生字幕放送でお伝えします
夜景で有名な函館山。
きょうは函館市の港町に来ています。
すごい天気がいいですねきょうは。
函館の天気は最高です。
函館といえば今が旬、水揚げ日本一超新鮮なスルメイカでございます。
塚地さん!イカは好きですか?
塚地ではない!わしはイカだ!イカ大王様だ!
きょうはイカ大王の姿でご登場なんですね。
塚地というイケメン芸人とは違うぞ。
イケメン芸人…。
ちょっとわれわれ分からないのですが。
きょうは、イカはイカでも一味違いますよ。
函館といいますと、半年後来年の3月26日に北海道新幹線が開業します。
その当面の終着駅が新函館北斗駅です。
ここから直通列車で15分。
それが私たちのいる函館です。
新幹線開業をきっかけに函館のイカ業界の皆さんがディープなイカスポットを観光客の皆さんに楽しんでもらおうじゃないかというふうに準備を進めていらっしゃるんです。
そんなディープなイカスポットが集まっているのがこちらなんです。
観光客が訪れる場所からちょっと離れた場所です。
こちらには、すごい水槽が見えると思うんですが1400匹のイカがいる畜養施設なんですね。
一つの水槽に700匹ずつで1400匹いると。
けさ取ったイカですからね。
ワシの子分だな。
海が荒れて漁に出られない日に新鮮なイカを食べてもらえるようにということでこういった畜養施設生きたままとっておく場所を作ってあるんですね。
実は、ここ観光客にも見てもらいたいと考えてるんです。
ちょっと見てもらいましょう。
この籠でイカを…。
今…。
3匹のイカが、つかまりました。
音にご注目。
ちょっと変えてみますか。
はっきり聞いていただきたいな…。
出るかな、音。
大王様を前に緊張してますね。
実は発泡スチロールが擦れ合うようなキュッキュッていう音が聞こえるんです。
さっき聞こえたぞ。
キュッという。
塚地さん、知ってました?
塚地ではないぞイカ大王だ。
知らなかった。
もう一つ、実は注目してもらいたいポイントがあるんです。
今度は色にご注目していただきたいんです。
今、ちょっと茶色っぽいような暗い色ですが…。
一瞬、白っぽくなってまた茶色になったりとか。
実は、イカっていうのは興奮をすると色を変えるという性質があるんですね。
ワシはすべったりすると顔が真っ青になるけどな。
白と茶色で点滅するように色が変わったりするんですよね。
こういった施設の案内をされている太田誠一さんです。
ずいぶんディープな場所おもしろいですね、これ。
地域の資源っていうのかねそれに生かされて産業とか仕事とか観光とか生まれるんで…。
函館がイカにイカされてるって。
それを子どもたちなんかに最初の泳いでる瞬間から見てもらって楽しく函館の町を理解してもらいたいなと思って。
修学旅行なんか大うけでねみんな喜んで、イカが泳いでるからきゃっきゃやってますよ。
実は、こうした畜養施設のほかにも新幹線でやってくる観光客にイカの魅力を楽しんでもらおうと考えている施設がいくつかあるんです。
中でも、この周辺にイカの加工施設が多いということでディープなイカツアーを考えているところもあります。
これがディープなところなんですよ。
今見ていただいたところも非常に魅力的だったんですがまたおもしろいところにご案内いたしますからね。
皆さんがよく知っているイカの加工品がこういうふうにできているのを知ってほしいということである加工施設に来ています。
われわれが行ってきましたのがその工場の一つです。
今から工場の中に入りますのでマスクと帽子を着用させていただきます。
分かりにくくなってますので言いますが私がJOYじゃなくてユージです。
早速、中に入ってみましょう。
きょうは特別に入れていただけるということで…。
気温は外と変わりません。
こちら冷凍したイカを解凍したイカがここに並んでおります。
早速、机の上には山盛りのイカが載っています。
こうしている間にも次々にイカが頭と足に分けられていきますね。
このスピードの速さ。
イカ大王様には見苦しいかもしれませんが1つ、さばくのに2秒ぐらいですか。
本当に2〜3秒でぴっぴっとやっていきますね。
ちなみに1日どのくらいの量をさばいてらっしゃるんですか?
大体10トンくらいですね。
このさきイカ工場で10トンさばくんですね。
10トンものイカをさばいてさきイカを作っていると。
ゆっくりやっていただきましたが。
速いです。
ここで加工したものが次は、こちらに来るんですね。
奥です。
さばいたものをどうするかというと。
イカ大王様にはお見苦しいかもしれませんがさばいたものがここにきて…。
大きな金網の中にイカが入っています。
イカがゆでられてます。
ここからは力仕事。
ダイナミックにかき混ぜてます。
近づくだけで熱気がすごいです。
ここで、ゆでることによって食感がやわらかくなってイカが裂きやすくなるんです。
これが、さきイカ工場での大事なポイントなんですね。
こうやることによって裂きやすくなると。
そして、裂く前の状態があちらにあります。
社長さんです。
早速、この中見せてもらっていいですか。
涼しい!ここはどういう部屋なんですか?
