程度の車なのか意図が不明。でも…ヒット作といかないまでも、そこそこ売れそうな予感。

BMW4シリーズ:後ろのテールパイプが特徴的。マークX、グローバル的にはレクサスLS以来テールパイプを大きなデザイン的要素として取り入れるようになって久しい。が、それ以外は見るところなしという感…。ま、実物みないとね。

さすがデトロイトショー。すばらしいラインアップ。しかしポルシェ・ニューケイマンのお披露目が、あえてL.A.ショーにされたのがよく分かる。デトロイトショーより1~2か月早くプレスに発表出来るし、目立つ。

とこで、3大自動車ショーって、てっきりフランクフルトとジュネーブとデトロイトだと思ってたんだけれど、ジュネーブじゃなくって東京だったんだね。2年に1回しか開催されないのに、なぜ東京が入ってるんだ。ここ2~3回露骨に中国シフトしている欧州自動車メーカーが多いので、すっかりローカルショーになった感じだよ、東京は。

それよりもっともっと驚いたのが、カードラが月一回の刊行になっていて、しかも600円もしていること!いったい何が起こった??







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2013年01月26日23:55
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その他
最近のVWのデザインはいいと思う。少なくとも「ワッペングリル」を早々に見切りをつけたことは正解だろう。最近のモデルは非常にモダンに見える。ただ2台を除いて…

まず「up!」。前も書いた。評論家方の評価は非常に高いし、自分が乗ってないので偉そうに言えないが、デコメで出てきそうな前顔と、後ろのダサさ加減。濃色系ならいいんだけれど、よく雑誌に載っている薄色系は余計にそれら2つが目立ってしょうがない。いくら車の機能がよくても食指が動くことはない。

あと、「クロストゥーラン」。ミニバンをオールロードクアトロ風味に車高あげてどうするの?ああいう背の高い車は、いかに車高を低くしつつ居住空間を広くするのかを苦心してるのかと思ったけど…違うの?専用サイドスカートも穿かせてもらってるけど、違和感ありあり。

他はパサードはじめトゥアレグなど洗練された雰囲気。ぶっちゃけ高級車に見える(まあ安い車じゃないけどね)。ポロからラインアップされるすべてデザインが統一されていい雰囲気。ただしそこには強引にモデルチェンジするゴルフやマイナーチェンジで初期型と比べ原型とどめていないティグアンなどの犠牲はあるが…



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2013年01月24日21:56
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セダン
BMW640グランクーペの納期が若干遅れてるとのこと。今まで本国発注において納期が早くなることはあれ、遅くなるのは初めてだなぁ~。

さて最近Cクラスを気に入ってよく乗っている。この前の車である現行初期型Cクラスは4年間で2回ほどしか乗ったことがなかった。とにかく乗り心地は悪く、そのうえハンドルがその前のCクラス(ひょうたん目のモデル)に比べ、クラウンか!と思うぐらいスカスカになり、どうもしっくりこなかったからだ。

さて次期Cクラスは全幅1800㎜を超えるらしいが、だめだよそんなことしちゃ。アウディA4だって全幅1800㎜以下にしておけばもっと売れたはず(日本では)。私もA4が1800㎜以下ならパートナーに「ベンツやめて、はやりのアウディにしようよ」と猛プッシュしてたはず。
安全性を考え安易に全幅広げるより、同じ安全性を確保したサイズダウンを努力すべき。初代セルシオは全幅1820㎜だよ。で、現在のA4は全幅1825㎜。やりすぎにもほどがあるわ。

さてC200、以前書いたファーストインプレッションと比べてどうか。
乗り心地は、前車である現行初期型Cクラスに比べ飛躍的によくなっていて感動したが、やはりちょっぴりゴツゴツしている。タイヤがファットすぎるよ~。ホイールハウスに溢れんばかりのタイヤが収納されている。205/55/R16ぐらいでいいんだよ…。不正路面では遠慮なく突き上げとロードノイズが入ってくる。もちろん角は上手に削られている。
ステアリングの軽さは慣れた。慣れたらもう昔のベンツの重ステには戻れない。これはこれでありかな。


燃費は相変わらず、街乗り8~9km/L、高速14km/Lぐらい。期待値は街乗り10、高速20、だった。

アイドリングストップ機能は、結構長持ちしてくれる。ポルシェなんて長くて20秒ぐらいしかもたないが、ベンツは最長5分ぐらいもったんじゃないだろうか?ただ前も書いたけど、解除される時の「ブルッ」という音は大きめだし、振動も大きい。

エンジン音はかなり改善されたと書いたけれど、やっぱりダイムラー製直4特有の「バタバタ」音が入ってくる。より一層の努力を要する。これを「実用的なエンジン」と解釈する評論家は今すぐ辞めるべき。

過給機付きエンジンなので中間加速において低回転域で加速を求めるのは無理。やはり2000回転以上でないと、こちらが描いた加速が得られない。基本「最大トルクを低回転で得られている」というのはこういうシチュエーションでは何の意味もなさないと思う。

高速道路も何度か乗ったが、いつも主張しているように「昔のように一本棒に突っ走るメルセデス」は今はない。
ひょうたん型のCクラスのときは、まだハンドルに指一本軽くのせて「ぬあわkm/h」走行が十分可能だったが、前車の初期型Cクラスや今回の最終型Cクラスではそれは無理。そのかわり街中走行が非常に楽にはなっている。どっちがいいか。今のほうがいい。狭い路地の右左折もかる~くハンドルが切れて圧倒的に運転しやすい。
これはSクラスにもまったく同じことが当てはまる。

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