自信があるから、少々ピンチに陥っても冷静に対処できるという非常に困ったことになってきたね。
負けるのを期待しているわけではないんですがやはり各力士が非常に攻略というのに、頭を頭を悩ませてるのが分かります。
向正面は元小結岩木山の関ノ戸親方です。
よろしくお願いします。
ここまでの照ノ富士はどのように評価しますか。
今場所いちばん安定している力士ですよね。
どの辺りに安定感がありますか。
ほとんど自分の十分な組み手右四つがいちばん十分なんでしょうけど、左四つでも慌てませんし非常に落ち着いて相撲が取れているなと思います。
なぜその形になれるんでしょうね。
そうですね。
柔らかみもありますし体も大きいですから胸を合わせたら自信があるんでしょうね。
なかなか隙はないでしょうか。
厳しいですね。
時間はかかっている取組もあるんですがそれも。
解説しているわれわれがお手上げだもんね。
そんなことおっしゃらずに。
それぐらい強いというのが今場所の照ノ富士に見えます。
その中できょうは2敗の大関琴奨菊戦が組まれました。
琴奨菊との過去の対戦成績はご覧のようになっています。
照ノ富士が4対2でリードしています。
いちばん最初の取組照ノ富士の変化が勝ったところからこの2人の対戦がスタートしました。
先場所は琴奨菊が勝っています。
俺はちょっと琴奨菊に期待しようかなと思います。
きのうの相撲、よかったですよね。
それと今場所は左の前みつきのうは右ですからね。
そういうのは前に出る相撲が取れていますからちょっと期待していいんじゃないでしょうか大関どうしですから期待しないほうがおかしいですからね。
今場所前にこの2人稽古総見で稽古をしました。
その様子をご覧いただきます。
横綱審議委員会の稽古総見です。
かなり熱のこもった稽古をしています。
北の富士さんからもありましたが左をねらっていこうというところ琴奨菊の形もありました。
左の前まわし。
過去の対戦を見ても左の前まわしを取って右四つで一気に前に出るという相撲があったりしたんですけれども。
そういう相撲でしょうねきょうもねらうところは。
もちろん先輩大関としての。
このところ琴奨菊も少し、大関としての責任を果たしておりませんのでねこの辺でちょっと意地を見せてほしいですね。
きのう支度部屋でも見ててくださいと。
そんなことを言ったの?そういうコメントを残しています。
相当、やる気だね。
照ノ富士、琴奨菊戦きょう十一日目注目の一番となります。
そして同じ2敗で琴奨菊とともに照ノ富士を追うという状況に変わったのが横綱の鶴竜です。
鶴竜のここまでというのも見てみようと思います。
三日目に嘉風に敗れて中盤はかなりよくなっているのかなと。
よくなってきましたよ。
ところがきのうの妙義龍戦だったわけですね。
やはり妙義龍はただもんじゃないですからね。
相撲がうまいからやっぱりちょっと心配しとったんですがね。
相撲がうまいというのは鶴竜も負けていないはずですからね。
横綱ですからね。
でも引いてしまいました。
横綱としての初めての優勝という意味では、もう1つも絶対に落とせないという状況になっています。
その中で迎えるきょうの取組なんですが栃煌山戦は18対18。
栃煌山も前に出る力は相当なもんですから差し手争いになるんでしょうし栃煌山が調子を崩してもきのうは自分の相撲を取っていますから、これは分かりませんね。
先場所、栃煌山が勝った相撲です。
実況
踏み込んだ鶴竜。
突っ張って。
中に入った栃煌山。
押し出し、栃煌山の勝ち。
鶴竜1敗。
大坂⇒北の富士さんの言うとおり突っ張りながら差し手争いになっていましたね。
中に入られてしまったという先場所でした。
優勝ラインを明確には言えないのであれですがもう負けては、だめですよね。
きょう負けたら、だめですね。
どんなことがあっても2敗で踏みとどまってくれないとなんとかお願いしますよ、だよね。
栃煌山にとっても大関への足固めというのが6勝4敗ですから。
ここは。
10番、勝ちたいね。
勝ちたいところです。
栃煌山鶴竜戦がきょうの結びです。
幕内の星を見ると全勝の照ノ富士を1敗で追っているのは勢です。
勢についても北の富士さんに伺います。
番付は東の前頭12枚目ですからこれくらいはまあ。
これぐらいはまあって。
番付外から下でもなかなか、これだけの成績というのは難しいですよ。
三日目から連勝しています。
非常に本来の勢いが出てきていますよね。
寄り切りはないんですが押し出し差されても小手投げがあります。
やることがうまくいっているという感じがしますね。
勢の左の肩の状況もだいぶよくなっています。
左なんですね、右かと思ったら。
左の肩にテープがあります。
水を抜いて。
肩の水というのはあまり聞かないね。
それによってほとんど気にならなくなってきたということです。
それは力士はみんな体のどこかに痛いところもありますからそれが治ってきたら思い切って力が出せるでしょうね。
勢は幕内の取組3番目に蒼国来戦が組まれています。
あしたは?あしたは嘉風との対戦です。
だいぶ上になってきたね。
注目はもちろん照ノ富士です。
きょうの結び鶴竜は栃煌山の挑戦を受けます。
勢がどこまで星を伸ばして優勝ということではないかもしれませんが。
本人もその気はないと思いますけれどもね。
しかし上位で取っていた力士だけに全く勝っていないということではないからね。
おもしろいかもしれないですね。
下のほうで何か1人だけいると照ノ富士も何か気持ち悪いでしょうね。
星の差が1つという状況です。
ここまでで9番勝っている勢が東の花道の奥です。
このあと入場してきます。
本人は、もういつもどおりやるだけです。
意識することもないでしょうし負けてるときも、それほど気持ちの浮き沈みというのをことばにしないんですよね。
そうですか。
それは立派なことですね。
なかなかできないことです。
きょうは蒼国来戦が組まれている勢です。
きょうも満員御礼の垂れ幕が下がりました。
去年の九州場所の十二日目以降ずっと満員御礼が続いています。
きょうも午前中早い時間に札止めとなっています。
75日連続の満員御礼です。
ここから幕内の取組が始まっていきます。
秋場所の十一日目。
きょうから終盤の5日間が始まります。
東から北太樹。
西から十両の貴ノ岩です。
北太樹は3勝7敗十両の貴ノ岩はここまで5勝5敗です。
北太樹は序盤の連敗が響いて苦しい星になっています。
3勝7敗です。
貴ノ岩は西の十両の2枚目。
