さあ今日は中学生の9割が取り組んでいるという「部活」がテーマなんですけど尾木ママ部活というと?部活って僕もずっと顧問やってきましたけれども部活っていうのはね…魔物。
その心は?例えばいろいろ心配で言えばですね…それから勉強もね…いろんな事が言われている弱点みたいなのもあるんですけど。
うまくいくとむしろそこで自分の個性を発揮したりみんなで協力する良さを味わったりそういうすばらしい自主的民主的に部活をやっていくと…じゃあより本当に学生時代を豊かにする部活の在り方を今日は見ていきましょうかね。
じゃあ皆さんお待ちかねです。
行きましょうか。
行きましょう。
はい。
今回のテーマは皆さんもきっと青春時代に経験した事のある?「部活」!今回はこの6人。
運動部に所属する中学生の保護者の皆さん。
今の部活について早速話を聞いてみよう!さあ皆さんお子さんの部活で悩んでいる事があるという方ちょっと手を挙げて頂いていいですか?何でもいいです。
ちょっと悩みがあるなとか。
なんか挙がったり挙がんなかったり。
シクラメンさんなんか悩みというとどんなところが?勉強との両立だったりとか。
部活と勉強の両立?本人のモチベーションが下がったまま……みたいな事がよくあって。
「部活のせいにしてるでしょ」って言いたくなる事がよくあるんですけど。
番組アンケートで部活の悩みについて聞いたところ…ほとんど勉強していないなど多かったのが…中学2年生の娘が剣道部に所属するメンドリさんに具体的に悩みを聞いた。
こんにちは。
部活を終え帰宅してから家での過ごし方を尋ねてみると?平日帰宅するのは夜7時。
すぐに晩ご飯を食べる。
すると…午後10時ごろ何とか風呂場に向かわせるが…ここでこう…ほとんど休みがなく部活づけの日々を送る娘。
メンドリさんが気がかりなのがやっぱり勉強の事。
「机に向かって勉強している」と本人は言うのだが…そっと部屋をのぞくと…皆さんやっぱり心配ですよね?相当でも疲れているんでしょうね。
洗面所で体育座りで寝るって。
あの収録のあとは…エスカレートしてますね。
夫がもう本当に引っ張って…でも起きたくないというか起きないぐらい…。
起きない。
もう部屋まで連れてって…。
部活のせいで勉強する時間がないっていうのはあるんだけれどもうるさく言っても親子関係がギスギスしてしまったりとか多分言ってもやらないから。
成績にも表れているぐらい深刻なんですか?いやあそんな事ないっていうか…やっぱ親は…でも無理だなぁって。
そういう問題ではないか。
ホゴシャ〜ズの皆さんに1週間のタイムテーブルを記録してもらった。
それでは一斉にボードオープン!家や塾で…尾木ママ誰か気になるものってありますかね?オレンジってこれでしょ?そうですね。
「時々勉強」ってあります。
あ薄〜くじゃオレンジね。
(メンドリ)そうですね。
部活がない日だけ勉強?部活がある日もまあやる時もあるけれども…これなんか対処する方法って?これは15分か20分ねご飯食べてからでもいいし食べる前でもいいんですけれど本格的に寝る前に…それ以上寝ちゃダメ。
ほら睡眠っていうのはリズムがあるんですよ。
深く入るのと浅いのと。
レム睡眠。
そのちょうど区切りのところの20分ぐらいのところでパッと…体の疲れも一気に取れます。
あったんぽぽさん毎日ある。
でも帯ではないんです。
勉強といっても宿題だけです。
ほとんど。
他のものはあまりできないしうちあまり集中力がないんでこのぐらい時間取ってないと終わらない感じ。
そうですか。
多分普通…普通っていうか30分でできる子とかは…。
ちょっとながらでやっているところがあると。
すももさん気になるんですよね。
「勉強」あるんですけど非常に限定的な感じもちょっとしますよね?非常にはっきりしているわね。
金曜日からお休みなんだ?野球で早く行くから前日は早くちょっと寝ましょうみたいな感覚でいるんですけど。
でも皆さん程よくオレンジ色。
まあ一応オレンジ色はあるよね。
え?きれいにないですよ。
「勉強」という字が。
聞いて悪いかなと思って…。
よく分かるわね。
顧問の先生と相談してちょっと部活はお休みして勉強する習慣をまずは身につけようと。
それでボードを2枚お持ちなんですね。
バドミントン部をやめました。
あれ?部活をしなければ勉強時間が取れるのか?こちらは部活と勉強時間の調査をしている…調査によると実は意外な実態が浮かび上がってきたという。
