思い切り食べちゃったんですよ。
しばらく食べ物は見たくないわ。
お前「胃が痛い」って言ってたのは食べ過ぎか?うん…。
こんなに心配してやったのに!楽しくて役に立つ「生物基礎」の世界へようこそ。
今日のテーマは…体液は私たちの体中をめぐって60兆個もの細胞の環境を維持している。
今日はそんな体液と細胞の関係を探っていきますぞ。
こんにちは八田亜矢子です。
今日も楽しく「生物基礎」を勉強していきましょう。
よろしくお願いします。
アシスタントの東京アヴァンギャルド丸沢丸と…。
綾瀬マルタと…。
森のイケメンミドリ君です。
昨日森の仲間たちと温泉めぐりしてきたんだって。
そうなんだ。
よろしくお願いします。
よろしくね〜。
さて今回のテーマは…では早速聞こう。
君たちが…そりゃあ何かを食べなきゃ生きていけませんよね。
呼吸もしないといけないと思います。
それでは…では…うん。
ここまではよろしい。
そのとおり。
では…えっ!?え〜っとねあ〜…。
これどっかでやったよね。
どっかで勉強したようなしてないような…。
え〜っと…。
困ったもんじゃ!では丸君今日のキーワードを出して。
はい。
ジャン。
(丸)「体液はめぐる」。
はい。
今日はその「体液の循環」を詳しく学んでいきましょう。
では私からも2人に質問です。
(丸マルタ)はい。
はい。
まず血液です。
はい。
それから組織液とリンパ液ですね。
この3種類があります。
はいそうでしたね。
ではこの3つがどのようなはたらきをしているのか覚えていますか?え〜っとどんなはたらきだったかなぁ。
ミドリ君分かる?お願いします。
(マルタ)「まず血液は」…
(丸)お〜なるほどなるほど。
(マルタ)「そして組織液は細胞を取り囲んでいる液体で」…
(丸)ふむふむ。
(マルタ)「そして組織液の一部がリンパ管に流れ込んだものがリンパ液で」…ああなるほど。
ミドリ君ありがとね。
亜矢子さんそういう事です!そうでしたね。
つまり…はい!亜矢子さん質問です。
はい。
…だといわれています。
そこで例えば丸君の体重が50kgぐらいだとすると…。
おっすごい!正解です50kgです。
その60%ですからざっと30Lが水分という事になりますね。
(丸)へぇ〜。
2Lのペットボトル15本で30L。
えっ!?これだけの水分が僕の体の中に入ってるんですか?はい。
そしてそのうち血液がどのぐらいかというと……といわれていますから赤い液体が入ったペットボトルですね。
こちらですね。
はい。
はい。
ざっと4Lになります。
へぇ〜これが血液の量ですか。
はい。
(丸)それじゃあ組織液とリンパ液はどのくらいあるんですか?それは黄色い液体の入ったペットボトルです。
ああこちらですね。
黄色いペットボトルは3本。
大体6Lぐらいですね。
(丸)お〜。
という事は僕の体の中この赤と黄色合わせて10Lくらいの体液が流れてるんだ。
そうなんです。
これだけの量の体液が丸君の体中を循環して60兆個もあるという細胞一つ一つの環境を快適に整えているという事ですね。
へぇ〜。
へぇ〜。
さてお二人さん。
(丸マルタ)はい。
体液の事がだいぶ分かってきたところで今度は…考えてみようかのう。
はいそれは簡単です。
まあ大ざっぱにいえばそうなんだが…。
実は…えっ血液の循環が2つある?1つじゃなくて2つですか?それではミドリ君その2つのルートを丸君に説明してあげて下さい。
(丸)おぉ!おっ肺循環。
これだね?
(マルタ)「そう。
肺循環は」…
(丸)お〜。
じゃあもう一つは?
(マルタ)「それは体循環」。
あっこれだ。
(マルタ)「そう。
体循環は」…
(丸)へぇ〜なるほどね。
ありがとう。
血液の循環する2つのルートよく分かったよ。
では次へいこう。
丸君。
ミドリ君の…はい。
よっしゃ〜。
ちょっと聞いてみましょう。
失礼します。
(心拍音)
(心拍音)うん。
ドッ・クンドッ・クンって。
心臓頑張ってるなって音ですよね。
そこなんじゃ。
えっ「どうして」?お言葉ですけどドッ・クンドッ・クンって心臓の音は決まってるんじゃないですか?あっでも言われてみればドッ・ドッ・ドッ・クンでもなければドッ・ドッ・クンドッ・ドッ・クンでもないよね。
ああ本当だ。
そう。
実は…血液がどう送られているかという事と…。
関係している?では丸君マルタさん行ってきて下さい。
えっ!?えっどこへ?だから心臓の音と血液の送られ方とどう関係があるのか調べてきて下さい。
ああそういう事ですね。
分かりました!丸と…。
マルタの…。
イェ〜イ!マルマルマルマルマル。
あっクマ!おっわっ!クマだクマ!いきなりクマのお出迎え。
一体ここはどこなんでしょうか。
何だろうね。
博物館かなぁ。
(マルタ)ん?「生物」って書いてあるよ。
(丸)あっ本当だ。
えっ何だろう。
生物がいるのかな?この中に。
ちょっと入ってみようか。
行ってみよう。
あっいた!「いた!」とは失礼な。
(板山)あっこんにちは。
(マルタ丸)こんにちは〜。
生物案内人の板山裕先生だ。
よろしくお願いします。
早速なんですけど先生…あぁはいはい。
実際の心臓で見てみましょうか。
はい。
はい。
(板山)これはブタの心臓なんですね。
ヒトの心臓と似たような大きさです。
(丸マルタ)へぇ〜。
(板山)これが私の体にあるとするとこんなような位置に入ってるんですね。
じゃあこの心臓の中を見てみましょうか。
まずどのように血液が流れているのか復習しよう。
体中をめぐってきた血液は右心房に入る。
次に右心室に。
