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【格闘技】

勝成VS恒成の大みそか決戦に障壁

2015年9月29日 紙面から

前日の世界戦で左眉付近を切り、サングラス姿で会見するIBFミニマム級王者の高山勝成=大阪市内で

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 IBF世界ミニマム級王座2度目の防衛に成功した高山勝成(32)=仲里=が、試合から一夜明けた28日、WBO同級王者田中恒成(20)=畑中=との王座統一戦を再度熱望した。大みそかに実現が期待されるビッグカードだが、実現へ2つの大きな障壁も浮上した。

 高山は前夜の試合後、リングに上がった田中に「大みそかに愛知県体育館で試合を予定している。そこでやりたい」と対戦を要求され、「ありがとう。うれしい」と快諾した。この日も「本心を彼の口から聞けてよかった」といい、対戦に前向き。だが、試合中に左目上を切って流血し、試合後14針縫った。その回復具合が気がかりだ。「来週抜糸する。そこで医師の意見を聞きたい」と不安な表情ものぞかせた。

 そして、それ以上にやっかいなのが、指名挑戦者問題。IBFから12月を期限に8位のホセ・アルグメド(メキシコ)との対戦指令が出ている。田中戦を優先してIBF王座を返上し、大みそか決戦へ−という道もあるが、統一戦でなくなれば興味をそがれる懸念もある。「IBFにアルグメド戦の延期申請をして、田中との統一戦を先にやらせてもらうことが可能か交渉してみたい」と、中出マネジャーは話した。 (竹下陽二)

 

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