こんばんはタモリです。
「巨大災害MEGADISASTER」。
これまでさまざまな災害の脅威をお伝えしてきましたが今回は「避難」です。
巨大災害に直面するとなすすべもないと思われるかもしれませんが今日ご覧頂ければ助かるための手がかりが見つかります。
何気ない日常に突然襲いかかる巨大災害。
1,300万人が暮らす首都東京。
スーパー台風が直撃する可能性が高まっています。
予想される風速は最大85メートル。
津波のような高潮が発生。
最悪の場合20万人が命の危険にさらされます。
そして南海トラフの巨大地震。
僅か数分で押し寄せる津波。
犠牲者は最悪の場合33万人に上るとされています。
その脅威を前に私たちは何ができるのか。
大気と水そして大地が絶えず循環している星地球。
秘められたエネルギーは時として暴走し私たちに襲いかかります。
巨大災害に見舞われた時100万を超える人々が一斉に動き出す大避難に迫られます。
今一人一人の避難行動を科学的に解析し助かる道を探る研究が加速しています。
その結果多くの命を救える可能性が見えてきました。
巨大災害の時代を生き抜くための大避難。
最新の科学が解き明かす命をつなぐシナリオに迫ります。
このシリーズで初めてテーマが「避難」です。
はい。
中でも大避難を取り上げます。
大避難?はい。
巨大な災害が起きると一度に数十万人数百万人という人が避難する必要が出てくるんですね。
近い将来起こりうる災害の姿とそこに直面する人々の行動を科学的に分析する事でこれまでなかった新しい避難の形大避難を探る研究が進んでいるんです。
う〜ん。
そうです。
規模が大きいですからね。
あの…東京マラソンでもね相当混乱しますからね。
3万人強の方が。
スタートするだけで相当時間かかりますからね。
これが何十万規模だと相当なもんでしょうね。
そうですね。
ええ。
まずはですね近年毎年のように発生して世界各地で大きな被害をもたらしているスーパー台風からの避難を見ていきます。
はあ〜。
スーパー台風ね。
はい。
こちらなんですけれども。
おととしフィリピンを直撃したスーパー台風です。
スーパー台風といいますのは最大風速が60メートル以上で猛烈な風と雨の伴う台風の事をいいます。
う〜ん。
これすごいよね。
これ映像見てただけでも…。
大変な状況ですよね。
でも最もこのスーパー台風で怖いのは高潮です。
これ高潮ですよ。
はい。
でこの時9メートルの高潮が来ました。
ほう。
9メートルっていうともう津波と同じですよねそれ以上ですよね。
そうですね。
このスーパー台風による死者行方不明者は合わせて7,300人以上に上りました。
まあこういうスーパー台風が日本に来るかもしれないって事ですよね。
これ上陸すると大変ですね。
1,300万人が暮らす巨大都市東京。
(花火の音)毎年人口が増え続け過密化も進んでいます。
その東京をスーパー台風が直撃する可能性が高まっている。
そう指摘するのが…コーシンさんが注目したのは台風の勢力が最も強くなる地点最強地点の変化です。
赤い点は過去30年間に発生した全ての台風の最強地点を表しています。
最強地点の年ごとの平均を見てみると1982年から2012年の30年間で150キロ北上している事が分かりました。
このまま温暖化が進むと近い将来更に日本に近づくと予測しています。
これまで経験した事のないスーパー台風の脅威。
今回NHKは複数の研究者の協力を得てスーパー台風が東京を襲う最悪のケースをシミュレーションしました。
見えてきたスーパー台風の姿。
超大型で猛烈な勢力です。
暴風によって東京湾では高さ5メートルの高潮が発生。
高潮が川を遡上し氾濫します。
深刻な被害が予想されるのは荒川と江戸川に挟まれた海抜ゼロメートル地帯です。
最悪の場合江戸川区飾区足立区のほぼ全域が浸水する可能性があります。
この3つの区には180万人が暮らしています。
どんな被害が起きるのか。
住民の避難行動を研究する群馬大学の片田敏孝さんです。
片田さんはこの地域に住む3,000人にアンケート調査を行いました。
台風の上陸が予想された時にいつ避難を始めるのか。
何をきっかけに避難を決意するのか。
