普通と答えました。
風呂の中からものすごい大きい声が聞こえてきました。
やはり相当悔しかったようです。
「大相撲秋場所十二日目」をお伝えしました
6時になりました。
この時間は、自民党総裁に再選された安倍総理大臣の記者会見を中継でお伝えします。
自民党本部に設けられた記者会見場です。
まもなく会見が始まります。
ただいまより、今回の自由民主党総裁選挙で再選を果たしました、安倍晋三総裁の記者会見を行います。
本日、司会を務めます筆頭副幹事長の萩生田光一でございます。
最初に、安倍晋三総裁よりごあいさつを申し上げ、その後、平河クラブの幹事社から代表質問、引き続いて時間の許すかぎり、質問をお受けしたいと存じます。
それでは、安倍晋三総裁、ごあいさつをお願いいたします。
止まらぬデフレ、美しい海や、国土に迫る脅威。
3年前、日本は民主党政権の下で、混乱を極め、国家的な危機に直面していました。
その危機感を共有し、国民の皆さんの力によって、私たちは、政権奪還をすることができました。
あれから2年9か月、日本を取り戻す、このお約束を実現するために、私たちは全力を尽くしてまいりました。
アベノミクスによって、雇用は100万人以上増えた。
2年連続で給料も上がり、この春は17年ぶりの高い伸びであった。
中小、小規模事業者の倒産件数も大きく減少した。
もはやデフレではないという状態まできました。
デフレ脱却は、もう目の前です。
この3年間で、日本を覆っていた、あの暗く、重い沈滞した空気は、一掃することができました。
日本はようやく、新しい朝を迎えることができました。
この3年間の実績に対して、さらに、次の任期を務めよとの多くの党員の力強い支持を頂き、さらに3年間、自由民主党総裁の重責を担うこととなりました。
これまでの3年間を超える結果を出すことを、私は求められていると思います。
次の3年間、私は未来を見据えた新たな国造りを力強く進めていきたい。
本日、この日からアベノミクスは第2ステージへと移ります。
目指すは、一億総活躍社会であります。
少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する。
その国家としての意思を明確にしたいと思います。
同時に何よりも大切なことは、一人一人の日本人誰もが家庭で、職場で、地域で、もっと活躍できる社会をつくる。
そうすれば、より豊かで、活力あふれる日本をつくることができるはずです。
いわば日本一億総活躍プランを作り、2020年に向けてその実現に全力を尽くす決意です。
そのために、新しい三本の矢を放ちます。
第一の矢、希望を生み出す強い経済、第二の矢、夢を紡ぐ子育て支援。
そして、第三の矢、安心につながる社会保障、希望と夢と、安心のための新三本の矢であります。
アベノミクスによる成長のエンジンを、さらにふかし、その果実を国民一人一人の安心、将来の夢や希望に大胆に投資していく考えであります。
きょうよりもあすはきっとよくなる。
あすへの希望は、強い経済なくして生み出すことはできません。
これからも経済最優先、経済政策が第一の矢であります。
そのターゲットは、戦後最大の経済、そしてそこから得られる、戦後最大の国民生活の豊かさであります。
GDP600兆円の達成を明確な目標として掲げたいと思います。
そのために、雇用をさらに増やし、給料をさらに上げて、消費を拡大してまいります。
デフレから脱却し、力強い成長軌道に乗せるため、生産性革命を大胆に進めていく。
大きな経済圏を世界に広げながら、投資や人材を日本へと呼び込む政策を、果断に進めてまいります。
女性の皆さんが家庭で、職場で、地域で、もっともっと活躍できる社会をつくっていかなければなりません。
一度失敗を経験した皆さん、また難病や障害のある方、すべての人がもう一歩前に踏み出すことができる社会をつくることが必要です。
多様な働き方改革を進め、誰にでも活躍のチャンスがある経済をつくり上げていきます。
北は北海道から南は沖縄まで、地方がそれぞれ持っている特色を、存分に生かしながらふるさとを活性化する。
地方創生もいよいよ本格化してまいります。
南アルプスを貫く、全長25キロに及ぶ巨大トンネル。
先月、リニア中央新幹線が本格着工となりました。
東京と大阪を1時間で結ぶ、夢の超特急であり、日本の最先端技術の結晶であります。
北陸新幹線は、ことしの春、富山から金沢まで乗り入れました。
さらに来年3月には、北海道新幹線が開業となります。
高速鉄道によって、北から南まで、地方と地方をつないでいく。
