日韓通貨スワップ協定は、日本が韓国に無償で10兆円分のドルを貸す話だったが、韓国側から破棄した
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引用:http://2.bp.blogspot.com/-YFruj1Pf15Q/Tp7UajUPmrI/AAAAAAAACdE/RkXwVMm6EDA/s1600/9c4327c7.jpg


韓国は貿易依存度が非常に高い国で81%にも達し、世界経済の影響をまともに受けています。

加えて長年の借金体質のため対外資産がマイナスで、外貨準備も底をついているとみられる。


韓国経済の現状

最近あまり聞かなくなった韓国経済の実情は、どうなっているのでしょうか。

米調査会社が発表した2015年の消費者景況感指数で、60カ国中韓国が最下位となりました。

韓国の政府・公共機関・家計の借金の合計は4781兆5000億ウォン(約478兆1500億円)だと発表されています。

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国民1人当たり9446万ウォン(約945万円)の借金で、家計や企業の借金が経済の重荷になっています。

世界経済の不振を受けて輸出は低調で、国内消費も低迷し、借金の大きさから新たな借金も出来ないでいる。

若者の失業率は10%前後と高く、朴政権が頼みにしていた中国経済が不振で、中国企業にサムソンがシェアを食われている始末。


韓国政府は直ぐに支払う必要が無い借金を「国の借金」から除外していて、隠し債務を含めると発表の3倍あります。

例えば年金や社会保険の赤字は今すぐ支払うものではないため、「現在の借金ではない」としています。

韓国国内の大手シンクタンクは、韓国のデフォルトは現実味を帯びていると分析している。


米格付け会社ムーディーズは、支払い金利より営業利益が少ない「限界企業」が増加し、銀行も危険な状態だと指摘した。

韓国は日本より急激に出生率が低下し、近年は1.08から1.30人で推移していて、日本は去年1.41でした。

急激な高齢化と少子化、人口減少と労働者不足がやってくるわけで、強い危機感を持っています。



韓国を鞭打つ世界経済

若者の失業に加えて増え続ける高齢者の貧困が深刻になっていて、約175万人の高齢者が空き缶や古紙を回収して生きている。

家計負債が新興国の中で最高であり、国内総生産(GDP)の84%に達しています(新興国平均は30%)

多重債務者が増え続けているのも特徴で、韓国のかなりの家庭が消費を減らしてでも借金返済に充てざるを得ないのが分かる。


韓国経済の低迷をきっかけに多くの外資が撤退し、資本を引き上げて、外貨流出が目立っています。

この事が「借金の増加」などよりずっと深刻な外貨不足を引き起こしています。

借金が増えて困るのはユーロ圏のギリシャのような、通貨発行権が無い国だけで、普通の国はお金を印刷すれば良い。


だが外貨不足はこれとは比較にならないほど深刻で、韓国はドルで支払いをするのに、ドルを印刷する訳にはいかない。

1997年に韓国は対外債務返済不能で国家破産していますが、たった数百億ドルの外貨を用意できませんでした。

韓国は数千億ドルの外貨準備を用意していたのだが、外貨流出でやり繰りが出来なくなり、最後は数十億ドルをどこも貸しませんでした。


その外貨準備高なのだが、日本の米国債保有残高は1兆2244億ドルで約140兆円の外貨準備が、間違いなくある。

ところが韓国の外貨準備は韓国政府発表では3747億ドル(15年8月)なのに、米国債保有残高は約460億ドル(14年)しかない。

この奇怪な現象は中国でも起きていて、外貨準備が3兆7300億ドルと言っていたのに、米国債残高が1兆ドルちょっとしか無かった。



韓国に外貨準備は無い

この現象には各国の経済学者も頭を悩ませていて、ユーロなど各国通貨で保有しているという説や、何らかの投資をしているという説がある。

資源投資をしたら損失で消えてしまったという説もあり、要するにどこにあるのか誰も知りません。

確認できる韓国の外貨準備は3700億ドルのうち、たった460億ドルで、いざという時使えるのも460億ドルだけです。


朝鮮日報によると韓国の対外純資産はマイナス43億ドルだが、外貨準備が実は存在しないとなると、マイナス3700億ドルになってしまう。

どっちにしろ韓国は外国からの借金のほうが多い国なので、返済できなくなるとまた破産します。

悪い事に韓国は竹島騒動のあと、日本が無償で10兆円分のドルを貸してくれる通貨スワップ協定を破棄しました。


代わりに韓国と中国が通貨スワップ協定を結んだのだが、中国も同じように外貨不足で、融通してもらえる状況に無い。

中国はそれでも米国債約1.2兆ドルを保有しているので、かなり持ちこたえる事ができるが、韓国は一体どうするのでしょうか。

あれだけ大言を吐いて日韓通貨スワップを断りながら、「また結んでくれ」などと言ってくるのだろうか?


韓国はいままで自国通貨を安く誘導して輸出を促進するため、ウォン売り介入を続けていました。

しかし中国株暴落で始まった8月の混乱では、8月24日に通貨防衛のためのウォン買い介入を行いました。

ウォン売りでは自国通貨を印刷するだけでコストゼロですが、ウォン買いには同じ金額のドルが必要です。


おそらく通貨防衛を後何度か行って、それでもウォン安が止まらなければ、韓国の外貨準備は底をつくでしょう。

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