徒歩自動車電車やバスなどどんな手段で逃げるのか。
調査から見えてきた避難行動を3つの区全域に当てはめ被害の全体像に迫ります。
「台風が猛烈な勢力で日本に接近しています。
最大級の警戒が必要です」。
台風は日本の南およそ800キロ。
東京ではやや強い雨が降っているものの風はまだそれほど強くありません。
調査では…この段階では「避難しない」と答えた人が95%に上りました。
ところが…関東地方が暴風域に入ると事態は緊迫していきます。
都内でも風が強まり場所によっては1時間に80ミリの猛烈な雨が降ります。
その影響で荒川の水位が急激に上昇。
氾濫のおそれが高まります。
この時避難勧告が発表される事態となります。
「自治体からの避難の情報に応じてできるだけ早く避難して下さい」。
区は防災計画で大規模な浸水のおそれがある時は区の外への避難広域避難をする事にしています。
多くの人が避難勧告をきっかけに一斉に避難を開始。
混乱が始まります。
赤い点は歩いて避難している1世帯を表します。
駅には電車で避難しようとする人々が殺到。
電車に乗り切れず人がホームにあふれます。
同じ頃17万台の車が避難のために一斉に動き出します。
一刻も早く区外に出ようと橋に集中し深刻な渋滞が発生します。
最も渋滞がひどいのは足立区の千住新橋です。
1時間で僅か250メートルしか進む事ができません。
多くの車が区内で立往生します。
その後更に雨と風が強まり電車もストップ。
区の外に逃げる手だては失われ162万人が3つの区に取り残されます。
都内の風速は30メートルを超え看板や瓦などさまざまなものが吹き飛ばされます。
猛烈な風によって身近なものも凶器に。
外にいる人は命の危険にさらされます。
痛い痛い痛い!そこに高潮が襲いかかります。
荒川を遡り氾濫。
市街地に流れ込みます。
7か所で堤防が決壊した場合およそ2時間で3つの区の大半が水につかります。
青く示した場所は1メートル以上浸水する地域。
人が流され命の危険にさらされます。
濃い青は浸水の高さ3メートル以上。
建物の1階の天井まで水につかります。
区の外に逃げられた人は23万人。
区内の避難場所や高い建物に逃げた人が137万人。
一方避難場所に入りきれず高潮によって命の危険にさらされる人が20万人に上る事が分かりました。
あの〜「荒川荒川」って言いますけどもあれは我々の時代は「荒川放水路」って書いてあって人工で造った…あまりにも洪水が多いんで…川なんですけども。
あれが氾濫すると大変な事になりますよね。
そうですね〜。
ここからは防災の専門家でいらっしゃいます関西大学教授河田惠昭さんに伺います。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
いや〜。
これは恐ろしいですよね。
う〜ん。
5メートルとみんなが聞いて5メートル以上のビルいっぱいあるじゃないかというふうに普通思われるんですけどね。
まあね180万人の人が避難する高い場所っていうのはそう簡単には見つからないんですよね。
それからやはりスーパー台風ですからね風速がとても速いじゃないですか。
台風によって瓦屋根が飛んできたり木の枝が飛んできてもう窓ガラスがバリバリに割れるっていうような事が起こる訳ですよね。
特に超高層マンションっていうのは非常にそういう意味では脅威にさらされる。
あ〜。
高い建物例えばマンションだったりビルに逃げても風などが脅威になってくる事もある…。
ええ。
しかも全区床上浸水しますから一旦水が入りますとね通常まあ海抜ゼロメートルといって平均潮位より海面の下にある。
ですから2週間以上ね水が引かないっていう事が起こる訳で。
そうか。
付近の高いビルに避難したとしても水が引かないから救援ができない訳ですよね。
そういう事ですね。
とにかくもう区から外へ逃げる。
はい。
全部区ごと水没しちゃうんでとにかく外へ逃げると。
その計画を立てる事が大事だっていう事ですよね。
そういう事ですね。
さあこういったスーパー台風からどうすれば命を守る事ができるのか。
大避難ある都市の挑戦を見ていきます。
10年前アメリカを襲ったスーパー台風。
