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独女性国防相に博士論文盗用疑惑 看板閣僚、メルケル政権に打撃も

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独女性国防相に博士論文盗用疑惑 看板閣僚、メルケル政権に打撃も

ドイツのフォンデアライエン国防相=16日、ベルリン(ロイター)

 ドイツ有力誌シュピーゲル(電子版)は26日、同国のフォンデアライエン国防相(56)が、1990年の博士論文で盗用疑惑を指摘され、母校のハノーバー医科大が調査を始めたと伝えた。フォンデアライエン氏はドイツ初の女性国防相でメルケル政権の看板閣僚とされ、進退問題に発展すれば政権の痛手となりそうだ。

 ドイツでは2011年にグッテンベルク国防相(当時)、13年にシャバン教育相(同)が、それぞれ博士論文の盗用を理由に辞任に追い込まれている。

 シュピーゲルによると、政治家などの論文盗用を追及するウェブサイトに、フォンデアライエン氏の論文の分析結果が掲載された。論文には出典の明示が不十分なまま、他の論文から引用したとみられる箇所が多数あると指摘された。

 フォンデアライエン氏側は疑惑を否定。大学に論文の調査を依頼したことを明らかにした。(共同)

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