80年代前半に「天国注射の昼」「自殺未遂ライブ」などで日本の初期のオルタナティブミュージック・シーンに伝説を残した、山崎春美率いる「TACO」とその前身の「ガセネタ」が、来たる11月17日(火)、インディーズ・ロック発祥のライヴハウスともいえる「新宿ロフト」で本格的に再始動する。
乾純、遠藤ミチロウ、工藤冬里、佐藤薫、野々村文宏、向島ゆり子などオリジナル・メンバーが、《大里俊晴七回忌》に、大里ら他界したメンバーを思い集結する。ロリータ順子のパートは当時彼女と交遊があった戸川純が歌い、山崎春美が芸名を命名した香山リカも出演する。
「2015年11月17日、故・大里俊晴(1958〜2009/音楽家、音楽批評家)の七回忌にコト寄せて。たくさんの死者たちとともに、三途の川っ縁を挟んでの壮絶にも一夜限りの宴を繰り広げます。題して略せば、シンダコ。」(山崎春美)
ライブ当日は物販で限定商品を販売予定。
また関連企画として、間章のドキュメンタリー映画『AA』(監督:青山真治、インタビュアー:大里俊晴)が11月20日(金)24:00〜21日(土)早朝までネイキッドロフトにてオールナイト上映されることも決定。
さらに、1982年末〜85年のTACOの未発表音源を集めた『タコBOX vol.2〈8ナンバー〉』(CD4枚組/SUPER FUJI DISK)、未発表原稿を含む大里俊晴の音楽論を集めた書籍『マイナー音楽事典』(仮)(800頁/月曜社)が同時発売される。