その直撃を受け大きな被害が出た都市があります。
南部の主要都市ニューオーリンズ。
町を襲ったのは最大9メートルの高潮。
このスーパー台風で1,800人以上が亡くなりました。
市は上陸の21時間前に避難命令を出したもののおよそ10万人が逃げ遅れ大きな被害につながったのです。
その後ニューオーリンズ市は避難の計画を抜本的に見直しました。
台風が上陸する前に住民38万人全員を市の外に出す大避難の計画です。
計画では最初に避難行動が始まるのは台風の影響がまだ感じられない上陸の2日前。
200台のバスを避難のために使います。
市内17か所には避難専用のバス停を設置。
自力で避難できない人3万人がここに集まります。
かつて車を持たない人や身寄りがない人が取り残された反省から作られました。
初期の避難行動に重要な役割を担うのは500人のボランティアです。
この日訪ねたのは10年前町に取り残された一人です。
ふだんから地域を回っていざという時は早めにバス停に来るよう呼びかけています。
実際に避難する際ボランティアは支援が必要な住民を誘導しスムーズな避難を促します。
支援が必要な住民の避難を終え市は残る住民に対し強制避難命令を発令します。
全車線を市の外に向かう一方通行にして渋滞を避けます。
こうして上陸12時間前までに住民38万人全員を市の外に避難させる計画です。
スーパー台風で20万人が命の危険にさらされるおそれのある東京。
被害をシミュレーションした片田敏孝さん。
全員の命を救う大避難を実現するには何が必要なのか。
ニューオーリンズ市の計画に沿って改めてシミュレーションしました。
避難を開始するのは台風上陸の2日前。
対象は避難の支援が必要な人とその付き添い合わせて42万人です。
バスや電車などの運行本数を増やせば上陸の30時間前までに避難できる事が分かりました。
この時台風の位置は日本の南1,000キロ。
まだ東京は小雨しか降っていませんがこの時点で避難勧告を出す必要があります。
ここから120万人以上の大避難が始まります。
避難手段の一つがバスや自家用車です。
渋滞を避けるために幹線道路を一方通行にした上で台数を制限します。
そのため車で避難できる人は33万人に限られます。
そこでJRや私鉄などをフル活用した避難を進めます。
電車を満員にして数分置きに走らせ続ける計算です。
それでも電車で避難できるのは…対策前と比べると高潮が発生する段階で区外に出られた人は130万人に増えます。
区内に取り残された50万人は避難場所や高い建物に逃げます。
水に流され命の危険にさらされる人は計算上0にする事ができました。
しかしそもそも区外のどこに避難するのか。
これほどの広域避難を誰が指揮するのか。
大避難の実現には多くの課題が残されています。
「大避難」と今言いますけども実現するためにはまだまだ問題がいっぱいあるって事ですね。
この公共交通機関といってもラッシュアワー並みのダイヤを組まなきゃいけない。
こういう事はまだまだ検討されていないんですよね。
ですから机の上で考えた事が現実のものになるにはいろんなところで協議を始めないとこんな事はうまくいかないという事は今の段階では言えると思うんですが。
これ下手すると東京都じゃなくて向こう側の千葉に逃げる方もいるんで隣の県とかもちゃんと連動しておかなきゃ駄目ですね。
はい。
ですからどこへ逃げていくかといっても相手がそれを受け入れないと問題になる訳ですね。
日本というのは災害対策基本法という法律があるんですがあくまでもその地域の被害をどうするかっていう事しか考えていませんのでねやっぱりそこはこういう広域災害をどうするかという視点で改めて考えていかなければいけない。
実際にそういう状況になった時にそうは言っても自分のところは大丈夫じゃないかそこまでの被害にならないんじゃないかっていう…。
戦後70年間こういう事経験していませんのでね大きな水害はないと皆さん思っておられる。
一人一人の意識も変えていかなければいけない。
ひと事と思ったら自分がやられるっていう時代に入ってるという事ですね。
スーパー台風が来るんですからそれには今までの避難じゃなくてスーパー大避難というのを考えなきゃいけないって事ですよね。
