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【LA発 米国通信】
慰安婦像設置で修正案すら踏みにじる反日勢力 市議は支持者とおそろいTシャツで採決 在米邦人「ただ絶句するだけ…」
慰安婦の説明で、「日本軍によって拉致され云々…」が残ったまま、この文章が加わると、日本軍のことが余計に強調されているように受け取れる。
「他の国でも…」の部分が突然、挿入されているように感じるが、この点は、姉妹都市の大阪市の橋下徹市長が市議会にあてた公開文書で指摘していた。
橋下氏は「筆舌に尽くしがたい慰安婦の苦痛への理解と反省」を認識していることを明記した上で、「(慰安婦について)日本の事例のみを取り上げることによる矮小(わいしょう)化は世界の問題解決にならない」とし、「戦場の性の問題」は米英仏独、旧ソ連、韓国にも存在したことを指摘していた。にもかかわらず、「日本軍による行い」を強調するところに、「反日」がにじむ。
市議8人によって共同提案された決議案の代表提案者、エリック・マー市議は、橋下氏の書簡について「あまり気にすることはない」と地元紙の取材にも答えていた。
韓国から訪米し、市議会や公聴会でスピーチした元慰安婦(87)を表彰し、「歴史の証人」とたたえたマー氏は今月22日、中国系や韓国系などの決議案支持者らが着ていた黒地に黄色い蝶がプリントされたTシャツを着て採決に臨んだ。別の議案が審議されている途中に、傍聴席の最前列に座る元慰安婦や支持者らの写真をツイッターにポストした。
そんな様子を見ていた在米の日本人主婦はあきらめ顔でつぶやいた。
「ただ絶句するだけです」