自動車辛口批評 時々 世の中批評

デザインを中心に色々自分目線で批評 時々世相も斬る
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2013年11月10日11:19
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その他
某有名月刊誌に有名自動車評論家が目新しい2種の車をサーキットを使い、それぞれの車の比較するコーナーがある。結構いい組み合わせの比較で、企画としてはすごく興味があり毎回読んでいるんだけれど、最近ど~も信用出来ないというか…

まず、そのテストドライバー(評論家)がレーシングスーツを着ているのだけれど、顔から足までデップリのおデブさん。当然腹もだるんだるんに弛んでいる。昔有名なレーサーだったのか知らないけれど、あのような体型では、雑誌の企画のような追い込むテストが十分できているか疑問。同じ車で3回ぐらいタイムアタックしているのだけれど、上手い具合にコンマ何秒もしくは0.0数秒で差が出る。明らかに失敗したトライアルは除外していいけれど、すべてが近似値を示している。しかもあのテスト相当体力使うはずなのにあのデップリした人にそんな体力があるのかも疑問。なんだか最近この企画にうさんくささを感じるようになってきた。

その割に最終判断は自分がたたき出したその数字ではなく、★マーク(満点は5個だったか?)で優劣をつけている。すなわちインプレッションを大切にしている。ま、それはそれでいいと思うのだけれどね。

そろそろカーオブザイヤーの予想でもしてみようと思う。
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2013年11月07日20:57
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試乗記
NEWゴルフ。ベンツEクラスと同じく、モデルチェンジをかなり前倒しで行ってきた(Eクラスはマイチェン)。旧モデルに乗っていた人はいたたまれない気持ちだろう。

すかんたらしいNEWゴルフ。ところが、まあいつものことだが、評論家方の絶賛の嵐。「これ以上いいものは出ないと思っていたら、もっといいのが出た」とか読んでいるこっちがはずがしいぐらい。そんなにいいのなら乗ってやろうじゃないか!!そう、乗ってみたかったの(笑)。3rd、4thゴルフ以来の試乗。

VWのディーラーって最近行ったことなかった。都内では相変わらずヤナセとトヨタ系が販売しているところが多いようだが、直販店も増えているみたい。今回はトヨタ系に突入した。建物古!!まあいいや。

試乗車はTSIハイライン。1400ccターボ。ちょっと前は2000ccだっただけに排気量ダウンサイジングは半端ない。ちなみにコンフォートラインなら1200ccターボ!。ほぼリッターカーだな。試乗車にはオプションとしてアクティブディファレンシャルがついている車だった。これじゃあ素のGOLFの乗り心地が分からんと思うけれど…ディーラーマンに聞くと、「大体試乗車にはついてますよ~」とのこと。買う時これ選ぶ人いるのかぁ??

さて外観を拝見。う~ん。旧モデルに配慮したのか、誰がどの方向から見ても『ゴルフ』だ。いつぞやの「ワッペングリル」に比べたら、すっきり感はある。後ろ姿も旧モデルはお尻が丸くて太いずんぐり感があったが、今回は、よりシャープさが強調されている。モダンだけれど、個性がなさすぎる印象も否めない。ポルシェ911と同じく、いつのモデルでも誰が見てもゴルフと分かるということは果たしていいことか悪いことか…

ドアを開ける。お~、もうこの時点で日本車にはないカッチリ感がある。ちなみにこの車の定価は299万円ね(ナビなし)。いいんですか?日本車さん。
着座。結構タイトな座席。アルカンターラーシートが標準。ポジショニングをする。オール手動だけれどちゃんと合わせられる。ドアミラーが少々小さいかな。インパネに目を移す。非常にシンプル。最近はスピード表示が針とデジタル数字と両方表示される車が多いが、これにはないのかな。正直デジタル数字表示に慣れていると、もう針には戻れない。
インパネ最大の欠点はナビがインダッシュ式でなく後付ナビということ。来年には改善仕様が出来るとのこと。輸入急ぎ過ぎじゃないの?後付ナビ、結構視界を邪魔する所にあるよ。
さて発進。シフトレバーを動かしたいのだけれど、レバーを動かすためのアンロックボタンが小さくて押しにくい。もっと大きくしてほしいな。シフトチェンジでの節度も少し足りない。全体を見回すと内装はいたってシンプル。遊び心は一切ない。ま、なくていいでしょう。