続いては津波からの大避難について見ていきます。
台風は数日前から予測できるので計画的な避難も可能ですが地震と津波の場合ある日突然やって来ます。
ここでも科学的な解析によって避難方法を探る取り組みが始まっています。
一分一秒時間との闘いです。
国が想定する…巨大な津波が太平洋沿岸を襲い160万人が避難を迫られます。
全国で最も早く津波が到達する町の一つが静岡県焼津市です。
14万人が暮らす港町を襲う津波。
10分足らずで市街地に押し寄せます。
市内の犠牲者は1万1,000人に上ると想定されています。
そこで焼津市は津波避難タワーを21基新設。
更に公共施設や高いマンションを津波避難ビルにするなど対策を進めてきました。
しかし地区によっては津波からの避難が難しい現実もあります。
海沿いの…津波が沿岸に到達するまで僅か5分。
地区の大半が浸水し水の高さは最大3メートルに達します。
どうすれば被害を減らす事ができるのか。
京都大学の矢守克也さんは一人一人にとって最も適した避難の方法を探るオーダーメイド避難が必要だと指摘します。
オーダーメイド避難には津波からどう逃げるのか一人一人の行動を把握する事が必要です。
そこで矢守さんが協力を求めたのは地元の高校生。
全校生徒400人に地区の1,200世帯全てを回ってもらいます。
どんなルートを通ってどこに避難するのか聞き取ります。
家族に幼い子どもや介護を必要とする人はいないか。
避難行動を左右する情報も聞き取りました。
聞き取った情報は住民3,000人のうち1,784人分。
このデータを基に矢守さんが避難のシミュレーションを行いました。
赤い点は調査した住民一人一人を表しています。
市が用意した避難場所は19か所。
想定される揺れは最大震度7。
身動きがとれない状態が続きます。
その間にも津波が迫ります。
地震発生から4分。
揺れが収まりようやく避難が開始できます。
避難場所にたどりついた住民から黄色に変わっていきます。
しかし避難の途中で次々と津波に追いつかれていきます。
シミュレーションでは1,784人のうち856人が津波に追いつかれる結果となりました。
僅かな時間で避難するにはどうすればよいのか。
調査の結果から対策につながるヒントが浮かび上がりました。
多くの人が最寄りの避難場所を通り過ぎ遠くにある避難場所へ向かっていたのです。
こんにちは。
その一人高井京子さんです。
高井さんの家から最寄りの避難場所までは80メートル。
しかしその避難場所は吹きさらしの屋上です。
高井さんは室内への避難が可能な学校を選んでいました。
学校までは600メートル。
シミュレーションでは避難の途中で津波に追いつかれてしまいます。
ありがとうございました。
矢守さんは全ての住民が最寄りの避難場所に向かうと想定して改めてシミュレーションしました。
対策前自宅から遠い避難場所に行こうとしていた住民が…。
対策後目の前にある避難場所に逃げ込んでいます。
上の画面津波に追いつかれていた人たち。
対策後の下の画面ではその数が減っています。
第5自治会で新たに助かる人は286人。
しかしそれでもまだ多くの人が津波に追いつかれています。
こっちの方は屋根がある。
どうすればもっと多くの命を救えるのか。
矢守さんは指定の避難場所だけにこだわらない方法を考えました。
手がかりとなったのは東日本大震災での調査です。
25万棟の建物を調べたところ構造によって被害の程度が異なっていたのです。
木造の場合浸水の高さが2メートルを超えると全壊する割合が大きく上昇します。
一方鉄筋コンクリートや鉄骨では比較的緩やかな上昇です。
焼津市で想定される浸水は最大3メートル。
8割以上が持ちこたえられる事が分かりました。
浸水の高さが3メートルの場合最も圧力がかかるのは赤色に変わる建物の1階部分。
壁の一部は壊れても構造は残り3階以上にいれば助かる可能性が高まるのです。
矢守さんは焼津市の場合非常の手段として3階建て以上の住宅などに避難する事ができると考えたのです。
こうした避難先がどれほどの人を救えるのか。
住民に集まってもらい検証しました。
足が悪く調査では避難を諦めていると答えていました。