そして肺動脈を通って肺へと送られる。
肺から戻ってきた血液は左心房に。
そして左心室へ。
ここから血液は再び全身へと送り出される。
そういう仕組みがあるんですね。
そうなんですか。
(丸)それが弁なんですね。
(板山)はい。
この弁が逆流を防ぐために閉じるのが最初の「ドッ」っていう音なんですね。
(マルタ)へぇ〜。
(丸)ドッ。
次に今度は肺動脈なり大動脈なりに…
(丸)また弁があるんですね。
(板山)2つ目の弁です。
これが2つ目の音「クン」という事になるんですね。
(丸)両方とも弁の音なんですね。
そうなんです…そうだったんだ。
そうなんですか。
ではお二人さん最後の質問じゃ。
知っておるかな?はいそれはもちろん。
そのくらいは知ってますよ〜。
中学校でも習いましたよ…
(丸)あと…。
そうじゃのう。
ではその3種類の血管それぞれどんな役割をしておるのかな?えっとそれはですねぇ…。
ミドリ君どんな役割だったっけ?ごめんごめん。
(丸)ほう〜なるほどね。
丸君。
ミドリ君を見習いなさい!はいすいません。
では更に聞こう。
こういった血管を通って…また…はい。
それはですねぇミドリ君が教えてくれます。
それでは今度は私が説明しましょう。
心臓から送り出された動脈の血液は末端の毛細血管に流れ込み更に細胞と細胞の間に染み出して組織液になります。
そしてここで組織液に含まれた栄養分や酸素が細胞に受け渡されるんです。
(丸)やっと細胞に栄養分と酸素を届ける事ができるんですね。
はいそういう事です。
そして組織液は代わりに老廃物などを受け取り大部分は毛細血管に戻ります。
また組織液の一部はリンパ液となってどちらも静脈に流れ込みます。
そして再び心臓に戻るんです。
ふ〜ん。
血液は細胞のために行きも帰りも一生懸命仕事をしてるんですね。
うん。
誰かさんみたいに行きは元気だけど帰りは寝ちゃうのとは大違いなんだね。
おっ誰の事かな?はい…。
そしてその血液の循環の原動力になって休む事なくはたらいている心臓の頑張りも忘れてはいけませんよ。
先生こんにちは。
八田さんいらっしゃ〜い。
どうぞ。
どうもありがとうございます。
今日は体液の循環という事でそのシステムに関わっている心臓やそれから血管の事も学びましたね。
そのシステムの全体像分かりましたか?その全体像なんですけれどその中の特に…えっどのぐらいって全部つなげたらって事ですよね。
…ともいわれてるんですよ。
10万km!?それってどのぐらいですか?すごいですよね。
10万kmというと…おぉ〜!それだけの長さの血管が八田さんの体の中に張りめぐらされてるんですよ。
う〜ん血管ってとんでもなく長いんですね。
その長い長い血管の役割ですが私たちの社会に例えてみると分かりやすいかもしれません。
社会…。
心臓は配送元。
血液は配送用のトラック。
血管は配送を行うための道路。
そして細胞は配送先です。
動脈によって運ばれた物資は目的地の近くに到達すると細い動脈に枝分かれし更に細い毛細血管につながります。
そして毛細血管で配送を終了した血液は老廃物などを受け取って静脈へ入り心臓へ戻っていくという訳ですね。
なるほど。
このような運搬サイクルが毎日24時間行われているという事ですね。
それを考えると10万kmの中のどこか1か所でもうまく流れなくなったら大変な事になりますね。
そうですね。
血管が詰まるとそこから先に栄養や酸素が行かなくなり細胞が死んでしまいますね。
なるほど。
そんな恐ろしい事が起きるんですね。
血管の大切さ身にしみて分かりました。
先生ありがとうございました。
はい。
では亜矢子さん今日の「実になる一言」お願いします。
今日の「実になる一言」はこちら…
(丸マルタ)「体液は細胞のために」。
体をめぐる血液などの体液は全ての細胞が生きるための栄養分や酸素を届けまた老廃物などを回収しています。
ヒトの体の仕組みって本当によくできてますよね。
うん。
これからはさドキドキって言えないよね。
ドッ・クンだよね。
じゃあ恋をした時は?ドッ・クン!…だね。
リンパ液は組織液がリンパ管に流れ込んだもので脂肪分を運んだり組織液を血液に戻したりします。
2015/09/22(火) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 生物基礎「体液の循環」[字]
生物を学ぶ事は自分自身を知る事です。ヒトとはどんな生物なのか?体のしくみや健康に暮らすための知識等々、本格的に「生物」を学ぶ前に「生物基礎」でその準備をします。
詳細情報
番組内容
体液には血液・組織液・リンパ液があります。組織液は、細胞との間で栄養分や酸素と老廃物などをやりとりしています。血液やリンパ液は、循環することで栄養分や酸素・老廃物などを運びます。主な血管には、動脈・毛細血管・静脈があります。心臓はポンプとしてはたらき、血液を循環させます。血液循環には肺循環と体循環があります。 【出演】八田亜矢子・東京アヴァンギャルド、【講師】板山 裕
出演者
【キャスター】八田亜矢子,【リポーター】東京アヴァンギャルド,【解説】都立国立高等学校教諭…板山裕,【語り】増谷康紀
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
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バラエティ – その他
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