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最終更新:2015年9月29日(火) 6時5分

中国・習主席が国連演説 “戦勝国”の立場強調

中国・習主席が国連演説 “戦勝国”の立場強調

 中国の習近平国家主席は、国連総会で初めての一般討論演説に臨み、第二次世界大戦での戦勝国との立場を強調しました。

 「歴史は鏡です。歴史を教訓にしなければ、失敗は繰り返されます」(中国 習近平 国家主席)

 習近平国家主席は、「日本帝国主義との戦いで3500万人の中国人が犠牲になった」と主張し、第二次大戦の戦勝国だとの立場を強調しました。その上で、「歴史を記憶することは、憎しみを持ち続けるためではなく、人類が教訓を忘れないようにするためだ」と述べました。

 また、国連の平和活動に対して新たな基金設立や即応部隊の派遣を表明しています。

 一方、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、日本の安保関連法に言及しました。

 「日本の安全保障関連法は透明性をもって、地域の国々の友好関係と、地域の平和と安定に貢献するよう運用されるべきだ」(韓国 朴槿恵 大統領)

 また、韓国にとって戦後70年は解放と南北分断の2つの特別な節目という認識を示した上で、旧日本軍の従軍慰安婦問題を念頭に、「被害者の生存中に早期に解決されなければならない」と述べました。(29日05:07)

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