新世代が解く!ニッポンのジレンマ「ダイバーシティーの大研究@名古屋」 2015.09.27


今回のテーマは「ダイバーシティー」。
「ダイバーシティー」イコール「女性の社会進出」と捉えられがちなニッポン。
真の多様性を考える時が来た!討論の舞台は…ノーベル賞受賞者を相次いで生み自由闊達な学風で注目が集まる総合大学だ。
集まったのは地域の女性起業家からフィールドワークのためエチオピアで暮らす研究者まで多様性に富む新世代の論客たち。
更に地元名古屋を中心におよそ120人の視聴者応募のオーディエンスも参加。
さまざまな立場から声があがりニッポンを変えるための意見やアイデアが飛び出した。
いろいろな人がいる世の中というのがどう成立していくのかというのがやっぱり想像できない。
もはやグローバル化だけではない。
避けては通れないさまざまなジレンマを乗り越えるため多様性の追求が始まる。
新世代によるニッポン版「ダイバーシティー」更新の試み!「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」。
今回は「ダイバーシティーのジレンマ大研究」という事で今回の議論の場名古屋大学にお邪魔しております。
オーディエンスもたくさんいらっしゃっております。
「ダイバーシティー」というテーマなんですけれども個人にとってみれば生き方とかライフデザインの多様性という事につながりますが。
今日論客の皆さんそれぞれ非常に多様性に富んだ方いらっしゃっておりますのでこれまでの人生今何をされているのか。
簡単にちょっと自己紹介をして頂きたいと思います。
まずはじゃあ吉田さんお願いします。
私文化人類学が専門でして現在はアフリカの北東部に位置する…人間社会で「差別」はどのようにつくられるのか。
エチオピアで足かけ10年にわたるフィールドワークで調査研究。
さまざまな集団の文化を比較。
その知見をもとにダイバーシティーを語る。
エチオピアの特に私が暮らしている村では電気もないし水道もないしガスもなくて今回も村から出てくるのにラバに乗ったんですけど。
ラバ。
ラバに4時間乗ってそこからまた更にバスに乗って結局…じゃあ名古屋からその村に行くまでに大体どれぐらい時間かかるんですか?そうですね。
名古屋からエチオピアに行くには1日とか1日半ぐらいで到着できるんですが村に行くには雨季と乾季と違うんですけれども…雨が多くて泥だらけなので…結構平然と話してますけどそういう意味では多様性を持って人生を生きてる。
その辺り今日ちょっと伺っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあそしてお隣横田さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
横田さん僕もともと面識あるんですけどでも実は何してるかあんまり分かってなくて何してるんですか?横田さん。
一応女性起業家の会社を立ち上げた人たちがどれだけ長くサステイナブルに会社を続けられるか。
そのためのサポートをしている会社を28歳で立ち上げて10年ぐらいやってます。
女性経営者のネットワーク作りを目指す。
シドニー生まれ大阪育ち。
政府の委員も務め現場の実情を政策に反映させるべく活動。
起業家をエンパワーする起業家。
10代の頃から女性がもっと活躍できる社会をというふうに思ってたので。
マインドとしてはもともとそういうのがあったんですね。
ああマインドとして…。
まあ単純に…「私ら出ようと思ったらどうすりゃええの?」みたいなそういうところからですね。
会場の皆さんもうんうんってうなずいてる女性もいらっしゃいましたけどね。
女性の活躍っていう事も多様性の一つだと思いますので悩みだとかジレンマだとかそういったものを教えて頂ければと思います。
よろしくお願いいたします。
お願いします。
そしてお隣は嶋舞さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
私は岡崎市で中小企業さんとか起業家さんのサポートをする産業支援施設の副センター長をさせて頂いてます。
今回の討論の舞台…東海地域で若手起業家や中小企業に向けて新たなビジネスモデルを提案。
働く3児の母。
今岐阜に住んでまして比較的保育園っていうのは大都市に比べると待機児童っていう問題そんなにないのかもしれないですけれどもやっぱり地域の中では7時8時まで預けられるのに地域の目からすると「5時以降は預けちゃいけない」みたいな雰囲気があったりとか「そんな0歳の子預けて働きに行くのか」みたいな事を結構言われたりとかですね。
そういう中で私は仕事もしつつでも子育てもしつつどっちも両立させながら過ごしたいなと思って過ごしています。
ありがとうございます。
今日よろしくお願いいたします。
はいお願いします。
そしてお隣は田村太郎さんです。
よろしくお願いします。
こんにちは。
「ダイバーシティ研究所」代表理事。
「ダイバーシティ研究所」。
阪神・淡路大震災の際困っている外国人を支援した事をきっかけに多様性に開かれた地域づくりを目指しダイバーシティー推進団体を設立。
職場地域での実践的なダイバーシティーを推進。
もともとバックパッカーをしていてそしてフィリピン人向けレンタルビデオ店の店長をしたりとかっていう。
切り取り方が…。
まああの震災の時に外国人支援やったのもそのビデオ屋さんやってたというのがきっかけなんですけどもね。
僕はもう高校卒業した年がベルリンの壁が壊れた年でですね今大学に行くよりもベルリンに行った方がよかろうと思いまして。
ベルリンに行ってしまったんですけど。
ちょうどベルリンに行くと湾岸戦争が始まってこれアラブに行かなくちゃと思ってアラブに行ったりですね。
もうご自身がダイバーシティーみたいな感じではありますけど。
その辺り今日ダイバーシティーというのをちょっといろいろ教えて頂きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
今回そもそものテーマが「ダイバーシティー」という事なんですけどちょっと言葉がフワフワしてるようなイメージ。
そうですよね。
