探検バクモン「ニッポン労働ブルース 人情編」 2015.09.23


パトカーが2台。
何か事件じゃないですか。
大丈夫ですか。
いやそこの…。
巡回してんの?
前回日本最大の日雇い労働者の街大阪あいりん地区通称「釜ヶ崎」を探検した爆笑問題
今回は突如乱入したラッパーと釜ヶ崎周辺の下町をゆく
路地裏で知られざるスポットを発見
釜ヶ崎の隣もう一つのディープスポットにも潜入
夜になるとみんな開いて。
はい。
お姉さん方が。
はい。
手を振ってます。
太田もマジで驚いた!義理も人情もてんこ盛り。
大阪下町ディープインサイド!
「ええやんええやん。
サヘルさんその振りマジ半端ない」。
すごいデカい看板ですね。
「負けない」。
(田中)「SHINGO★西成」。
あの人はここですごく有名な方なんですか。
そうです。
(サヘル)あれ?あ何か来ましたよ!ようこそ釜ヶ崎へ。
(サヘル)こんにちは。
負けないシンゴ。
「負けない」って名前じゃなくて。
誰や誰やって俺や俺。
楽しんご。
楽しんごじゃないです。
楽しんごよりもうちょっと楽しんでますんで。
SHING0★西成。
釜ヶ崎育ちのラッパー。
関西のクラブシーンを席巻。
ライブのチケットは即完売
シンゴさんは年に数回釜ヶ崎の中心三角公園で開かれる無料ライブにも出演してきた

(歓声)もうすごい人が集まってきたもんだって。
(サヘル)アイドルだ。
(田中)もうほら皆さんやっぱりすごいね。
(シンゴ)ウソでも言うといてや。
(シンゴ)おおきにおおきに。
シンゴさんは…。
大好きですよ。
大好き?どういうとこが好きなの?全部。
全部!上手。
お話が上手や。
すばらしい方。
終了!すみません。
いこうぜいこうぜ!
前回に引き続き釜ヶ崎の生き字引水野阿修羅さんも参加
「面白いとこ案内して頼むぜYO!」。
何?何?えっ?ちょっと待って。
それは我々知ってる…?
(シンゴ)漫画です。
漫画?漫画!ああれは?はい。
「じゃりン子チエ」だ。
(田中)そうだよ。
確かね。
「じゃりン子チエ」
ホルモン焼きの店を切り盛りする小学5年生のチエちゃんと個性豊かな大人たちそして猫が織り成す物語に多くの人が笑い元気づけられた
下町っていうイメージだもんね。
大阪の下町のイメージ。
「おっちゃん!」みたいな。
そうなんですか!みんなチエちゃん好き。
そうか。
(サヘル)そうなんですか!
日本一の高層ビルあべのハルカスから1キロほど。
およそ0.3平方キロメートルの地域があいりん地区通称「釜ヶ崎」。
人口2万
シンゴさんの案内で「じゃりン子チエ」に出てきそうな人情味あふれる釜ヶ崎周辺を探検
まいど〜!お邪魔します。
えっ何ここ?ここは…あこんにちは。
どうも。
(男性)太田!ズキュ〜ン!あれ大阪ではやってるの?はやってないから。
(田中)シンゴさんここでは?
(シンゴ)何か注文しましょうか。
何にしましょう?赤ダレかけて。
はい。
釜ヶ崎に来たらこれを食べずには帰れない。
名物「ホルモン焼き」
チエちゃんが切り盛りする楽しげなお店に来た気分でいただきま〜す!
(サヘル)すごいいい香り!いい匂いするね。
(サヘル)すごいいい匂い!
