今年はカイエンSが車検年。ここ15年程自分の車の車検を通したことがない(パートナーの車はある)が、この車は全然不満がない。さらに、他に興味がある車がない…といえば嘘になるけれど、この車が気に入っている。車検を通そうかと思っている。
さてこの季節恒例の中・高時代の親しい仲間内の新年会がある。中高6年間一緒だった仲間は大学時代の仲間よりコアな仲だ。若々しかったり、老けたり、禿げたり、オール白髪だったり、偉くなったり、事業に失敗したり色々なメンツが集まる。
その中で楽しみにしているのが、某メーカーのエンジニアで少し前までバリバリの最前線で働いていた(今は出世して開発の中心部から外れている)奴との再会。車の雑誌にもちょくちょく登場している。結構近くにいるのだけれど、なぜか普段は会わない。ちなみにそいつは理学系。エンジンって工学じゃなくってもいいのかよ…。
来週の土曜日に会うので色々機嫌を損ねない程度に内情を聞いてみようと思う。毎年聞いているんだけどね。
ちなみに去年は
「もうハイブリッドは一般化している。次は間違いなく水素。なぜおまえの所から水素の声が聞こえてこないの?」と質問。そうすると、
「まだ、ハイブリッドに余地があるのと、うちがさらに次世代を行くと、他がやっかむ。だから富士とダイハツにやらせたいんだけれど、どちらも超渋っている状況」だってさ。ちなみに電気自動車はインフラは進められるが、将来的なトータルコストは絶対FCV。だからインフラ次第だけど、ハイブリッドからは電気自動車を経ずFCVになるんじゃないかなとのこと。
さらに
「うちが本気になれば2年でソコソコの値段のFCVの完成車が作れるけれど、インフラが絶対に追いつかないからもっと仕上げてから出す」とのこと。あと「ハイブリッド・FCVで脅威は中国だ。長い目で見るとドイツより中国。そのうちドイツ・日本連合は抜かれるかもよ。」って言ってた。
彼の昔の口癖は「ホンダのエンジンはすごい!」だった。とにかく耐久性が世界で突出しているとのことだった。まあ80年代後半の話で今は知らないけど。
あと、三菱のGDIエンジンについては当時「直噴自体は目新しい技術じゃない。未完成の不良品」と断罪。マツダのミラーサイクルエンジンについては「あの値段で出来るなんて信じられない。」と当時語っていた。
しかし当時のGDIとはシステムこそ異なるが今や直噴エンジンが主流。ハイブリッドエンジンもミラーサイクル化されている。三菱もマツダもそのまま苦しくても進化させていたらと思うと残念だ。
今年は何を聞き出そうか…
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