あくまで自分目線で…
ポルシェ ニューカイエン
ニューといってもマイナーチェンジ。前期型を所有している立場からすると、結構変わった印象があるが、巷からはあまり変化があるようには見られていないらしい。担当が、「おとなしいチェンジだったので、鳴かず飛ばずです。ただでさえマカンに話題を取られてるのに…」と嘆いていた。見た目は正常進化。前後の顔をモダンに変更。ブツブツのLEDブレーキランプをチューブ式に変えたり、バンパーをターボルック的にしたり。旧モデルはマイチェンで下品に変わったので今回は納得できるレベル。でも販売に喝を入れるには不十分らしい。難しいね。
BMW ニュー1シリーズ
最初からこのデザインにしときなさいよ~。私が「前は『たれぱんだ』、後ろは『VWポロ』」と命名した前期型は売れていたのだろうか。結構街中では見るけどね。更なる救いはキドニーグリルとヘッドライトがつながらなかったこと。ただ後ろ姿はブレーキライトが占める面積広すぎない??まるで最近のフランス車っぽいデメキン顔。でもトータルとしてベンツAクラスと十分渡り合えるようになったね。私は担当に「グリルとライトがつながっている間はBMWを買わない」と宣言している。X4なんて顔以外は素晴らしいデザインだと思う。7シリーズもあの顔になるみたいだ…
ベンツ GLE
先日S300hの試乗をした時に内部資料を見せてもらった。12月発売らしい。AMG以外はすべてディーゼルエンジンになるとのこと。写真と葡萄牙での試乗動画を見せてもらったが、ベンツ金太郎飴状態の顔つきになった。問題はこれがマイナーチェンジということ。後ろ姿があまり変わってなかったので聞いたら、マイチェンですと返事が返ってきた。マイチェンでエンジン総取り替え、名前まで変更、顔も別人。なんなのよ一体最近のベンツは。指摘すると、「今の顧客には丁寧な説明が必要ですね…」
とのこと。ただSクラスクーペといい私がずっと指摘していたネーミングのややこしさは解消されつつある。ちなみにX6対抗のGLEクーペは来年に出るとのこと。全幅2メートル。これは写真しか見られなかったけど金太郎飴顔に全体的なシルエットはホントX6そっくりだった。ベンツGLE、GLEクーペはカイエンとX6に流れた顧客を取り戻す使命があり、このタイミングでこの判断をしたとのこと。日本ではカイエンに流れた客をディーゼルエンジンで取り戻せるとは思えないけどな~。
メルセデスAMG-GT
ややこしい名前。名前の成り立ちが分からないんだけど、メルセデスベンツAMG-GTじゃないんだ。イエローの現車を見せてもらった。担当曰く「ガチンコ911対抗車です!」とのこと。ちなみに後日ポルシェの担当に聞いたら「確かに競合するんですよね~~値段は…」って言っていた。そこには値段を合わせてきたベンツだけど性能は違いますよという自信のような顔つきが漂っていた。さてこのイエローのカラー、オプションで120万円。お金もらっても乗りたくない色なんだけど…一押しの色なんだって。担当はこの色で2台契約もらっているとのこと。さすがトップセールスマン。
全体としてはすごく古典的なシルエット。全体的にBMW Z8クーペ現代によみがえらせたような印象。顔はかっこいい。後ろ姿はSクラスクーペと共通性があるあっさりアメリカンなデザイン。Bピラー以降はカエルの背中みたいになだらかに後端へとつながっていく。そのため後方視認は相当悪かった。エキゾーストマニホールドはAMGにもかかわらず、スクエアのデュアルタイプ。デュアルツインじゃないのね。内装はGT専用にあつらえられたもの。着座位置は低い低い…トランクは深さはないが2シーターでトランクと居住区がイケイケになっているのでゴルフバッグは縦に2本入りそう。言い変えれば居住区の区分けがないのでなんか気持ち悪い空間を感じる。この車、新しいベンツのスポーツ顔として十分説得できる顔だ。SLやSLKもこの顔にしていけばいいと思うよ。なんしか今の所AMG専用車種。やめてよメルセデスベンツGT220d とか出すの~
ジャガーXE
そこそこ売れてたと思っていたXタイプが1代でなくなり、その再起版。まず見に行ったディーラーが最悪だった。土曜日の昼下がり、客0にもかかわらずまさかの放置。挙句の果てにパンフレットチョーダイっていったら「お考えになられているのですか?」とあたかも冷やかしのような扱い!あ、冷やかしだった…。しかもパンフレットむき出しのまま「はい」って発言で渡され名刺ももらわず。思ったほど売れないので自棄になってるのでしょうかねぇ…
さて車に罪はないが、全体的な印象は「凡」。最近の車のサーフェイスはホントに凹凸が激しい、特にフロント周り。そこがこの車はややノペッとしている。オールアルミ製というのも影響しているのかな?いい意味ではすっきりしたしょうゆ顔。横から見るとリアガラスが寝かされてトランクの部分が短くなってスポーティーに見える。後ろ姿は一連のジャガー顔なんだけれど、やっぱり後ろもデザイン的にあと一工夫が欲しい。室内はジャガーのグレードでヒエラルキーをつけすぎている感じ。XJやXFと比べると、質感が数段落ちる印象。これもまあ良く言えばシンプル。でも今までは内装に差がないことを売りにしていたはず。ジャガー伝統のJゲートはもう何処にも見当たらない。エンジンスタートでダイアル式のシフトが出てくる、最近のイギリス系(もうなくなったが)のそれらと同じ。
総じて無難な車。もうEセグメントに迫ろうとするサイズにしてはラインがシンプル。というか最近ゴテゴテデザインに慣れてしまったのだろうか。この車は無理して買う車ではないと思う。なんとか無理して外車を一台というのなら3シリーズやCクラスを買えばいい。この車はセカンドカーとして20代の娘さんに買ったり、30代の若い奥様が乗るとかっこいいと思うな。
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