(ナレーション)
長篠の戦いで東国に多大なる打撃を与えた尾張織田軍
第六天魔王織田信長は日の本最南端へと軍を進め九州全土への侵攻を開始していた
(義弘)負けを認めたっちゅうのに皆殺しにしよるたぁ信長どんおいはおまはんのやり方は無粋で好かんばい。
(信長)老いぼれ。
余を誰と思うとるか。
(義弘)薩摩おのこの意地見せにゃならん。
是非に及ばず。
バン!カン!でやぁ〜〜!バン!バン!おりゃ〜〜!ビシュ!ガキン!
(義弘)ぬぉ…おわっ。
ふん〜!ザシュッ!
(義弘)うぅ…。
まっこと悔しか…。
じゃっどん…あとは若い者に任せるか…。
ガシャン!
(義弘)おおっ。
滅びの風に散るがよいわ。
バン!
九州を最南端から制圧した織田軍はそのまま北上日向肥後を討ちそして…
(信長)ふん…。
事もなし。
焼き尽くせ〜い!
(伊達政宗)はあっ!
(小十郎)長篠での傷も癒えつつあるようで。
ああ。
いつでも魔王の首を取りに行けるぜ。
(小十郎)大事に至らず安堵いたしました。
ふっ…。
お前が言うか。
もう一度手合わせといくか?小十郎。
(小十郎)はっ。
稽古のお相手ならばいつなりと。
政宗様。
なんだ?魔王を討ち果たししかるのち天下を取られた暁にはこの小十郎覚悟はできておりまする。
あん?
(小十郎)理由はどうあれあなた様に刃を向けましたこといかなる罰をも受ける所存…。
あっ…。
野暮なこと言いやがると今ここでたたっ斬るぜ。
政宗様…。
(真田幸村)これは!なんとすばらしきこしらえ!有り難き幸せにございます!
(信玄)うむ。
時に幸村よ。
せんだっての一件にて貴様何をその胸に思うた?はっ!松永久秀との戦いにてそれがしお館様が折に触れては申されるお言葉を思い出しましてございます。
人は石垣人は城なり。
恐れながらそれをひと言で申すならば人こそが宝。
政宗殿が家臣を思う心そして政宗殿を思う片倉殿家臣たち主君のため身命を賭しその天下を見届けるまで共に生き抜かんと誓いまたその礎となるためならばいつでも死ぬる覚悟を秘めた…我ら武田と違うところなきその姿に「宝」のひと文字が重なりましてございます!家宝の鎧を無傷にて持ち帰ること相ならず遺憾ではありながらおとがめなき所以も拙者それ故なのではないかと。
(信玄)うむ…。
あっ…。
あぁ…。
(信玄)そのとおりじゃ。
お館様…。
(信玄)幸村よ魔王を倒して後貴様はなんとする?はっ!いずこにて生まれいずこにてはぐくまれようと誰もが違わぬ人間同士。
この幸村お館様の統べる日の本にて皆が堅固な一つの石垣と相なれるその日を目指し賜った槍を携え全力で戦う所存!
(信玄)よう言うた幸村!お館様!
(信玄)幸村!お館様!幸村〜!お館様!
(信玄)幸村ぁ〜!お〜館様!幸村!!お館…。
・
(佐助)お館様!三河の徳川家康が討たれました。
(幸村・信玄)なっ…。
(佐助)討ったのは明智光秀。
織田に正式な同盟の破棄を申し入れた徳川へ魔王の名代として現れ丸腰のところを問答無用で斬りつけたと。
ザシュッ!
