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日ロ首脳会談「腰据えて平和条約交渉を」
9月29日 6時29分

日ロ首脳会談「腰据えて平和条約交渉を」
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ニューヨークを訪れている安倍総理大臣は日本時間の29日朝早く、国連本部でロシアのプーチン大統領と会談し、北方領土問題を含む平和条約交渉に腰を据えて取り組みたいという考えを伝えたのに対し、プーチン大統領は経済協力の推進に期待を示しました。
安倍総理大臣がプーチン大統領と会談するのは、去年11月に中国の北京で開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議以来で、日本時間の午前5時前からニューヨークの国連本部で行われました。
冒頭、プーチン大統領は「日本とロシアの間では、あらゆる方面でコンタクトが活発化し、両国の経済協力を協議する『貿易経済に関する政府間委員会』の会議も先日行われた。ただ、残念ながら両国の経済取引は少し減った。私は日ロ間の経済協力は大きな潜在力があると信じている」と述べ、経済協力の推進に期待を示しました。
これに対し安倍総理大臣は、「こうして再びお会いできてうれしい。これが11回目の首脳会談になる」と応じました。そのうえで安倍総理大臣は、「私は自民党の総裁に再選を果たし、さらに腰を据えて平和条約交渉に取り組むことができる素地が整った。2国間関係をさらに発展させたい」と述べました。
安倍総理大臣はニューヨークに出発するのに先だって、「領土問題は首脳間のやり取りなくして解決しない。胸襟を開いて、領土問題をはじめ、さまざまな課題について幅広く率直な議論を行いたい」と述べていました。
このため今回の首脳会談では、プーチン大統領の訪日の実現に向けて、北方領土問題を含む平和条約交渉の進め方や両国の間の経済協力の進め方など、幅広い分野について意見が交わされたものとみられます。

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