(田中)じゃあちょっと…
(シンゴ)どうぞ!うまい!これ。
うまいようまいよホントに。
(男性)おいしいね。
やっぱ大阪食いもんうまいね。
うんホントに。
(笑い声)食っちゃった?シンゴさん…もちろんね。
(サヘル)小さい時から。
これが焼き肉だったんだな。
(田中)ソウルフードでね。
味が濃いからご飯も進むしお酒も進むし。
でニンニクが利いてるから元気なって「あしたも頑張ろう」いうて仕事。
(田中)今昼の1時前です。
昼の1時前。
(サヘル)できあがってる感じですか皆さん。
(シンゴ)そうですね。
(サヘル)朝から?何してんだよ。
なるほどね。
お父さん…もう2010年ごろから知り合いでよく…おっちゃんなんかもうよそから…
(田中)見て下さいね。
このオンエアも見て下さいね。
9月ですけどもね。
いつですか?9月です。
(男性)死んでる人ばっかり。
(笑い声)まだまだ生きるでおっちゃんは。
受け入れ態勢万全なんだね。
ほんま古田のミットですよ。
城島のミット。
ばっちりです。
どうですかお店やられてて楽しいですか?楽しいです。
大繁盛。
だって平日の昼間からこんな客入ってんのすごいよね。
昔は100人通ったら99人まで入りましたよ。
へえ!むしろその1人がすごいよね。
入らない。
まだまだあります。
労働者のつよ〜い味方
そうなんですね。
お母さんがまた…。
(犬の鳴き声)
(サヘル)あワンちゃんも。
こんにちは。
また絵に描いたような。
これはすごい気合い入った。
すごいね。
いるんだなやっぱり。
このお店おにぎりは2個100円から。
お弁当は1つ200円から
安いね。
(田中)安い。
確かに。
手作りで?はいそうです。
(田中)4時!?早いね〜。
(サヘル)あっ巨人ファンなんだ。
ウソでしょ!
(サヘル)そうなんだ。
意外すぎる。
続いてはこちら
(サヘル)自動販売機。
(田中)あっホントだ。
30円!?何が入ってんのか不安だよね。
あっホントだ!「ほっとりんご」売り切れだ。
30円から売り切れてる。
これ残ってる。
30円。
ちょうど私30円持ってるのでよかったら。
おさい銭だよ30円って。
「あたたかい」って書いてあるけど「冷やして販売中」。
意味分かんない。
賞味期限があんまりないんです。
それで安くなってる。
(サヘル)いつですか?
(田中)いや全然全然。
(サヘル)こういうのっていろいろな所から集められてきてここに来るわけなんですね。
そうですね。
ここは人口密度日本一なのでものすごく売れるんです。
どうですかお味は?いや別に全然普通ですよ。
ほかにもいきますか?いやそんなのど渇いてないから。
大丈夫ですか?そんな別に。
大阪下町探検。
続いては…
ほなチエちゃんが遊んだり歩いたりしたような路地裏を。
あ路地裏!お〜いいね。
俺が育ったとこなんでいろいろ。
本当?
まるで時間が止まったような風景
路地裏もまた「じゃりン子チエ」になくてはならない舞台だ
あ〜でもホントに「じゃりン子チエ」っぽいよね。
この路地そうだね。
雰囲気的にね。
じゃないんですか?「ガキ」って言うでしょ子どものこと。
「ガキ」。
それのもっとちっちゃい「じゃり」。
砂粒の砂利みたいな感覚ですかね。
チャリンコじゃないんだよ。
こういう路地とかも立派。
(田中)この路地はやっぱり雰囲気あるよね。
雰囲気あるね。
世界遺産にしたらどうだ。
(田中)いやいっぱいありすぎる。
いっぱいあるわこういう路地は。
(田中)結構皆さんねこういう鉢植えとか玄関先に緑をね。
(シンゴ)多いですねこういうのは。
うちのおかんもやってたりした。
(田中)あそうですか。
えっ…そうですね。
注意されるみたいな。
「ジーパン穴開いてる」とか。
おしゃれでやってんのに。
まあまあそういうガキのころもありましたけど。
何かもう…いい話だよね。
そういう話をねいろいろと。
(サヘル)ご近所づきあいって今はそんなにしなくなったもの。
そんなことねえだろ!シンゴさんが今このね育った家とかの…この人結構むちゃ振りする。
うわ〜すばらしい!ハハハハ!埼玉育ち。
全然違うじゃん。
そこでノってきたら面白いですね。
いやこれに関しては阿修羅さんは大体引いてますさっきから。
この街は昔から芸人さんが多くてね。
それで芸人さんがお参りする神社があそこ。
あっこれがそうなの?行ってみましょうよ。
おお。
こんにちは。
こんにちは。
へえ。
あらまたこれは小さいけどいいね。
(田中)何かあのセットみたいでね。
ドラマのセットとか。
じゃ入らしてもらいます。
へえ〜。
ここはこれがメインなんです。
あっ「猫塚」?こっちはお稲荷さんで…三味線の。
そうです。
そうか!
