はいよろしくお願いします。
さあ始まりました!クラス対抗なわとび大会!みんな頑張れ〜!ん?何だか浮かない顔の女の子が1人…。
運動が大の苦手だという…根性は人一倍!親子で特訓を重ねますが…。
なかなか成果が上がりません。
両親はせめて自転車に乗れるようになればと願うのですが…。
補助輪をはずせない苺花ちゃんはいつも置いてけぼりで…。
諦め気味の苺花ちゃん。
でも本当のところはどうなの?
(松嶋)頑張れ〜。
そのお悩み承ります。
こんがらがった毎日を解きほぐそう。
(一柳)「運動音痴を克服したい」。
そんなお悩みに答えてくれるきわめびとはフィジカル・アドバイザーの廣戸聡一さんです。
テイヤ〜!プロゴルファーからオリンピックの代表選手まで。
トップアスリートの運動能力を最大限に引き出すスペシャリストとして知られる廣戸さん。
ほう〜。
さあそのモットーは「体の動かし方間違っていませんか?」。
ほんのちょっとの事で運動能力は劇的に改善される!うそ〜!DNAでしょ?これまで30万人以上の体に触れる中でたどりついたのは体つきや骨格の違いによって運動の理想の型も人それぞれに違うという理論。
運動学的とか解剖学的には完全に解明されてはいないですが…今パ・リーグの首位打者争いをしている千葉ロッテマリーンズの清田選手も廣戸さんの指導を受けた一人。
打席に立つ時の姿勢を変えてみたところ本人もびっくりの打率急上昇!ええ〜!すごいねこの…。
すごい!そんなに効果がスッと現れるものなのかっていう。
どうなんですか?その動かし方を変えるだけでそれは相当変わるんですか?別にプロ用の体があるという事ではないんです。
じゃないんですか?ないです。
え〜ですからどなたでもその可能性はありますよ。
例えばもう60過ぎてたりとか年齢的にはどうなんですかね?高齢になられても若い時と同じように体を動かせるっていう事を目指されてる方もいっぱいおられます。
お二人にも実感して頂きたいと思いますので前へどうぞ。
え〜またやらされるの?嫌やわ〜。
お二人でこの段ボールをですねごくふだんどおりに持ち上げてみて…。
2人で?1人ずつで。
嫌だわ〜。
ふだんどおりですよ。
はいOKです。
どういう感覚かっていうのをちょっと覚えといて下さい。
では忘れないうちにじゃあ指導をして頂きましょう。
だって三宅さんずるするやん。
それを見てねこうかみたいな。
松嶋さん最初に言いましたよね。
人それぞれに使いやすい形があるんです。
じゃあ普通に首幅ぐらいで楽になって下さい。
はい。
そしたらですねあの〜…そう!そ〜っと。
でそのままそのまま持ってって下さい。
ふんばったらスッと持てるようになるでしょ。
俺はもうそのコツをつかんだぜ!え〜なるほど。
三宅さん。
足幅を少し狭く。
狭く。
はい。
でですね…え?こう?そう。
でそのままそのままゆっくり下ろしてって下さい。
こう。
そのまんまひざを伸ばして地面を踏んでもらうと簡単に持てます。
何で?しんどそうじゃん。
足ふんばれてない気がする。
いやでもこの辺の力が全然いらないです。
ちょっと待って待って。
私のやり方が三宅さんは合わないの?落ち着けよ少し。
は〜い。
こんにちは。
こんにちは。
初めまして。
廣戸と申します。
初めまして。
運動が大の苦手な苺花ちゃんを訪ねた廣戸さん。
ええ。
こら!出てこいってば!苺花ちゃんの様子を一目見た廣戸さん。
意外な事を言いだしました。
早速体の動かし方のどこに問題があるのかチェックを開始!じゃあここまでね。
ここまでね。
まずはかけっこから。
頑張れ頑張れ!頑張れ頑張れ!何かが違う…かも。
更になわとびも…。
手足がばらばら?肩甲骨硬いな。
いいよ〜大丈夫だよ。
そして問題の自転車に。
補助輪をはずせない原因はどこにあるのかな?こっちこっち。
急いで。
急いで急いで。
こっち。
じゃあちょっと止まる。
ストップストップストップストップOK。
廣戸さん早くも問題がどこにあるのか気付いたようです。
目をつけたのは運動をつかさどる体の軸。
廣戸さんいつも必ずやるというあるテストを始めました。