発進してすぐに思ったのは素直でスムーズなハンドリング。それ以降もFFの悪癖のようなハンドリングを露呈することはなかった。もちろんサーキット走行とかしたら出るんだろうけれど、少なくともかなりクイックなハンドリングをこなしてもナチュラルな感覚だった。FR車とは若干の隔たりはあったけれど。
アイドリングストップ機能はまあまあ。若干のショックはあるが平均的な感じ。

乗り心地。これがまた素晴らしい。適度に硬質、ほんのわずかにロールし、適度に路面状況を伝えてくれる。残念ながらお決まりのきつい段差の所は行かせてくれなかったけれど、あの魔の段差といい勝負してくれるんじゃないかなぁ~。ただこれ14万円のオプションのアクティブディファレンシャルがついているのを忘れてはならない。ちなみにこのアクティブディファレンシャル、コンフォートにしてもノーマルとの乗り心地の違いが分からなかった。でも、スポーツにするとハンドルが一気にどっしりした。でも正直それ以外の乗り心地の違いが私には分からなかった。もちろん加速力も。乗り心地はロードノイズも適度に抑えられており、すべてにおいて『適度によい』。

加速力は十分。2500ccN.A.レベルぐらいじゃないかな~と思うぐらい、低速からグワ~っと盛り上がるトルクと共に一直線に伸びて行く。ターボラグは全く感じさせない。エンジン音も控えめだけれど決してがさつではない。しいて言うならドイツ車のありきたりな直4。

運転は非常にしやすい。一点だけ。右左折時にドアミラー内側にターンライトが点滅する。正直邪魔で気になる。なんのためにあるか分からない装備。あとは後方が少々見にくいけれど、どの車から乗り換えても運転はしやすいと思う。ついに全幅1800mmに達したが小回り力はある。

一番の驚きはDSGの進化。以前ポロのDSGを運転したのだけれど、もうほんとにお粗末の一言だった。発進加速はぎくしゃくして快適さを邪魔するし、停止寸前では”ミッション車で高いギアで停止しようとした時”のようなブルブル振動が常に襲ってきた。今回のゴルフは急発進でも、急加速&急減速でもまったくぎくしゃく感がない。確かにこれならATはいらない。素晴らしい!

トランクはミニマム。買い物袋をチョイチョイと入れたら終わりっぽい。全長が短い分しょうがない。

ブレーキは超カックンブレーキ。回生ブレーキシステムだそうな。「みなさん慣れるまで少々時間がかかられます」とのこと。最近の試乗でこの手のブレーキばっかりだからすぐ慣れたよ。硬質と回生ブレーキの硬さとは違うが、やはり…硬質だ。硬さに慣れれば硬質だな~と感じるはず。299万円の車がこのブレーキ力を持っているのになぜ日本車はこれが出来ないのだろうか。

ゴルフはこのモデルからMQBと題して基本のシャーシから伸ばしたり短くしたりして車を作り出していくそうだ。詳しくはわからないけれど、ポロからパサードまで同じ土台で作るということだろう。たとえばベンツならCとEとSでは異なったシャシーで作られている。BMWは3は異なるがついに今回から5と7を共通のシャシーにした。それを要はVWはベンツでいうと、CからSまで同じシャシーで作るということだろう。これってどうなの?小さいクラスはいいけれど大きなサイズの車に歪が来ないのかな~