カタカナばっかりですよね。
「ダイバーシティー」っていう言葉ねまあ聞いた事ある…。
聞いた事ある人はいると思うんですが。
一瞬いいですか?私これある大学の授業で「ダイバーシティーって知ってる?」って聞いたら一人だけ自信持って手を挙げてくれた子がいて「ああ言ってみて」って言った。
「お台場シティ」って言われて。
(笑い)「ダイバーシティー」をGoogleで画像検索すると全部お台場の「ダイバーシティ」だけが出てくるんですよ。
自信持って説明できる人ってどれぐらいいますかね?「ダイバーシティーって何ですか?」って聞かれて「これです」って言える人ってどれぐらいいますかね?ほらあんまりいない。
あっいいですね。
あちらの女性。
ダイバーシティーとは?皆さんのイメージがまずちょっとどういうものなのか。
「ダイバーシティー」は日本語で「多様性」の事で生物多様性とかっていう時に使うと思うんですけどそういう場合だったらいろんな生き物が共存してるという意味で今回の場合がどのダイバーシティーを指してるかが私もいまいち分かってないんですけど多分そういう女性だとか外国人とかマイノリティーと言われる人少数派の人たちも含めて多様な人がいますよみたいな感じなのかなと思ってます。
なるほどありがとうございます。
すごい。
でもほんとおっしゃったとおりで多様性っていっても結局何の多様性なのかって話ですよね。
そうなんです。
別に今日生物多様性の話は多分出てこないだろうし。
でもそんな時に「ダイバーシティ研究所」の方がいるから。
そもそもダイバーシティーっていうのは?そういうポジションですね。
「ダイバーシティー」「多様性」って訳される事が多いんですけど「多様性」っていう日本語にもう一つ英語がありましてそれは「バラエティー」っていう英語がありますね。
いろいろあるだけだと実はバラエティーなんですよ。
「ダイバーシティー」というのは…この3つの条件を満たさないと「ダイバーシティー」とは言わない。
まさにその生物多様性というのは分かりやすくてですね「バイオダイバーシティー」っていうわけですけどいろんな動物がいるよねだけじゃなくて檻の中に入ってるわけではなくてねお互い影響を及ぼし合いながらも全体として調和がとれている状態。
これが「ダイバーシティー」といいます。
吉田さんなんかは「ダイバーシティー」って聞いて何を思いますか?ちょうど8月の末からウィーンにいましてまさに皆さんご存じのとおりシリアからの移民の人たちが毎日のようにハンガリーから入ってくるんだけれどもそういう人たちをどういうふうに扱っていくのかという問題が起きていて。
そこだと「カルチュラルダイバーシティー」とか「エスニックダイバーシティー」っていう形でいわゆる女性・男性とかだけではなくて民族とか文化言語の多様性とかも入ってきますよね。
じゃあ横田さんなんかはいかがですか?今多分政府とかでダイバーシティーとかっていうとどうしても「ジェンダーダイバーシティー」男女っていうところが特に取り上げられてるんですけど政府の委員会だったりとか偉い人の集まりのとこ行ったらおじいちゃんばっかりなんですよ。
おじいちゃんねたくさんいますよね。
なのでそういう意味でいうと何かを決めるところの場自体に年齢が違う人がもっと。
もっと若い人も交ざっていろいろ議論したらいいんじゃないかとかね。
古市さんなんかいろんなとこに放り込まれてるじゃないですか。
まあ確かに「年齢のダイバーシティー」確保するためにそのアリバイとしてよく呼ばれてますよね。
だからねそれがほんともっと若手が自然な形で入ってそれが自然にほんとに決定の中に取り込まれるようになるというのも大事じゃないかなというふうに思ってます。
ほんとそうですよね。
私去年フランスに行ってフランスの大臣って16人ぐらいのうち半数超え女性がしてるんですね。
しかも30代の大臣が何人かいて。
いっぺん聞きに行ったんですよそのチームの人に。
「女性の大臣でほんまに決めて動くんですか?」って聞いたら「結構若手でチーム固めてるけど実はシニアもいてその人がネゴネゴとおじいさまたちをひっくり返す役割もしててチームとしてやっぱりやってるから回るようにしてる」みたいな話で「なるほど!」みたいな。
あんまり日本そういうのなさそうですよね。
そのおじいちゃんが自分で動いちゃうから。
本当に若者とあと女性っていうのはまさにその問題でもあると思うんですけど嶋さんもやっぱりそういう問題結構感じますか?そうですね。
この「単一しか受け入れられない」とかこの「選択肢が少ない」。
例えば女性だと「働くか働かないか」しか選択肢がないとかっていうこの違和感というかそこがいろんな選択肢があるとかいろんな人がいるっていう事がやっぱりダイバーシティーが進んでいくっていう事なのかなというふうに感じています。
さまざまなレベルで求められる多様性ダイバーシティー。
ここでいくつかのデータを見てみよう。
例えば性別における多様性。
世界経済フォーラムによる「男女平等指数ランキング」で日本は142か国中104位。
また国籍における多様性では労働者に占める外国人の割合も欧米の国々に比べると格段に低い。
更に欧米先進国で大きな問題となっている難民問題。
ここでも日本の難民認定率は0.2%と他の先進国に比べ極端に低い数字だ。
さまざまなデータは多様性の乏しさを裏付ける格好だがこれは島国ニッポンの宿命か?更にそこで考えねばならない今この国に必要な多様性の本質とは?やっぱり今までの居心地が良かったものを「変えてね」って言われると誰でも多分「嫌だ」って言うと思うんですね。
今までダイバーシティーじゃなくて回ってきたじゃないかというふうな気持ちが多分変化を妨げているんじゃないかなというふうには思う。
当然男女平等は僕も進めた方がいいとは思うんですけど一方でそれまで調和してたものを無理やり崩して男女平等を無理やり進める事にどうなんだろうって考える人もいるわけじゃないですか。
今まで本当に調和してたのかという事を問わないといけない。
おじさんたちは今まで調和してたと思ってるんだけど「本当ですか?それは」と。
別の見方をすると「いやあなたたちは良かったかもしれないけどそれ以外の人たち本当は居心地悪かったんじゃないですかね」というところをもう一回問わないといけないんでしょうね。
