ビットコイン業界を牽引している人たちの話を聞いてきたよ

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ビットコインやブロックチェーン技術のエキサイティングな話を聞いてきました!ちょっと難しかったところもあったけど…。


ビットコインに関するイベント「ブレイクスルーサミットFINTECH DAY」は9月25日にお台場の日本未来科学館で開催されました。
外は冷たい雨でしたが、会場内の熱気はすごかったですよ。

内容が高度なので私が追いついていけていないところもありますがダイジェストで模様をお届けします。

オープニングキーノートパネル

21世紀最大の革命か、ビットコインは社会をどう変えるのか

登壇者(左から)
堀江 貴文 SNS株式会社ファウンダー
加納 裕三 株式会社bitFlyer代表取締役
Roger Ver Bitcoin Angel Investor
大石 哲之 (社)日本デジタルマネー協会理事

お題:仮想通貨やビットコインが普及するには?
堀江:ウェブはブラウザの登場でドンと広がった。ビットコインを支える技術もそんなに新しいものではなくそれらの組み合わせである。ブロックチェーン技術で最初にブレイクしたのがビットコイン。普通の人は公開鍵を理解していない。決済インフラなど閉じてないネットワークに採用されたら、ビットコインのシステムの全体はハッキングされてないし、可能性を感じる。

お題:何が起爆剤になるか?
Roger:安全で簡単なアプリがあったら自分の妹も使うだろう。時間はかかるが確実に広がるだろう。
大石:最大のキラーアプリは財政危機。何のマネーが良いか疑問が出てくる。あと、途上国ではバンクアカウントを持てないので現金をバイクで運んだりしている。シリアの難民にビットコインのデビットカードを発行をして支払いも送金の受け取りもできるようになった。
堀江:日本ではお金=日本銀行券は変わらないだろう。アフリカのようなところなら。Tポイントのようなものが通貨になる可能性も。
加納:アフリカと違って日本はリープフロッグは起きにくい。アフリカなどで爆発的に増えて、どこかのタイミングでポイントが来ると思う。
大石:楽天ポイントがブロックチェーンに乗ったら面白い
堀江:株式が通貨のように使えるようになるのも面白いとおもうが、法的解決しないといけないことは多そう。

お題:ビットコイン2.0ってどう?
Roger:予測市場楽しみにしている。Wisdom of crowdsの力。Augurとか。
大石:エセリウムが動くようになってきた
堀江:少し前にCAFISがダウンしてクレジットカードの認証がストップしたことがあった。ピークが読めないトランザクションでもブロックチェーンなら止まりにくくダウンタイムゼロが期待できる。

セッションの感想
それぞれ立場の違う方から色々な意見が飛び出して期待値の高さが伺えました。やみくもに信じるのではなく冷静に見極めているような感じでした。
最後に堀江さんが「日本人はビットコインよりモナコイン!」と声を大にして言っていたのが面白かったです。
私もモナコインの手作り感たっぷりなところが好きですね。

ビットコイン基礎講座(1):Exchange



登壇者(左から)
デイビッド・チャン BTCボックス株式会社 代表取締役社長
加納 裕三 株式会社bitFlyer 代表取締役
大塚 雄介 レジュプレス株式会社 Co-founder/COO
宮口 礼子 Payward Inc. 日本事業統括責任者
廣末 紀之 ビットバンク株式会社 代表取締役CEO
藤本 真衣 テックビューロ株式会社 広報

ビットコインとは何ですか?
加納:仮想通貨なので物理的な実体は無いがお金のように使われているもの。現在500種類くらいあるが、全体の9割はビットコインが占めている。取引はブロックチェーンという全公開のデータベースに乗っている。分散型のP2Pで流通しているので稼働率100%。

ウォレット・取引所とは?
宮口:ビットコインはお金そのものとプロトコルを指す場合がある。取引所はコインとしてのビットコインを他のコインと交換するところ。通常は法定通貨の円などを入金して、仮想通貨を売りたい人から買うというマッチングの場である。販売所は直接売り買いをするところ。ビットコイン以外はまだあまり流動性がない。取引所はお金を預かったりするので責任がある。
加納:販売所は簡単だけどスプレッドがある。マウントゴックス破綻は横領事件であり、ビットコインのテクノロジー自体は堅牢。