多々良さんの最寄りの避難場所は自宅から200メートル離れている津波避難タワーです。
しかし避難に使える時間は2分余り。
間に合わないと考えていたのです。
そこで自宅から60メートルにある鉄骨3階建ての住宅に逃げてもらう事にしました。
はいじゃあお願いします。
2分で避難できるのか。
3940414243秒44秒45秒46秒47秒…。
(多々良)悪いな邪魔するよ。
分かりました。
オーダーメイド避難をする前多々良さんが住む海沿いの地区では住民の半数の195人が津波に追いつかれていました。
そこで3階建て以上の建物26か所を新たな避難先に加えたところ…。
181人が助かる可能性がある事が分かりました。
一人でも多くの命を救うために。
矢守さんはこれからも最も適切な避難の在り方を探っていきたいと考えています。
おじいちゃんオーダーメイド避難で避難先見つかってよかったですね。
こういう5分とか3分という第1波の津波来襲を考えると身近なところで一人一人がどう助かるかっていう事をやっぱり議論しなきゃいけない訳ですよね。
科学的にも進歩があったからこそそういう事が分かってきた訳ですよね。
歩いたらどれぐらいの時間かかるかとかそういう科学的な知識のベースに一人一人の事情に合った避難計画をこれから進めると更にたくさんの方が助かる状況が出てきているという事ですよね。
でもこれだけきめ細かい避難を考えるという事は行政だけでは無理ですね。
高校生が随分活躍していたじゃないですか。
高等学校の生徒とか中学校の生徒がですね地域のために汗を流してくれてるって…。
これがやっぱり非常に大きいんですよね。
地域の人たちもそういう生徒児童が家に来てそういう事を聞いて頂くと孤立感がなくなってくるんですよね。
これが地域の連帯感も深める事になりますよね。
それをみんなでどうするかを考えて行動するという事が基本になっているという事を改めて私たちは知るべきだと思うんですね。
これどうしようもなくてもうぼう然として諦めてしまうっていうのが一番いけないんで自分一人一人が考えていって避難できるようになる。
科学の力と地域の力という2つが大切になってくるんですね。
巨大災害から命を守るために。
科学者たちの探求が続いています。
京都大学の矢守克也さんはスマートフォンを使った新たなオーダーメイド避難の訓練に取り組んでいます。
想定される津波があとどれくらいで自分のいる場所に到達するのかが表示されます。
女子チーム今何分?
(アラート音)あ〜怖い!最適な避難のために何ができるのか。
住民一人一人と共に見いだしていきたいと考えています。
スーパー台風による深刻な被害が想定される東京。
足立区は避難勧告を早めに出すための検討を始めました。
区の呼びかけをきっかけに住民たちの意識も変わり始めています。
巨大災害の時代を生きる私たち。
科学は命を守る大避難の道筋を示し始めています。
その実現のために。
諦める事なく歩み続けていかなければなりません。
2015/09/23(水) 09:05〜09:55
NHK総合1・神戸
NHKスペシャル 巨大災害 第2集「大避難〜命をつなぐシナリオ〜」[字][再]
現実のものとなりつつある巨大災害の脅威にどう立ち向かえばいいのか。「避難」を科学的に分析する重要性が指摘されている。命をつなぐ“大避難”のシナリオに迫る。
詳細情報
番組内容
特に急がれるのが、大都市を直撃した場合、膨大な数の住民避難が必要となる「スーパー台風」、そして、短時間で大津波が襲う「南海トラフ巨大地震」だ。かつてない数百万人規模の避難=“大避難”が、迅速に実現できなければ、多くの命が奪われるおそれがある。住民一人一人の避難行動を分析する「エージェントシミュレーション」と呼ばれる解析技術を使って、科学者たちが都市全体の避難を検証していく。
出演者
【司会】タモリ,久保田祐佳,【ゲスト】関西大学教授…河田惠昭
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
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