返り入幕を懸ける終盤の5日間となります。
この両者、先場所も幕内で対戦がありました。
貴ノ岩がもろ差しになって北太樹が両方からきめて出るところを貴ノ岩が左からの下手投げで勝っています。
制限時間いっぱいです。
北太樹は左四つ。
貴ノ岩は右四つ得意です。
けんか四つです。
秋治郎が合わせます。
軍配は北太樹の上手投げを取っています。
今のところ、物言いはついていません。
つきませんね。
北太樹、上手投げ。
ちょっと微妙なところがあったように思うけどね。
先に貴ノ岩が上手を取ったんですが首を振りながら引き揚げます。
北太樹は踏みとどまりました。
左四つは北太樹が得意ということもあり。
北太樹は今場所は、立ち合いいつもの出足がないですよね。
止まってしまうから。
先に上手を取られてしまって。
ここは上手をつかんで。
左の手が速いことが、速いけどもしょうがないね。
もう勝ち名乗りを受けました。
微妙なところではありましたが北太樹、上手投げで勝って4勝7敗としました。
今場所は、力士みんな土俵際を諦めないで粘って取っていますよね。
もつれた相撲が多くて審判も大変だと思いますよ。
もう少し審判もタイミングをもっと早く、ちゅうちょせずにどんどん手を上げてあっと思ったら、さっと手を上げてね。
どんどん物言いをつけたほうがいいね。
かつて審判部、土俵下にもいらっしゃった北の富士さんです。
なかなかね、自分に自信がないときは手を上げにくいんだけどね。
分かりますけどね。
微妙なところであるならばと。
取ってる本人は大事な一番ですから納得いってもらわないとね。
土俵に新入幕の大栄翔です。
今場所唯一の新入幕力士ここまで五分の星できょうからの終盤戦を迎えています。
きょう向正面は元小結岩木山の関ノ戸親方です。
ここまでの大栄翔をどのように見ていますか?関ノ戸⇒よく健闘しているとは思います。
どう健闘していますか。
体は大きくないんですが突き押しの相撲ですよね。
5勝5敗ではありますが今の大栄翔の力であれば健闘しているほうだとは思います。
本人も突いて前に出る相撲に徹していると言っています。
制限時間いっぱい。
ここからは勝ち越しを目指す残り5日間。
送り出し、英乃海の勝ち。
きょうは相手の突き放し全く下がりませんでした英乃海。
向正面の関ノ戸さん大栄翔側から見てどうでしたか。
きょうも突いていったんですが英乃海は意外と腰の重い力士なんですよね、体も柔らかいですし。
うまく残して前に出ましたよね。
この2人は恐らく同期生か一期違いなんですよね。
よく教習所でも稽古をしていまして大栄翔は突ききるかどうかですね。
残れば英乃海で。
大栄翔が平成24年の1月入門で英乃海が5月の入門でした。
埼玉栄高校の先輩後輩の間柄でもあります。
年齢がかなり違います。
5歳差です。
日本大学の出身が英乃海です。
高校から角界入りしたのが大栄翔です。
英乃海前半はあごが上がって、そういう癖がありましたけど、後半はあごが締まってきましたね。
それで勝ちが出てきましたね。
9勝1敗の勢です。
胸の辺りに汗が光っています。
支度部屋でしっかりと体を動かしたという証しです。
きょうは蒼国来戦です。
全勝の照ノ富士をただ1人1敗で追う勢です。
周りからいろいろ期待の声もあると思いますがとにかく、いつもどおりですということを話している勢です。
きょうの対戦相手は返り入幕7勝3敗、この一番に勝ち越しがかかる蒼国来です。
立ち合いが、あまりしっくりきていなくて、しのいで勝つ相撲が多くなっていますがここまで7勝3敗と星を伸ばしてきました。
過去2回両者は顔が合って2回とも蒼国来が左を差し勝って左四つになる展開になっています。
勢は右を差しにいく力士です。
蒼国来が左を差して差し勝っています。
ことしの春場所は蒼国来が相手の力が強いので突っ張ってから左を差しにいったと話すとおり、考えた相撲を取って左四つで勝ちました。
蒼国来は、きょうもできれば突いてから左を差しにいきたい頭をつけたいという話をしていました。
蒼国来って突っ張るの?あんまりないんです。
突っ張る雰囲気はないんですけどね。
どっしりしているよね。
この力士はわりと。
体は大きくないですけどね。
勢はもう立ち合いは愚直に右を固めてあたって右を差しにいく相撲です。
館内のお客さんからの声援も大きいですね、勢。
人気があるね、この人。
制限時間いっぱいです。
優勝争いを考えるということはせずに、いつもどおり取るだけだという話をしていた勢。
勝ち越しがかかる蒼国来。
勢の右が入るかどうか。
少し集中力を高めるような表情に見えました。
木村元基が合わせます。
はたき込み、勢の勝ち。
2桁、10勝目。
拍手
決まり手は、はたき込み。
四方から大きな拍手をもらいました、勢です。
全勝照ノ富士に1敗でついていきます勢。
花道の奥で豊ノ島が見ていたでしょうか豊ノ島は2敗です。
苦笑いの蒼国来。
やられた、という感じだね。
どこがポイントになりましたかね。
ですから、勢の出足を止めるということでしょう、速攻をね。
こういう体勢になったのは蒼国来は自分のペースになりつつあるなと思ったんじゃないですかね。
ただこのあと右からの。
引っ張ったときに自分の左足が流れたね。
引っかけにいこうとしたところかなり左足を外側に踏みだして蒼国来が立っていきました。
その辺のことは勢も読んでいたでしょうね。
当然引っかけにくるぞと。
右手を出していましたが相手の右を取りにいくんですがそこで足が滑って、はたき込み。
十一日目に2桁。
やっぱりね、ただの勝ちだけじゃないですよね。
ちゃんと幕じりのほうでもこういうのがいるぞというだけでもね。
多少は照ノ富士のプレッシャーには…ならんかな。
何ですか、言いかけて最後に落として。
しかし1敗でいくというのは非常に元気がいいですね。
そうじゃないとお客様もね。
上のほうで決まっちゃったらつまらないですよね。
勢自身は最も早く幕内で2桁を挙げました。
画面の真ん中にサッカー日本代表のハリルホジッチ監督ですね。
本当だ。
サッカー日本代表のハリルホジッチ監督が、きょうは相撲を観戦しています。
10勝目を挙げた勢のリポートです。
立ち合いから一気に攻めようという心づもりだったようなんですが、ただ止められてしまったのでそこからは落ち着いていきました。
非常に冷静ですよ、口調も。
支度部屋で話を聞いても非常に冷静な口調で取材に丁寧に答えてくれた勢です。
逆に敗れた蒼国来のリポートです。