日本全国が大きな一つの経済圏に統合されることによって、それぞれの地方にダイナミックな成長のチャンスが生み出される。
地方創生の大きな起爆剤となると考えています。
第二の矢は、夢を紡ぐ子育て支援であります。
そのターゲットは、希望出生率1.8の実現です。
多くの方が子どもを持ちたいと願いながらも、経済的な理由などで、実現できない、残念な現実があります。
待機児童ゼロを実現する、幼児教育の無償化もさらに拡大する。
3世代の同居が…を促し、大家族で支え合うことも応援したいと思います。
さらに…世代への重点的な支援も行い、子育てに優しい社会をつくり上げてまいります。
子どもが欲しいと願い、不妊治療を受ける、そうした皆さんもぜひ応援したい。
結婚したいと願う若者の背中を押すような政策も打っていきたい。
誰もが結婚や出産の希望をかなえることができる社会をつくり上げていかなければなりません。
そうすれば、今、1.4程度に落ち込んでいる出生率を、1.8まで回復できる。
そして、家族を持つことのすばらしさが、実感として広がっていけば、子どもを望む人たちがもっと増えることで、人口が安定する出生率2.8も、十分視野に入ってくる。
少子化の流れに、終止符を打つことができると考えています。
教育再生の主役は、子どもたちであります。
同じ子どもは一人としていません。
個性はそれぞれ違います。
社会の価値観も多様化しています。
そうした時代にあって、教育制度の複線化は不可欠です。
いじめや発達障害など、さまざまな事情で、学校に通えない子どもたちにはフリースクールなど、多様な場で自信を持って、学んでいけるような環境を整えます。
子どもたちの未来が家庭の経済事情によって、左右されることがあってはなりません。
奨学金を拡充し、希望すれば誰もが高校にも、専修学校、大学にも進学できる環境を整えます。
一人親家庭の支援も充実し、子どもの貧困の問題に取り組みます。
子どもたちには無限の可能性が眠っています。
誰でも本人の努力しだいで、大きな夢を紡いでいくことができる、そうした社会をつくりあげていきたいと思います。
第三の矢は、安心につながる社会保障の構築です。
社会保障は、高齢者の皆さんのみならず、現役世代の安心も確保するものでなければならない。
そうした観点で、社会保障制度の改革、充実を進めてまいります。
特に仕事と介護の両立は、大きな課題であります。
私は、介護離職ゼロという明確な旗を掲げたいと思います。
直近の調査で、介護離職者が初めて年間10万人を超えました。
離職を機に、高齢者と現役世代が共倒れしてしまうという悲しい現実があります。
東京五輪が開かれる2020年には、団塊世代が70歳を超え、その数はさらに増えていく。
日本の大黒柱である団塊ジュニア世代が、大量離職する事態となれば、経済社会は成り立たなくなる。
その岸はもう目前に迫っています。
今、ここから始めなければなりません。
介護離職ゼロを目指して、介護施設の整備や介護人材の育成を進め、在宅介護の負担を軽減する。
仕事と介護が両立できる社会づくりを本格的にスタートさせたいと思います。
急速な高齢化の進展、社会保障負担の増加、単にそう考えれば、これはピンチでしかありません。
しかし、豊富な経験や知恵を持つ人材が増えると捉えれば、これは大きな、大きなチャンスであります。
意欲あふれる高齢者の皆さんに、社会の担い手として、もっと活躍していただく。
生涯現役社会の構築を目指します。
予防に重点化した医療制度へと、改革を進めます。
企業による健康経営、健康投資を促すような仕組みをつくり上げます。
同時に、高齢者に多様な就業機会を提供してまいります。
年金も含めて、所得全体の底上げを図ることで、高齢者世帯の自立を支援してまいります。
継続こそ力である。
経済の再生も外交上の国益の確保も、経済の安定なくして、成し遂げることはできない、これが3年間で学んだ大きな教訓であります。
その意味で、一昨年の参議院選挙、さらには昨年の衆議院選挙で、安定した政治を進めようと、与党に大きな力を与えてくださった国民の皆様に改めて感謝申し上げます。
だからこそ私たちは、現状に満足してはいけない。
数の上にあぐらを欠いて、立ち止まっていてはいけません。
この安定した政治基盤を大きな力として長年、手付かずであった日本社会の構造的な課題である少子高齢化の問題に、私は真正面から挑戦したいと考えています。
30年、40年、そして50年先を見据えながら、私たちの子や孫の世代のために、新たな国造りを進めていく。
一億総活躍の時代を切り開くため、これからの3年間、全身全霊を傾注していく覚悟であります。
私からは以上であります。
