今回ついにあの男が参戦!女子高生たちも大興奮!サッカー界に期待のニューヒロインが誕生!ヤングなでしこのエースだ。
去年17歳以下のワールドカップでは切れ味鋭いプレーで日本を優勝に導いた。
そのプレーにあのオリンピアンも魅了された!アトランタオリンピック代表チームキャプテン…世界大会への扉を28年ぶりにこじあけた日本サッカー躍進の立て役者。
王国ブラジルとの一戦ではオリンピック史上に残る奇跡を演じた。
現役引退から10年。
熱き魂が再び騒ぎだす!なでしこの未来のエースへ男子のスーパースターが伝えたかった事とは?さあ始まりました「めざせ!2020年のオリンピアン」。
いつもゲストの方が僕の隣にいるはずなんですけど今日はいないって…。
えっ!?フェンシングの千田健太さんです。
完全にリハーサルの方がよかったんですけど…。
そうですね。
千田さんサッカー大好きなんですか?はい。
練習前のアップにたまにやる時ありますね。
気軽に体を温めたい時とかってサッカーってすごく有効で。
今日のテーマは日本の女子サッカー。
大きな可能性を秘めた新世代のエースが現れたんですけども…。
小林里歌子さん18歳。
小林さんの事はご存じでしたか?はい。
あの〜…正直今回で知ったんですけれども…。
そこ別に全然…全然見え張んなくていいですよ。
女子サッカー期待の新星は仙台にいた。
高校選手権最多5回の優勝を誇る常盤木学園の3年生だ。
サッカー部専用のバスは土足厳禁。
監督の運転で学校の寮から練習場まで30分。
車内で毎日流されるさまざまなサッカー映像を見てプレーのイメージを高めている。
そのイメージを実践するのはこの土のグラウンド。
総勢61名でウォームアップ。
その間監督はなぜか一人ブーメランで遊ぶ。
強豪校らしからぬ雰囲気。
これ何の時間ですか?今の。
今の何ですか?今の。
リラクゼーションじゃないですか?あ〜リラックスか。
だがアップが終われば一気に真剣モード。
後から「あの時ああすればよかった」じゃ話になんないんだよ!なでしこジャパンで活躍する鮫島彩熊谷紗希など多くの人材がここから巣立っていった。
そのあとを追う小林。
才能は偉大な先輩たちにも引けを取らない。
この夏19歳以下の日本代表にも選ばれた。
相手を一瞬で置き去りにするスピード。
トップスピードでも乱れない…更にワンタッチパスで味方のゴールを演出。
チャンスメークもできる視野の広さも売りだ。
小林はとにかく周りがよく見える。
休憩中水分補給できていない人を探し出し…。
自分が飲む前に…。
すごい。
優しい。
3年生なのに用具も率先して配る。
更に練習後にはグラウンドの脇で育てているトマトをチームメートに。
小林さんの後輩になりたい!僕もなりたい。
なりたいね。
小林さんの後輩になりたい!優しくて気遣いができる。
そんな頼れるエースに課題はないのか?代表で共にプレーしてきたチームメートに小林の課題をあえて挙げてもらった。
この場面ボールを奪って一気にゴール前に持ち込んだが…シュートを打たずに味方にパス。
ゴールが目の前にありながら…シュートへの姿勢が弱い。
本人にその自覚は…。
代表チームでも度々指摘されてきたというこの課題。
今回一人のオリンピアンが向き合ってくれる。
元日本代表…オリンピックへの出場権が懸かった試合。
自らのゴールで勝利をもぎ取ったまさに「決める男」だ!サッカー少年にとってはすごい方ですよね。
すごい方もすごい方で僕の小学校時代のスーパーヒーローなんで特にマイアミの奇跡あれは今でも脳裏に焼き付いてますね。
だが小林のもとに向かう前園には一つ気がかりな事があった。
まず相手が…世代がちょっと違うから。
ちなみに小林の憧れの選手は?世代的にはまあそうでしょう。
そうなっちゃいますね。
前園が来る事を知らない小林。
だがそれ以前に小林は前園の事を知っているのか?名将!不安なままグラウンドに到着。
(前園)何か畑の中を突き抜けて…。
へえ〜。
なかなかの所にあるんですね練習場。
グラウンドには女子高生。
そこへ坊主頭の41歳。
おかしいでしょコメント!そんなオリンピアンの紹介ないでしょ。
その時小林は…。
お〜!知ってた!よかったよかった。
えっうそ!?