吉田さんから見て日本での壁というかダイバーシティーが進まないみたいなのは何が壁だと思いますか?私は逆に……というのは逆に疑問ですよね。
ダイバーシティーっていう言葉もそうですしいわゆる海外西洋から入ってきたものがじゃあ果たして日本の社会であるとか別の地域に当てはまっていくのかというときれいには入らないと思うんですよね。
吉田さんはこの「誰が差別をつくるのか」というちょっと高い本を出してるんですけど…。
でもこの本すごい面白くてエチオピアの2つの何て言うんですか部族っていう…。
いや民族というか集団ですよね。
2つのカファとマンジョっていう2つのグループがあって西洋の研究者とかが見るとカファがマンジョを差別しているというふうに見れるんだけどでも実際よくよくそれを観察してみると違うんじゃないかっていう事を書かれてましたけど。
エチオピアの南西部に人口80万人ぐらいが住んでるカファ地方という所がありましてそこに暮らしてるマイノリティーとマジョリティーの関係をずっと私は追っていてマジョリティーの人たちがカファと呼ばれる人たちでマイノリティーがマンジョって呼ばれる人たちなんですね。
マンジョって呼ばれる人たちはもともとは狩猟を行っていてでカファの人たちは農耕を行っていたので生業によって分けられていてまあ家の出入りであるとか一緒に食事をするというところで制限があってお互いに避け合うっていうような関係だったんですけれどもそれが1990年代2000年代に入っていくとNGOが海外からやって来てそのカファとマンジョの関係はいわゆる差別なんだという形でどんどんどんどん取り組みを行うようになったんですよね。
で啓蒙活動をやっていくともともとカファ地方では差別っていう言葉はなかったのが今は彼らが英語で「ディスクリミネーションなんだ」というふうに説明するようになっている。
じゃあ実際日常生活でどういうような関係が見られるのかっていうと案外そんな私たちが考えるような悲惨な差別があるのではなくて仲良く暮らしてるように見えるわけですよね。
でもそれを「差別」っていうひと言で言ってしまうとそこでフィルターがかかってしまって全てが問題のように思えてしまう。
…というような気がするんですよね。
異文化の流入の中で相互理解をどう進める?文化に優劣正解はない。
今「グローバル化」の名の下でニッポン社会に取り入れられる「ダイバーシティー」の理解に死角はないのか?難しいなと思ったのは地域らしさとかもしくは日本らしさ。
「ダイバーシティー」っていうそのカタカナ語ででしか何とかしようって言えないのがすごいジレンマっていうか何かどう言ったらもっと何だろうな…おじいちゃんにも分かってもらえるんだろうなと思うんです。
そこまでその概念を難しくしなくても実は結構身近にある自分の違和感だったりとかそういうものを大切にしていくというか…がとっても重要なポイントなのかなという。
「身近にある違和感」って例えば?その…何ですかね。
ちょっと人と違う事とかこんな事をしてみたいのに「みんながこっち右倣えするから私も右倣えしちゃう」みたいな何かそこの違和感というか。
「当たり前」っていう感覚がもしかしたら違うかもしれないしと。
そうですね。
まあ例えばさっきの保育園の話でいくと例えば名古屋の私の友人とかだと7時8時まで保育園預かってくれるのでここは預けるのが当たり前なんですけど例えば私の住んでる岐阜まで行くと大体みんな5時ぐらいにお迎えに来て6時に行くとうちの子しか取り残されてないみたいな状況なんですよ。
でもう少し三重の奥の方に行くとそうすると5時にお迎えに行かないと「あなたそれでも母親か」って言われちゃうので「5時までに急いで走って迎えに行くんです」という友人がいてこの地域によって1時間2時間が「当たり前が違う」というのって…。
「当たり前」という言葉がしばしば空気の支配を生み同調圧力ともなりかねないニッポン。
その現実を見据えつつ変化を生む処方箋はあるのか?まずは男女性差のダイバーシティーから改めてその課題を確認する事から始めてみよう。
表面に出ている割合とかパーセンテージよりもなぜそういう結果になったのかというところはやっぱり参考にしないといけなくて例えばスウェーデンって保育所はやっぱ5時までなんですよ。
「5時までだと困らない?」と聞くと「いや仕事って5時までに終わるもんでしょ」と言われてもうギャフンって感じですよね。
つまり社会の在り方を変えてきた結果男女とも活躍できる社会になったという事ですよ。
でもまねできなさそうですよね今の話聞いてると日本では。
まあそもそもそれはやっぱり時間かけてねヨーロッパにしても一朝一夕に出来たものではないので日本でもそういうふうにスイッチを変えようって決めてから成果が出るまで20年30年かかるんじゃないかなと思います。
でもこのジェンダー・ギャップ指数が日本が低い理由っていうのは単純に女性の政治家が少ないとか役員とか管理職で少ないから104位なんですよ。
そんな待ってらんない?
(横田)待ってらんないですね。
さっきのその「当たり前か」みたいなその「何を普通とするか」っていうところなんですけど。
私すごい新鮮やなと思ったのがフランス…ヨーロッパって結構4割義務化っていうのを…。
管理職の4割が…。
いや上場企業の役員4割を女性にするっていうのを義務化しているんですよね。
そしたら女の人らに会ったら「いやあたしなんて」って言うんじゃなくてなるのが当たり前なんですよ。
制度とか数値目標を決めてバッと変えた方が…。
要はスピード…尺の問題。
スピードの問題。
求めるなら制度化を…。
ガッとやってしまったら…確かに日本って上から決めると変わる事ありますよね。
ただしその上から制度で変えていくってなかなか難しいですよね。
結局現場で起きている事と今制度で話し合ってる事ってかなりギャップがあるわけじゃないですか。
実は制度で今こういう事をやってるけれども政府のレベルでは。
でも地方の小さい団体とかでいってみるともっと先を進んでいてむしろ政府がやっている事というのが後追い状況にあるというような事はあるので。
スピードと?