(田中)はいはいはいはい!三味線になった猫の供養塔なんだ。
そうなんです。
(サヘル)猫が三味線になるんですか?猫の皮で三味線作るのよ。
(田中)猫の皮なんですよ。
そうなんですか。
そういう所に猫がほら!あ行っちゃった。
行っちゃった。
三味線にされる思うたんかな。
あっあそこあそこ!あっホントだ。
いたいた。
この辺りは戦前から戦後にかけて「てんのじ村」と呼ばれる街だった
最盛期には300人を超す芸人が暮らし路地には三味線の音が鳴り響いていた
彼らは通天閣の足元新世界など歓楽街や地方の公演で生計を立てていた
そっか。
だから芸人さんがお参りするそういう街なんです。
だから…
(田中)芸人さんの街でもあったという。
(サヘル)知らなかった。
少し足を伸ばすと戦災を免れた情緒ある家並みが残っている
エリア。
はい。
…みたいな感じです。
ハハハハ!すごい環境で。
子どものころから。
飛田新地が作られたのは大正時代のこと
戦前には2,000人を超す女性が働いていた。
当時吉原と並ぶ遊郭としてその名を知られた
現在170軒の料理店が軒を連ねている
大正13年に建てられたこの建物は国の登録有形文化財に指定されている
かつてこの街で働いた女性たちの厳しい境遇を物語るモニュメントも残されている
これが昔からあったここに扉があって吉原の大門と一緒です。
あそうか。
扉があったのね。
道路の両側に立つ石の柱はかつて飛田を外の世界とつないだ唯一の出入り口「大門」の跡
(サヘル)じゃ扉で仕切られてたっていうことですか?そうですね。
(田中)だからその中の女性が逃げられないようにという悲しい…。
検問とかもあったんですか?むろん門番の人が昔はここに。
阿部定という有名な…。
切っちゃったあの事件。
彼女も1年間。
ここにいたんだ。
戦前の話やけどねここにいたことが。
そういう由緒のある街。
由緒あるっつうか。
飛田新地では今もさまざまな事情を抱えた女性たちが少なからず働いている
うわ〜何か…
(シンゴ)ちょうちんもあって風情があります。
風情があるね。
(田中)これは料理屋さん?
(シンゴ)料理組合ですね。
料理組合ということですね。
はい。
確かに料亭っぽい。
そうなんです。
俺の昔幼稚園の同級生が住んでて普通にここから入って会いに行ってました友達の家として。
そうなんだ友達の家としてね。
その時何か「えらい天花粉の匂いようすんな」「ベビーパウダーもよう匂いすんな」みたいな。
何かちっちゃいころ言うてましたねちっちゃいころ。
これ夜になるとみんな開いて。
はいそうですね。
ここにお姉さん方が。
(シンゴ)はい。
はあ〜なるほど。
うわさには聞いてたけど。
(田中)ね!手を振ってます。
かわいい。
いたいた。
いたよかわいいのが。
女性が手を。
ちょっと後ろ髪を引かれる。
後ろ髪ないですけどね。
ちょっとマイク…カメラ止めて。
(田中)いやいや初めて見るね。
なかなかちょっとこういうものは見れないですからね。
ここはね昔のね情緒残してるんで。
吉原はねソープランド街になっちゃったけどもこちらはソープランド街にならなかった。
料亭として残った。
(田中)料亭として残っているわけですね。
探検の最後に料理店の1つに上げてもらった
(田中)すごいね。
ここにお姉さんが座ってるわけだ。
(田中)へえ〜。
ライティングがね。
ここにやっぱりきれいなお姉さまが。
そうですね。
こんな感じでいるわけでしょ。
このライティングで。
「ライトまぶしくてたまらない」ですよね。
「しかもそのライト色変わるぜい」ハハハハ!うまいね。
どうですか?腕上げたな。
上がりました?何かここにあって何かいろいろちょっと変えられるんですって。
何か「ソメイヨシノ」っていうのがあるのでちょっと押してみます。
「ソメイヨシノ」。
ピンクになるのかな。