ありがとうございました。
それではまず、平河クラブの幹事社のほうからお願いをいたします。
まずは総裁再選おめでとうございます。
早速、人事についてお伺いします。
今回の党役員人事、内閣改造を検討されてると思いますが、それに向けて留意される点はあるでしょうか。
特に、女性登用推進は、従来どおりの方針でしょうか。
また、党人事では谷垣幹事長や、いち早く総理の総裁再選を支持された二階総務会長は留任されるお考えでしょうか?また派閥を立ち上げた石破大臣や、総裁選に出馬を模索した野田聖子氏の処遇については、どのようにお考えでしょうか。
個別的な質問にはお答えすることはできません。
谷垣幹事長や二階総務会長をはじめですね、役員の皆様には、昨年の総選挙の勝利、そして、戦後最長となった通常国会など、高い指導力を発揮していただき、感謝しています。
またすべての閣僚の皆様には、政策推進にあたって、経済の再生、地方創生、復興や女性の活躍、外交など、さまざまな分野において、大いに力を発揮をしていただいたと、改めて感謝申し上げたいと思っています。
今後は、先ほどご説明をさせていただいた、一億総活躍社会をつくっていくという、大きな課題にチャレンジしていかなければなりません。
また、新しい、新三本の矢を、力強く放っていかなければなりません。
その上において、党でも、政府でも引き続き、しっかりとした体制を整えていくことが必要であると考えています。
大きな骨格は維持をしながら、もちろん女性の皆さんにも活躍をしていただきたいと思いますが、同時にどう、創、せい、男性、女性、バランスの取れた体制を整えていきたいと考えております。
繰り返しになりますが、具体的な人事においては、今の段階では全く白紙であります。
もう1問お願いいたします。
冒頭の発言で、経済最優先で引き続き取り組まれるというお話でしたけども、2017年4月には、昨年、決めた消費税の増税が予定されています。
これを予定どおり実施するお考えにお変わりはないでしょうか。
また、これに関連して増税時の負担軽減策を巡る与党の協議が進んでおりますが、党総裁としてこの調整についてリーダーシップを発揮されるおつもりはありますでしょうか。
また参議院選挙で、来年の参議院選挙で、経済だけでなく、憲法改正をお訴えになるおつもりはありますでしょうか?お願いします。
まずですね、先ほど申し上げました、一億総活躍社会をつくっていく、そのために新三本の矢を新たに放っていく。
その決意についてお話をさせていただいたところでございますが、一本目の矢、まさにこの経済成長、非常に重要であります。
そして戦後最大規模の経済を、豊かな社会をつくっていかなければならない。
600兆円、GDP600兆円という、大きな目標を掲げました。
それに向けて、しっかりとした、具体的な成長戦略を進めていく考えであります。
そしてその上で、今、お話がございました、消費税の引き上げについてでありますが、再来年の7月の10%への引き上げについては、世界に冠たる社会保障制度を次の世代に引き渡していくという責任を果たしていかなければならない。
そして市場や国際社会の信任を確保するため、リーマンショックのようなことが起こらないかぎり、予定どおり、実証していくということは、すでに今まで随時申し上げてきているとおりでありまして、その考えかたに変わりはございませんし、その段階で、10%に引き上げていくことができる、そういう経済状況をつくっていく考えであります。
そのためにこそですね、ことし、賃上げは行われました。
来年の春も、そしてその次の春も、しっかりと給料が上がっていく、また企業が投資をしていく、そういう環境をつくっていきたいと思います。
そしてまた、消費税率の引き上げにあたりまして、所得の低い方に配慮する観点から、消費税の負担軽減策について、これまで与党において、議論が行われてきました。
こうした状況の下で、昨年の税制改正大綱では、消費税の軽減税率制度について、早急に具体的な検討を進めるとされたところであります。
この大綱に沿って、議論を進めていくことが必要であると考えていますので、両党間でしっかりと議論を進めていただきたいと思います。
また、憲法についてでありますが、自由民主党は立党以来、憲法改正を党是としています。
すでに、かつて、野党時代、谷垣執行部時代に、谷垣総裁のもとに草案が出来たわけであります。
言うまでもなく、日本国憲法は、わが国の統治体制を規定する根本規範であります。
わが国は国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の基本原則に基づいて、平和と繁栄の道を歩んでまいりました。