(田村)ボリューム。
例えば今水害の被害がありました。
100人の人が同じ避難所に入っている時にお弁当を届けなきゃいけないと。
そうすると100個同じお弁当を届けるのが最も合理的でスピーディーなわけですね。
ところが同じお弁当だと困ってしまう人がいる。
例えばアレルギーがあるとか塩分控えなきゃいけないとか宗教上の理由で豚が駄目ですとかそういうのに一個ずつ配慮してると間に合わないので「まあとりあえず配っちゃえ」という話になるんですけど結果的に被災者の人のニーズに合わなくなっていくんですね。
女性の社会進出のみならず多様性に開かれにくいこの社会の背後にあったのは「ニッポン的会社共同体」が生んだ「集団主義」である事は否めない。
だがその価値観は時に停滞を意味し国際社会の中での孤立すら生みかねない。
こうしたニッポン社会は外国人の目にはどのように映っているのか?オーディエンスの在日外国人の方に話を聞いた。
胡斯平さん。
名古屋大学で今留学している胡斯平です。
よろしくお願いします。
今日本は「多様化多様性の社会を目指す。
その政策を進める推進する」と言ってるのにそれは本当に進んでるのか確かな政策が出してるのかそこに疑問を持ってて。
僕は言ってもあれなんですけど欧米の人比べるとやっぱり中国人の留学生はどうしても低い地域また下のレベルに日本人に見られるわけですよね。
例えば就職するにあたり中国人の留学生採るよりは絶対欧米の人を採るのが企業にとっては有利なんじゃないですか。
それは分かんないでもないんですけどでもそういう時に…一番納得できないのは面接何回もやって最終的に「中国人はあまり採りたくない」って言われても「は?最初から言えよ」みたいな…って思った事ありますね。
ありがとうございます。
でもそれを受け入れる側の寛容性というか多様性がなかったりもするし。
そう。
口では「外国人たくさん応募してくれ」と言っても結局欲しいのは欧米人だったりとかしちゃうっていうそういう「建て前のダイバーシティー」みたいなものって結構ありますよね。
もう一方伺いましょう。
ミシェロナさん。
あいた。
ちょっとお立ち頂いてよろしいですか。
こんにちは。
横澤ミシェロナあだ名ですけどミシェロナです。
よろしくお願いします。
出身は?私ブラジル出身です。
20年前からもう子供たちの何かできる事がないのかなと思って託児所を始めましたんです。
何か日本で働きづらかったりとか不満だったりそういった感じる部分ってありますか?まず最初はどんな外国人であっても言葉がうまく伝えなくてそれが一番のプレッシャーだったんですね。
どこ行ってもそうだと思いますし仕事に慣れるとか環境にも慣れるのもちょっと時間かかった事もあったんですね。
今は受け入れられてる感じはありますか?今は。
とってもあります。
20年前の日本と今の日本はとっても変わりました。
例えば学校にも通訳さん入れてくれたりとかそれを全部入れながらうまくいくようにしている方法が一番幸せですね。
ありがとうございました。
モデルを作るという事だと思います。
こういうふうにやればうまくいくよねというものが見えれば多分みんなまねしていくと思いますので。
そういうロールモデルみたいなのないんですか?それはいっぱいありますよ。
大手の東京本社の大企業とか霞が関の方が遅れてますね。
それはなぜかというとやっぱ人が地方の中小だと採りにくいんですよ。
そうするといろんな工夫をして働きがいのある会社にしないと人が採れないのでいろんな多様な働き方を認めていくんですね。
それはやっぱりせっぱ詰まって…それもあって変わっていったんだけど結果的に地方の中小の方がしなやかでおもしろい事例はたくさんありますね。
地方にこそあるというダイバーシティーの可能性。
ちなみに…大型ビル建設ラッシュに沸いている。
名古屋の地域性が「ダイバーシティー」更新のヒントとなるか。
吉田さん名古屋出身と。
そうです。
もう小中高大大学院とずっとここで海外で生活する以外はずっともうほんとにこの自転車圏内に住んでいるんですね。
名古屋の地域の特性というのは何かあるんですか?う〜んよく言われる事は例えば「吉田さんご出身どこですか?」って言われた時に「名古屋出身です」。
更に「今名古屋大学に勤めている」と言うと「あ〜」ってなって。
「やっぱ名古屋人の典型だよね」みたいな事をよく…。
どういう事ですか?典型っていうのは。
という事すごくよく言われて。
でもエチオピア行ってますからね。
そうなんです。
何かおかしいなと思うんですけれども。
名古屋しか知らない名古屋から出た事がないっていう事がある種いい意味ではあるんですよね。
つまり…そこで就職して職に就けるっていうような環境が整っているという意味ではすごくいいと思うんですけれども。
それくらいの経済圏があるという事ですよね。
嶋さんも基本的に東海圏?そうですね。
やっぱり私も大学の時は7〜8割自宅生ですね。
自宅から通ってる人がほとんどですね。
ただ愛知県の統計からすると大学は名古屋。
通える圏内に過ごしているんだけれどもじゃあ就職する時どうかって言われるとやっぱりものづくり企業さんが多いので外からの男性の流入っていうのはすごく多いんですね。
ただ女性はどうかっていうとものづくり企業でなかなか上に上がっていけないという事を女性自体感じているので逆に流出しちゃう人口の方が多くて今全国の中で愛知県は100人の男性に対する女性の割合が87人ぐらい。
最下位なんですね全国の中で。
というぐらい女性が少なくて。
だから人口減少していくんじゃないかっていうのですごく危機感がある地域なのかなと思います。
やっぱり女性がそうか流出しちゃうぐらいそれって何か単純に女性が働きづらいっていうのは職場がないっていう意味なのかそれともやっぱり風土としてまだまだやっぱり女性はちょっとみたいな雰囲気があるのか。
あ〜そうですね。
例えば家事手伝いみたいなのがちょっとかっこいいみたいに思っている多分女性もいると思いますし。
名古屋で?そうですね。
それはまだ富裕層っていうかリッチな層が一定数いるからという事なんですかね?多分親に寄りかかっても生きていける人も多いですし。
ただじゃあ女性が社会で活躍していけるかっていうとそういう女性ってものづくり企業の中ではなかなかいないのでそうすると企業に勤めたってそんなに自分キャリア積めないでしょとかって思っている人もいるんじゃないかな。
経済的には比較的豊かな地域でありながら一方で地元の女性たちは大きなジレンマを抱えているというここ名古屋。
実はNHKの中部7局では東海・北陸地域に暮らす女性たちに注目。
「『中部ジモ女の選択』。
地元の女性で『ジモ女』です」。
試行錯誤する女性たちを「ジモ女」と呼び「中部ジモ女の選択」と銘打ちその生き方を視聴者と共に考える取り組みを行っている。
そこで見えてきたのは地域の女性たちに表れた静かな変化。
今回会場にそうしたジモ女の方々を呼びニッポン版「ダイバーシティー」更新のケーススタディーとしてその実践を聞いた。
ジモ女の方ですか?「ジモ女」っていう言葉どうかなって…。
