自動車辛口批評 時々 世の中批評

デザインを中心に色々自分目線で批評 時々世相も斬る
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2013年09月30日12:57
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その他
ニューA3が発表された。写真を見たけれど、これだけ予想通りなモデルチェンジもない。前も書いたけれど、アウディは1~8まで金太郎飴みたいにどのモデルも同じ顔、後ろ姿もほぼ同じ。少々食傷気味。

これって統一感というより『没個性』ではないだろうか?エンブレムを見ないと「A4かA6か」「A6かA8か」いまだに見極めがつかない。
ベンツはCとSに統一性を持たせ、Eだけ少し先鋭的なデザインにしている。
BMWは「キドニーグリルに4つ目ライト」と相場が決まっているので、その制約の中で3・5・7の主要モデルをモデルチェンジさせる度に少しずつ変化を持たせて各シリーズまんべんなくわずかな差異が出ている。また革新的なデザインと保守的なデザインを2世代ごとに交代で出している。

ポルシェやマセラティほどの小規模メーカなら許されるが、アウディのような大メーカーでは統一感がありすぎると食指がのびないよ…。あと、次世代のフェースにする場合、どのモデルから変えていくかが問題であり、他のモデルもマイチェンで劇的に顔が変わってしまう歪が出る可能性があるし、旧モデルが一気に古臭く見える可能性もある。

日本車のように同じメーカーでも車種ごとに全く違う顔っていうのもどうかと思うが、アウディの統一顔、ちょっと考えた方がいいと思うけどな。
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2013年09月24日23:11
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その他
ベンツC200:相変わらずパートナーの実家に居候。パートナーがちょくちょく行って、月に一、二度の郊外への遠出と、普段の買い物に使っているそうな…2~3か月前に1年点検があったのだけれども全く異常なしとのこと。非常に運転しやすい車に変わりなし。ややこしい道と分かっておれば必ずこの車で行く。コンパクトで小回りが利く。…帰ってきて欲しいんだけどなぁ…
欠点と言えば、後輪にもブレーキダストがいっぱいつくこと。前輪はあきらめているのだけれども、後輪もこんなに?って感じ。あとはいつも書くように異様に軽すぎるハンドル。昔のホンダプレリュードを思い起こす。
燃費は…最近全然お目にかからないので不知。

ポルシェカイエンS: 2年目点検を終了。約1万キロ走行した。こちらも特に問題なしとのこと。運転していてどこかが劣化したという印象は皆無。ロングライフエンジンオイルではないので交換をした。高速7:市街地3で燃費6.5km/L。この前試乗したレンジローバーと対極にあるSUV。と思いきや、正直ハンドリングなんて街中ならレンジの方が軽快だった。ただ車体はちょっと緩かったが。でもよく言えばポルシェの方がカッチリ重厚。エンジン・排気音も天と地の差がある。ポルシェはV8エンジンを聴く為についつい回してしまう。この官能がV6で出せるはずがないと思うと、カイエンに近づいているマイチェンがつらい。前も書いたかもしれないが、どうしても下回りが気になる。下をのぞくと、ちょうど車体中央部に赤や黄色や緑の配線が露出している。いたずらでそこをプチンと切断されたらどうなるのだろうか。気が気じゃないわ。

BMW640iグランクーペ:最近これによく乗っている。といっても総走行距離4000km。他車からこの車に乗り換えて一番戸惑うのはアクティブステアリングじゃないだろうか。昔に比べたら非常にマイルドな設定になっているけれど、特にバックでの微操作が難しい。ちょっとハンドル切るとグニャっと曲がってしまう。でも前進している限りはまったく問題なし、ずいぶん改良されたものだ。人工的なステアリングフィールはC200もカイエンSも一緒。
ではランフラットタイヤはどうか。こっちの方がアクティブステアリングより劇的に進化しているが、いかんせん初期モデルの印象が悪すぎた。まだまだ改善の余地あり。良路ではいいのだけれど、やや強めの段差でも「ド~ン」と突き上げられる。おそらくCやカイエンなら「デン」って感じでサスとダンパーでいなせるような段差でも脳天まで突き上げられる感覚が来る。
内装は美しい!内装に関してアウディを推す評論家方が多いけれど、私はBMWが今現在は一番だと思っている。
この3Lターボエンジンに乗るのは2台目だけど、随分洗練された印象がある。以前乗っていたのは、『なんだこの直6は!』という落胆でほとんど乗らず、3年3000kmも満たない走行距離で手放した。苦しいトップエンドでの音&ノビ、低回転時の出来の悪いV6のような濁り音、直噴丸分かりのモーターのような音。その時に比べたら別物に近いぐらいの感じ。遮音材が豊富に使われているのかは分からないが、静かだけれど聞くに堪えうる音色にはなっている。
しかしこの車には出会わないね。あんまり売れてないのかな~

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2013年09月18日23:42
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試乗記
都内のお洒落な街のとてもクルマ屋さんには見えないぐらい凝った建築物のディーラーに行ってきた。
その分、ランドローバーのマークのショボさ加減が一際目立ってはいたが…