日本で仮想通貨を盛り上げるには?
チャン:宣伝しなくても正しい情報を伝えることで普及できるのでは。
宮口:発展途上国や政府があてにならない国はメリットがあるが、日本人は生活に困っていないのでは。すでにペイメントの手段もたくさんある。今後、外国人労働者などが増えるなど社会が変わったら機会はある。
大塚:外国客への対応で取り合わせあった。ニセコのホテルや京都のバーなど。流れは来ている。

リップルってどう?
チャン:リップルLabがコントロールしている。ビットコインはマイニングに電力を使うが公平である。概念が違う。
宮口:問題点はどのコインにもあり、これから進化していける。使い方によってはリップルが合っている人もいるはず。
廣末:使い方を間違えた値上がりを宣伝するオレオレコインが発行されている。利用者も選球眼が必要。

セッションの感想
取引所・交換所の運営の立場からビットコインについて分かりやすくお伝えいただきました。
既にニセコのホテルや京都のバーからビットコインの取り扱い方について問い合わせがあるそうで、銀聯カードみたいにいつの間にか普及してしまう可能性もあるのかなと思いました。

仮想通貨とレギュレーション


登壇者(左から)
本間 善實 一般社団法人日本デジタルマネー協会 代表理事
岡田 仁志 国立情報学研究所 情報社会相関研究系・准教授
奥山 泰全 株式会社マネーパートナーズグループ 代表取締役社長
増島 雅和 森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士

ごめんなさい。まとめるほど理解していないので割愛させていただきます。

Sponsored Presentation by Zaif


登壇者
藤本 真衣 テックビューロ株式会社 広報

Zaifから新製品「mijin」の発表がありました。
イメージ動画です(若本ボイス!)

ブロックチェーンの止まらない・バックアップが要らないという特長を利用して自社システムを作れる仕組みです。NEMという技術を使用しています。

「微塵」とは忍者が使う鎖状の武器で、ブロックチェーンと関連づけてネーミングされたようです。最初から海外向けを狙っているので忍者にしたとのこと。

Hacker’s Talk:ビットコインにまつわる新たなテクノロジー


登壇者(左から)
大石 哲之(社)日本デジタルマネー協会 理事
武宮 誠 NEM 開発者
日向 理彦 合同会社ジャノム 代表社員

ごめんなさい。割愛させていただきます。

Closing Keynote

”the fintech revolution: opportunities and challenges from a global perspective”


登壇者(左から)
高岡 美緒 マネックスグループ株式会社 執行役員 新事業企画室長
マネックスベンチャーズ株式会社 取締役
Pieter Franken マネックス証券株式会社 CTO
/ Safecast Japan, co-founder

ビットコインの話ではないので割愛します。

感想
PieterさんのSafecastに関するお話が興味深かったです。
東日本大震災の後でガイガーカウンターをオープンハードウェアにしてたくさんの人が放射線量を計測できるようにしたプロジェクトです。

これから成功するためのポイントとして以下の5つを挙げていました
1.失敗してもよい
2.悪い面より良い面を見る
3.ITをビジネスの中心に
4.ものづくりとソフトづくりには違う発想が求められる
5.もっと多くのエンジニアにリスペクトを

全体の感想


比較的高額な参加料だったためか聴衆もレベルが高くて良い質問が飛び出ていました。
懇親会もありましたが、ビットコイン周辺は優秀な人しか集まっていないのではないかと思える感じでした。
周りに流されてやっている人は誰もいなくて、自分で選んでこの道に入ってきたという人が多いのではないでしょうか。

ブロックチェーン関連技術は今すぐ日常生活に何かが起きるわけではありませんが、見えないところで変化が訪れようとしていることをひしひしと感じました。
今後の展開も色々と楽しみです。

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この記事を書いたのは

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コメント

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