・参照
2015年夏アニメが始まる前に未視聴で9つまで減らし、勧めて頂いた作品、前期からのも合わせて計16作品を見ようとしました。
- 『Charlotte』
- 『がっこうぐらし!』
- 『GOD EATER』
- 『赤髪の白雪姫』
- 『干物妹!うまるちゃん』
- 『うしおととら』
- 『のんのんびより りぴ~と』
- 『ドラゴンボール超』
- 『戦姫絶唱シンフォギアGX』
- 『ガッチャマンクラウズ インサイト』
- 『監獄学園』
- 『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』
- (前期から)食戟のソーマ
- (前期から)アルスラーン戦記
- うーさーのその日暮らし・夢幻編
- オーバーロード
実際に見始めると一話で切ってしまったり、切る理由もさしてないけれどいろいろな事情が重なって途中で脱落した作品もあって最後まで見通せたのは7作品という結果に。ありゃー。
そういった詳細を本記事では語っていこうと思います。
本記事はネタバレありありですので、ご注意を。
見たい作品だけ見てもらえればなと思います。
ではどうぞ。
ガッチャマンクラウズ インサイト
Insightの10話前後で考えていたことは「考えるということは社会的な正しさを見つけるものではない」ということじゃないか?ということ。
人は「考えろ」と言われたときに問題に対するある答え/正しさを見つ出そうとしますけど、でもそれって"誰にとって"の正しさを見つけるためのものなんでしょうね。社会的? 利益的? 例えば自分が属するクラスタ(政治でもなんでもいいです)にいるとき、その「クラスタ内での正しさ」はありますけど、その領域から一歩でればまた違う「別のクラスタ内の正しさ」があります。
このとき、どれが正しいのかと問われると、どっちも正しいか間違っているか、はたまた「わからない」となることが多い。
たとえ「妥当な意見」だとしても、それって誰にとっても妥当なんすかね? 多数派にとっての妥当? みんなが肯定するものが妥当? もちろん違いますよね。
ある法案に対する肯定・否定意見も、それらを主張している人たちは全員自分達のほうに利があって正しくて妥当な判断だと思っている。そしてその主張とは別の主張をするものを「おかしい」とか「考えが足りない」とか言い始める。
この場合、こういう人達がいう「考えろ」とはイコールで「自分の主張と同じになれ」と言っているだけです。
でも本来の――知識の再生、連想ではない――"考え"るとは与えられた情報に対して自分なりの結論を導くことです。
つまり、「自分にとっての正しさ」を見つけること、もしくはそれを錬鉄することが"考え"る、と私は思っているんですね。
それがどんなに世間から外れていようと、少数派であろうと、異物で間違っていると誹られようが、自分で考えてそれが良いと思ったのならばそれが唯一の正しさではないかと。
だからこの意味で"考え"ようを敷衍していくと―――ひとりひとり「自分の正しさ」を持とうということになるのではないでしょうか。
それこそが「空気に流されず」「他者に同調せず」「猿」にならない方法であるのではないでしょうか。少なくとも私はそう考えて、実感を有し、これだ!と思っているのです。
情より規律だ!と考え信じたのならば実行すればいい。
ルールより人の心のほうが大事!と考え信じたのならば実行すればいい。
そんなことどうでもいいよ~もっと楽しく生きよ♪と考え信じたのならば実行すればいい。
人は孤独に生きるべきなんだよ慣れ合うな、と考え信じたのならば実行すればいい。
人は人との関係性によって生きるべきなんだよ人間強度?笑わせんな、と考え信じたのならば実行すればいい。
そうやって一人ひとりがある事柄について、考え、結論を弾き出せることが、ガッチャマンクラウズInsight的な「ヒーロー像」なんじゃないっすかね! ヒーローってなんですかね、なんなんですかね。