ここは出来たものを冷やして箱詰めする前にちょっと冷やす部屋です。
これが、だるまと呼ばれる完成の一歩手前の状態のものです。
今回、特別に触らせていただけるということでちょっと触ってみたいと思います。
うわ!硬い!しっかりしてますね。
やわらかかったイカがここにくると硬くなるんですね。
乾燥しますので。
でも、なまもの扱いなので日もちはしませんけどもあぶって食べればかなりおいしいと思います。
これが今あぶったものです。
これ、食べていいですか。
特別にマスクを外させていただいていただきたいと思います。
甘い!甘くておいしいです!食感は、ちょっと硬いんですが歯で簡単に裂けます。
甘みが広がります。
これはすばらしい。
こういうものを食べられるっていうのも工場見学の魅力の一つですよね。
こういうものも見学できるようにしていきたいということです。
これは魅力ですよ。
実は、こんなものもこの工場で作っております。
お気付きでしょうか。
わしの弟子のダイオウイカのほうか?
正解です!ダイオウイカを、これはどうしたんですか?
こちらの工場でスルメイカの状態にするということですね。
3.2mもあったダイオウイカが2.5mのスルメに大変身です。
現在は神戸の水族館に展示されているそうです。
わざわざ神戸から依頼がくるほど函館の工場の技術はイカしてるということなんですよ。
イカ同文だ。
そして、イカの加工でもう一つ、一押しがあるんです。
イカで出来た徳利
(とっくり)です。
ここに日本酒を入れて…。
においをかぐとものすごい強烈なイカの香りがします。
おちょこもあります。
日本酒を入れてこうやって、くいって飲んだらイカの香りと日本酒で、最高です。
イカ徳利、驚きの製法をご覧ください。
イカ徳利の製造工場です。
作業をしているのは熟練の技術を持った女性たちです。
このイカ徳利60年間変わらぬ製法で一つ一つ手作りされています。
使っているのがイカの胴体の部分です。
棒を刺しましてさらに、徳利の形になるように木の型を棒のほかに4本木の型を入れていきます。
これを入れます。
1本、2本…。
どんどん伸びていくの分かりますか。
使ってる材料、スルメイカです。
身がやわらかくて伸びやすいのでこのイカ徳利には非常に向いているそうなんです。
先ほど見た形になってますでしょう。
イカのサイズに合わせて破れないようにイカを伸ばしていくということです。
中の木が少し透けてるの分かりますか。
これを乾燥させます。
1日ぐらい乾燥させますとこうなります!そして中の木枠を外したら完成するということなんです。
飲み終えたあとはおつまみにもなると。
一石二鳥ということです。
こちらも見学できるようになっています。
おもしろい工場を見てきましたが続いてはグルメですよ。
観光客の方はほとんど来ない場所に来ました。
ここで超新鮮なイカ定食が食べられるということなんです。
ここの2階にあるんですね。
通りには、このような大漁旗も掲げられております。
いろいろと旗がかかっているここの2階に上がっていきましょう。
ここのイカ定食がすごいことになってるんです。
いらっしゃいませ!
どうも、どうも。
ここで超新鮮なイカ刺し定食が食べられると聞いたんですがお願いしてもいいですか。
じゃあ、イカ定一つ!
えみちゃん、イカ持ってきて。
きました!実は注文を受けると先ほどの畜養施設からイカを取ってきてくれるんです。
超新鮮なイカを、ここで調理して出してくださると。
早速、お願いします。
私も、そちらにいかしていただきます。
早速、さばいてくれてますね。
切ってくれてます。
見事に切って…。
これも非常に新鮮な先ほどの畜養施設から取ってきてくれたものなんですよね。
こうして素早い手つきでさばいてくれております。
鮮度は間違いないです!まもなく、イカ刺し定食。
これは最高な、新鮮なものが今、出来上がりますからね。
腹減ってきた。
ぜいたくなイカ刺し定食が出来上がりました。
どうですかこの透き通ったイカ。
これは超新鮮なので内臓も肝も食べることができる。
つけるしょうゆイカをつけますがこれにもこだわりがあるんですよね。
どんなしょうゆなんですか。
イカ刺しのためのしょうゆで中に母さん方が浜でこしたスルメが入ってる。
それに新鮮なしょうゆをつけていただきます!食感が、こりこりしてます。
非常に甘くておいしいです。
おしょうゆの甘みも広がってまだ、さっきまで生きてたのがよく分かりますね。
かむと、はじき返されるような弾力があります。
イカってうまいからな!
最高においしいです!
ここでしか食べれない。
最高ですね。
これは、皆さんにも味わってもらいたい。
この鮮度で食べれるっていうのはここだけですからね。
今、取ってきたんですもんね?