前もって電話を入れておいたので、すでに試乗車が待ち構えていた。最近ちょこちょこ見かけるが、間近で見ての直感的感想は『エレガントさが影をひそめデジタルなデザインだな』というぐらいか。イヴォーグからの系譜はちゃんと踏んでいる。旧型と比べ腰高な印象がない。

まずはショールームで車の説明を受ける。近々年次モデルチェンジが行われ、5LのV8がドロップアウトして代わりにジャガーで導入されている最新式の3LのV6+SCを搭載するとのこと。またSCかよ…イギリスの伝統か?馬力が380P.S.から340P.S.になるとのこと。

「なるほど、はやりのダウンサイジングですね」
「ええ…それがですね…ジャガーでの話ですけれど、正直あまり燃費が変わらないんですよ~」

そら見たことか、いつも私が主張している「日本の道路事情だとエンジンのダウンサイズより過給機の不利さが出るから意味合いが薄い」ということだ。ただ重量の重いレンジならさすがに燃費は良くなるんじゃないかな。

さっそく試乗。残念ながらもうなくなる5LのV8のN.A.しかないとのこと。ドアの開閉は、ドイツ車より軽い印象。室内をグルリと見回す。SUV界のロールスロイスと例えられる乗り心地と内装。内装に関しては、精密ってわけではない。ドイツ車と一線を画す感はあり、優雅と言えばそうだろうけれど、スピードメーターなど最新式?の液晶タイプなので、ま、ふつーですね。シートは若干フワッとした感じでいい感じ。ドアミラーも大きくて見やすい。シートを合わせ思ったのは『見晴らしがいいな~』ということ。大きな車だけれど4隅がしっかり確認できる。ポジションも上から見下ろす感じで爽快。やっぱりSUVはこうでなくっちゃね。

プッシュボタン式エンジンを始動。やさしく遠くから、しかし確実にV8的な音が聞こえる。じゃあしゅっぱ~つ。おもむろにアクセルを踏む。

グワワァァァ~ン!

ええ~~!!思ったより急発進した。びっくりしたぁ~。なんじゃこれ。日本車みたいに発進時のアクセル開度を大げさに設定してあるのか!?びっくりしたぁ~。まあこれで分かったから優しくしてあげるね(笑)。ちなみにブレーキの踏み込みも思ったより効く。これがいいのか悪いのかは分からないけれど、確かに私がドイツ車のややもっさりしたアクセルに慣れ切っていたのかもしれない。

ハンドリングはいたって素直。かる~い感じ。かといってCクラスのような人工的に無理やり軽くした感じはない。でもこれぐらいのサイズの車ならBMWのアクティブステアリングが欲しくなる。前方の見切りもいい。シフトノブはポップアップのダイヤル式。正直これは少々使いにくい。ディーラーの駐車場に入れるときに3回ぐらい切り返ししてしまったのだけれど、いちいち目をそらせて、前のめりになってダイヤルを回さないといけない。やっぱりベストはBMWのジョイスティック。バックはとにかく前に、発進はとにかく後ろにガバガバっと倒してやればいい。ベンツのやつもいいんだろうけれど、どうしてもコラム式というのが気に食わん。間違って触ってしまいそう。

さてさて乗り心地はどうか。第一印象は『結構硬いな』。どうしても『優雅』という先入観があるから少々驚いた。総走行距離が195kmということもあるからだろうか。ただし他のドイツ車のSUVの乗り心地とはやはり違う印象。工事中のきつい段差では上屋がちょっとブルついたし、交差点での右左折を少々強引に曲がると少しはロールする。ただすべて不快とは程遠い。

エンジンはよく反応するエンジン。早さはこれで十分。吹け上がりもいい。エンジン・排気音は少しスポーティーという程度で耳に入ってくる。

総括:巨大な車なのにとにかく運転しやすかった。これはシートのポジションや車の作り(4隅が見やすい)によるものだと思う。シートはフカフカではないが比較的やわらかめ。乗り心地も最近の他社のスポーティーSUVに比べると角が丸い感じだけれど、想像よりははるかにしっかりしていた。すこ~しだけ硬いと思った。良い車だ。




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2013年09月15日10:03
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その他
色々なディーラーをまわり思ったことは、各社盛況!!ということ。
ベンツとBMWは座る椅子すらなかった。みんながみんな商談というわけじゃないかもしれないけれどね。
アウディはかろうじてカウンターの椅子に座らせていただき、アンケートを記入。

ホントに不景気なのかなぁ~

ただベンツはAクラスとCLAに人気が集中していたみたいだ。これにGLAが発売されたらどうなるんだろうか。でもGLAかっこいい。SUVでズッコケているベンツに光を当てるだろう。ベンツもこのような廉価な車が販売の主流になるだろうから大変だな。ガチンコで国産車と勝負しないといけない可能性があるからね。

P.S. レクサスはガラの悪いおぢちゃんがLSの点検に預けに来ただけで、それ以外は私が来た時から帰る時まで1人もお客が来ていなかった。大丈夫??