途中までは計算どおりでした。
最後手を手繰ったあとに足が出ていかなかった。
悔しいなと風呂場に消えていきました。
蒼国来は勝ち越しはなりませんでした。
1敗で勢が照ノ富士を追うという展開は変わりません。
土俵が制限時間いっぱい。
東から千代大龍4勝6敗。
西から朝赤龍、こちらも4勝6敗です。
はたき込み、朝赤龍の勝ち。
千代大龍は足が出ませんでした。
両者の意図。
千代大龍はあたって突き放していこうとしました。
朝赤龍はなんとか食らいつこうとしていきましたが千代大龍が組ませず結局朝赤龍がはたき込みで勝ちました。
突っ張りに下がらなかった朝赤龍です。
右足が返るような形になりましたが。
足がそろって、こんな足の構えじゃ前にも出られないよね。
朝赤龍は六日目から5連敗中だったんですが、ようやくこれで連敗を止めました、5勝6敗。
両国の国技館に併設されている相撲博物館の催し物をここでご紹介しようと思います。
昭和40年の一月場所から部屋別総当たり制が導入されました。
ちょうどそこから50年の節目ということで、当時を振り返る企画展が行われています。
当時の力士の写真などいろんなものがあるんですがその中に北の富士さんが栃ノ海と稽古をしています。
そうですね。
1月3日ですから連合だったんでしょうか。
いつも一緒にやっていましたからね。
取り立てて連合なんて言わなくてもね。
当時は出羽海部屋所属だった北の富士さんです。
そこまでは一門別で対戦が行われていて北の富士さんは出羽海部屋だったということでこの中でいうと栃ノ海、佐田の山は同じ部屋でしたが栃ノ海、栃光の対戦がその前の場所までなかったです。
何て言うんだろうなやりにくいというかね。
夢を見ているような気持ちで土俵に上がりましたよ。
なんで栃ノ海関と栃光関と本場所で仕切っていなければいかんのかと複雑な思いがありました。
たぶんそのときは栃ノ海関には当然横綱ですから勝てませんでしたけど栃光関には私が勝ったんです。
勝たせてもらったんだけど。
外掛けだったと思います。
正解です。
やっぱりね、嫌だったね。
うれしくもなんともなかったね。
そうですか。
やはりそれぐらい、当時の一門というのは。
結束が固かったし部屋が違うだけで一門というのは特に出羽海一門というのが結束はかたかったしお世話になったし稽古をつけてもらったしね。
複雑な思いというのがあったわけですね。
それでもね。
数場所立つとやっぱりそういうことも薄れてきますよね。
やっぱりわれらは勝負師ですから戦わないとしょうがないです。
今考えると同じ一門でと例えば白鵬と照ノ富士の対戦がなかったということですね。
日馬富士もそうですし。
出羽海一門は大きな一門ですから不公平な感じだったんでしょうね。
こういう取組が見たいという要請もあったでしょうしね。
相撲がちょっとね人気が低迷していることもあったんでしょうね。
昭和40年1月、今から50年前なんですが部屋別総当たり制導入。
そこから今の部屋別総当たり制が行われています。
土俵は制限時間いっぱいです。
臥牙丸と青狼です。
幕内では初顔合わせですが十両ではことしの初場所で対戦がありました。
寄り切り、青狼の勝ち。
途中までは臥牙丸途中から青狼という流れになりました。
決まり手は寄り切りです。
これはね、臥牙丸、いい相撲を取ったね。
これが相撲のおもしろいところだね。
大きな人が必ずしも有利だとは限らないしね。
小よく大を制すだね。
体重の差なんててこうなったら、あってもないようなものだからね。
臥牙丸もきょうは木瀬親方の誕生日だということで相当気合いが入っていたんですが。
一生懸命押してるけどね。
ちょっと高いよね。
必死の形相の臥牙丸でした。
最後、青狼の形になりました。
6勝目です。
すべて寄り切りで勝っています。
幕内の土俵にも慣れてきましたね。
どっしりとしたところが出てきたね。
8勝2敗で中盤を終えている豊ノ島。
きょうは千代鳳戦です。
時津風一門の豊ノ島。
久しぶりに早い勝ち越しを決めています。
向正面は関ノ戸親方です。
今場所の豊ノ島は、どうですか。
そうですね。
ほとんど、差し勝っているんじゃないですかね。
この人は柔らかいですし土俵際もよく残っていますね。
場所の途中五日目に控えに座っているときに力士が落ちてきて左のふくらはぎを痛めているんですがもう大丈夫だと本人は話しています。
豊ノ島が優勝争いを頭の片隅に置きながら相撲を取りたいと話しています。
いっぺんありますからね優勝決定戦までいきましたからね。
平成22年の九州場所でしたね。
あのときはちょっと楽しみだったけどね。
ねらうという言い方ではなくてあくまでも、頭の片隅だと言っています。
それだけの力がありますよこの人は。
制限時間がいっぱいです。
千代鳳との対戦。
式守与太夫が合わせます。
押し出し、9勝目です。
千代鳳、膝をちょっと痛めているということもありますが低い攻めが出ました豊ノ島。
豊ノ島、きょう気合い入っていましたね。
花道の奥で勢が勝ったのを見ているでしょうからその辺り意識があったかもしれません、豊ノ島です。
いつものようにもろ差しをねらってという展開です。
どんどん前に出ますね。
千代鳳もどこか悪いと見えますね。
左の膝をかばうように下がっていきました。
お兄ちゃんのほうも休場したしね。
どんどんどんどんけがが多いね。
豊ノ島もしっかりと9番。
2桁にあと1勝となりました。
勢と豊ノ島、この2人がちょっとおもしろいですよね。
楽しみではあります。
豊ノ島、拍手に送られて花道を下がっていきました。
あまり表情を変えない豊ノ島。
昭和40年1月部屋別総当たり制に変わったというお話をしました。
博物館の企画をご紹介しました。
現在の一門別の幕内の力士数です。
全部で43の部屋があります。
向正面の関ノ戸さんは所属しているのは出羽海一門ですね。
境川部屋ですね。
関ノ戸さん、一門というのを強く意識する、感じるところはどんなところですか。
そうですね。
毎年1月3日に新年のあいさつも兼ねて連合稽古をやっているんですが連合稽古もそうですし巡業に行くと一門会と称して私、現役のときにはですね武蔵丸さんが引退されて土俵入りという形で冬巡業に参加したんですね。
そのときに、横綱の慰労会を一門でやろうということで一門、20人以上の関取衆がいたと思うんですが横綱お疲れさまということで一門で盛り上がっていきました。
寄り切り、阿夢露の勝ちです。
阿夢露7勝4敗、時天空は6勝5敗になりました。