こっち側向いて下さい。
苺花ちゃんからゆっくりしゃがんでごらん。
壁に体をぴたりとつけた状態でしゃがめるかどうか…。
ほら分かります?このこの瞬間。
はいOKです。
でこれで何が分かるの?腰は軟らかいって事?え?続いてお母さんも…。
笑われへんわ。
あれれ?お母さんはしゃがめません。
更にお父さんも…。
ご家族で分かれてる訳です。
苺花ちゃんと両親は体の軸が違う?一体どういう事ですか?廣戸さん。
ほう。
これがこのあとの何かに関係してくる訳ですね?そうでしょうね。
ねえ。
でどちらがいい悪いっていう訳でもない?ないんです。
これはですね人によって重心のまず位置が違いますよという事なんです。
苺花ちゃんのAタイプというのはつま先側に重心があるAタイプ。
土ふまずのかかと側に重心があるBタイプというのにまず分ける事ができるんですね。
ふんばれへん。
あそうなんだ。
これは彼女がまだ幼いからって訳じゃないんだ?体の硬い軟らかいも関係ない?関係ないです。
このタイプAとBに分かれるという事が廣戸さんの論理の中でもここがポイントになってくると?はい。
その重心の落ちるところに軸というよく我々体の軸がしっかりしてるとか…。
野球の選手がよく軸がぶれてるとかいろいろ言われるその軸?そういう事もそうです。
その軸です。
このつま先の重心Aタイプの人はこの重心の位置からみぞおちひざそして土ふまずきちんと体を連なる直線になっていく体の軸というものがある。
へえ〜。
そしてBタイプは首のつけ根股関節そして土ふまず直線になっていく軸というものがある。
へえ〜。
じゃあさっきの「みぞおちひざ」って言われてたのそれ?そのとおりでございます。
鋭い。
実は収録前お二人にも壁を使ったタイプテストを受けてもらいました。
三宅さんはかかとに重心がかかるBタイプ。
松嶋さんは苺花ちゃんと同じつま先に重心がかかるAタイプでした。
Bタイプだから私はひざを前に出す。
それで股関節がまっすぐ下がると?首のつけ根とかも出てたもんね。
はい。
ちなみにアスリートはどっちが多いとかあるんですか?ないです。
運動能力を最大限に引き出す体の軸。
その使い方の極意とは?廣戸さん突然不思議な踊りを始めました。
骨盤矯正です。
うまいうまいうまい。
じゃあそれをこうやって…そうそうそうそう!お尻も見て。
そうそうそうそうそう。
うそ〜!苺花ちゃんの体の軸を構成するみぞおちとひざを意識するための廣戸流の準備運動。
これで軸の感覚を体になじませるといいます。
更に廣戸さんサドルの位置を上に上げる事にしました。
そのねらいは…?そうそうそうそう頑張れ。
そう。
ひざに乗って。
おう大丈夫か?よいしょ。
そうそうそうそう…。
立ち上がってひざに。
そうそうそうそうそう。
体が前かがみになりひざの上にみぞおちがくるようになります。
こうする事で…全身の力がペダルに伝わり始めました。
本当本当!こんなんなってなかった。
まだちょっと首振る癖が。
急いで急いで。
スピードスピードスピード。
更に苺花ちゃんこんな工夫まで。
さようなら〜。
さようなら〜。
この調子なら苺花ちゃんすぐに補助輪をはずせるようになるかな?翌日も早く乗れるようになりたいと自主練習に励む苺花ちゃん。
そんな時でした。
軽々ね〜!危ないぞ危ないぞ危ない危ない危ない危ない!嫌やなテレビもなあ。
死ぬほど痛いんだもん。
これが試練の始まりでした。
翌日気を取り直して再び練習を始めますが…。
頑張れ。
転んでしまった事で軸がズレてしまい全身の力がペダルに伝わらなくなってしまったのです。
苺ちゃん!補助輪を取るどころか自転車に乗る事が嫌になってしまった苺花ちゃん。
大丈夫かな?え?どうすんの?このあと。
すっかり気落ちしてしまった苺花ちゃんのために廣戸さんが用意したメニューとは…。
あれ?なわとび?こうだよこう。
上と下上と下上と下。
手左手もよ左手も。
そうそうそう。
上下に上下にうまいうまいうまいうまい。
できたじゃん。
何だよできんじゃん。
おっ?以前と比べると跳び方が劇的によくなっているんじゃない?