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2013年09月13日23:28
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試乗記
今まで一度も行ったことがないレクサス店に行ってみた。
電話でISの試乗を申し込む。電話からもうVIPになったような感覚の対応はさすがとしか言いようがない。ただし最後に
「何のお車で来られますか?」
と質問された。え?もう行く前から客の選別に入ってるの?

私:「BMWです」
L:「BMWは何シリーズですか?」
私:「…6です」
L:「かしこまりました」

…なんかいい気分はしないなぁ。

挨拶もそこそこに試乗を申し出る。試乗車は300hと250の2台あるとのこと。両方を薦められるも、1台でいいやと思い、「売れ筋の車がいいです」というと、70%が300hとのことでそれに乗ることにした。

試乗車はIS300hの素のモデル。FでもなければLでもない。いいじゃないの。しかもレギュラーガソリン仕様だって。

まずデザインをまじまじと見る。素のモデルでもリップスポイラーみたいなのが付いていて結構イカツイ。
ちなみに女性のみが乗る率は少ないそうだ(いわゆる奥様専用カー)。ほとんどが男性もしくは共用とのこと。デザインとしては少なくとも3シリーズやCクラスよりはいい印象を受ける。
近くから見たらヘッドライト周りなどすごく凝ったデザインだ。ただ後ろ姿は少々貧弱な顔のように見受けられた。GSの後ろ姿もそうだけれど、1ランク下(1サイズ下)のクラスの車のように見えてしまう。あと全幅1810mmはいただけないね。BMW3は従来の1805mmを日本専用仕様のドアノブに付け替えて1800㎜にしてますよ~。


早速鍵をもらいドアを開ける。お?結構剛性感あるドア!ついに日本車もここまで来たかという感じ。なんでもドイツ車がいいというわけじゃないけれど、今までは明らかにドイツ車の方が「カチッと感」があった。もちろん値段も違うけれどね。

コックピットの説明を受けつつグルッと内装を見渡す。先進性のあるデザインだけれどダッシュボード、とりわけナビ回りがなんか違和感を覚える印象だった。ナビの前のスペースは無駄な印象があるけど意味あるのかな?視線の移動が少ないというメリットのため?
センターコンソールのスイッチ類が少々安っぽいかな。
あとパーキングがフットペダル式というのが結構古いなぁ。クラウンと同じじゃん。セレクターレバーはベンツのジグザグ方式。これもベンツほどではないが硬質感はあった。

おもむろに出発。ハンドルを切る。おおお~いいハンドルじゃん。日本車によく見られる「ウレタンです!!」的な感触じゃない。
走りだし一瞬の感じは、値段が値段だけに当然と言えばそうだけれど、『ドイツ車研究してるな~』ということ。ディーラーから幹線道路に出る為にハンドル切るだけで分かった。当然素人レベルですけどね…

赤信号で止まり、信号グランプリを申し出て、ほぼ全開加速する。……あららら??、20km/h以降のスピードの乗りが悪いな~。正直2000ccN.A.並みの加速力。とても300(3000cc相当)を名乗る車じゃないよ。クラウン同様そこのところをディーラーマンに聞くと
「やはり燃費を意識した車ですので若干マイルドな設定になっております。設定をスポーツに変えていただけますと頼もしく走ってくれます」とのこと。

じゃあということで、ダイヤルをスポーツに合わせ、またまたフル加速……
全然違う!!クラウンではそんなに感じなかったのに、ISのスポーツモードは鮮明に違いが分かる。これなら3000cc並みの排気量を名乗れるよ。でもまあ買えばエコモードの方にしておくだろうな。暑かったので最初はエンジンつきっぱなし。途中からエンジンがついたり消えたりしていたが、まじまじとモニターみてエンジン始動停止を確認しいてたが、非常によく制御されていたと思う。直4特有のエンジン振動をしっかりと押さえられていたと思う。3万キロ走ったらどうなるかを見てみたいけどね。真夏でもアクセルワークを気をつけて走ればかなりエンジンをつけずに済みそうだった。

で、乗り心地は…論評できない。ふつー。決してスポーティーではないし、奥行きがある味わいあるサスというわけでもなさそう。たかだか市街地のお決まりの経路を2周させてもらっただけだからね。あと、やっぱりブレーキだけは触れておかないといけない。ハイブリッドとしてはずいぶんマシになったとはいえ、まだまだ回生ブレーキ特有の硬いブレーキが残る。でも繊細に扱わないと「カックン」となるというのは昔の話になった。

値段設定は大胆だ。レクサスは色々なサービスがついているけれど、ベンツやBMWとガチンコ勝負のお値段はどうだろうね。実は最もお得なのはIS350。外車は排気量が大きくなると値段が跳ね上がるからね。

最後にディーラーマンが私と全く同じことを思っていることを吐露された
「この車にBMWやベンツのマークが付いたらあと3倍売れますよ」
まったくその通りだと思う。それぐらい現行ISは近くから見たらちょっとゴテゴテしすぎかもしれないけれど、いいデザインだと思う。かっこいい。

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