決まり手は寄り切りです。
阿夢露が押っつけましたね。
阿夢露は頭の体勢、低いですね。
なかなか前に出ますね、どんどん。
休みませんね。
時天空は何でもやるからもつれると。
用心して足が出ないんですけどね。
よく足が出ましたね、阿夢露。
7勝目をつかみました。
立派だ。
館内の歓声が大きくなりました。
雰囲気が変わってきました。
遠藤登場です。
各一門、1月3日に連合稽古をやっているんですね。
しかし昔の総当たりになる前の一門と現在の一門ではやはり全く異なっていますからね。
昔は地方に行ったら同じところに寝泊まりしましたしね。
人が多くて200人ぐらいになるんですね。
本当に大変だった。
ごはん食べるのも大変だった、稽古も大変でした。
その名残といいますか、まだ一門もしっかりと結束して連合稽古をやってるんですね。
6つの一門をご紹介しましたがそれぞれ場所前に連合稽古なども開いているという話をご紹介しました。
今場所前もいくつか一門の連合稽古が開かれました。
追手風部屋の遠藤と伊勢ヶ濱部屋の誉富士の対戦です。
伊勢ヶ濱部屋の部屋に遠藤が出稽古に行きました。
連合稽古をやりました。
遠藤のリポートです。
初めてだったんですけれどもふだんほかの部屋に稽古に行くこともほとんどないということで雰囲気も含めてとってもいい経験になりましたと話しています。
部屋の力士との稽古だけではできない大きな力士とかいろいろな持ち味がある相手と肌を合わせて稽古をしたい。
いろいろな人と相撲を取ってみたいということで臨みました。
横綱、日馬富士関とか安美錦関とかいろいろ助言もいただきたいということです。
基本的なこと、技術面のことアドバイスをもらってこれもありがたいいい経験になったと話しています。
ほかの部屋の力士が指導するということがあるんですね。
昔からありまして珍しいことではありません。
制限時間がいっぱいになりました。
連合稽古のときも稽古をしました2人。
誉富士、連合稽古では遠藤もついてきたんだよなと話していました。
遠藤はどういう立ち合いをするか。
四つでも突き放しでもできる遠藤です。
寿之介が合わせます。
一方的な展開、突き出し。
誉富士の勝ち、完勝です。
向正面は、突き押しでもならした関ノ戸親方です。
誉富士いかがですか?きょうは最高の相撲を取ったんじゃないですかね。
立ち合いのあたりと強さはどうだったでしょうか。
あたってね、腕を伸ばした時点で遠藤の上体が起きてしまいましたね。
左半身みたいな形で。
誉富士にしてみれば、突きやすいんじゃなかったですかね。
立ち合いのあたりで上体が起きてその胸を突いていくという体勢になりました。
途中途中で頭からいくような体勢で、それがよかったんじゃないですかね。
北の富士さん、遠藤側から見るとどうですか。
遠藤は前半非常にいい相撲を取っていたし、負けた相撲も本当に惜しい相撲で、そのうちに少しらしくない逆転技を食っているうちに、遠藤は自身の相撲に疲れが出てきたみたいであれだけの相撲を取っているとそう大きくないだけに疲れがたまってきたのかな。
それともまた膝の調子がよくなかったのか。
押っつけられて、そのまま起こされてという展開になりました。
立ち合い、この人は逃げないし真っ向から来るからね。
相手も安心してあたれるしね。
突っ張ってこられるんだよね。
その辺を遠藤は考えなきゃいかんときでしょうね、立ち合い。
少し立ち合いに入るタイミングが遅いような気がする。
正代は2敗です。
御嶽海、勝ち越しです。
松鳳山が勝って豊響は10連勝でストップです。
ともに10勝1敗で並ぶ展開です。
実況
上手投げ。
松鳳山が10勝1敗。
豊響も1敗。
大坂⇒これで十両は10勝1敗で豊響と松鳳山が並ぶ展開に変わっています。
土俵が制限時間いっぱいです。
旭秀鵬と徳勝龍です。
5勝5敗の旭秀鵬と4勝6敗の徳勝龍。
伊勢ヶ濱一門の旭秀鵬と出羽海一門、木瀬部屋の徳勝龍です。
旭秀鵬が突っかけて徳勝龍立てません。
2度目です。
下手投げ。
旭秀鵬の勝ち。
投げの打ち合いに最後はなりましたが旭秀鵬が勝っています。
旭秀鵬の左手がやや早かったということになります。
投げが強いですね。
投げが強いのはいいんですけどねまあ、強引ですよね。
きょうはかち上げて、ちょっと突き放しにいったあと左四つになりました。
上手をもらえずに旭秀鵬の右手もどうだったかというところですが。
まあ問題はないですけどね。
もうこの力士は左か右かまだはっきりしない感じを受けるんですよね。
どういう立ち合いをするのかね。
まだ相撲にむらがあるからいいものは持ってると思いますけどね。
膝なんかにはあまりよくないみたいだからね。
今のような強引なことをやっているとまた膝を痛めるとか。
この体があるんですからもっと前に出たほうがいいと思います。
序盤1勝4敗と苦しんだんですが中盤以降星を伸ばして6勝5敗。
安美錦と琴勇輝です。
安美錦が伊勢ヶ濱部屋ということで伊勢ヶ濱一門ですが先ほど遠藤にもアドバイスをしたという話を放送でご紹介しました。
一方の琴勇輝は二所ノ関一門の佐渡ヶ嶽部屋です。
場所前は一門の連合稽古にも参加しました。
左膝の状態がよくなって先場所から1年半ぶりに関取衆との稽古を再開している琴勇輝です。
連合稽古にも参加できるようになっています。
話を聞いてもらいました。
連合稽古の土俵に立ったときはここまで回復したかとまず喜びの気持ちが最初に湧きあがったそうですと感慨深げでした。
連動稽古はいろいろな相手でぶつかるのは大変おもしろいですね。
部屋での稽古だと大関の琴奨菊もいるんですが大関には大関のペースがあると思うので胸を借りてぶつけるぐらいの稽古しかできないんですが連合稽古は多くの相手と稽古できるのがいいですね。
関取衆と取ると負けてい勉強になることが多いんですが本場所と同じですが、本場所だと黒星になって気持ちが落ち込んでしまいます。
連合稽古では負けても気にせずに前向きに相撲を取ることができるんですと手応えを感じているようでした。
そのとおりですね。
連合稽古はいろいろな人とできるし、勝つところじゃないから負けても怒られもしませんしね。
両者初顔合わせとなります。
初顔ですか。
安美錦がどんな立ち合いをするかね。
ちょっと琴勇輝も立ち合いを考えるんじゃないですか。
あたれるかね、この相手に。
琴勇輝の場合はもろ手突きと頭と一緒に3点であたっていく立ち合いも多く見られます。
立ち合いはいろいろある安美錦です。
制限時間いっぱい。
ほっ!