西島さんの調査から家での勉強時間を比較したところ…なんと部活をしていない子の方が家での勉強時間が短かったのだ。
部活をやめたあと…。
何が増えたんですかそうすると。
その…体が疲れないので夜遅くまで起きちゃうんですよ。
夜遅く起きるとどうしても…何にも効果なかったですよね。
むしろ生活が悪くなりましたからね。
ですよね。
そうは他人なんで言えなかったんですけど。
みんなそう思っちゃいましたよね。
これね。
なでしこさんすごくないですか?習慣になってますよね勉強がね。
1日10分は机に向かいなさいっていうようなその習慣づけをしようと思っていて。
主人が「今度テストがあるのにそんなんでいいのか」って言って「1日とりあえず今日はスケジュールを自分で1週間分これからテストまでの1週間分立てなさい」って言って…まあ自分で書いたものだからそれは一応実行し続けて…理想に近いですよね。
こうあってほしいなというね。
自分で決めた事だからやらなきゃと思ったって。
これ本当に中学生ぐらいの思春期の子どもたちの一番大事なところなの。
自己決定したわけでしょ。
それをサボるのは自分に対して恥ずかしいから頑張っちゃうんです。
お父さんのこのアドバイスで僕よかったなと思うのは「自分でつけなさい」っていうか「記録ノートを作れ」と言ったでしょ。
うわ俺全然勉強してないわとかね毎日寝落ちじゃんとか。
まさにこういう衝撃を…中学生ぐらいになると…そうしたらその時にじゃ工夫してみたらってちょっと一声励ませるとそうすると今度やってみてそれに向かって今度はやろうとするでしょ。
「偉いね」って褒めればどんどんやるようになるのよ。
こんな楽な事ないわ。
(笑い声)部活についての悩みで多かったもう一つが保護者の関わり方。
子どもの活動なのに実は…部活の遠征では1日かけて保護者が子どもたちを試合会場まで送り迎えしたり合宿にも同行。
実にさまざまなお世話をするという。
時には……などの声も。
今や保護者が関わる事が当たり前のような部活。
皆さんやっぱり大変ですよね?取材メモによるとですね……という負担もあるんだそうです。
その時に先生の好き嫌いというのも把握して嫌いなものを入れない。
とにかくリサーチから大変だと。
プラス子どもの送り迎えをしなければならない。
自分の子だったらいいんですけどよそのお子さんを乗せた時に何かあった時がとても心配であると。
責任取れないもんね。
ねえ。
…いう事をおっしゃる方もいらっしゃいます。
でも子どもの時ってどうですか?皆さんやっぱり…そうでしょ。
僕40年教育に携わってるのこんな姿になってきたのつい近年ですよ。
僕が現場の教師だった20年前はこんなのなかったです。
大体中学生嫌がるもんですよ。
親がそんな…。
ですよね。
多少勝ち進んだら来るかなと思ったら来なかったりしてね。
何なんだろなみたいに思った事もありますけどね。
部活への関わり方としてすももさんいかがですか?なんか子どもがやっている姿を見るの好きだし。
そこでまたお母さんたちとの関わり合いとかも大好きなので。
社交的な人はねそこに行ってみんなでワーッてしゃべれるけど。
社交的な。
(笑い)ワーッて言ってる。
でも私はそれが逆に負担でこの人と何しゃべったらいいんだろうとか毎回毎回どんどんどんどん落ち込んでいっちゃって。
でも今は中学校は中学校でそんなにうちは出番がないのでそうなると今度は行きたくなるんですよね。
わがままなんですけど。
不思議なもんですね。
地域や時代や例えば顧問の先生が何とか連盟の理事だったりとかあるいは保護者もそのスポーツを経験していたりとか家族で熱心だったりとかするそういう事によってとにかく…実は…35人先生がいたとしたら部活に熱心なのは5〜6人ですよ。
30人は「もっと少なくならないかなたまらないよ家庭も犠牲にして」。
だって土日やってるところ家庭は全部犠牲ですよ。
まともに自分の子育たないんです。
先生方実は悩んでるんですよ。
先生方をも圧迫してるんですよ部活は。
誰も幸せじゃない感じがね。
そうなんです。
だからここは早く脱出しなきゃいけなくて正しいいい事もいっぱいあるし…そんなもうちょっといい話聞きたいよって今ね顔になってらっしゃいますけど子どもたちも先生も保護者も笑顔になれるちょっと一風変わった部活動というのが九州にあるんです。
集合!その部活がこちら!練習の様子をのぞいてみよう!ん?至る所で輪になって…しきりに何かを話し合っているぞ。