総括:ゴルフが素晴らしい素晴らしいと大喝采だけれど、それはハイグレードでも299万円で買えるドイツ車としてのものだと思う。偉大なる大衆車ではあるけれども、プレミアムな何かを求めるとそれは違うと思う。ただし走る、曲がる、止まる、固い車の中に守られている、というドイツ車の基本はこのクラスでもしっかり踏襲されている。クラウンクラスの日本車と乗り比べてもすぐに違いが分かるだろう。何度も書くが、この高いクオリティーの車が200万円台で提供されるドイツ車であるということが素晴らしいことだし、常に輸入車ナンバーワンの地位を得ているのがよく分かる。ただし今回の早すぎるフルモデルチェンジは絶対に賛同できない。
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2013年11月03日20:31
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世相批評
今日、ちょっとだけ面白いことがあった。

フタコまでパートナー共にお気に入りのセレクトショップに行ってきた。まず私がピンときた服があり、このSサイズが欲しいと言うと、店員さんがごそごそ奥に行き、戻ってくるとマネキンの服を脱がせ始めた。試着すると丁度なんだけれど、腕まくりしたポーズでずっと立ってらっしゃたので袖がブカブカ。これしかないとのことであきらめる。

次にパートナーが気に入ったワンピースのサイズがLしかなく、SかXSが欲しいと言うと、またまた奥に引っ込み、出てきて、「おかしいな~Sサイズが1点在庫にあるはずなんですけど…」とウロウロ探されていると、なんとショーウィンドウのマネキンちゃんが着ていた。また店員さんがエッチラホッチラマネキンを脱がせて上半身裸にさせて試着させていただいた。ところがパートナーが「これなんか体にへばりつくからやめとくわ~」とのこと。

もう一人の店員さんがさっき私が試着した服をマネキンに再び着せたところで、またまたそのワンピースを着せ付け始めた。

そしてパートナーが「わぁ~このブーツかわいい。これ欲しい!!」とのたまう。サイズは24cm。店員さんが奥にサイズを探しに行く。もう想像がつくと思いますが…すごすご出てきて、おもむろにマネキンのブーツを脱がせ始めた。どう見てもシワシワで傷もいっぱいついている。念のため出してきてくれた23cmの新品度とは比べ物にならないほど劣化している。23cmはキツキツだった。一応念のため聞いた。「現品限りですか?」「……ええ」

今日は結局何も収穫なく帰ってきた。怒り心頭か?いえいえ大爆笑。おまけに帰りに希少なフォードエクスプローラーエコブーストを発見。しかも狭い道でふん詰まりになっていた。あれ大きいな~2リットルターボだから究極のダウンサイジング。アメ車も変わったもんだ。
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GクラスにG350ブルーテックが正規輸入されるらしい。
かなりの英断ではないだろうか。しかも右ハンドル仕様で。装備は少々簡略化されているらしいが1000万円を切る値段。まだまだGクラスも見捨ててないよ。という証拠…というより、日本でMLやGLKが全然売れていないので、Gクラスに再び脚光を当てなければならないというのが本音か?

前も書いたけれど、ダイムラーの上層部は「SUV=無骨たるべき」と、頑なに決め込んでいるのではないか?GLKのルーフラインなんて手抜きじゃないの?と思えるほどシンプル。一番許せるのがGLだけど、それでもミニバンとSUVのあいのこみたいなデザインだ。

そこで、今でもかろうじてカリスマ性が残っているGクラスに売り上げを手伝ってもらおうとしたのだろう。一時期右ハンドルのGクラスも正規輸入されていたが、ここ10年以上は左ハンドルだけだったと思う。

でも一度だけGクラスに乗せてもらったことがあるけど、正直乗り心地悪かった。ハンドルリングも「もっさもさ」。悪路走行に適してるのか知らないけれど、よくあんな車に我慢して乗ってるなと思った。今は違うのかもしれないけれど、基本設計は同じなのでそう変わってはいないと思う。試乗したいけれど無理だろうな。試乗車はメルセデスの広報車ぐらいで一般人は乗れないだろうな。そうなると、またお抱え評論家が『大トルクでいい』とか『無骨だけれどまだまだ現役』『雨の日も安心』とか適当なこと書くんだろうな。正直4駆に長いこと乗っているけれど、雨の日に何が安心なのかさっぱりわからん。知らない間に助けてもらったとは思わない。