岐阜のジモ女の吉田香央里と申します。
「ジモ女」で取り上げて頂いてから皆さんに「ジモ女こんにちは」という形で結構な認知度は。
私はですね岐阜の材木屋の家系に生まれまして材木屋の4代目になります。
吉田香央里さん。
父親の後を継ぎ10か月の子供の育児をしながら材木問屋取締役に。
伝統的な習慣が残り圧倒的な男性社会の材木業界。
そこに飛び込んだ吉田さんは女性のプロジェクトチームを作りそれまで一般にはほとんど流通していなかった一枚板をブランディングする事で海外に販路を拡大。
多様な目線を新たに取り入れた事が中国などでのヒット商品につながった。
材木業界は伝統的な業界なので男性が全て決定権を持って決めてきたような業界であったので女性としての仕事は何も用意されてない期待されてないというのが感じて最初びっくりはしたんですが逆にちょっと気持ちが楽になって自分として期待されてるものは何にもないんであれば何か好きな事をやろうと思ったんですね。
材木をどうしたら売っていけるかな広く売っていけるかなって考えた時に宣伝とか広告とかマーケティングとかそういった事って当たり前にどの業界でもあるのに材木業界だけは何かないんじゃないの?みたいなそんな感じを受けたんですね。
そういった話を男性の方にしてみてもちょっとよく分かんないからねみたいな形だったのでじゃあ私やろうかなと。
女性であるという事も使って仕事をしてみたらどうかなという事で自分なりにですねやっていくとブランディングであったり商品の新たな展開を考えていくと新しいお客さんにつながっていったりとかそういった今までのお客さんではない先とつながる事ができたりしましたね。
やっぱ属性が違うから新しいお客さんだったり新しいマーケットだったり新しい商品っていうふうに目が行くわけですよね。
その可能性すごくね。
続いてもう一方川北さん。
はじめまして川北と申します。
今日は三重県の四日市からやってまいりました。
広報業務代行会社代表川北睦子さん。
女性が社会に出てキャリアを積む事に積極的に価値を見いだしにくいというこの地域で川北さんがとった戦略は…子育てなどで一度仕事を離れた地元の女性デザイナーやプログラマーたちが育児の合間でも仕事ができるようインターネットを活用した在宅での働き方を模索。
(川北)「吹き出しの太さをもうちょっと細くしたりとかしたら…」。
また彼女たちが孤立しないよう在宅で働く女性のチームも結成。
地域の女性たちの意識を変えつつある。
先ほど言われたようにですね名古屋をはじめこういう東海地域の女性っていうのはそれこそバリバリ働く事をステータスだと思ってる女性っていうのは本当に少ないかなと思っています。
そういう女性の中にも才能を持ってる女性がたくさんいる事を気付いたんですね。
逆に中小企業の支援をずっとさせて頂いてるので一生懸命成長していきたいと思ってもやっぱり人材不足っていうのがあるのでじゃあそんな中でやっぱダイバーシティーじゃないですけどほんとはそういう埋もれた才能を使えればいいんでしょうけれどでも女性たちは子育てを優先したい。
じゃあそうするとやっぱり先ほど言われたように多様な働き方っていうのを提供していける企業が生き残っていけるかなというのが結論なんですね。
やっぱり働き方を変えていく事で実は男女だけじゃなくてねほんとはもっと可能性が広がっていくんじゃないかなと。
今まで実はあの仕事やりたかったんだけれども今までできなかった。
でもこういうふうに変えてくれるんだったら働けるよねと。
そういう場をいっぱい作っていくという事じゃないかなと思います。
でも一方で企業としたら12時間働いてくれる男性ばっかり集めた方が結果的に安い給料でたくさんの労働力を生むわけじゃないですか。
そういう中で多様性というものを認めるって企業にとってもなかなか…及び腰になっちゃうのかなって気もするんですけど。
ところがですねフルタイムの人をたくさん雇うっていう事自体がほぼ難しくなってる。
日本が人口減少に入っていくという事とまあセットですね。
ですから以前はできた事がもう実は今できない。
違う方法で同じ結果を出していかないといけない。
働き方っていうだけじゃなくてちょっと視点を変えた時に人を育てていくっていう視点って大事だと思うんですよ。
グローバルっていう形で開かれた社会になっていくといろんな国の出身の人であるとかいろんな属性を持った人たちが来るわけですよね。
そういう時にどういうような育て方がいいのかっていうのは考えていかないといけないですよね。
日本では評価の物差しが長く働く長く会社にいる長く勤めるこれが評価になってたんですね。
それで本当にいいのかというところは見直さないといけない。
グローバルになるとどうしてもその評価を短期で評価してほしいっていうリクエストもあるのでそこにどう応えていくのか。
その評価の物差しも多分多様にしていかないといけないでしょうね。
働き方っていうのもそうなんですけどすぐに結果が出るか分かんないけどさっきのほんと材木業界に新しい視点が入って今までなかった商品が生まれるっていう。
正直社内からだけやろうとするから大変なんであって例えば今女性起業家さんの中でもめっちゃ大手出身でもういっぺん辞めちゃった人だけを短期業務契約するみたいな会社をやり始めてる人なんかは「あっちで育てられた人を週3で働いてもらえるんや」みたいな。
そういう外からまずそれを試し始めて「うちの中でもできるやん」とか。
さっき「義務化」って言って「急げ」とは言ったものの何かお試しをねもっとたくさんやってく。
何かその政策とかだけで上からこうしなさいっていうんだけじゃなくてもっとエンパワーできるような後押しとか下から支えられるような両方の側面があっていいと思うんですよ。
こういう方法もあるとかいろんな方法を提示しながら。
それをするとこういう可能性が見えるっていうような形のエンパワーメントが政策の中でも出てくるといいですよね。
さまざまな角度から考えてきた「ダイバーシティー」の更新。
ここで…はい長尾晴香といいます。
外国人ってひと言で言っても日本生まれ日本育ちで外国籍だけど言葉は日本語しか話せないとか。
いろんな人がやっぱりいる社会にどんどんなっていてただじゃあそういう人たちがいろいろいる中でいろいろな人がいる世の中というのがどう成立していくのかというのがやっぱり想像できないっていうのを自分も活動していてよく言われるんですね。
(長尾)…という事を言われる中でやっぱりどう身近に感じてもらうのかというか多様性が生きる社会っていう可能性とかそういうのをどう実感していってもらえるのかというところを何か皆さんの意見の中から聞けたらいいなと思って…はい。
「外国人とかちょっと私苦手」とかって言うおばさんとかいるじゃないですか。
どうしたらそういう異なる存在を身近なものとして受け止められるか。
固有名詞でつながるとたちまち変わりますね。
私以前ある地域で外国人が多いので日本語教室やってほしいと頼まれましてその地域の会館を貸してほしいって交渉に行ったんです。
そこの受付にいた年配の日本人女性の方が「あぁ外国人ちょっと嫌だ」と。