そうなると、やっぱり私は、人は本質的には孤独に生きたほうがいいとは思うのだけどねー。繋がり合えば、同調し、萎縮し、抑圧するしかなくなるのだから。そこから倫理を超えて、対話まで至るのはなかなか難しいかもしれない。
でもダイアローグが出来るのならばそっちのほうがもちろんいいとはおもいますけどね。自分の考えの浅さが(翼のように)対話することで分かってきますし、さりとてそれをも貫くなら今度は貫かれないように自身の考えを錬鉄していくしかないってなりますから。
◆
ってことを考えながら最終話見始めたら、やっぱこれか、ってなるなど。
◆
最終回のはじめちゃんの血塗れの右手は、脳が"ぎちぎち"してくる。クロックが上がる感じはとても心地よい。
・書いた記事5つ
GOD EATER
荒神という化け物によって人類は滅亡危機に瀕しつつも、ゴッドイーターと呼ばれる神機(生体武器)を操る者によって対抗していたそんな世界荒廃系物語。
アニメのテクスチャーが面白い・戦闘動作がなかなか良いと惹きつけられる部分もありましたが、一話だけだけだと「見続けたい」と思わせるには私的に至りませんでした。
本当は1話で切らずあと3話ほど見続けたほうがよさそうだなー(化けそう)と思いつつも、見続けるのが野暮ったいのであればこのままバッサリ脱落してしまおう!ということでバサバサバサ姉。
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赤髪の白雪姫
一話で切ってしまった。
最初はタイトルの「赤髪・白雪姫」というキーワードから寓話的批評な作品だと期待していたんですが、どうも違くて、どちらかというと少女漫画の王道的な物語なのかなと(一話だけしか見てませんが)思いました。
別にそれが面白くないとかダメだとか予想と違うから―――と言うつもりもなく言うわけじゃなく(丁寧な作品です)ただどうもいかせん私には物語自体が退屈でした。どこがどう退屈かは述べにくいのだけれど、これまた見続けたいと思わせてくれる「なにか」が無かった感じですね。
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うーさーのその日暮らし
ストーリー性と呼べるものがなく毎話唐突な終わり方でありますが、その分気兼ねなく見れる『うーさーのその日暮らし』。こいつはカオスな短編アニメです。
好きな回と呼べるものはないですけど、「アニメ見たいけど心に負担をかけたくない」って時は重宝しそうな作品かな~と、この意味で気軽に見れるのってよいのかもしれません。
あとパロディ豊富なのはいいですね、知っている別作品のキャラクターがでるとついついニヤニヤしてしまいます。ガンダムOO……ェ/(^o^)\(こういう声優ネタの使い方もあるのね!ってかまんまw)
のんのんびより りぴ~と
全話視聴しました。
一期と同じく大変満足です。れんちょんたちのどこにもありそうでどこにもなさそうな生活風景を見ているだけで大きなエネルギーをもらっている感じがしますし、こういうアニメ作品を見れるだけで本当にしあわせー。
か、ら、の~(犬塚るみ風)
ひかげがおままごとで「ばぶばぶ」言っている回が一番好きかもしれません。年が離れた妹にならしょうがないなあと思いつつも役になりきるあの感じ、そこから遊びにきたれんちょんの友達に「ばぶばぶ」言っている様子を見られちゃう場面は私まで羞恥心の臨界点いきそうでしたね(遠い目
あれはよいw
干物妹!うまるちゃん
PVのうまるちゃんの可愛さに期待していただけあって、実際1話を観たときの「お……おお…これはだめだあ……」と落ち込む感じ分かってくれる人もいるのではないでしょうか。
まず好きなキャラクターがいない、好きになれそうな人もいないと一瞬で判ったのでこれまた一話切り。
後日、友人宅で6話(だったかな?)を一緒に見る機会があったんですが、えなにこれ一話とほぼやっていること一緒じゃない?! うまるちゃん寝て食ってゲームしてお兄ちゃん困って終了Endingsongじゃない?!