気合いの声
左に動いた送り出し。
拍手
今、両手を同時に出していったね。
これが間違いです両手を一緒に出していって変わられてということじゃないですか。
両手を出さないと。
交互に出していけばいいですね。
頭を下げて低くあたって体勢を見るとかね。
安美錦はこういう動きもありますからね。
両手を同時に出していくからバランスを崩すんです。
しかし琴勇輝もある程度変化を予想していたから、手を出していったと思うんだよね。
ある程度読んでいたと思う。
まあ安美錦がうまいんだよ要するに。
幕内の前半が終わりました。
勢が2桁10勝目を挙げています。
豊ノ島は9勝目。
照ノ富士、琴奨菊という大関どうしの対戦。
きょうの注目の一番です。
結びが8勝2敗の鶴竜に大関への足固めの場所となっている栃煌山が挑戦します。
注目は照ノ富士と琴奨菊ということになります。
過去は4対2で、照ノ富士が対戦成績では上回っています。
両者の対戦、持ち味が出た取組をご紹介します。
ことしの初場所琴奨菊が勝った相撲夏場所で照ノ富士が勝った相撲です。
実況
一気に攻めた。
実況
照ノ富士組み止めた。
照ノ富士が形を作っていきます。
寄り切り、強い照ノ富士。
大坂⇒ちょうど両者の持ち味が出る。
琴奨菊の左の前みつ?これを取ったときは油断できないね。
それを分かっているから照ノ富士が右から引っ張り込んで左を差させて、十分の上手を取る。
こういうところだと思うんですよ。
両者の狙い目はね。
琴奨菊は自分の立ち合いでできるかっちゅうことですね。
思惑どおりに上手が取れるか。
その左を引っ張り込まれてしまわないように。
今見ていると誘い込まれているね。
誘い込まれると喜んで差すかもしれない。
若いのに、照ノ富士はそれだけ冷静な相撲が取れますからね。
琴奨菊の左、照ノ富士の右という話が北の富士さんからありました。
きょうの注目の取組になります照ノ富士、琴奨菊。
秋場所十一日目、後半の取組です。
佐田の海が3勝7敗。
鏡桜が2勝8敗です。
安美錦が引き揚げてきました。
立ち合いについて聞いてみました。
琴勇輝が両手を下ろしてきたのであれっ、と思ったそうです。
本当は前まわしを取りにいこう踏み込んでいこうと思ったようなんですがなんかああいうふうになってしまった、ということですね。
立ち合いの手のおろし方で作戦を変えたということですか。
いつも琴勇輝が両手、手を下ろすのを見ていました。
琴勇輝はねどっちかっていうとちょん立ちのほうだからね。
しっかり手をついてくるほうじゃないですからそれを見たんでしょうね。
読んだね、ベテランだから。
さすがですね、その洞察力。
土俵が制限時間いっぱい。
佐田の海が3勝7敗とあとがありません。
鏡桜は四日目から7連敗で負け越しが決まってしまいました。
速攻相撲、佐田の海の勝ち。
立ち合い、考えていきました佐田の海です。
向正面は境川部屋で指導している元小結岩木山の関ノ戸親方です。
きょう立ち合い考えていったんじゃないですか。
そうですね。
きょうの稽古終わりに私のほうから左で張ってくるんじゃないかと言いましたら佐田の海も張ってくると思うんですけど右じゃないんですかということでどちらにしても張ってくるだろうという意見だったので恐らくもろ手からいったと思うんです。
そういう読みがあったんですね。
きょうの鏡桜は左にずれるようにして上手を求めにきました。
結果的に入らなかったんですけれども動きましたから上体が起きていましたからうまくもろ手が入ったんじゃないですかね。
左のふくらはぎにテープがあってその影響が心配な面もあったんですが関ノ戸さんどのように見ていますかここまでは。
4番ですかきょうまで4番のうち2番相手に押し込まれて右手を手繰ってなんとか逆転という相撲なんですよね。
軽量力士なので圧力がないのはしょうがないですけれどもない部分をスピードでカバーしてほしいなと思いますね。
まさにきょうみたいなスピード速攻相撲ということになります。
勝っても厳しい表情で下がってきた佐田の海です。
あす十二日目の取組です。
1敗の松鳳山に2敗の正代があす組まれました。
明瀬山に1敗の豊響があたります。
十両の貴ノ岩と朝赤龍から始まります。
2敗の豊ノ島に大砂嵐です。
嘉風に1敗の勢。
佐田の海のリポートです。
朝の稽古場で関ノ戸さんとそういう話をしたそうです。
やはり考えて張ってはこなかったですが、もろ手突きでいこうという計算でいてよく見ていこうという気持ちが心の中にありましたという話です。
まさにそういう相撲が土俵で体現できました佐田の海です。
豪風と、まだ白星のない佐田の富士です。
なんとか早くという思いが佐田の富士にあると思います。
手拍子が起こっています。
どちらの応援かというのは聞き取ることができませんでした。
豪風2勝8敗。
こちらも負け越しがすでに決まっています。
過去は6対1と豪風が対戦成績ではリードしています。
先場所は豪風が左からの肩すかしで勝っています。
下からの押し。
押し出し、豪風の勝ち。
佐田の富士、きょうも勝てません。
これで初日から11連敗。
途中から激しい相撲に変わっていきました。
決まり手は押し出しです。
どうしてなんだろうという表情の佐田の富士です。
部屋で指導している元岩木山の関ノ戸さんです。
きょうもよく見て突いたと思うんですけれどもどうでしょう?11日間の中ではきょうの立ち合いはましなほうだと思いますね。
どの辺りが?かち上げていったんですけれども11日間の中では、踏み込んでいますよね、きょうは。
合い口もあったかもしれないんですが。
合い口もそうですね。
合い口が悪い相手ですけれどもでしたら何かもっと積極的にのど輪で起こすとか一発、顔を張るとか何か勝ちに対してひたむきさが見たいですね。
関ノ戸さんの現役時代岩木山も12連敗初日からというのがありました。
やはりそのときの気持ちというのはもっと全面に気持ちを出していたような感じだったんでしょうか。
最終的には2番勝ったんですが勝った相撲は前に出て勝てましたので。
佐田の富士よりは気持ちは全面に出ていたんじゃないかなと思います。
もともとちょっと優しい性格というのもあるかもしれませんがなんとか早く白星をつかみたい佐田の富士です。
きょうはこの国技館にサッカーの日本代表のハリルホジッチ監督が訪れて相撲を観戦しています。