(松嶋)本当〜!実は苺花ちゃんこの1週間廣戸さんから出されたある宿題を続けていました。
軸を一直線にする事を意識して全身を動かすという…知らず知らずのうちに体の軸をうまく使えるようになっていたみたい。
補助輪をはずす事を目指してふたたび自転車に乗る苺花ちゃん。
近づけてごらん先生の。
ほら前出てくから。
分かる?ほらここに近づけると前出てくのほら。
そうそうそうそう…。
胸胸胸胸…。
そうそうそうそう…。
ほらほら分かる?ね?軸を意識して自転車に乗る方法を徐々に思い出してきたみたい。
急激なカーブでも軸がブレずしっかりペダルに力が伝わるようになってきました。
追っかけろ追っかけろ〜!ここで廣戸さん勝負に出ます。
補助輪を片方はずすと体の軸をそろえるのが格段に難しくなるといいます。
右足どうぞ。
右足右足から踏んでごらん。
右足から。
うっ!あ〜。
こっちを…こうするだろ。
右足を踏むんだよ前前前。
前に右足を…。
前に。
前に。
大丈夫大丈夫。
大丈夫。
脳裏に浮かぶあのアクシデント。
(三宅)ブレーキブレーキ!怖いわ〜確かに。
怖いわ〜。
果たして…。
そうそうそうそうそう。
できんじゃん。
ほら。
ほらほらほらほらほら。
できんじゃん。
(松嶋)お父さんもな一生懸命盛り上げるよね。
すごい!乗れちゃった!気分も乗ってきたみたい!へえ〜すごいね!自分から「取っていいですか?」ってね。
体がやっぱ覚えるんですね。
そのとおりだと思います。
みぞおちをこう…。
いけると思うんです。
一番最初に「カゴ持ってごらん」って先生がもしもその知識っていうかあったとしてこれ怖くて乗れないと思う。
そのとおり。
そのとおり。
これでスタートしたらね。
それを選んだ彼女がすばらしかったんですよね。
すご〜い苺花ちゃ〜ん!ここでふだんの生活にも役立つ大人版廣戸流フニャフニャ体操をご紹介。
ある程度年いくと自分が思ったとこまで足が上がってると思ってんのに上がってないっていう。
そのとおりなんです。
まずですねこう首幅ぐらいでこうまっすぐ立ってみて下さい。
頭がこう止まってる状態でひざを曲げないで片足を全部持ち上げてみます。
結構難しいです。
反対側に切り替えてみます。
手もそれに合わせて。
片側が上がったら片側が下りるという形で好きな音楽に合わせて動かしても構わないです。
そうですそうです。
はいOKです。
これだけです。
大人になると足を上げてるつもりなんですが足が上がらないのはただ単に足の運動なので引っ掛かってしまう。
軸を使って積極的に動かしてもらうと…。
すっごいその感じ分かりますね。
分かる。
ここがこう。
そう。
そのとおりです。
片方の補助輪を取るところまでいった苺花ちゃん。
実はご両親からビデオレターが届いています。
ご覧下さい。
廣戸さんが帰ってから2日たった夜。
苺花ちゃんが突然「補助輪を全部はずしたい」と宣言!
(松嶋)本人から?ええ。
できる?車のライトを照らしながら黙々と練習します。
(裕蔵)おっ!あれ?今…あれ?お!お!お!そしてついに…。
いったんちゃう?
(裕蔵)できた〜!できた!2周ぐらいいったよね?今トゥントゥンって。
補助輪なしでペダルを…4回こげました!そして先日改めてスタッフがお邪魔してみたところ…。
うん。
じゃあいいよ。
(三宅)おお。
やった!すごいすごい!すっかり自転車を乗りこなしていました!これからもいろんな運動頑張ってね!
(松嶋)余裕やん!自転車楽しい!2015/09/26(土) 09:30〜09:55
NHK総合1・神戸
助けて!きわめびと選「運動音痴を克服したい」[字]
オリンピック代表選手やプロスポーツ選手のトレーナーとして活躍する廣戸聡一さん。運動が苦手な子どもが見違えるように運動できるようになる指導法が注目を集めている。
詳細情報
番組内容
オリンピック代表選手やプロスポーツ選手のトレーナーとして活躍する廣戸聡一さん。運動が苦手な子どもが見違えるように運動できるようになる独自の指導理論が注目を集めている。人は体の構造や筋肉の使い方でそれぞれのタイプにあった運動の仕方があるという『4スタンス理論』。廣戸さんが伝授する「カラダを使い、心を知る」極意とは?番組では老若男女取り入れられる廣戸さんならではの目からうろこのカラダ活用術を紹介する。
出演者
【司会】三宅裕司,松嶋尚美,一柳亜矢子,【出演】スポーツトレーナー…廣戸聡一,【語り】本上まなみ
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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