およそ20年前には結構友人の軽自動車を運転したことがあったけれど、もう10kmも乗れば、疲れて疲れてくたくになった記憶があった。
それ以来の軽自動車に試乗。ディーラー試乗ではなく、知人の会社を訪問した時にその商用車を運転させてもらった。グレードはリミテッドって書いてあった。総走行距離は2200km。
昔に比べて軽自動車も大きくなったなぁ。確か軽は排気量などに制限があったと思うけれど規格に変更があったのかな?
諸元を見てびっくり。馬力52! トルクにいたっては6.4。細っ!! このトルク大丈夫?もちろん重量は800kgと軽量だけれど…だぁいじょうぶかなぁ~
さてドアを開ける。ドメスティック規格で百万円ちょっとの車。そりゃしょうがないけれど、ペラッペラのドアだ。そして目に入ったのはセンターコンソールがないこと。2つぴったり寄り添った運転席と助手席のシート。よく言えばペアシートか…。おもむろに着座。正直に書くが座面に『コシ』がまったくない。30分も乗れば疲れそうな感じ。室内高があるので座っても圧迫感がないのが救い。
後ろを振り返ると後部座席がすぐそこにある。鉄の塊の中央にギュッと4人固めて人間を乗せる物だな…
辛辣な意見になるな。軽規格だからしょうがないのは分かっているけど、同じ道を走る『自動車』だから思ったままに書かせてもらう。
エンジンスタートはなんとボタン式!エンジンをかける。アイドリング時は特に問題なし。メーターパネルもシンプルだけれどよく見せようとする努力は十分にうかがえる。シフトレバーをDに入れ、おもむろに出発。公道に出る前に停止すると、速攻でアイドリングストップ。はや!エンジンもろくに温まっていないのにすごいね。
さて最初はゆったりと加速。うんうん問題なし。50km/hまで難なく加速。といってもエンジン音はうるさいし、鈍い加速ではない。日本車特有の「アクセル少し踏んだだけで、グワッと出る」やつだな。多分これ以上アクセル踏んでもあまり変わらないタイプだな、と想像をする。そら52馬力だものしょうがないよ。
案の定、フルスロットルで加速するも、エンジン音と回転数だけはMAXになるも加速はさっきのマイルドな加速を心がけた時と変わりなし。エンジン音だけがウォンウォンと先走る印象。
ブレーキも超辛口だぞ!ドイツ車と比べるのはさすがにアンフェアと思うが、日本の普通乗用車に比べてもホントに『ヤワ』。スポンジーともいうのだろうか。踏み始めがスカスカ。踏み込めばそこそこ効くのだけれど…。車は加速より減速の方が大切。これはいけないよ。街中をスイスイ走るのが役目の軽自動車。ブレーキだけはちゃんとしなきゃダメ!
乗り心地はどうか。これは街中を走る限り日本の軽規格ということを念頭に入れると、許容範囲。ただもう少しタイヤを太くして、接地感を感じさせて欲しい。燃費が下がるのが嫌なのかな?
ハンドリングも同じ。街中でウロウロするにはいいのだけれど、ハンドルと地面に分厚い段ボールが挟まっている感覚で、ほんの少し頼りない。この調子だとおそらく高速では…
さて、いつものきつ~い段差に向かう。ここをクリアできるのはベンツとポルシェと一部のBMWだけ。国産は総崩れ。どうだぁ~とばかり乗り越える。「ガッツ~ン」と脳天を震わせ、車が浮いた…。危ない危ない、事故るわこれ。ただ着地は意外と穏やかだった…。
燃費は今までのトータルで17km/L(会社の満タン法の履歴より)。不特定多数の人間が乗る商用車ならこんなもんかな?
ちなみに「エネチャージ」の概念を知人から説明を受けたがよく分からなかった。なんかコマーシャルからはターボみたいな機能かと思ってたけれど、どうも真逆の燃費を伸ばすエコ機能らしい。まぎらわしいな。
総括:日本固有の軽自動車規格。久しぶりに乗った感想は正直危機感でいっぱいだ。車自体は規制の中でせいいっぱいやっているのだろう。大都市圏では小回りの利くスニーカー。田舎では安くて便利な自動車として重宝されているのだろう。でも一言で言って『危ない車』。いざという時に怖い。安かろう悪かろうでは決してないけれど…軽自動車には『車内全体エアバック』を提唱する。結論として軽規格というのを廃止してもいいんじゃないかな。工業製品として軽自動車の枠にこだわる理由が見当たらない。あるいはこの企画を発展途上国に技術供与すればいいと思う。先進国ではもうやめた方がいいと思う。このエンジンにターボかSCをつけて、リッターカーサイズの車に積めばいいと思う。
それ以来の軽自動車に試乗。ディーラー試乗ではなく、知人の会社を訪問した時にその商用車を運転させてもらった。グレードはリミテッドって書いてあった。総走行距離は2200km。
昔に比べて軽自動車も大きくなったなぁ。確か軽は排気量などに制限があったと思うけれど規格に変更があったのかな?