周囲を見回すような表情になりました。
土俵に碧山と魁聖です。
東の前頭の筆頭の碧山。
3勝7敗あとがありません。
魁聖は4勝6敗。
きのう魁聖は豪栄道に勝ちました。
左の太ももには変わらずテープが貼ってあります。
制限時間いっぱい。
過去は碧山9勝、魁聖が4勝先場所は碧山があたって押っつけて魁聖に差させませんでした。
引き落としで勝っています。
合わせる行司は恵之助です。
突き出し、碧山の勝ち。
魁聖の右が入って碧山は左の上手の形を作ったんですがそこから北の富士さん、自分からはなしていきましたか。
何かはなして背を向けて諦めたような感じだったですね。
2人の相撲の成績から見てこっちがどんどん前に出るタイプですからね。
右を差す立ち合い、左を押っつける立ち合いから上手を取った。
ある意味、突き押しを封じたから魁聖の体勢かと思ったんですけどね、そうはいかんかったね。
途中もろ差しになっていました。
それは碧山は嫌だったということでしょうか。
最後は右ののど輪の突きそしてもう一度関ノ戸さんからも解説がありました離れてからもう一度頭からあたっていくという攻めも見られました。
どっちが大きいの?2人は。
体重は碧山のほうが重いですね。
7kg碧山が重いです201kgです。
魁聖は194kgです。
似たようなものだね。
1m90cmをともに超えるそして200kg近い両者のぶつかり合い。
これもまた相撲の魅力で。
なかなか普通にはいない体形ですから。
大変ですよ、こんな大きいのが一般の人でごろごろしとったら。
きょうも満員札止め。
満員の中で行われている秋場所の十一日目です。
次の対戦は、館内を序盤から沸かせてきた嘉風と隠岐の海。
嘉風は2横綱、2大関、2関脇そして隠岐の海は1横綱、2大関破っています。
この2人だけでも殊勲賞2つぐらい取れそうですね。
ただ内容がね、やっぱり。
嘉風の内容は、すばらしいよね。
隠岐の海はどちらかというと白鵬は別としてあとは逆転でいくというような相撲が多かったけれども嘉風は言うことないでしょうね。
今まではね。
ただこれから同じぐらいの番付の者、横綱、大関じゃないそしてなおかつああいう相撲が取れるかというとこれは断言できないんだよね。
そろそろ星勘定もするだろうし。
残り5日間となっている秋場所ですけれども。
2人とも言えるね。
全部上位が終わってあとは勝ち越したら三賞もらえるんじゃないかというちらちら、そういうのが出てきますよね。
隠岐の海が初日に白鵬を破ったことで今場所の流れを作ったということになりました。
すっかり狂っちゃった。
初めての三役での勝ち越しをねらいたいのが隠岐の海。
三役に復帰したいのが嘉風。
そういう思惑もぶつかるこの対戦です。
現在、嘉風がこの対戦4連勝中です。
最初は隠岐の海がずっと勝っていたんですが最近は嘉風が勝って、先場所は嘉風が、もろ差しになって出ていって押し出しで勝っています。
嘉風の勝ち。
きょうも動きの相撲が出ました嘉風です。
すばらしいね、相撲が。
もう1人で相撲を取って1人で動き回ってよく体が動くね。
それにひきかえね隠岐の海のきのうの相撲といいきょうの相撲といいもうなんだって軽いものだね。
立ち合いあたったあとにまず右手で先手を取っていますね。
受け身一方だからね。
投げについていかれない、足がね。
稽古量の差でしょう。
両者体が離れるんですが先に嘉風が攻め込んであとは起こして動いて、隠岐の海に全く相撲を取らせませんでした。
相撲にかける情熱そういうのが違うもんね。
これで嘉風が西の前頭筆頭で7番。
7番、8番勝ったら少なくとも殊勲賞。
9番ぐらい勝ったら技能賞。
あと全部勝ったら三賞総なめだよ。
そのぐらいの値打ちはあるでしょう。
そうですね。
年齢も考えてね。
33歳。
このベテランがこれだけの働きを見せるんだから、すばらしいことですよ。
きょうも動いて非常に若々しい相撲を取りました。
全勝の照ノ富士とすれ違って花道を下がっていった嘉風です。
花道の奥で照ノ富士が集中力を恐らく高めている時間帯です。
表情は全く変わりません。
北の富士さん嘉風はあした勢戦です。
やっぱりこっちにいきましたかいいじゃないですか。
好取組です。
願ったりかなったりです。
1敗で勢と勝ち越しを懸ける嘉風戦があす組まれています。
隠岐の海はあす佐田の海戦です。
土俵に栃ノ心と逸ノ城です。
栃ノ心は隠岐の海と同じく三役での勝ち越しをねらっているんですが中日から3連勝で5勝5敗としてきました。
この2日間はつり出しで勝つという栃ノ心でもあるんですが向正面、元小結岩木山の関ノ戸親方です。
三役で5勝5敗に戻したということですが。
そうですね。
もともと三役を張っていますし十分力があるので、ここにきて土俵際は大きいんじゃないですか。
つり出しで2番勝って自分の武器にできたかなと言っていました。
つり出しといっても自分の腹に乗せるような豪快なつりではなかったですね。
結果的に寄りの延長上でつり出しになったということですけど懐深いですし、腕力もありますからつり出しを武器にできたらおもしろいですよね。
制限時間いっぱいです。
まだ三役では勝ち越しがない栃ノ心。
勝ち越しを目指しての終盤の5日間。
逸ノ城は東の前頭4枚目で5勝5敗です。
現在両者の対戦は栃ノ心の4連勝中です。
いい位置を取った、寄り切り。
栃ノ心の勝ち。
引き付けるだけではなくさまざまな技を駆使して栃ノ心、つかんだ6勝目です。
もうおなかが波を打つような呼吸です。
力が入る相撲になりました。
向正面の関ノ戸さん最後は右四つがっぷりになりました。
どのように見ましたか?逸ノ城は最初自分で形を作ったんですけど、なぜ出ないのかなと思いまして。
途中で栃ノ心も上手を取ってがっぷりになるんですがやはり栃ノ心は上手を切りにいきましたよね。
そういう自分が形を作って自分から先にいくという攻めが逸ノ城には見られないんですよね。
右も結局前まわしをつかんで持ち上げるようにしてこうなると200kgを超える逸ノ城もひとたまりもなかったという体勢になりました。
三役での勝ち越しを目指して栃ノ心が白星先行6勝5敗。
1つ前のキレのある相撲を取った嘉風のリポートです。
内容としては、よかったです。
差させないということと隠岐の海に上手、まわしを与えないということを考えました。
そのとおりいけたということです。