(歓声)あ〜これすごい!
(拍手と歓声)うわ〜すごい!すごい!興奮を隠せない小林。
(前園)初めまして。
こんにちは。
チームメートの陰に隠れていた。
(前園)どうぞどうぞ前に。
よろしくお願いします。
フフッ!笑うところじゃないんで今。
笑うとこじゃないですよ。
今日はよろしくお願いします。
いや〜番組史上一の出会いの盛り上がりでしたね。
前園さんパワーありましたね。
女子高生の完全にスターでしたもんね。
見た瞬間にもう前園さんだってみんな騒いでましたもんね。
早速前園は小林の練習を観察。
いきなり小林がスピードを生かしたプレーを見せつけた。
一瞬の隙にディフェンスの裏へ抜け出しゴール。
タイミングってありますもんね。
そうですね。
だが問題はここから。
小林は終始パスのつなぎ役に徹し自分ではなかなかゴールに向かわない。
前園の表情が渋い。
結局小林は30分間の紅白戦でシュートを1本しか打たなかった。
なるほど。
それもったいないですね確かに。
小林の課題に気付き始めた前園。
練習が終わるとバスに乗り込んだ。
おとなしい小林にじわじわと攻め込んでいく。
どういう事ですか?ガンガンではないって。
アシストが好きね。
アシスト好きの小林に前園はシュートの意識をどうやって植えつけるのか?小林さんは攻撃の中心選手なのに逆によく周りが見え過ぎちゃってるのかもしれないですよね。
もしかしたら自分で行って失敗するっていうリスクを怖がってしまうというところで…。
でもそういう意味で言うとフェンシングっていうのはポイント取りに行かないと始まらないというか。
そうですね。
僕もちょっともともと控えめな選手だったんですけど途中でやっぱりそれでは勝てないなと思いまして…。
ある程度やっぱりグイグイまっすぐ突きに行くっていう怖さを相手に植えつけさせないと。
何かその辺もちょっとこう考え方の変化が見られそうですよね。
プレースタイルが似てるので重ね合わせてくれるとすごくいいと思いますね。
本気指導の舞台はボールを扱いやすい人工芝のコート。
シュートへの意識を純粋に磨くためだ。
まずは5対5のミニゲーム。
いきなりゲームですか。
前園はただ外から見ているだけ。
小林は巧みな足技を随所に披露。
だがゴールまでの距離がこれだけ近くてもやはりシュートをほとんど打たない。
それどころかゴールに背を向けて後退してしまう場面も。
シュートを打たない姿勢がすっかり染みついている。
もどかしいね見てても。
そうですね。
前園はたまらず小林を呼んだ。
ここでついに前園がコートの中へ。
選んだ背番号は…現役時代と同じ7!熱い!この7番久しぶり!前園は小林をサポートするため同じチームに。
後方から盛んにハッパをかける。
その声に押されるように…。
前へ。
お〜!ナイスゴール!小林早くも課題をクリアか?じゃあいきましょう。
お願いします。
前園まだ納得していない。
今度は敵のチームに入る。
ゲームが始まると前園は小林をぴったりとマーク。
小林にボールが渡る度激しくプレッシャーをかける。
ナイス!小林思わず後退。
あんなに後退するぐらいプレッシャーかかるんだ。
前園チームの勢いに押され小林の存在感が薄れていく。
ナイス!ゴー!そう!そう!本気ですね。
前園の狙いどおり。
前園のサッカー魂に火がつく。
脇役に徹するつもりだったが一気にドリブル。
お〜!さすが!前園さん忘れてませんか?もう。
完全に前園ペース。
シュートの判断が一瞬遅れた小林に全力でブロック。
ついに小林の目の前で…。
お〜!お〜!キーパー一歩も動けず。
前園は自分のプレーでシュートへの姿勢を見せつけた。
その直後。
お返しとばかりに。
いいですね。
いいね!更に脇目を振らずまっすぐにシュート。
前園に負けじと小林にもスイッチが入る。
巧みな足技で前園を翻弄。
今度は前園が…。
そこへすかさず小林!なおも前園!本気同士のぶつかり合いが小林の眠っていた闘争心を呼び覚ました。
いよいよ最後のゲーム。
前園は外から見守る。
(前園)ナイスナイス!