(家康)ぐわっ!ぐはっ!あぁ…。
忠勝…
(光秀)ふふふふっ…ん?くっ…。
家康殿。
忠義にあつき徳川家臣たちの無念心痛いかばかりであろうか…。
信長の九州攻めに明智は同行しなかったということか。
(佐助)報告によれば明智だけじゃなく織田の中でも群を抜いた戦闘力を誇る魔王の嫁濃姫と森蘭丸って弓使いも…。
本隊を九州制圧に当て長篠の傷癒えずいまだ再包囲網ならぬ我らへ刺客としてその者たちを差し向けるつもりやもしれぬ。
東国の連携を断ち個別に落とそうって腹か…。
だとすりゃ次の狙いは武田のおっさんかこのオレか。
あるいは…。
越後へもすでにこのことは。
うむ。
(謙信)織田が薩摩の島津を破ったとの知らせ以来武田の使いは現れませんね。
(かすが)もどかしゅうございます。
私が動いておれば趨勢のご報告に日参いたしますものを。
甲斐の虎たっての忠告とあらば致し方ありません。
(かすが)はい。
ふふっ。
お陰で思いがけずそなたと静かなときを過ごせました。
そしてこれまでどれほどにそなたを酷使していたか。
長篠以後二六時中共に過ごすことで気がつきました。
許しておくれかすが。
めっそうもございません。
謙信様のために奔走し謙信様をお守りいたすことこそ私の務めにございます。
今とてお命じいただければすぐにどこへなりと参ります。
必要とあらばいつでもお使いくださいませ。
有り難く。
(謙信)まさに武陵桃源のごとし。
(かすが)はい。
こうしておりますと今が戦国の世であることも第六天魔王の脅威もまるで夢であるかのように感じられます。
あっ。
そなたが傍らにおればいずこであろうとも私には心安き庵。
鮮美透涼。
花顔柳腰。
あっ…。
沈魚落雁。
あぁっ…。
(謙信)いつまでも私とともにあるがよい。
あぁ〜!謙信様〜!もったいなきお言葉…。
ゴロゴロゴロ…
(雷鳴)
(謙信)おそらくは今ごろ鎧袖一触にて足る小国までも完膚なきまでに焼き払い魔王は九州全土をその手中に。
ゴロゴロゴロ…はっ!謙信様!何やつ!?武田軍真田忍び隊猿飛佐助が配下齋鷺と申します。
(かすが)聞かぬ名…どこの里の出の者か!?謙信公お人払いを。
(かすが)問いに答えよ!かすが。
はい。
(謙信)どうしました?かすが。
あっいえ…。
話を聞きましょう。
徳川家康公がご逝去なされました。
ピシャーン
(雷鳴)そうですか…。
織田一党による報復ですね?お察しのとおり。
長篠の戦いにて劣勢となるや同盟を反故。
武田上杉にくみせんとした軽挙の報い。
つきましてはあなた様にも!バンバン!バタンん!?謙信様!西洋式武具を操る女…。
そなた魔王が妻帰蝶。
(濃姫)さすがは軍神。
たやすく討たせてはもらえないようね。
バサッ!ドォーン!はあっ!カキン!逃さぬ!
(謙信)去れ。
私の剣の届かぬうちに。
(濃姫)上総介様に仇なす者には滅びあるのみ。
天命は我らにあり。
毘沙門天の名において。
ごめんあそばせ。
(かすが)くっ!ダダダダダダダッ!ん!?あっ!ダダダダダダッ!ちっ!はあ〜!!ザシュ!ザシュザシュ!あっ!
(かすが)貴様!
(兵士たち)謙信様!
(謙信)大事ありません。
ただこの者一人だけとは…。
ふっ。
ん?
(蘭丸)へへっいっただき〜!ピシュッ!ザシュ!ザシュ!
(謙信)はっ!
(謙信)なんと哀れな鬼子。
カン!ドカ!
(かすが)はっ!あっ!ドスッ!うっ!不覚…。
謙信様!バンバンバン!ブシュブシュブシュ!うぅっ!あぁ…。
うっ…あぁ…。
ドサッ上杉謙信討ち取ったり。
ピシャーン!謙信…様…。
謙…信…。
あっ…いやっ!いやぁ〜〜〜っ!!ザァーーー
(雨音)ピシャン!ふん!はっ!てやぁ〜!はぁはぁはぁはぁはぁ…。
・
(佐助)だんな。
ん?
(佐助)ちょいと越後へ行ってくる。
ん?しかしあちらへは…。
(佐助)念のため3人ほど向かわせてはいるんだけどどうも胸騒ぎがするんだわ。
そうか。
気をつけて行くのだぞ。
(佐助)だんなこそ程々にしないと肝心なときに出陣できなくなるぜ。
ああ。
(佐助)この嫌な感じ…雨のせいならいいんだけどね。
お館様〜!
(信玄)なんじゃと!?竜王の堤が!?みるみる川の水かさが増して今にも崩れそうなんです!早くなんとかいたしませんと近くの村や畑が!
(信玄)むう…。
竜王の堤とは御勅使川と釜無川との合流地点である竜王鼻と呼ばれる高岩に建設中の堤防のことである
それは甲斐の里を水害から守るため武田信玄が長い年月を掛けて普請してきたものであった
(信玄)はあっ!どう〜!どう!ヒヒ〜ン!
(馬の鳴き声)村の者たちを集めさせろ!ああ!
(2人)お館様!
(信玄)どうか!?なんとか持ちこたえておりますが…。
それにしても竜王の堤がかようにぜい弱であるはずがございません!考えたくはありませぬが何者かが事前になんらかの細工をしていた疑いも。
(信玄)むう…。
今はなんとしても決壊を防ぐのじゃ!たあっ!お館様!?早くしろ!うわっ!あっ…。
あぁ…。
(信玄)むっ!くっ!ふんっ!くあぁ〜〜!!はあ〜!ぬおぉ〜〜〜!!はあっ!ドン!急げ!決壊はまだ防げる!あぁ…。
お館様!お館様に続け〜!ふんっ!ぬっ…ぐぅ…。
くっ…。
はっ!