三賞の話、北の富士さんの話を向けますとにんまりとしましたがただ首を横に振っていましたね。
まだ勝ち越す前ですからね。
ちょっと早かったかな。
しかし周りの興味がありますから嘉風には期待がかかります。
土俵に大砂嵐と妙義龍です。
そのあと大関が登場してきます。
きょうはなんといっても照ノ富士琴奨菊戦が組まれています。
取組の対戦予想というのは北の富士さんに伺いましたが心理面というと琴奨菊というのはどうでしょうかね。
琴奨菊は今場所は、はやばやと2敗ですか?8勝2敗です。
これは何よりじゃないですか。
十分力が出る精神状態ですよね。
ただねらうは左前みつ、速攻です。
それしかなし。
花道の奥に琴奨菊と照ノ富士照ノ富士が先に入ってきました。
照ノ富士が対戦相手によって緊張するのかどうか全く読み取れずいつも普通です。
そうはいってもね、やはりね。
緊張したりかたくなったりしますよ。
それはでかいか、小さいかというだけの話でね。
初日から10連勝というのは自身初めてのことです。
しかし白鵬がいないからね。
そういう面ではいつもの場所いるのといないのとではだいぶ違いますから楽と言えば楽だね。
しかしきょう大関戦が組まれました照ノ富士です。
照ノ富士は心中をはかることが難しい表情をしています。
照ノ富士、琴奨菊が東西の控えに入りました。
大砂嵐と妙義龍です。
過去3対2と大砂嵐がこの対戦はリードしています。
大砂嵐が七日目から4連勝で星を戻してきました。
一方の妙義龍は6勝4敗。
およそ2年ぶりの関脇での勝ち越しをねらいます。
大砂嵐は今場所はもろ手突きから左の上手を取ることだけに集中しているという話。
玉治郎が合わせます。
寄り切り、大砂嵐の勝ち。
途中激しい突っ張りが出ました大砂嵐です。
七日目から5連勝で、ついに白星先行、大砂嵐です。
決まり手は寄り切りです。
向正面の関ノ戸さんきょう妙義龍は右手を出していったように見えました。
そうですね。
今までの取組で何度か突っ張り気味の張り手ですよね。
これを嫌がってあごが上がってしまって、はたかれたりそういう相撲があったものですから恐らく突っ張り、張り手を防ぐために右手を出しに行ったんだと思います。
途中離れたところで一発いいのをもらってしまいましたよね。
そこで状態が下がったところを左の上手。
先ほどの大砂嵐の話では尽ききつききるのではなく上手を取るため相手を嫌がらせるための右手でなので相手が顔を背けてはだめですよね。
もしかしたら右を差しにいったような立ち合いがあったかもしれません。
妙義龍。
大砂嵐が横綱大関には負けたんですが、それ以外の力士には全部勝っているんですね。
今場所、大砂嵐の形、相撲の流れというのは確立したような気がしますね。
かち上げを出さなくなりましたね。
突っ張りがまだ荒っぽいけど突っ張ってとにかく左の上手右の差し手を返す胸を合わせず、彼にとってはいい方向に相撲がいっていますね。
まだまだ突っ張りには磨く点がありますけど1つの形としては相当なものじゃないですか。
右四つは強いですよ。
東の前頭2枚目で6勝5敗新三役をねらえる大砂嵐です。
大関登場で館内から大きな拍手も起こりました。
稀勢の里、宝富士戦です。
ともに左の相四つということで左四つになる展開が多いんですが稀勢の里7勝宝富士1勝現在稀勢の里が5連勝中です。
稀勢の里がおととい隠岐の海きのう琴奨菊と連敗して3敗。
そうだね、おとといは攻めて逆転負けですよね。
あれは自分の詰めを誤って残念な展開だったけどきのうは全く自分の相撲をどうしても取るという気合いもなかったね。
相手のなすがままでねちょっと稀勢の里らしくない。
半ば勝負を諦めたような、そんな感じがしてならないんでね。
踏み込みがほとんどないまま立ったまま一方的に琴奨菊に敗れました。
しかし、このあと横綱そして大関との対戦が終盤に組まれます稀勢の里。
宝富士は4勝6敗です。
上手投げ。
稀勢の里の勝ち、勝ち越しました。
左四つ、攻めていこうという意識は見られました宝富士でした。
しかし敗れて六日目から6連敗です、宝富士。
稀勢の里は連敗を止めて勝ち越しました。
拍手と歓声
左四つというのは、ある程度予想される展開でしたね。
最初、力負けしているね稀勢の里は。
まかり間違って宝富士、先に右を取ったらば、こうはいかなかったですね。
実際に先に右手を取りましたけども稀勢の里、切りましたね。
稀勢の里は変わらず相撲がさえないですね。
右を抱える展開の稀勢の里でした。
腰が高いね、稀勢の里は。
しかし上手を取って下手投げをこらえての上手投げでした。
十一日目に稀勢の里、勝ち越しました。
相手が寄ってきたところ、一度切れるんですが一枚上手を取りました、稀勢の里。
最終盤まで土俵を盛り上げるという大関の責任もあります、稀勢の里です。
館内のお客さんが待っていました照ノ富士、琴奨菊の対戦です。
ただ1人、幕内で勝ちっぱなしの照ノ富士。
8勝2敗、きのう勝ち越しを決めている、大関の琴奨菊。
楽しみな大関戦です。
過去は6回両者顔が合っています。
照ノ富士の4勝琴奨菊の2勝です。
照ノ富士、表情変わりません。
琴奨菊少し、ひげが伸びています。
先場所は琴奨菊がはたき込みで勝っています。
照ノ富士、左四つになるという展開が見られます。
右を張って左を抱え込みにいくんじゃないかという話も北の富士さんからありました。
一方の琴奨菊に対して左の前まわしそういう話もありました。
向正面の関ノ戸さんこの一番どのように見ますか。
そうですね。
琴奨菊は左四つなんですね。
形がいいのは、右四つの攻めなんですね。
私も取れるんであれば左の浅い上手を取ってがぶったほうが勝機が出るんではないかと思うんです。
一方の照ノ富士ですかこちらは右四つなんですね。
恐らく琴奨菊が左四つということで左四つに誘い込んでくるんじゃないかと思うんです。
2人の展開がちょうど同じということになりました。
気合いが徐々に入ってきた照ノ富士。
表情が変わりました。
制限時間いっぱいです。
拍手と歓声
8勝2敗の琴奨菊。
ただ1人初日から勝ちっぱなし照ノ富士。
制限時間がいっぱいです。
式守勘太夫が合わせます。
強い!照ノ富士11連勝。
すごい右からの押っつけが出ました、照ノ富士です。
決まり手は寄り倒しです。
照ノ富士、星を伸ばして11戦全勝。
関ノ戸さん上手はかなり早い時点で琴奨菊と言っていましたか。