(前園)ナイスナイスナイスナイスナイス!頭にはもうシュートしかない。
お〜いい!いいね〜!お〜いいいい!お〜いいね!打って打って打ちまくる。
だが…どうすればゴールが決まるのか。
はいはいはいいこう。
小林はゴールへの道筋をひたすら模索する。
そして…。
ナイスシュート!グッド!最初のボールタッチで前を向き同時にマークを引き離す。
その瞬間迷いなく左足を振り抜いた。
最後の最後に理想的なゴールが生まれた。
なりたいよね。
なるためにはやっぱりそこの部分が必要になってきて…。
めざしてるとこ多分ここでしょ。
ここじゃないでしょ。
ここで満足してないしここをめざすんだったらここのレベルで常に意識して今日言った事を忘れずやってほしいです。
うん!震えた!感動しました。
感動しましたね。
ああいう本気さっていうのは羨ましいなと思いますね。
やっぱ僕らから見ても何かこうプレースタイルがちょっと変わったっていうのが分かりましたよね。
闘争心ってやつに火がつくのが明確に分かりましたよね。
そうですね。
今回の出会いっていうのは小林さんにとって並大抵の薬じゃなかったですよね。
そうですね。
劇薬ですよね。
劇薬でしたね。
本気指導から2週間後小林は日本代表としてアジアの戦いに挑んだ。
難敵中国との対戦。
ボールを奪った小林は…。
パスコースを探すそぶりも見せずまっすぐゴールに向かった!すご〜い!すごい!そして世界大会への出場が懸かった大一番。
両チーム無得点で迎えた後半その時は来た。
うわ〜!決勝ゴールをたたき込んだ!この大会日本は小林の大活躍で優勝。
来年の20歳以下のワールドカップ出場を決めた!こんだけすぐに実践できるもんなんですね。
すごいね!早い!逆にそれだけ才能があるって事なんですね。
そうなんです。
やっぱりオリンピアンと出会うって事のこの時期に起きる化学反応ってちょっと尋常じゃない。
尋常じゃないですね。
何か来ましたね。
大会MVP…。
すごい!すごい。
東京オリンピックでも是非彼女が中心メンバーに入って金メダルを取ってほしいですしね。
その時は一緒に自慢しましょうね。
そうですね。
俺たち小林さん知ってたよっていうのをね。
にわかファンじゃないよという…。
にわかファンじゃないよというのを。
これからもどんなぶつかり合いが見れるか楽しみです。
また次回お会いしましょう。
さようなら!次はリフティングもうちょっと…。
練習してきます。
2015/09/22(火) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
めざせ!2020年のオリンピアン「サッカー前園復活!?未来のエースに喝!」[解][字]
前園が女子高生チームをサプライズ訪問!なでしこの未来のエースのためゲームに参戦し、本気でプレー。五輪で奇跡を生んだ男の熱いストライカー魂に触れた18歳に変化が!
詳細情報
番組内容
アトランタ五輪で「マイアミの奇跡」を演じた前園真聖が高校女子の強豪チームをサプライズ訪問。19歳以下日本代表FWの小林里歌子と対じする。シュートへの意識の弱さを見抜いた前園はミニゲームに参戦。小林の目の前で、GKが一歩も動けない鮮やかなゴールを決めてみせる。前園の度重なる挑発と熱いストライカー魂に触れ、なでしこの未来のエースは顔色が変わり、プレーが劇的に変化!半月後のアジア選手権で大活躍を見せる。
出演者
【司会】北川悠仁,【ゲスト】千田健太,【出演】元五輪代表選手…前園真聖,サッカー選手…小林里歌子,【語り】山上智
ジャンル :
スポーツ – オリンピック・国際大会
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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日本語(解説)
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