そうです。
さっきまで泳いでた。
イカ大王様にはちょっとお見苦しいかもしれませんが。
いやいやおいしく食べられればそれでいいんだよ。
もともとこの食堂はイカ漁が行われる6月から12月の期間限定なんですよね。
知る人ぞ知る食堂ということなんです。
北海道新幹線がまもなく開業するので観光客の皆さんにもこうしたディープな食堂も宣伝していこうということなんです。
なので、今までは地元の人が多かったのですがこれからは来れますからね。
ぜひ食べてください。
塚地さん!あ、イカ大王様でしたね。
歴史を感じるイカのグルメ。
100年前から製法が変わらない伝統のイカの塩辛工場にお邪魔しております。
こちらも今、見学を行っている場所なんです。
マスクそして帽子を着けて白い長靴に履き替えてそして、長靴を消毒して工場にお邪魔します。
村上人間だよな。
顔が分かりにくいから違う人かと思った。
いろんなイカをさばく作業をしています。
ご覧いただきたいのは奥になります。
こちらで伝統的な製法のイカの塩辛を作っています。
大王様、白いカーテンの向こうですよ。
開けますよ。
木のたるなんですよね。
この木のたるの中で塩辛を熟成させるということなんです。
大盛況!
後ろに、こういう大きいプラスチックのでも少し作ってるんですが大半の塩辛ってこういうので作るんですよ。
だけど、こちらは木のたるにこだわっていらっしゃる。
理由があるんですよね。
小田島さん。
実は木のたるっていうのは細かい細胞がありましてこれは杉の木なんですけど発酵菌がここにすんでるんです。
長年の熟成を繰り返すうちに。
酵母菌とか乳酸菌とかすんでます。
それが、おいしくする一つの要素になってます。
なぜ、これついてるかというと空気を底のほうまで押し込んで入れてやってるんです。
空気を入れることによって発酵菌が元気になるとそういうような仕組みになってます。
100年続く製法で味の深みの出る塩辛にしているということで毎日かき回して、酸素を送っているということなんです。
こうやって作った塩辛なんですが発行する前後では味が違うということなんです。
ご用意しました。
画面の左側が漬けて2日目。
そして、右が1週間たったもの。
色の違い分かりますか。
2日目のほうが少し白くないですか?2日目からいただいてみましょう。
おいしいですけど。
こういう感じかな。
じゃあ、7日目。
全然、違う。
味の深さが違う。
濃い感じがしますね。
中から熟成してきますのでうまみが出てきます。
こういった塩辛文化も伝えたいということでこちらではこういう見学も受けているということなんです。
このあと、きっとイカ大王も知らないであろう新しい食べ方を小田島さんが考案してくださいまして外に用意をしてくださっています。
わしはたいがいのことは知っておるぞ!
例えばどんなのが出てくると思いますか。
分からないがCDを出しているから踊り食いみたいな感じかな。
なぜなぜうまくいかないのこの掛け合いが。
うまいこというな村上人間。
小田島さんの奥様に手伝っていただきました。
まずご紹介しますのは北海道では定番ですね
塩辛じゃがバター。
割って、ここにバターを入れてそして塩辛も入れていくととろっと…。
じゃがバターに入れるのが塩辛になってるから…。
北海道では常識になった食べ方ではありますね。
そして、次小田島さんの創作料理タコ焼きならぬ、塩辛焼きです。
タコの香りにイカの塩辛が入ってます。
タコじゃなくてイカですよ。
一押しがチーズと塩辛の組み合わせです。
カマンベールの塩辛のせそして、焼きチーズの塩辛のせとあります。
鉄板の上でチーズ溶けて絡んで、おいしそう。
イカ大王様どれ食べてほしいですか?
イカ焼きタコ焼きみたいなやつ。
1つ食べさせていただきます。
いただきます!タコ焼きの風味なんですけどイカの塩辛のいい濃い味がぐわーって広がってます。
合いますね。
これタコ焼きもいいですけどイカの塩辛いいですね。
私、カマンベールチーズも気になるので食べてみてくださいよ。
カマンベールにチーズにイカの塩辛がのってます。
うん!これ最高!これはうまい!2015/09/23(水) 12:15〜12:40
NHK総合1・神戸
ひるブラ「ちょっとディープな“イカ”ツアー〜北海道・函館市〜」[字]
函館特産のイカ!旬のイカの魅力をディープにお伝えします。普段は立ち入れないイカ釣り漁船や加工場に潜入。イカが一番おいしい地元ならではの食べ方もご紹介します!
詳細情報
番組内容
【ゲスト】ユージ,【コメンテーター】塚地武雅,【司会】村上真吾 〜北海道・函館市から中継〜
出演者
【ゲスト】ユージ,【コメンテーター】塚地武雅,【司会】村上真吾
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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