自分自身ではこの車には月に1~2回程しか乗っていない。Cクラスとしてはこれが4台目の購入。
パートナーがメインで乗っていて、2年ぐらい経過しているのか?(いつ買ったか忘れた)。
総走行距離12000kmぐらい。
舵を操舵するかのごときメルセデスのハンドリングははるか昔、径の小さなステアリングでタッチも軽く(スカスカといっても過言ではない)取り回しも楽ちん。ゆえに日本でもこの車のオーナーはご高齢の方とご婦人にぐっと絞られる感じ。私もこの車をファーストカーとしてチョイスすることはない。
故障はなし、ドック入りしたことはない。一番気になるのはブレーキダストの多さ、もう嫌になる。前も書いたけれど、後ろのタイヤのホイールまでまっ茶色。これはポルシェやBMWにはないこと。かといって強力かというと、3車で最弱…ただしuseful carとしては最強車。
サイズより圧倒的に小さく感じる取り回し感覚。ふつーに走るには絶対的な安心感を感じる。すべてのタッチが「硬質」でなおかつ「軽い」。この2つの言葉はこの車においては相反しないのだ。
スタイリング:ちょっとイカツすぎるんじゃないかなと思うけど…個人的にはマイチェン前の顔の方が好き。
内装:特に特徴はない。ベンツの「ハザードランプボタンはファーストクラスの位置に」という概念もどこへやら。日本より圧倒的に使用頻度が少ないけれど、大事なボタンであるこのボタンはとうとう隅っこに追いやられた。
エンジン:最近この車のエンジンのハイチューン版がスカイラインに搭載されたが、まあ宣伝するに値しないエンジンだ。ベンツの直4は代々乗っているが、語る価値なし。もちろん実直に仕事はする。180馬力でトルクは28ぐらいあったか。とにかく低速トルクが圧倒的に不足している。それは馬力とトルクを低回転で発生させているというロープレッシャーターボということをメーカーが前面に押し出しているということを加味しての話。いつも書くがダウンサイジングターボは出力の面で大排気量の代わりにはなりえない。先代のスーパーチャージャーのほうがまだ利(理)がある。ミャーミャーうるさいけどね。そろそろ新設計のエンジンを搭載しないといけないと思うよ。次世代のCもこれと同じエンジンのはず。ただ最近のメルセデスはフルチェンの翌年の年次変更でもビックマイナー並みの変化を遂げるので予断は許さない。
乗り心地:最高ランク。ただアバンギャルド仕様しか選べず、扁平タイヤがもれなくついてくる。幅245、径17だったか…よく履きこなしているが「硬質感」というにはやや硬すぎる印象を受けるシチュエーションもある。しかしマイチェンで乗り心地がこんなに良いように変わるのは、スタイルの激変といい、前期モデルにも乗っていた身には少々納得がいかない面もある。
燃費:不知…トータルでは9km/Lぐらいはあるのかな?
総括:パートナーにはこの車を足代わりに出来る幸せをかみしめてもらいたいものだ。また次期モデルに対しては、これ以上大きくなる車をCクラスと言えるのかということを一人のユーザーとして意見したい。エンジンの次は車自体のダウンサイズも出来るはず。安全確保という名の肥大化はもういらない。
さて最近早速ニューCクラスをチョイチョイ見かける。前から見るといつもEクラスと見間違える。そして後ろ姿をみて「え?S?」と一瞬頭が混乱して、「あ、ニューCクラスだ」と認識できる。外から見る限り、「整った感満載」の車。確かに魅力はありそう。もちろん買い換えませんが。