「ちょっとお願いだから1か月だけ貸してくれ」と。
「分かった。
じゃあ日曜日の午前中だけ空いてるから1か月だけ貸してやる」って言われたんです。
ところが1か月後行ってみたらですね同じその受付の日本人の女性がこう呼ぶから「どうしたの?」って言ったら「あそこにいるのはロベルト君っていうんだ」と。
「彼はここに粉がついてるけどあれは夜勤明けで和菓子屋さんに寄って大福を食べてくるからここに粉がついている。
おばちゃんなあ拭いたんねん。
かわいいねんあの子」って言うんですよ。
同じ人とは思えない変化っぷりなんですね。
例えば「外国人」とか「おじいさん」とかカテゴリーで分けてしまうと何か妙な偏見が入ってしまう。
固有名詞でつながるとだってキュートなおじいちゃんいっぱいいるじゃないですか。
(嶋)そういう意味で言うと先ほどからもロールモデルって話があったんですけどすごいロールモデルじゃなくて等身大とか身近なロールモデルがたくさんいるっていうのって重要かなと私は感じていて例えば私子育てしながら仕事をしてるんですけど「子育てしてます」っていう事を比較的前面に出すようにしてるんですね。
ともすると働いてる女性って「子育ても頑張ってます」という事を隠したがったりとか「子育てしてる女なんかにできるか」みたいな事を言われちゃうので隠すんですって事をおっしゃる方って比較的多いんですね。
でも例えば私みたいに子供を抱えながら仕事に行く人が増えればですね「あっ私もそうしていいんだ」とか「自分と同じ人がこんなふうにやってるんだったら私もできる」とかそういう等身大のロールモデルがたくさん見えてくる事で一般化してくのかなというふうに思いますね。
でも確かにそうですよね。
何か多様性って上から目線で言っちゃうとすごい大層な事に思えるけれどもそういう何か実はこういう存在なんですよっていうその個人と個人がつながるだけで実は楽になる人も増えるっていう。
いろんな人を巻き込んでいく事ができると思うんですよね。
結構私自分の趣味とか私…例えば「エチオピアに行ってるんです」とかいろいろな話をするとちょっと変わってるねって言われる事が多いんですが実際身の回りを見渡してみると普通に会社で働いている方も趣味でこんな事をやってますという話をした途端突然表情が変わって別人のように話す方って結構いらっしゃるんですよね。
でも会社に行くと一切そんな事言わないで本当にプライベートと会社は分けるっていう形の方すごく多いんですがでも…ねっそんないろんな顔がいっぱいあってそれをいろんな形で表面に出していくとすごく周りも変わってくるし楽しい生き方ができると私は思うんですけれどもね。
いろんなカミングアウトができる社会という事が大事だ。
例えば「昨日こういう事があったんだ」っていう事をもし言わずにいるとちょっとうっかりミスをしてしまったり事故を起こしたりするんですね。
そういう事が言いやすい職場だったら「あいつちょっと今こういう事で困ってるからしっかりフォローしようよ」というふうになるんですよ。
実はダイバーシティーじゃない社会のリスクっていうのも考えておく必要はあるんでしょうね。
ちょっと他に聞いてみましょうか。
ていうか結構手挙がりますね。
すごい。
名古屋だから?河尻哲史といいます。
私ちょうど1か月ほど前に会社を辞めまして無職で35でこの昼間平日に歩いていたら非常に何か肩身が狭い感じもしますしネットとかで無職はすぐたたかれますのでそういう事考えると働きやすい社会をつくろうと思ったら…特に今日は女性のバリバリ働いていらっしゃる方がそろってるので女性として男性が無職であるとかあまり働かないとかそういう男性の事を実際はどう思ってるのかちょっと聞きたいなと思います。
「実際は」。
ご自身でそういう後ろめたさとかはあるんですか?働いてないんだよなという事に対する。
最近ちょっと本の整理とかをしてて本をちょっと売りに行ったんですね。
その時に職業を書かないといけないんですよ。
でそこで「無職」って書いた時に「あ〜…」って思っちゃって。
働かないっていう事は働いてるという前提があるからであってもうちょっとこう社会の生き方が多様になってくると無職か有職かっていうね二項対立じゃないもっと多分いろんなお考えがあって今があると思いますので「働かないがこういう事がやりたい。
その自由を認めてくれ」というのは多分受け入れられる話ではないかと思います。
でも実際のとこどう?それはでも女性も多分一緒だと思うんですよね。
例えば専業主婦の方って「働いてないイコール暇でしょ」みたいな事をよくそういう事言われてすごく社会から孤立するし後ろめたい気持ちもするしでも子供いて働けないしとかっていうやっぱりそう思ってる方って非常に多いので今田村さんおっしゃったみたいに今何の時点で今こうなってるのかみたいな事がみんなが許容できてやっぱり自分もそれで後ろめたくないというか自分も認識できたりとか認められるっていう事が非常に大事なのかなと思いますよね。
でも何かもし職業欄書く事なかったら「コメンテーター」って書いておいて下さい。
特に資格要らないですからね。
要らないですから大丈夫です。
次の方何か質問ある方。
今日ねすごい挙がるんですよ。
兼松佑至と申します。
今こことは別の大学で授業補助員のアルバイトをしながら暮らしています。
その一方で精神障害者でもあります。
それで一般企業の障害者雇用枠へ向けて就職活動もしている状況です。
それで企業の中での障害者の多様性についてお聞きしたいのですけども以前他の企業で障害者雇用枠で働いてた事があるんですけども実際そこの会社ではちょっとまあ発作が出すぎて会社の負担になるっていう事で辞めさせられてしまったんです。
障害者が会社とかで働く時に「ここは福祉じゃないんだから」あとは「ボランティアじゃないんだから」というふうに…何だろう…利益を目指すという意味で調和してる集団の中ではやはり障害者っていうのはその調和を乱すものになってしまうのか。
何ていうんですかねう〜ん…組織は目的があって特に企業の場合は利益の追求というのがありますね。
利益の追求にとってどんな構成員で構成される組織がいいのかっていう中でどういう人を採用するのかという戦略はあるべきなんですね。
でそれは障害のあるなしではなくてどういう人で構成される組織が最も利益が最大化できるのかという観点で考えればいいと思います。
僕は障害がある人が必ずしもその利益に貢献できないとは全く思わなくてむしろその逆の事例をいっぱい見てきました。
それは障害の特性にもよりますがむしろ障害のない人よりも効率よく仕事ができたりという事も実際あるのでそれはそれぞれの特性をきちっと仕事につないでいくっていうそこの問題だと思いますね。
大体企業のリポート見ますと「障害者は2%雇ってます」でベターっと2%なんですよ。
これは法定雇用率が2%になったからなんです。
これがすごくさっきのね何%にすればいいというのは難しくてでもこれ実際あるアパレルメーカーさん有名なとこですけども7%雇ってるとこあります。
それは各店舗に1人ずつ置いたら障害者の方がいる店舗の方が客単価が上がったんですよ。