これでいいのかな……。
私「(6話を見つつ)うまるちゃん何で録画してるの。おもしろい?」
友「全然」
私「面白くないのに録画してるの」
友「腰を据えて見るアニメじゃなくて、だら見したいときとか、アニメの"音"を流しつつ別作業をやりたい時に点けたいからかな」
私「なるほど。となるとお話は全然覚えてないと」
友「そそ」
……
友「って考えると俺は何故録画してるんだろうな」
私「知らないよ」
友「でもうまるちゃんは可愛い」
私「そう? 可愛いとあまり思えないのだけど。ちなみにどこらへんが可愛いの」
友「どこだろうなあ」
私「えー」
友「そういえばオタクが言う可愛いと、俺が思う可愛いってどこか違ってて(以下略)」
という会話があって(こんな感じでしたよね?)、彼と私の『うまるちゃん』に対する気持ちは結構近いのだなと思った次第です。
本作を視聴しても、こう、何かを得られるものがない感じ、といいますか。ただ世間的な評価を見るに、そこまで↑のような印象を持っている人は少なさそうで、どちらかというとうまるちゃんに好印象な感じなのかな。(いや実際どうなのか分かりませんけど)
「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」TVアニメ『干物妹!うまるちゃん』オープニングテーマ
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オーバーロード
本作は、「MMO"ユグドラシル"のサービス終了日、プレイヤーであるモモンガは過去の栄華に身を委ねながらそのカウントダウンを一人寂しく待っていたもののあれ?! 終了時刻になっても強制ログアウトされないわ自身が本物のキャラクターになっているわNPCが自我を持っているじゃないか!」ってところから物語は始まります。
ネトゲをやったことがある人ならば判るであろう独特の「終わり」の郷愁が一話で描かれていて(ここが私的に惹かれ)、最初は全然興味なかったアニメなんですが見ようと思わせてくれました。
リアルにネトゲは勝てないよなあ……やっぱり私生活のほうが大事だからゲームから身を引く時はあっさりバイバイなんだよなあ……みたいなそういうのですね。こういうの弱いです。
そしてそこから始まる「新世界のルール把握」「目的の設定→実行の繰返し」「主人公最強」なる異世界転生モノの醍醐味もあわさって毎話楽しかったです。
いやまだ終わってないんですけどねあと一話かな?
うしおととら
有名漫画のアニメ化である本作ですが、3話程度で切ってしまいました。うしおととらが共闘する場面まで観ましたが、もういいや、と思ってしまったことが脱落の原因ですね(白目)
特にいいたいことはありません。
戦姫絶唱シンフォギアGX
シンフォギアは二期の時から思ってたんですけど、一期が良すぎてそれ以降はだんだん私に合わなくなってきているような気がしてます。率直に言えば面白い作品ではあるものの、三期はでもそこまで見続けたい面白さではない。
2話で見限るのも早過ぎるとは思うんですけどね。ただあんまりリソース回せなくなってきたので、やむなし。
監獄学園
一言でいうならば、「男子生徒が学園内にある"監獄"から脱走しようともがくお話」でしょうか。
パンツとか下着とかう◯ことか下品極まりない作品でしたけど(副会長とガクトを受け入れられるかが視聴の分かれかもしれません…)、そこを受け入れるなら楽しいバカ作品であります。
下品を押し出してくるアニメって私はあんまり好きじゃない、と思ってたんですけど、いやなんだか別にそうでもないんだなーと、案外受け入れられたたなと、これくらいなら大丈夫みたいです。
むしろ抵抗感を感じるのではなく、笑ってしまうこと数度。とくに理事長から迫られる「尻」の問いかけにキヨシの解答もとい真理に気付く場面はで彼が必死にしゃべる様はいろいろ胸に去来するものがありました(=笑うしかない状況)
あとラストの裏生徒会の権威が反転し、今度は彼女たちが監獄に押し込まれる様は、"ネクストステージ"(=続き)がありそうでワクワク。この流れで二期制作決定ならば嬉しい限りですね。
いやーどうなるんだろ、キヨシ達はもう関わってこないで、会長達の目線で監獄生活が展開されるのかもしれないのかなとか。
下ネタという概念が存在しない退屈な世界
本作は、「『健全』という名の元にあらゆるエ口が徹底的に排除された世界で、そのエ口の存在を民衆に了解させるため日夜奮闘する少年少女のお話」です。
こちらもまた下品なアニメですが、それだけではなく「規制運動の行き着く先」「二極化思考の末路」「人間ってこうやって世界を書き換えていくわけ、すごくない?」という姿も見られる作品です。
自作オ■ホ回は(EDも含めて)、ほんっとバカだなーwって思いましたけど。こういうバカな感じ、嫌いじゃありません。
最終回の終わり方は、2005年前後のアニメに見られるどこか懐かしく、B級的なラノベ的雰囲気を私は感じたなーと。印象ですけどね実情はどうかわかりません。
この「ラノベっぽさ」のお話は別記事でしたいです。ラノベっぽさというよりは「らしさ」の話ですけど。
・書いた記事
がっこうぐらし!