最初は取れていませんでしたね。
だいぶ深いんですね。
相手の左下手きていませんからこれでは寄れませんね。
右で張って引っ張り込むという展開です照ノ富士。
上手、取れないけどね右からの押っつけは強烈なね腰高に見えるんだけど押っつけるときは腰がきまっていますね。
段違いの強さだね。
だいぶ大関でも力が違うなと思い切り見せつけられましたね。
強烈な右の押っつけ。
下手も強いんだろうね、左の。
ですから右から挟みつけてね強引ですよ、強引だけども。
お互いにかためていく。
左を押っつけて差し勝つという形になりました照ノ富士。
どうしても左四つだからね。
下手出し投げ左を取らせたらもうだめだったね。
左1本でも十分に戦えますから照ノ富士は。
琴奨菊のリポートです。
問いかけには何も答えませんでした時折映像を見る風呂に入っていく途中、うーんとため息というよりもうめき声を上げながら下がっていきました。
照ノ富士が強さを見せた取組になって11戦全勝。
ますます自信を深めていくでしょうね、照ノ富士。
盤石です。
2敗で追う鶴竜が土俵下にいます。
鶴竜に現時点では自力優勝の可能性はありません。
誰かが照ノ富士を破って、勝つという展開に持ち込めるかどうかということになります。
きのうも鶴竜は敗れたというのが大きな影響を及ぼしています。
きのうもそうだし嘉風の1敗もそうだし下位に落とすとねこうなるんですね。
豪栄道と玉鷲です。
豪栄道やはり状態どこかよくないですかね。
そんなことないと思うんですね。
土俵に上がる以上はどこが悪いとか弱気を吐くわけにはいきませんから。
足が掛かったか、豪栄道の勝ち。
きょうは張り差しを選択しました豪栄道。
瞬時に中に入りました。
決まり手は外掛けです。
右からの外掛けが決まりました。
照ノ富士、引き揚げてきました。
関ノ戸さん、きょうは豪栄道はどうでしたか。
張り差しはあまり褒められたものではありませんが中に入ってから攻めていますね。
きのうまではちょっと消極的な相撲が多かったのできのう終わった時点で攻めようということを本人には伝えました。
そのとおりの相撲になりました。
残り4日間になりました。
対戦相手を考えるとまだまだ予断を許さない豪栄道です。
玉鷲は負け越しとなりました。
豪栄道が勝ったことによって照ノ富士が引き揚げてきましたきょうの相撲は一瞬もろ差しになられて危なかったと話しています。
落ち着いて取れていますと言っています。
立ち合い一瞬あたってすぐ右から引っ張り込んできて琴奨菊の右ものぞくような体勢になっていましたからそのことを、照ノ富士は言っているのかもしれません。
照ノ富士を2敗で追う鶴竜です。
きょうは栃煌山との対戦です。
鶴竜は横綱になって9場所目になります。
横綱、大関を除くと最も鶴竜に勝っているのが栃煌山です。
横綱としての鶴竜に勝っている栃煌山。
過去の対戦は18対18です。
この1年目で見ても2対1と栃煌山が対戦成績で上回っています。
栃煌山としても大関への足固めということからすれば2桁、勝ちたいですね。
この4連敗はちょっと大きいですね。
きのう連敗を止めてきょうからの終盤戦になります栃煌山。
鶴竜にとっても横綱として初優勝照ノ富士を追う立場になっていますが優勝するためにはもう1つも落とせない鶴竜です。
栃煌山は2桁勝つために横綱から白星を挙げたいところです。
2桁挙げておくと来場所につながりますからね。
先場所が10勝でした。
このまま優勝戦線に食い込むかなと、序盤戦思いましたけれどもね。
止まってしまいましたね。
制限時間がいっぱいになりました。
一人横綱の重圧があると思います鶴竜。
横綱として優勝をねらうために連敗は許されません。
大関への足固めを考えればきょうは勝ちたいところ栃煌山。
制限時間いっぱいです。
伊之助が合わせます。
はたき込み、左変化。
鶴竜が動きました。
栃煌山は難敵という意識があるんでしょうかね。
あってもなくてもねこれはいけませんよ。
鶴竜はちょっとねこういうことをやる力士ではなかったんですけどね。
こういうこそくなことをね。
館内の空気が物語っているんでしょうかね。
これからいい相撲を取っていくんだという気持ちが大事だよね。
こんなの勝ったってしょうがないじゃないの。
横綱が変化で栃煌山を破るという相撲になりました。
せっかく盛り上がってきたのにね。
どうしてこういうことをしちゃうんだろうね。
それだけ勝ちたかったという表れですよね。
横綱という立場ももちろんあります。
横綱だからね、内容も問われるんですよ。
照ノ富士、琴奨菊戦をご覧ください。
実況
やはり張ってきた。
琴奨菊がぶる。
照ノ富士動かない。
右の押っつけ、強烈。
左四つ。
強い!照ノ富士11連勝。
十一日目終わって勝ちっぱなしは照ノ富士ただ1人1敗は勢です。
照ノ富士が万全ということですかね。
相撲内容から見てもこのままいくでしょう。
勢がいますけどね。
ちょっと落とすようなことは考えられませんね。
それぐらいきょうは力強い相撲を取った照ノ富士です。
立ち合いの変化勝ちを求めた鶴竜でした。
「大相撲秋場所十一日目」をお伝えしました2015/09/23(水) 16:00〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲秋場所 十一日目 ▽中盤戦を終えて[二][字]
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)北の富士勝昭,向正面(幕内)関ノ戸(元岩木山),【アナウンサー】正面(幕内)大坂敏久
詳細情報
番組内容
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)北の富士勝昭,向正面(幕内)関ノ戸(元岩木山),【アナウンサー】正面(幕内)大坂敏久,<副音声>【実況】ヒロ・モリタ 〜国技館から中継〜
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)北の富士勝昭,向正面(幕内)関ノ戸(元岩木山),【アナウンサー】正面(幕内)大坂敏久,<副音声>【実況】ヒロ・モリタ
ジャンル :
スポーツ – 相撲・格闘技
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