子どもたちの姿はあるが顧問の先生はどこにいるの?いたいた!この部活一体どこが変わっているのか教えて下さい。
確かに練習を見ているだけで指示を出す気配が全くない。
(スタジオ笑い)先生何だか怪しい雰囲気なんですが…。
部活といえば顧問の先生が練習のメニューや戦術などを決めて細かく指示を出すのが一般的。
しかし木村先生は子どもたちが主体的に考えて決定する事を尊重しているという。
練習の合間話し合いの様子をのぞいてみると…。
ゲームを控えた12年生のチーム。
それぞれのポジションについて話し合いをしていた。
なかなか結論が出ない時突然判断を委ねられる事も…。
その後も話し合う事5分。
しゅん。
私ここ入ります。
ここしたい人?みんなの意見を聞いて何とかポジションが決まったようだ。
試合の時に更にその真価が発揮される。
試合前に必ず行うのが子どもたちだけのミーティング。
チームで掲げた…子どもたちの判断で交代させる。
自分たちが決めた目標や課題だからこそきちんと責任を持つ。
子どもたちは…以前は保護者がやっていた試合の時の当番制を廃止。
飲み物の準備や片づけ遠征での移動。
保護者の負担だった事も今では子どもたち自身で行う。
子どもたちの主体性に任せた部活ホゴシャ〜ズの皆さんどう映りました?古賀北中学校の木村先生まるでこう気配を消して影のように見ていらっしゃいましたが実はこの先生昔は大変厳しい指導スタイルだったんですって。
こういうきっかけがあったそうです。
2年前に自分の息子の試合先生の息子さんの試合を保護者として見に行った時の事。
息子のプレーを見て声を荒げて「こうしなさい!」って指導してしまったそうです。
その試合の帰りに息子から「あんなにどなるなら二度と来ないでほしい」と言われて指導方法を変えようと決意したんだそうです。
とはいうものの口を出さないという事が最初はとてもつらかったそうなんですね。
しかし子どもたちが自分たちで考えて成長している姿というのがとても楽しくなって今では何もしていないわけじゃなくて考える事をしていない時には口を出すんですって。
考えている時にはどっちに振れても見守ると。
お父さんが言ってたじゃないですか。
家族の靴までそろえるって。
ほんとですね。
そこへこう…だから全面的に人間が成長しているんですよ。
技術も成長するかも分かりませんけども…人としてボトムというか底をしっかり上げてあげるって事も大事なんですね。
そこが上がってきたらそれこそ勉強だって自分でやると思います。
そこにつながっていくと。
いや〜すてきだなって。
そういう方法はいいなと思いますけれども。
私は親は後方支援ぐらいしかできなくて中学になれば部活は親ができる事といえばお金を出す事とお弁当を作る事ぐらいじゃないかなと思っているんですけれど。
指導者の顧問がいいから…サポートをしてあげればどうかなというように思います。
「先生こんな学校もあるよ」とか「子どもたちもっとやれるかも分かんない」とかいろんなこうもうちょっと視野を広げてあげるっていうかね。
それからやっぱり家庭の中で2015/09/26(土) 12:00〜12:25
NHKEテレ1大阪
ウワサの保護者会「部活の悩み!こうして解決」[字][再]
今回のテーマは部活。勉強との両立や、保護者の部活への関わり方など様々な悩みがある。尾木ママとホゴシャーズが部活の実態を探り、問題解決に向けて徹底的に語り合う!
詳細情報
番組内容
中学生のおよそ9割が参加している部活。しかし…「部活が終わった後は疲れて勉強できない」「試合の日の保護者の当番がとにかく大変」など、悩みも多い。番組では部活と勉強時間の実態を調べるため1週間の過ごし方を徹底調査。一体どれくらい勉強しているのかが明らかに!勉強との両立の工夫や解決策を探る。さらに、保護者は部活にどう関われば良いのかなどについて尾木ママが大いに熱弁!子どもが成長できる部活のあり方とは?
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,【司会】高山哲哉
ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題
バラエティ – トークバラエティ
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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