一話見て「おおお」となりつつも、登場するキャラクターの"声"が辛かったので見る意欲が半減してしまいそのまま脱落。んー。
全員が全員キンキン声の高音ボイスって私にとってはひたすら厳しいのだなあと……、それに女の子4人の"声"の差別化が出来てなくて(ざっくり言ってしまえば)「同じような声ばかり」に思えてしまうのもうーんという感じでした。これは私の問題でしょうけども。
それと『がっこうぐらし!』のネタバレを踏んでしまったのも、1話切りの大きな原因でしょうか。
タイトルにキルミベイベーのお話って書いてあるのに何故か冒頭でがっこうぐらしの漫画原作のネタをぶち込みかつ今後の物語展開まで教えてくれたあのブログさんはちょっと許したくないな……。
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ドラゴンボール超(スーパー)
悟空が超サイヤ人ゴッドになりビルス様と戦う10話辺りまで見ましたが、これまたもういいやということで脱落。
アニメは冗長なのかもっとテンポよくスパパパンとやって欲しいのと、フリーザー→セル→ブウと戦い勝利した孫悟空の「力の遍歴」が失われている感じがどうも気になります。ブウにまで勝った"あの"悟空が(ビルス様がさらなる強敵だとしても)、その力の関係図がいまいちこっちに伝わってこないせいか空回っている印象です。ちょっと言語化しにくいんですけど伝わりますかね。
今期、脱落多すぎないかなあと自分で思うくらいに6作品脱落してしまっているんですが、そんなときもあるのかなあと。
食戟のソーマ
全話視聴しました。
良かったよ! という言葉で十分かもしれません。以前の春アニメの総括記事で言いたいことは言っているので、もう特別言及したいことがないんですよね(汗
とかく、やはりソーマのように「歩み続けていく」ものがカッコイイと思えるのは、彼らが"月にまで手をのばそう"としているからなんですかね。成長……とはイメージが違うんですけど。
あと気になったのは料理人に付与される「二つ名」が全部ダサい……気がするのは私だけですかね!そんなことないかな!どうでしょうか!
・書いた記事
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アルスラーン戦記
つまらないわけじゃないですし、面白くないとも思ったわけじゃないんですが、いつの間にか見なくなってましたorz
割けるリソースがかつかつになってしまったのかなあ……と自分では思っているんですけど実際のところよくわかりません。たまーにこういう自然淘汰的に切り捨ててしまうことがあるんですよ。
となると、無意識に見なくてよいと判断したのかな(?)ふむふむ。どだろ。
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Charlotte
最終話まで見て物足りなさはありませんし、冗長は部分はなく、毎話テンポよくて楽しかったです。とくに好きな登場人物が多くいたこともあって私的にグッドでした。(最終話に白柳さん出なかったですかーそうですかー。ううう)
ただ滅茶苦茶大好きな作品になったかと言われればそうではないので、ざっくり言うと『Charlotte』はまとまりきった秀作のような感触です。
物語の基礎力が高いので、その分わりといろんな人に勧めやすいアニメかなと。
いや、うん、これ以上言いたいことがない。最終話好きですけど、言及するものがないというのはアニメ的に(映像作品として)良いのかもしれないなーと思いつつ終わりです。
・書いた記事
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おわり
今期は満遍なくアニメを見れたわけではないですけど、オススメを上げるならこんな感じです。
・全力でおすすめしたい作品
なし
・おすすめ
Charlotte、のんのんびより(二期)、ガッチャマンクラウズInsight(二期)、食戟のソーマ
・条件付きでおすすめ
監獄学園
・そこそこおすすめ
こんな感じですね。
では今日はこの辺で終わります。
ではまた。
・これまでのアニメ総括記事
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