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<秋保ワイナリー>宮城唯一の生産施設誕生

ブドウ畑の奥に建つ秋保ワイナリー

 仙台市太白区秋保町にワイン醸造所「秋保ワイナリー」が完成し、現地で28日、記念式典があった。宮城県内唯一のワイン生産施設となる。
 関係者ら約50人が参加。毛利親房代表は「秋保の風土を生かしたワインを造る。食品加工や旅行といった多様な産業と連携したい」と意欲を示した。市経済局の氏家道也局長は「市が目指す地域産業振興のモデルとなる」と期待した。
 醸造所と周囲のブドウ畑1.3ヘクタールは秋保温泉郷の傾斜地に整備。ブドウ畑は赤のメルローや白のピノ・グリといったワイン用品種を栽培し、3ヘクタールまで拡大させる計画だ。醸造作業は29日に始まり、12月中旬には県内産などのリンゴのシードルや山梨県産ブドウのワインを発売する。施設見学なども始める予定。来年から自家栽培のブドウを使ったワインを生産する。
 宮城県内では山元町にワイナリーがあったが、東日本大震災による被災で廃業した。


関連ページ: 宮城 経済

2015年09月29日火曜日

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