安倍内閣においても、憲法を順守しているわけでありまして、今後もそのことになんら変わりはありません。
他方、憲法は国の未来、理想の姿をかたるものでもあります。
21世紀の日本の理想の姿を、私たち自身の手で描いていくという精神こそ、日本の未来を切り開いていくことにつながっていくと思います。
現行憲法の基本的な考え方を維持することは、当然の前提として、その上で必要な改正は行うべきものと考えています。
大切なことは、憲法に対するあるいはまた、憲法改正に対する国民の理解が進んでいくことであります。
国民の皆様の理解がより深くなること、改正案に対し、支持がより広がっていくよう、与党において、自民党において、さらに努力を重ねていく考えでございます。
よろしいですか?幹事社。
それではこれから先、ひらかわクラブに限りまして、質問のある方、挙手をお願いします。
総裁が指名をしますので、記者会のお名前、発言の後に質問してください。
どうぞ。
短く2点、お伺いします。
一つ、先ほど、介護離職ゼロの方針を打ち出されたと思いますが、これまで政府の中には、施設の充実よりも、在宅介護を積極的に推進するという一面もあったと思います。
総理が今回、介護離職ゼロを打ち出すにあたって、特にこだわられた点、またこれまでの政策を再検証なさったのかなどについて、お聞かせください。
もう一点、新国立競技場の整備計画の見直しを巡り、本日、第三者委員会の報告がまとまりました。
今後、責任者の処分など、現段階で総理の現在のお考えをお聞かせください。
まず、介護離職ゼロ、これには、政権を挙げて取り組んでいかなければならないと思っていますし、先ほど申し上げましたように、団塊ジュニアの皆さんが、大量に離職をするということになれば、国の経済においても、大きな打撃を受けることになります。
それはまた、社会保障を支えていく財政的な基盤にも影響を起こす、これは食い止めなければならないわけでありまして、そこで今までの介護における政策について、施設、そして在宅において、介護を行っていく、そのための介護保険制度が作られたわけでありますが、都市部においては、圧倒的に施設が少ないという状況になっています。
と同時に、在宅への支援については、これは十分な支援が、なかなか難しいという地域もあるわけでございまして、その中からやはり施設をしっかりと用意をしていく必要もあります。
そして、それは一地域にとどまらず、全体を大きく見ながら、もう一度、よく考えていく必要があるんだろうと思っています。
その上において、今までのこの整備状況等を検討しながら、あるいは在宅の現状をよく分析をしながら、離職をしなくてもいい、そういう社会を、先ほど申し上げましたように、2020年、つくっていきたいと考えています。
それと、新国立競技場についてでございますが、報告書にとってですね、これは当然、どこにどういう責任があったのかということを明確にしながら、その責任を取っていくことが求められていくんだろうと、こう考えております。
短く1問だけどうぞ。
憲法改正について伺いたいと思います。
先ほど、憲法改正は党の党是だというふうにおっしゃられましたが、一方で、与党においてさらに努力をされるともおっしゃいました。
憲法改正には幅広いですね、国民の理解が必要だと総裁、かねておっしゃっていますが、今後、参院選で憲法改正を訴えていくのかという点と、そのあとですね、民主党も含めて与党のみならず、野党とも連携していくお考えはあるのか、その点について伺わせてください。
今までも、各旧選挙において、われわれは公約として、憲法改正について、うたっております。
先の衆議院選挙においても、その前の参議院選挙においても、政権奪還の衆議院選挙においても、公約として掲げております。
当然、次の選挙においても公約として掲げていくことになると、このように思います。
しかし、現実問題としては、今質問にあったように衆議院、参議院、3分の2以上の支持がなければ、憲法改正の決議ができないわけでございます。
そうした多数派を形成していく努力をしていく、当然これは与党でなくても、野党の方々にもそういう意味において、ご協力をいただけるように、議論をしていきたいと思います。
また、これは憲法改正においては、民主党の中にも憲法改正すべきだという方々もおられるわけであります。
安倍政権の間は、憲法改正の議論はしないという、頑なな態度ではなくて、そうではなくて、未来の日本のために、あるいはまた、今の日本のために何が必要か、どうすればいいのか、勇気を持って、議論に参加をしていただきたいと思います。