それはちゃんとデータに基づいてお店に置いた方がいいっていう結論ですね。
だからそれは企業にほんとは戦略が必要なんです。
法律で2%だからっていうので2%だけ雇ってる。
できるだけちょっと軽度な身体障害の人を雇いたいっていう話になってるんです。
それは全く間違いですね。
例えば地方の中小企業さんだと8割方障害者の方雇ってるという企業さんもいらっしゃるんですね。
やっぱりその障害者の人をどう雇用するかじゃなくていろんな特性のある人をやっぱりどう雇用するか。
働きやすいようにどう仕組みを変えていくかっていうために彼らの特性をまた生かさせてもらうというふうにしていくとやっぱりビジネス自体もうまく回っていきますしやっぱりいろんな方が働ける中で人材不足が解消されてくというすごくいい循環に変えていくっていう事をやっぱり企業としてもうまく図ってく事が必要なのかなというふうには感じますね。
よろしいでしょうか?あと聞きますか?もうちょっとじゃあ…。
ボーダーのシャツの方…。
板谷憲志と申します。
日本人の特に若手は意見を言えないっていう事があるのかなと思うんですがそういったのがあると表面的にダイバーシティー多様性が受け入れが進んだとしても本質的には進んでない事もあるなあとも思うんですね。
これから…例えば私の会社では「若手サミット」というのがあったりそれが実質的に動いてるかどうかといったら分かんないですけどこれからそうやって進めていく時にアドバイスだったりポイントだったりがありましたら是非教えて頂きたいなと思います。
「若手サミット」って言った瞬間に実は若手枠になっちゃってる。
おじさんたちを排除してる。
(横田)排除してるっていう。
簡単に言うと少子化大臣とか女性大臣枠は女性。
女性ばっかりですよね。
分かりやすい。
そうそうそう。
「女性活躍大臣男性でもええやないか」みたいな話と一緒で上の人たちでそれを実現させる成功に導くミッションを持ったおやじもちゃんと巻き込むみたいな。
会社のために言うと一応会長も社長も来て頂いてるんです。
あ〜それすばらしいですね。
それがいいんだなと思うんです。
ありがとうございます。
頑張ろうと思います。
頑張って下さい。
あとまだ…眼鏡の方。
えっとダイバーシティー多様性っていう考え方を広めるうえで私は「教育」っていう場がすごく大事じゃないかなというのを考えているんですよ。
例えば学校の教育現場で世の中では「男」「女」っていう区別をするけれども性的少数者だったりLGBTの人たちもいるんだよって教える事で「ああ世の中には結構いろんなタイプの人がいて多様性が確保されている方がみんな幸せなのかな」っていう考え方を持って社会に出られるじゃないですか。
そうすると多様性がもっと確保できるんじゃないかなという事を考えるんですよ。
ダイバーシティー多様性を学校現場に取り入れる点で大事な事は何かなっていうのをお聞きしたいなと思って。
人が人間が自分の育った文化であるとか価値観であるとか慣習とかを身につけていく事を「文化化」って言うんですけれどもそういうのって知らないうちに育っていく過程で身につけていくものじゃないですか。
なのでおっしゃるとおりで比較的若い幼い小学校中学校とかそのぐらいの時期から「いろんな人たちが身の回りにいるんだ」っていうような事を多文化社会であるとか多様性ダイバーシティーっていうのを実際に学ぶ場があると一番いいと思うんですよね。
逆に何かちょっと難しいかなって思うのは小学校中学校っていうのは学校指導要領というのがあるじゃないですか。
そういうものと実際の学校が「こういう事をやりたい」というのがどういうふうにマッチするのかなというのはすごく難しい問題ですよね。
カリキュラムに入れ込もうとするから駄目なんだと思いますね。
カリキュラムにした瞬間に陳腐化しますから。
ニューヨークで人種差別がどういうふうに目覚めるのかみたいな事を研究してる人たちがいて。
もう随分昔で有名な話ですけども。
カリキュラムじゃなくてどんな教員がいるのか白人の教員黒人の教員。
あるいはどんなおもちゃがあるのかお人形さんがどんな肌の色のものがあるのか。
それがやっぱ単質的な属性の教員ばっかりだとやっぱり何ですかね違いに関しての意識が芽生えにくくていろんな教員の方がいる学校だとやっぱり感性が育っていくので…。
それは「ヒドゥンカリキュラム」って言い方してますけどもカリキュラムの中に入れてしまおうじゃなくてですねむしろどんな大人が教育に関わるのかもっと地域の人が学校に参加するような機会をデザインするとかですね。
僕はもうあんまりカリキュラムの中に入れ込んで教育する事には期待は持ってないです。
実は私自分は4歳の時にダイバーシティー目覚めてるって思ってて…。
オーストラリア生まれなんですよ。
で4歳まで向こうの幼稚園行ってて…。
だから髪の色が違うとかそういう人たちが当たり前にいて…。
今度日本帰ってきたらみんな黒髪黒目やから驚いたみたいな。
体感…何か人って見た目も違うしみたいなのを体で実感してる人というのが多分日本の中ってすごく少なくて。
やっぱりちゃうところにいっぺん行ってみる。
「俺マイノリティー」みたいな。
だからおじいちゃんたちもいっぺんマイノリティーのとこに投げたら…。
おじさまたちもいろんな経験をされるといいかなと思うし。
でも一方で同じって楽じゃないですか。
僕も先週数えたら同じ人と先週7回会ってて…。
あと海外行っても結局何だろうな…。
もちろん国籍とかは違うけれども結局同じような事に関心持ってたりとか学歴が似てるとかそういう人とばっかり会っちゃうしその方が楽だなと思っちゃうんですね。
あの私一時期ちょっと通訳で病院行ったりしてたんですけど「外国人だから差別されたんだ」という相談を受けたんです。
「どうしたの?」って聞いたら病院で1時間半ぐらい待たされて診察室に入ったら5分間お医者さんが「何ですか?そうですか。
分かりました。
風邪ですねはい」って言われたと。
「外国人だからそうされたんじゃないか」と言われたんですけど「ごめん。
日本でも日本人もそうされるの」って。
「それおかしいじゃないか」って言われてね。
まあ言われたら確かにおかしいな。
「じゃあ例えばブラジルとかペルーでどうしてるの?」って言ったら「重い病気の時はねまずハグから始まる。
『大変だねでも頑張ろうね』って言いながら診察が始まるんだ」って言われて「俺そっちの方がいいな」って思ったんですよ。
だから同じ人たちだけでいると何が心地いいかが気付きにくいっていうんですか。
「あっ隣にこんな心地いい空間があったんだ」というのがやっぱり違うものと交わる事で初めて気付けるっていうところはあると思いますね。
心地いいだけじゃなくて…私はオーストリア・ウィーンでちょっと調査をしていた時に博物館でちょっと研究をしていたんですけれども朝10時ぐらいに博物館に行って閉館する5時ぐらいまで仕事をして家に帰ってからも9時ぐらいからその日のデータ整理をして12時ぐらいに寝てたらお世話になってる人に「ワークホリックだ」と言われたんですね。