諸元を見てびっくり。馬力52! トルクにいたっては6.4。細っ!! このトルク大丈夫?もちろん重量は800kgと軽量だけれど…だぁいじょうぶかなぁ~
さてドアを開ける。ドメスティック規格で百万円ちょっとの車。そりゃしょうがないけれど、ペラッペラのドアだ。そして目に入ったのはセンターコンソールがないこと。2つぴったり寄り添った運転席と助手席のシート。よく言えばペアシートか…。おもむろに着座。正直に書くが座面に『コシ』がまったくない。30分も乗れば疲れそうな感じ。室内高があるので座っても圧迫感がないのが救い。
後ろを振り返ると後部座席がすぐそこにある。鉄の塊の中央にギュッと4人固めて人間を乗せる物だな…
辛辣な意見になるな。軽規格だからしょうがないのは分かっているけど、同じ道を走る『自動車』だから思ったままに書かせてもらう。
エンジンスタートはなんとボタン式!エンジンをかける。アイドリング時は特に問題なし。メーターパネルもシンプルだけれどよく見せようとする努力は十分にうかがえる。シフトレバーをDに入れ、おもむろに出発。公道に出る前に停止すると、速攻でアイドリングストップ。はや!エンジンもろくに温まっていないのにすごいね。
さて最初はゆったりと加速。うんうん問題なし。50km/hまで難なく加速。といってもエンジン音はうるさいし、鈍い加速ではない。日本車特有の「アクセル少し踏んだだけで、グワッと出る」やつだな。多分これ以上アクセル踏んでもあまり変わらないタイプだな、と想像をする。そら52馬力だものしょうがないよ。
案の定、フルスロットルで加速するも、エンジン音と回転数だけはMAXになるも加速はさっきのマイルドな加速を心がけた時と変わりなし。エンジン音だけがウォンウォンと先走る印象。
ブレーキも超辛口だぞ!ドイツ車と比べるのはさすがにアンフェアと思うが、日本の普通乗用車に比べてもホントに『ヤワ』。スポンジーともいうのだろうか。踏み始めがスカスカ。踏み込めばそこそこ効くのだけれど…。車は加速より減速の方が大切。これはいけないよ。街中をスイスイ走るのが役目の軽自動車。ブレーキだけはちゃんとしなきゃダメ!
乗り心地はどうか。これは街中を走る限り日本の軽規格ということを念頭に入れると、許容範囲。ただもう少しタイヤを太くして、接地感を感じさせて欲しい。燃費が下がるのが嫌なのかな?
ハンドリングも同じ。街中でウロウロするにはいいのだけれど、ハンドルと地面に分厚い段ボールが挟まっている感覚で、ほんの少し頼りない。この調子だとおそらく高速では…
さて、いつものきつ~い段差に向かう。ここをクリアできるのはベンツとポルシェと一部のBMWだけ。国産は総崩れ。どうだぁ~とばかり乗り越える。「ガッツ~ン」と脳天を震わせ、車が浮いた…。危ない危ない、事故るわこれ。ただ着地は意外と穏やかだった…。
燃費は今までのトータルで17km/L(会社の満タン法の履歴より)。不特定多数の人間が乗る商用車ならこんなもんかな?
ちなみに「エネチャージ」の概念を知人から説明を受けたがよく分からなかった。なんかコマーシャルからはターボみたいな機能かと思ってたけれど、どうも真逆の燃費を伸ばすエコ機能らしい。まぎらわしいな。
総括:日本固有の軽自動車規格。久しぶりに乗った感想は正直危機感でいっぱいだ。車自体は規制の中でせいいっぱいやっているのだろう。大都市圏では小回りの利くスニーカー。田舎では安くて便利な自動車として重宝されているのだろう。でも一言で言って『危ない車』。いざという時に怖い。安かろう悪かろうでは決してないけれど…軽自動車には『車内全体エアバック』を提唱する。結論として軽規格というのを廃止してもいいんじゃないかな。工業製品として軽自動車の枠にこだわる理由が見当たらない。あるいはこの企画を発展途上国に技術供与すればいいと思う。先進国ではもうやめた方がいいと思う。このエンジンにターボかSCをつけて、リッターカーサイズの車に積めばいいと思う。