あピンクになった。
これがすごいピンクになった。
すごいすごい。
俺何だよ。
最悪の店だぞこれが座ってたら。
誰も来ないよね。
やっぱり小学生でここ来たらドキドキするでしょ。
そうですね。
やっぱり…どんな思いでした?そういうのを…自分のいる街がそういうのがあるというのは?近所のおっちゃんおばちゃんお姉ちゃんなんででちっちゃい俺らにとって何かいつも挨拶してくれる愛想ええお姉ちゃんででいつもあめくれて「ありがとう」っておもてたのに何かこう…そん時に一瞬のこの寂しそうな顔はやっぱり覚えてる。
子どもはそうまずは思っちゃうかもしれないよね。
おばちゃんとかお姉ちゃんも「あこの子気付いたんや」とか知ったんや」という。
悪いことしてない。
でもその時の…何か…う〜ん…何か罪やなぁと思いますけど。
でも子どもだからそれもしょうがないよね。
今日皆さんにちょっとだけですけど案内さしてもらって人情があって熱いおっちゃんおばちゃんがおって人が好きでしんどいのがわかって救急車呼んであげたり。
何かそういうやっぱり…ホント気さくだもんね。
みんな道行く人がね。
みんなそう。
「見てるよ!」ってね。
そうそうそうそう。
これ東京じゃめったにないよね。
まあないよね。
ここ今日何かね皆さんと一緒に歩いて感じたのは…おじいさんね…そうですね。
そうですね。
それはやっぱりね全国からいろいろ事情を抱えた人が最後にたどりつく街なんじゃないかなっていう。
だから…男の場合はね日雇いという仕事がある。
女性の場合はここでの仕事がある。
何か共通してるかなと思いますね。
確かにこの街にいたら1か月もね発見されないまま死んでたみたいな話はなさそうですね。
こういう街がないともっともっとね死んじゃう人出てくるんじゃないかなという。
そうですね。
ラップで締めてもらいましょう。
来たよ。
こういうやつがメチャメチャ多いのよ。
いつも俺らがやらされる。
「喜怒哀楽が全部詰まってる街やから。
その手おもろいな。
ええやんええやん。
サヘルさんその振りマジハンパない」。
「やばくてわりぃわりぃ!人生山あり谷あり。
底辺からの叫び西成。
いつもふにゃふにゃでフラフラでFLY。
でも『ココぞ!』という時は硬い。
ヘイ!毎度おおきに」。
阿修羅さんそんなてれた顔やめて。
(笑い声)髪の色がちょうどええ。
ヤエザクラの。
2015/09/23(水) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
探検バクモン「ニッポン労働ブルース 人情編」[解][字]

大阪あいりん地区、通称“釜ヶ崎”とその周辺を探検する後編。日雇い労働者の町に接して、かつて芸人町や「遊郭」も存在した。人情の町で人びとの生きざまに触れる。

詳細情報
番組内容
大阪あいりん地区、通称“釜ヶ崎”を探検する後編、案内人は地元出身のラッパーSHINGO☆西成。労働者の味方・ホルモン焼き片手に立ち飲み屋で盛り上がり、労働者を支えるコインロッカー屋さんなども訪ねる。さらに、かつて釜ヶ崎の周辺に存在した芸人たちの町や「遊郭」に関わる歴史スポットへ。路地裏にたたずむ「猫塚」や空襲を免れたかつての遊郭「飛田新地」も探検。人情の町に生きる人々の悲哀とたくましさに触れる。
出演者
【ゲスト】文筆業…水野阿修羅,ラッパー…SHINGO西成,サヘル・ローズ,【司会】爆笑問題(太田光・田中裕二),【語り】木村昴

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
バラエティ – 旅バラエティ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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