NEWベンツEクラスを試乗した後、日本の基準車クラウンの試乗にその足で行った。
9月上旬のカンカン照りの日。ハイブリッドには過酷な日。
ディーラーに入ると、「気鋭の『レクサス』とトヨタの老舗『トヨタ店』でこれだけかける経費が違うのか!!」という、それはそれは貧相な店構えだけれど、ロイヤルとアスリートの両方試乗できるところで一番近かったところだからしょうがない。
まずは車の予備知識をディーラーマンから得る。
アスリートとロイヤルではちょうど半々の売れ行き。でも店舗周囲の環境によってはアスリートの方が多いところもあるとのこと。エンジンは80%以上がハイブリッド。たとえアスリートでもその比率は同じ。今やクラウンもハイブリッド車なのだ。試乗車はロイヤルもアスリートも同じ直4の2500ccハイブリッド。IS300hと同じものらしい。
グレード売れ筋はアスリートなら「ハイブリッドアスリートS」、ロイヤルなら「ハイブリッドロイヤルサルーン」が一番の売れ筋とのこと。サイズは4900㎜×1800㎜の堂々たるもの。
外観はふつーの車という印象。フォーマルカー。ディズ・イズ・ジャパニーズカー。前から後ろまで特に論評なし。Cピラーのクラウンバッチはもういらないんじゃない??
さてドアを開ける。軽い感じだけれど、しっかり感は十分にある。
内装でパッと目に入るのが、ダッシュボードの質感の高さと、それに対照的なシフトレバーの古めかしさ。ダッシュボードからセンターコンソールにかけては高級感がある。レクサスISより見た目はいい。ただし、シフトレバーの硬質さ、ステアリングホイールの高級感はクラウンが一歩譲る。ま、ISと競合しないと思うけれどね。シートに座り座席を合わす。ハンドルや座席はすべて電動。しっかりと合わすことができた。インパネやナビに関してはデジタル感満載。でもシンプルなので分かり易い。
エンジンスタートボタンを押す。夏なのでエンジンがしっかりかかる。直4とは思えない静寂。振動も上手に抑えているけどV6とは一線を画す極小微振動は感じる。
早速試乗に出る。「どこに行ってもらっても結構です。なんならご自宅の駐車場で車庫入れしていただいてもいいですよ。」とのこと。
じゃあお言葉に甘えて、いつもの段差の所を通らせてもらおう。そこはレクサスSCをはじめほとんどの日本車が完全にサス・ダンパーを使い切ってだらしなく「ドォ~ン」と跳ねる場所。BMWもシリーズによって同じ現象になるのでタイヤも関連してるのだろう。ま、素人ですから詳しい原理は分かりません。
早速公道へ。総走行距離8000km。ハンドルは軽い部類だけれど低速域でもスカスカではない。試乗車なのでおっかなびっくりなのでまずはゆっくり加速。非常にスムーズ。次の信号でもはやエンジン停止。ゆっくり発進。どこまでモーターなの??と思ってると、もうエンジンがかかっているとのこと。ひゃ~ここまで進化したのかい。次によくよく耳を澄ませてやっと分かる程度。もちろんエンジン停止も普通に走っておれば気づかない。ま、クラウンクラスの車格なら振動対策のエンジンマウントの工夫や遮音材をふんだんに使えるからね。でも凄い。
では普通の加速をしてみる。むむむぅ~、速くはない。というよりもたもたするという印象。では…としっかり踏み込んでみる。う~ん、本当にシステム合算馬力220P.S.??車体が重いのか??
正直220馬力とは思えないと伝えると、センターパネルでパワーモードにしてもらう。これで踏み込めば結構違い分かりますとのこと。そーですかい、とガツンと踏み込む。むむむ…多少違うかなぁ…という感じ。まあクラウe="height:30px;list-style-type:none;text-align:right;margin: 0px 0px 20px; padding: 10px 5px 0px; ">
osahyo