「いやこれはでも日本では普通なんだ」と言ったら「いやいやもう完全に日本人はワークホリックなんだ」と言われたんです。
「ああそうか。
これは日本人的なところで海外から見ると違和感を覚えるものなのか」って初めて気付いたんですよね。
確かにずっと日本でいて同じような人と生きてたら自分がどんな人間かも実は分かんないですよね。
さまざまな立場から発せられたオーディエンスの声が議論を活性化。
まさに多様性とは異質なもの同士の違和感をきっかけに語り合う事から始まるのかもしれない。
さあという事で今日討論してきましたけれども最後にちょっと今日話してきたまとめだったり今後どうしていけばこのダイバーシティーというものが進むのかなんていう話を皆さんにちょっとひと言ずつ聞いていきたいなと思います。
吉田さんから参りましょう。
どういうものをどういう社会を描いて私たちは生きていきたいのかというところを考える事の方が大事なような気がするんですよね。
「ダイバーシティー」って言葉にとらえられすぎてしまってとらわってしまって「これがダイバーシティーだ」「あっこれは違うんだ」とかそういう事ではなくて私たちが一緒に暮らしている人たちと一緒にどういうふうに共に生活していくのか。
自分だけじゃなくて社会の中で自分がどういうふうに生きてるのかというのを考えたうえで将来どういうふうな社会で自分が生きたいのかって事を考える方が私は大事かなって思いますね。
吉田さんは社会の根幹にどんな理念というかどんなものを置いたらいいと思います?根幹ですか?私ほんとに思うのは人間は一人で生きてないわけですよ。
社会の中で生きていてちょっと個人的な話になりますけれども今私名大でポストを得ていて働いているわけですがここに至るまでにいろんな人に支えられてきたわけですね。
例えば私の両親とかが私が2002年に初めてエチオピアに行く時に結構驚がくしたわけです。
まあそうですよね。
名古屋から出た事もない人がいきなりエチオピアにね。
そういう意味で私の両親はとても理解があったと思うんですけれど。
あとエチオピアに行くための研究の指導をして下さった先生方とかいろんな方の理解があって自分は生きているので社会の根幹っていうのは「人間は一人じゃない」っていうようなところになりますよね。
今日はありがとうございました。
続いて横田さん。
「あれ?」って。
自分が言った事で…もうらしくていいじゃん。
自分のらしさをその目の前の人が「ノー」って言っても多分日本中の1億2,000万人のどこかには100人か200人ぐらいはいるんですよ「いいじゃん」って言ってくれる人が。
だからそうだと思って勇気を持って自分の言葉で語れるように個人個人がまずなる事が大事かなと思ってるし…。
自分らしさ自然体っていうのがもっと受け入れられる社会になるんじゃないかなと思います。
以上です。
ありがとうございました。
嶋さんいかがでしたか?自分でもちょっとコンプレックスとか人と違うところとか特性とかってあるように相手にもちょっと違うところがあるって捉えると「相手の事ちょっと考えてみようかな」とか自分のちょっと違いって…そういう繰り返していく中でもっと大きな事が動いていくのかなというふうに感じますね。
ありがとうございました。
田村さん。
ありがとうございます。
楽しかったです。
…という事が大事なんだろうなと思いますね。
今どうしても「会社勤めをしていないと駄目だ」みたいな「1つの職業を続けなければならない」みたいなそういう固定観念があるような気がするんですけどもっとこう複数のコミュニティーに参画するっていうかね職場は職場地域は地域で家庭もあるしって何かこう1つのコミュニティーにしがみついちゃうと何か強弱がついてしまって生きづらくなるんじゃないかな。
何かそういう複数のコミュニティーに属してるというような感覚をみんなが持てればですねいろんな働き方だったりいろんな暮らし方ができるんじゃないかなという気がします。
さあ「ニッポンのジレンマ」「ダイバーシティーのジレンマ大研究」古市さん。
横文字でどうなるかなって思ったんですけど僕もうだから「ダイバーシティー」って言葉すごいうさんくさいなと思ってたんですね。
ただ今日話聞いててそれは結局枠組みにはめない事とかこれを標準で決めないって事だって考えたらすごいストンときたんですね。
僕も人から人に話してて「あれ?」って顔をされる事めっちゃ多いんで横田さんの話にすごい励まされました。
「『あれ?』って顔をされてもいいんだ」っていうね。
だからそうやって別に「みんながこうじゃなきゃいけない」とかそういう偏見から自由になって個人も社会もみんなが生きやすいような…ふうになればいいのになっていう。
だから誰かの話聞いて「あれ?」と思う事もあるけどそれ一回受け入れる事は何だろうな…僕もしていこうかな。
優しくなりましたね収録通して。
ちょっと人に優しくなろうかなと思って。
いやいやすばらしいですよ。
本当に今日は皆さん長時間ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
そしてオーディエンスの皆さんもありがとうございました。
以上をもちまして「ニッポンのジレンマ」名古屋大学から今日はお届けしました。
どうもありがとうございました。
(拍手)名古屋で考えた「多様性」。
異質な価値観への想像力なき社会が衰退する事は間違いない。
性差国籍など序の口。
人の数だけある価値観にどれだけ敏感でいられるか?はみ出す事への勇気を持てる者こそ次の扉を開ける。
自らを開いて異文化の発見を楽しむジレンマの試みは終わらない。
2015/09/27(日) 00:00〜01:00
NHKEテレ1大阪
新世代が解く!ニッポンのジレンマ「ダイバーシティーの大研究@名古屋」[字]

「ダイバーシティー」って何?その「多様性」は今の日本でどう実践され、されていないのか?名古屋大学で、論客と観客たちが男女、外国人、障がい者など多岐な課題で議論。

詳細情報
番組内容
東京一極集中に対し地域の活性化を、男性中心の組織や社会に対し女性の活躍を考えてきたニッポンのジレンマ。ともすればその標語だけでわかった気になってしまいがちな「ダイバーシティーの推進」。だが私たちはその本当の意味を理解しているのか?実際に地域や企業では何が起きているのか?障害となっているものは?名古屋大学で公開収録。東京・大阪の間で独特の文化価値観を生み出す地で、観客の声も交えて、多様な議論を展開!
出演者
【出演】岡崎市産業支援施設副センター長…高嶋舞,ダイバーシティー推進団体代表…田村太郎,女性経営者支援会社社長…横田響子,名古屋大学特任助教…吉田早悠里,【司会】古市憲寿,青井実,【語り】竹本英史

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – イベント

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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