それでは以上をもちまして、安倍晋三総裁の記者会見を終わらせていただきます。
ご協力ありがとうございました。
ありがとうございました。
自民党総裁に再選された安倍総理大臣の記者会見でした。
では政治部、吉川記者に聞きます。
吉川さん、総裁再選が決まった両院議員総会、安全保障関連法の審議成立を待つ形で、きょう、開かれたわけなんですが、会見では、安倍総理大臣、その安保には触れずに、経済や子育て支援などを重視する考えを前面に出しましたね。
そうですね。
経済最優先で、政権運営に当たる決意を示しました。
アベノミクス第2ステージに移ると発言しましてですね、新しい三本の矢として、強い経済、子育て支援、社会保障という三本を位置づけまして、これまで取り組んできましたアベノミクスの果実を子育て支援や社会保障などといった、国民の安心や希望につながる政策に大胆に投資することを打ち出しました。
こうしたことに取り組むことによって、GDP・国内総生産を名目で、昨年度490兆円だったものを、600兆円にすることを目標にしたいと、方針を打ち出しました。
安倍総理大臣、こうした発言の背景には、景気回復の効果がなかなか家庭や地方、中小企業にまで行き届いてないという指摘が出ておりまして、NHKの世論調査でも、景気が回復してると感じるかどうかという質問に、感じないと答えた人が48%にも上っておりまして、こうしたことを意識しまして、来年夏の参議院選挙を見据えて、生活を重視した政策に重点を置くねらいがあるものと見られます。
再選されたことで、今後、党の役員人事や内閣改造といったところが焦点になってきますね。
そうですね。
安倍総理大臣は、あさってからアメリカを訪問しまして、国連総会に出席することにしております。
それから帰国後、来月4日からの週に、内閣改造と党役員人事を行う意向を固めています。
先ほどの会見にもありましたが、骨格は維持しながら、老、そう、せい、男性、女性、バランスの取れた人事を行いたいというふうに、安倍総理大臣は述べております。
先ほど記者会見で打ち出しました、一億総活躍社会にチャレンジする、新しい三本の矢を放つために、政府、党、しっかりした体制を整えていくと述べています。
これまでにですね、党のほうでは、谷垣幹事長、二階総務会長が続投の方針になってます。
一方で、内閣のほうでは、内閣の要の菅官房長官、それから麻生副総理兼財務大臣らが、続投の方針となっています。
さあ、安倍総裁としての2期目、課題はなんといえますか?
先ほどの記者会見の質問にもありましたけれども、再来年4月には、いったん、延期しました消費税率の10%への引き上げも予定されています。
そうした中で、消費税率の引き上げに堪えられる経済情勢に持っていけるか、またそれと同時に、導入を目指しています軽減税率をどうするのかといったことも課題になると思います。
政治部の吉川記者に聞きました。
お伝えしていますように、安倍総理大臣は、自民党総裁への再選が正式に決まったのを受けて、今夜、党本部で記者会見し、GDP・国内総生産を600兆円にする目標を明らかにするとともに、引き続き経済最優先で政権運営に当たる決意を示しました。
この中で安倍総理大臣は、この日からアベノミクスは第2ステージへと移り、目指すは一億総活躍社会だ。
少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する国家としての意思を明確にしたい。
そのために新しい三本の矢を放つ。
第一の矢は、希望を生み出す強い経済。
第二の矢は夢を紡ぐ子育て支援。
第三の矢は、安心につながる社会保障だ。
希望と夢と安心のための新三本の矢だと述べました。
そして安倍総理大臣は、アベノミクスの成長のエンジンをさらにふかし、その果実を一人一人の安心、将来の夢や希望に大胆に投資していきたい。
あすへの希望は強い経済なくして生み出すことはできない。
これからも経済最優先で、そのターゲットは戦後最大の経済、そこから得られる戦後最大の国民生活の豊かさだ。
GDP600兆円の達成を明確な目標として掲げ、投資や人材を日本に呼び込む政策を果断に進めていきたいと述べ、引き続き経済最優先で政権運営に当たる決意を示しました。
2015/09/24(木) 18:00〜18:35
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ニュース「自民党安倍総裁記者会見」[字]
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