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【芸能・社会】橋之助「芝翫」襲名 歌舞伎役者として「やっとスタートラインに」2015年9月29日 紙面から
八代目中村芝翫(しかん)を襲名する歌舞伎俳優の中村橋之助(50)が28日、東京都中央区のコートヤード・マリオット銀座東武ホテルで記者会見した。四代目中村橋之助を襲名する長男の中村国生(19)、三代目中村福之助を襲名する次男の中村宗生(17)、四代目中村歌之助を襲名する三男の中村宜生(14)も同席。襲名披露興行は成駒屋の代表演目「熊谷陣屋」など時代物が中心になる予定で、来年10月から東京・歌舞伎座を皮切りに、大阪・福岡・京都などで約1年かけて行われる。 成駒屋にとって「中村歌右衛門」と並ぶ大名跡を継ぐ橋之助は「歌舞伎役者として、やっとスタートラインに立った」と満面の笑み。さらに「大事に、大事にしております名跡を親子4人で襲名できて、感謝、感謝、感謝でございます」とあいさつした。 橋之助の父で名女形として活躍した七代目中村芝翫さんは2011年10月に83歳で死去。亡くなる前の8月末に呼び出され、遺言として芝翫を継ぐよう告げられた思い出を振り返りながら「15歳の時に橋之助を継いで35年間。一生橋之助でいるのかなと試行錯誤して考えた時代もあった」と葛藤も明かした。 橋之助は、江戸末期から明治時代に活躍した四代目以来となる“立ち役・芝翫”に「古い書物を読んで当たり役を出したい」と古典復活に意欲をみせた。 四代目橋之助となる長男の国生は「きのう兄弟3人で、(父が大河ドラマで演じた)毛利元就の“3本の矢”で頑張ろうと合言葉を決めた。世界一のチームワークと言われる役者になりたい」とコメント。 ◆休養中の福助「いい方向に」脳出血による筋力低下のため13年秋から休養している兄・中村福助(54)について、定期的に会っているという橋之助は「リハビリに励んでいい方向にいってる」と現状を明かした。 前日、橋之助宅の留守電に福助から「すばらしいこと。おめでとう」と襲名を祝福するメッセージが残されていたという。福助は七代目中村歌右衛門襲名が延期になっており、橋之助は「あいつが襲名したんだからオレも、と思うんじゃないか。たぶん復帰する」と期待を込めた。 PR情報
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