ただGクラス、車のサイズは全高以外はCクラス並み!小回りは利かないし重いだろうけれど、近々発売されるGLAより小さかったりして…G350 Blue TEC、サイズからすると意外とお勧め??
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2013年10月30日07:46
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セダン
通りすがりのヤナセでベンツSクラスが展示してあったので立ち寄った。
自分の担当のディーラーではないのだけれど、誘導もなければお出迎えもない。
店内に入れば目もあわさず「いらっしゃいませ」と一言。みな忙しそうにパソコンに向かってカチャカチャしている。土曜日の昼下がり、店内に客は誰もいない…

試乗に行くのにいつも思うのは舶来・国産問わず応対の違いが店舗によってこんなにもあるのかといつも驚く。今日は悪い方だ。同じヤナセでこんなに違うの??(正確にはメルセデスベンツ〇〇店)。ここで買わなくてよかったと思いつつも、目的のSクラスを邪魔されずにじっくり見てみる。展示車はS550 longの左ハンドル。

外観はAクラスを源流とするフェイスデザイン。正直、おとなしすぎると感じた。よく言えばコンサバティブ。BMW7シリーズもそうだけれどこのクラスは冒険デザインの後はかならず保守的なデザインに回帰する。旧Sクラスでゴテゴテしたボディーラインがすっきりしているのは好感が持てた。全体的に非常にシンプル、逆に批評のしようがない。

運転席に座る。ついにメーターパネルとナビがつながった。非常に先進的なデザイン。前も書いたけれど、この辺の分野はセンス的なものも含め日本車の得意分野だったけれど、完全に逆転されたな。日本車の得意な「エンジン」「きめ細やかな制御機能」「快適装備」などすべて追い越された。唯一「エアコン制御の繊細さ」ぐらいか…。
ダッシュボード含め室内が『革』でできている。室内はドア付近は緩やかなラウンドされたデザインでダッシュボード周りは直線基調でかなりモダン。今までBMWのインテリアデザインが一番いいと言ってきたが、完膚なきまでに抜かれたな。レクサスLSも相当頑張ったけれどレベルが違う。新世代なので当然と言えばそうだけれどね。ただ自動車というものは、とっさにボタンを押す作業が必要になるはずだけれど、すっきりし過ぎていないかい?私個人は結構ゴチャゴチャしているコックピットが好きなんだけれど、これだけモダンなデザインを用意されるとうっとりする。

ハンドルは一昔のメルセデスからすると考えられないぐらい小さい。シートももう少し薄くして軽量化すればいいんじゃないかと思うぐらいどっしりとしている。社長さんの椅子そのもの。

後部座席も広々。だけれど…SUVやミニバンに比べたら当然だけれど頭上高がないのと、地面から近いのでどちらかというと圧迫感を感じる。一度SUVの視点・視線に慣れるとそう感じるはず。

後ろ姿はテールに向かうにつれ緩やかなカーブを描いており非常に優雅な印象。今のCLクラスの流れのような印象。

ただエンジンに関しては疑問が残る。まあ、ドイツメーカーお決まりのモデルサイクル途中でのテコ入れ時にエンジンを換装するパターンだろうけれど、3500ccハイブリッドと4700ccターボという全く新鮮味のないエンジン。特にS400ハイブリッドなんて中途半端で時代遅れのシステムなんていらない(笑)!!

パンフレットをもらいたい旨伝えると、
「来週土曜日のフェアまでお渡しできないんですよ~」
との返事。ペラペラの値段表のコピーをもらう。展示しておいてなんなんだよ~って感じだけれど、しょうがない。実物を拝ませてもらっただけでいいや。

総括:保守的な外観、先進的な内装。正直微妙…ネームバリューである程度売れるだろうけれど、パッと見は「中庸な大型乗用車」という印象。でもSクラスはこれでいいのだろう。グリルにスリーポインテッドスターがこなくてよかったよ。今やEクラスのスリーポインテッドスターのデカさなんてヘビメタ好きが身に着ける飾りみたいで下品極まりない。
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