(光秀)ふふふふっ…。
はあっ!ちぃっ!カキン!ゴォーーッギシギシギシ…ドォーン!明智光秀…。
ふんっ!!尾張のうつけは敵将を落とすに手段を選ぶなと申したようじゃな。
あるいは…。
ふふふふっ。
家康の血を吸ったばかりだというのにこの桜舞がうずいてしかたがありません。
鎮めるためには…あなたを食らわねば。
バシャッ
(光秀)どうしたのです?甲斐の虎。
あなたの斬撃を味わわせてください。
一瞬にして骨まで砕け散る快悦を私に脳天から浴びせることなどたやすいはず。
なるほど…そうですね。
今あなたが技を振るえば私を霧散せしめると同時に甲斐の民とともに苦労して築いたこの竜王の堤まで吹き飛ばしてしまいかねない。
いや間違いなく跡形も残さずに破壊してしまうでしょうねぇ。
ふふふふっ…。
ですが今はそのようなことを言っていられるときではないのではありませんか?ガキン!キン!ガキン!お館様〜!遅れて申し訳ございませぬ!堤を持ちこたえさせるべく資材を運んでまいりました!あれは!?お館様!
(信玄)幸村!貴様は堤をもたせよ!しかし!早くせい!決壊を許さば辺り一帯のみ込まれよう!それだけは相ならぬ!あぁ…。
はっ!ギシギシ…ドォン!ドォン!ドォーン!
(良直)武田の恩義に報いるときだ!おめぇら奥州魂見せろや!
(左馬助・孫兵衛・文七郎)おお〜!・カキン!キン!キン!はっ…。
ガキン!政宗様!明智…。
野郎〜!
(信玄・心の声)≪ここより離れるほかに術はなし。
じゃが彼奴がわしを追わず堤を破壊せんといたすは明白≫≪なんとする…≫
(信玄)はあっ!
(光秀)ふんっ!ゴォーーッ!
(信玄)ぬっ!ぐっ…くぅ〜!うわぁ〜!ぬうぅ〜!バキッドォーーン!
(良直)くっそ〜!ドォーン!ザバーッ!ザバーーン!うわぁ〜!良直殿!左馬助殿!お館様!はっ!ふふふふふっ。
ザシュッ!うおぉ〜〜!
(光秀)はっ!お館様!お館様〜〜!!
(光秀)もっとゆっくり味わいたかった。
ですが最高の感触でしたよ甲斐の虎。
(小十郎)明智光秀…。
てめぇただで帰れると思うなよ!やはり生きていましたか独眼竜。
(信玄)五行に常勝なく月に死生あり。
幸村よいついかなるときもたとえ何が起ころうともそのたける魂を炎と燃やし見事乗り越えて男を見せい。
(利家)強くなっても腹は減る!かたじけない。
あむっあむっ。
う〜ま〜い〜ぞ〜!
(半兵衛)はぁはぁ…。
(元就)いたずらに駒を信じたが貴様最大の失策よ。
やれ大谷。
(吉継)ふんっ!2015/09/25(金) 02:39〜03:09
MBS毎日放送
戦国BASARA 第一期 #09[再][字]
「甲斐の虎、御勅使川に死す!」▽天下布武をかかげ他国を侵攻する織田信長に対し、独眼竜・伊達政宗と甲斐の若虎・真田幸村が激突!乱世を制するのは誰なのかー!?
詳細情報
番組内容
第六天魔王の脅威が天下を覆わんとしていることを示すように、禍々しい暗雲が各地に垂れ込めつつあった。九州全土への侵攻を開始した織田信長は、薩摩の島津義弘を討ち破るが、そこには濃姫、森蘭丸、明智光秀 らの姿がない。
同じ頃、武田とともに再び鬨をあげる機を待つ三河の徳川家康、束の間の憩いのなかにあった越後の上杉謙信のもとへ、不穏な影がしのび寄っていた。
番組内容2
そして、豪雨による決壊から堤防を守ろうとしていた甲斐の武田信玄にも、非情なる運命が襲いかかる!
出演者
伊達政宗:中井和哉
真田幸村:保志総一朗
片倉小十郎:森川智之
武田信玄:玄田哲章
猿飛佐助:子安武人
上杉謙信:朴ろ美
かすが:桑谷夏子
前田慶次:森田成一
前田利家:坪井智浩
まつ:甲斐田裕子
徳川家康:大川透
北条氏政:宮澤正
今川義元:塩屋浩三
浅井長政:辻谷耕史
お市:能登麻美子
濃姫:日野由利加
森蘭丸:下和田裕貴
明智光秀:速水奨
織田信長:岩本規夫
ほか
スタッフ
【原作】
CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ)
【監督】
川崎逸朗
【シリーズ構成】
むとうやすゆき
【キャラクター原案】
土林誠/CAPCON
【キャラクターデザイン】
大久保徹
音楽
【オープニングテーマ】
ablngdon boys school「JAP」
【エンディングテーマ】
Dustz「Break&Peace」
【音楽】
澤野弘之
制作
【アニメーション制作】Production I.G
【製作】TEAM BASARA
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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